案外サットやシットあたりが豆乳され
全員フリーズ。
復讐という目的の完遂が中途半端に終わり
泣く泣く首謀者長谷川や暴れる君トオルや
警官ゴロシの安斎や氷室は御用。
林はとりあえずムショにブチ込まれる、早乙女と佐藤の証言を採用して逮捕者は林を含め全員死刑囚になり拘置所暮らしを余儀なくされる展開も常識的にあり得る。
魔猿は得意のガケを自由自在にトランスする形で逃げて逮捕を免れる人の営みとどうぶつ奇想天外は別、逮捕より射殺しに来い、逃げも隠れもする。
という消化不良な展開もありえないことは無い。

拘置所の林への早乙女と佐藤による差し入れは
すったもんだで解決した毒問題にかけて
ミカンの缶詰と色分けされた包装紙に包まれたチョコ
それを週一で差し入れていく早乙女と佐藤のコンビネーション、絆に爽やかになる一時が訪れるのではないか
拘置所の独房で震える手でチョコと缶詰を災害用ストックとして空きスペースに収納する林
示し合わせたように週一で差し入れを欠かす事のない早乙女と佐藤
そんな展開が待っているのではないか

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モリのアサガオ

死刑を執行する刑務官

モリのアサガオ
かしこ
かしこ

死刑という重いテーマと真正面から向き合った作品です。父親のコネで刑務官になり死刑囚と接することになった実直な主人公の及川。凶悪殺人犯のことが怖いと感じるのは彼らのことを理解しようとしないからだ…という考えに至ってからは、積極的に彼らと関わり更生の道を一緒に模索するようになります。しかし心を入れ替えて自らの罪と向き合ってもすでに決まっている死刑からは逃れることは出来ません。いくら凶悪殺人犯とはいえ国が人を殺してしまう、命を持って罪を償うという死刑制度は本当に正しいのか、主人公は疑問に思うようになります。 登場する死刑囚たちの中でも渡瀬という男と主人公の物語を主軸に描かれていますが、個人的には食堂を経営していた家族を惨殺してしまった星山がメインの回が一番心に残りました。主人公が人形を手作りして家族というものを思い起こさせて自分の罪を認識させることに成功する訳ですが、改心してすぐに死刑が執行される展開にはなんとも言えなくなりました。そういう流れを組みながら親友と言えるまで深い仲になった渡瀬からの「死にたくない」という望みを主人公が却下したのには驚きです。最終的には疑問を持っていた死刑制度についても、死と向き合うことが自らの罪を反省するきっかけに繋がるんじゃないかという考えになっていました。 しかしモリのアサガオ2で、渡瀬の死に携わってから主人公が精神を病んだことが描かれていて、やはりこの問題は深い森の中にあるのだなと思いました。

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