まともだけどつまらん、というものらしい、テジマの論文。

そういえば昔、数学の証明だったとしても、完成度の高い論文は筆者の思想が色濃く反映されているものだ、って誰かが言ってた気がする。その辺りが面白さになるんだろう、タブン。

さて、どういう面白さを見出すんだろうなぁテジマは。

今週の回、めっちゃ良かった。数学で世界を捉えているはじめらしい弔い。天才で、優しくて、まだ子供で。はじめのキャラを自然に深く掘り下げた回だったと思う

今回、最高に面白かった。はじめの思春期的なドキドキ。無邪気な才能の発露。彼女の前だから活き活きとできたんだろうなぁ。ハッちゃんは、はじめに追いつくために頑張った。それがゆえに才能の大きな差に自覚せざる負えない。この感情のスレ違いが、どんな物語をつくってゆくのか、気になる。

数字であそぼ。」で、「数字って本当に存在するだろうか……?」って怪談話してたけど、こちらの登場人物達にとってもホラーだろうなぁ。「数学に意味なんてない」ってオオヌキがふさぎ込んでるし。

まーでも、いろんな数学怪談聞いても、ハジメあたりはあっけらかんとしてそう

内田とはじめのコンビにすごい愛着を覚えてきた。そこに二人が居さえすれば数学ができる、いい関係だ

数学は、人の考えなど一切関係なく宇宙の法則として存在しており、人間はそれを見つけるだけ、と感じる人は多い。自分もそうだった。

けど数学の論文は、数学者の主義や思想が色濃く反映されていて、そういった強い思いがないと、今どきの数学で先進的な証明なんてできない、みたいな話を聞いたことがあって、なるほどなーと感銘を受けたことがある。

みたいな話をこのコマで思い出した。

ハジメのように「世界は数学でできている」まで思うことは普通なかなかな無いと思うけれど、「世界に数学が潜んでいる」って感覚は持ったことある人もいるんじゃないかな。

テジマは何を思って、こんなことを言うようになったのかな。

数学は、人の考えなど一切関係なく宇宙の法則として存在しており、人間はそれを見つけるだけ、と感じ...

テジマは父から『論』を、海外で『情』について学んだのかな。そういう風に考えると、ハジメが父から学んだ方が成長できるという発言の意図が通る

テジーにここまで言われたら、さすがにはじめも行かざるを得ないだろうな。
それでウチダのところには息子が戻る、と。

ハジメ、あっさりウチダのところに残ることを選ぶのかなと思ったら、そんなことなかった。大人になってきた、ってことかなー?

ヒナちゃんまさかのセンターとはw
でも何か悩みがある様子。
こっちのストーリーも面白そうなので外伝的に読んでみたさあるな。

そしてハジメは唐突にサッカーに巻き込まれる。
色々悩みはあれど、友達とワイワイしてる姿を見るのは楽しいね。

数学の本筋に近い集合の話をしているけれど、いずれ集合の矛盾の話もしだすんだろうか。まだハジメは数学には答えがあると思っているけど、答えが未だ出ていない数学の世界に接した時、どうするんだろうな(連続体仮説は一応証明されているっぽいけれど)。

そういえばカンタの家って寺だったっけ。
どこかでそんなこと言ってるコマあったかな?

うーん、あとで単行本読み返してみよう。

サッカーできないけど、走り回ってるだけでもはじめがイキイキしてて可愛い。
(数学関係ないシーンの方が普通に面白い気が……

粉チーズかけすぎ(笑

そしてハジメ決めたか……ウチダの背中が哀愁を漂わせている気がするな

それにしてもウチダへの取材、なんだろう

はじめが普通の男の子になってしまう?
そこへ悟りを開いたウチダが帰ってきて、喝を入れてくれるのかな?

たしかにいま試し読みの一話を読み返すと、この時のはじめの天才性みたいなのってあんまりいまは感じないかもしれない

はじめアルゴリズム

数学の見方が変わる傑作

はじめアルゴリズム 三原和人
hysysk
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数学を得意とするキャラクターとしては「はじめアルゴリズム以前・以後」という分け方ができるくらい新鮮に、気持ち良くステレオタイプを裏切ってくれた。でもこれは単なる逆張りじゃなくて、仏教や俳句などにも親しんだ岡潔みたいな人達からのインスピレーションを受けたものだと考えられる。 天才というか独特のセンスを持った主人公が王道の数学を学ぶことで、いかに数学が数や式だけでない広い世界であるかが明らかになってくる。数学って何が面白いの?とか計算が苦手だから嫌い、証明とか訳分かんない、と思ってる人にこそ読んで欲しい。学生時代にこんな風に数学ができたら人生変わったと思う。 最先端の数学は一握りの天才にしかできないと言われるし、実際その通りなのだけど、根源にはこの世界をどのように認識するか、どう生きるかという問題があり、その人にとっての数学がある。だから誰だって安心して数学をすれば良い。失敗してもやり直せるし、天才には天才の苦労があり、凡人には凡人なりの役割がある。内田やミツヤ、大貫の生き方に勇気をもらえる人もいるはずだ。 数式や理論はちゃんと監修されていて、それらが生み出されたきっかけやモチベーションが自然にストーリーに組み込まれている。さらに巻末には現代数学の解説付き。これがデビュー作だなんて凄いなぁと思っていたが、作者は井上雄彦のアシスタントだったそうだ。次作も楽しみにしています。

ワールド イズ ダンシング

ワールド イズ ダンシング

シェークスピアより昔に世阿弥がいた。「わびさび」の走り、世阿弥がいた。庶民の代表者である芸能者が、国を、社会を変える! 世阿弥こと鬼夜叉は、父親・観阿弥の命令でとりあえず舞っている美少年。観阿弥が頭をつとめる人気の一座・観世座に所属しているが、何故舞う必要があるのか常に疑問に思っている。そんななか、ある小屋で、貧弱な体と枯れた声、下手な動きで舞う女を見かけた。いいはずないのに、その姿に鬼夜叉は「よさ」を強く感じたのであった…。「身体」を武器にした中世ダンスレボリューション、開幕!!

はじめあるごりずむ
はじめアルゴリズム 1巻
はじめアルゴリズム 2巻
はじめアルゴリズム 3巻
はじめアルゴリズム(4)
はじめアルゴリズム(5)
はじめアルゴリズム(6)
はじめアルゴリズム(7)
はじめアルゴリズム(8)
はじめアルゴリズム(9)
はじめアルゴリズム(10)
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