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ちーず
1年以上前
3月に「學蘭歌劇 帝一の國 血戦のラストダンス」という舞台があるのですが、本誌の連載よりも先にその舞台で結末が公開されるんだそうです。私は観に行く予定です(チケット取りました)。元々古屋先生は劇団員さんでもあり、舞踏なども華麗にこなし、園子温監督の作品にカメオ出演(言い方間違ってるかもしれません)もされるような方なのです。そんな古屋兎丸先生が、東京グランギニョルという今はない演劇集団のオリジナル演劇を漫画化した「ライチ☆光クラブ」は今日映画が公開されました。これは私も持っていて読んだことがあるのですが(古屋先生の一番の代表作といえばこれ、と答える人が多いみたいです)、帝一の國とこのライチ☆光クラブの作風が全く異なるので、おすすめとは言えないかもです…。こちらは一転して雰囲気がアンダーグラウンドな感じで、グロさもありますし妖艶さもあり、しかし青臭さもあるような…私の能力ではうまくお伝えすることもできない作品ですね…。 私もまだ帝一の國以外だとライチ☆光クラブシリーズ(本編・小学生編・中学生編の3冊が太田出版から出てます)と「女子高生に殺されたい」、「インノサン少年十字軍」、「禁じられた遊び(短編集です)」しか読めてないのですが、「女子高生に殺されたい」は面白かったです。これはまだ1巻しか出てなく、今年出る2巻で完結するようです(エロティクス・エフという雑誌で連載中です)。 あとは、なかなか入手困難な漫画が多く…。今はもう出版されてないものも多いんです、古屋先生の漫画は…出版社もバラバラですし。 帝一の國の前に同じくジャンプSQ.内で連載していた「幻覚ピカソ」(全3巻)という漫画が今私が一番読みたい古屋先生の作品です。 あまり参考にならずすみません(^^;;長くなってしまいました…
不揃いの連理

タイトルから見る"伴侶"の形

不揃いの連理
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ

ここではタイトル『不揃いの連理』の語義と内容をリンクさせながら、(6巻までで)四組の女性ペアの関係を追う本作の魅力を書いてみたいと思います。 「連理木(れんりぼく・れんりぎ)」というのは、隣りあった木々の接触した枝や幹が一つにくっつき、木目まで混ざり合った状態のこと。そこから「連理」という言葉は二人の深い契りを表すのだそうです。 幸せな予感のある「連理」という言葉。では「不揃いの」という言葉はどうでしょう? 登場するペアは、いずれも全然タイプの違う二人。そしてどちらか片方、もしくは両方とも「ダメな人」だったりもします。 まっとうな会社員×元不良は見た目に反して、ダメなのは会社員の方。いかにも悪そうな人と優等生のJKコンビは、優等生が意外と暴力的etc……。でもそんな二人が何故か寄り添う。 ではそこにどんな心があるのか。 ある人に惹かれる理由を、言葉で言い表すのは難しい。でも、なぜある人の側にいるかは、理由を言える場合もある。 この作品でそれが分かりやすいのは、ダメな漫画家に接する生真面目な編集者。彼女は恋愛的惹かれの他に、ダメな漫画家を支える動機としての「ある気持ち」を持っている。そして同じようなものは、他の三組にも見て取れる。「ある気持ち」はおそらく頼りない人に対する普遍的な心情なので、納得する人は多いと思います。 「ある気持ち」で支え合い、接するうち、彼女たちはいつのまにか離れ難くなっていく。そこには理屈ではなく、もはや必然として一つになった連理木が生まれている。 伴侶って、こういうことだよな……大きな安心感とエモーションが同居する感じ。実はかなり暴力描写・しんどい内容も多いのにそれはとても不思議な感覚で、いつまでもこの物語を追う動機となってゆくのです。 ダメな人に対する、共通する「ある気持ち」......どんなものか、ぜひ本作から探してみてください。 さあ、まだ不穏な堅物教師×生徒の物語はどうなるかな? (6巻までの感想) (追記:実はマンバ読書会でリアルタイムで書いたものから、細かく改稿しています。どんなふうに変化しているか、ぜひ配信と比較してみてください! https://www.youtube.com/watch?v=FgBPuVvUHFI) #マンバ読書会 #クチコミを書く回

ていいちのくに
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