原点にして頂点の酒漫画
原点にして頂点という言葉をこの漫画に捧げたい!! 現代的なアイテムや背景が登場すればするほど、時代感のアップデートされなさが浮き彫りになっていく酒のほそ道。 楽しく美味しく呑めればいいじゃないかと言いながらもめんどくさい酒呑みばかりが登場し、でも結局みんな楽しければいいじゃないかというところに収束していく酒のほそ道。 アプデ前の人も後の人も、楽しくなるまで呑んで食べればそれでいいよね。自分がよければいいの極地がここにある。みんな自分勝手に楽しければいいんです! という空気感が絶妙に好きなんですよね。 めんどくさいこと言いながら、干渉し合っているよいでありながら自由に酒を楽しんでいる宗達がなんだかんだ好きなんだなあ。 自宅でつまみを作りながら酒を飲む回はレシピ漫画としても重宝するし、一人酒も飲み会もちょっといい店もいろんな酒の楽しみ方が学べる(?)のもいいところ。 時代に迎合することもなく、自分の信念を押し付けることもなく、適度にめんどくさいリアルなスタイルを貫いてくれる酒のほそ道が好きです。 誰よりもめんどくさいカスミちゃんがどんどん宗達に影響されてるのかわいい。めんどくさかわいい。
祝・第49巻発売(笑)
いよいよ次で50巻か~。
第49巻はいつもの巻頭4ページのカラーページが
POPアートというかモダンアートというか、
いつもと芸風の違う絵柄で新鮮。
また、前書きでは昨今のコロナ事情とそれを受けての
酒のほそ道の描く世界のスタンスについて
ラズウェル先生が述べています。
ところで今回の第49巻を本屋で購入するさいに
何気なくレジで会計をしようとしたら
「税込み770円です」と言われて、
「あれ、酒ほそってそんなに高かったっけ」
と戸惑いました。
なので家にある酒ほそを40巻から確認してみました。
(それより先は値段表示のあるカバー部分を持っていないので)
巻数と価格(税別)の推移は下記の通り。
40・・590
41・・590
42・・590
43・・600
44・・620
45・・620
46・・650
47・・650
48・・680
49・・700
それぞれ規則正しく半年ごとの発行なので
4年前からだと110円値上がりしていたんですね。
消費税も上がっているわけだし、そりゃ割高感を感じるわけだ。
4年間で110円の値上がりなら、他の色々なものとくらべても
そんなもんじゃないかとも思うし、
毎日買うようなものじゃない半年に一度のお楽しみだから、
まあいいか、って感じかな。
リキテンシュタインとウォーホルのオマージュでお洒落でしたね。
これは貴重な情報・・・!長期連載だけあって価格の変遷にも歴史が現れていてすごい。
いまのとこ妥当な値上がりに感じますが、4年後に810円になってないことを祈ります(笑)