むすめのともだち
あらすじ
家庭では「父親」として、会社では「係長」として、「理想的な自分」を演じるように生きてきた主人公・晃介。だが、娘の友達である美少女・古都との出会いにより、彼の人生は180度変化する。社会的には「決して抱いてはいけない感情」に支配されながらも、古都の前では自己を開放でき、社会の中で疲弊した心は癒やされていく……。「社会」のために「自己」を殺す現代社会へ鋭く切り込む、背徳のサスペンスが幕を開ける。
きんだいちさんじゅうななさいのじけんぼ
あらすじ
数々の難事件を解決した天才高校生・金田一一(きんだいちはじめ)は、37歳のオッサンになっていた。PR会社で働く金田一は、上司の命令で離島リゾートのイベントを担当することに。なんとその島は、3度も殺人事件が起きた”オペラ座館”のあった歌島だった!「もう謎は解きたくない」と思っている金田一は、何も起きないことを祈りつつ上陸。しかし、そんな彼を嘲笑うかのように歌島にファントムの笑い声が響くのだったーー。
あすぺるかのじょ
あらすじ
新聞配達で生計を立てている売れない同人作家・横井の家へ、鳥取から突然やってきたのは「ファンだ」という少女・斉藤さん。彼女は見ているもの・感じている事・考えやこだわりが、他の人と違っていて……。これはそんな「生きづらい」ふたりが一緒に暮らして、居場所を探す、日々の記録。
ふじみのとっこうへい
あらすじ
話題の新書、全身全霊のコミカライズ! 太平洋戦争末期に実施された”特別攻撃隊”により、多くの若者が亡くなっていった。だが、「必ず死んでこい」という上官の命令に背き、9回の出撃から生還した特攻兵がいた。飛行機がただ好きだった男が、なぜ、絶対命令から免れ、命の尊厳を守りぬけたのか。
おめがめがえら
あらすじ
優れた性とされるα(アルファ)が支配する世界。αを産む宿命を背負うΩ(オメガ)の人生は、αの子供を持てるか否かにかかっていた――。財閥一家である婚家・英(はなぶさ)家で子を生せず疎まれていたΩ・犀門(さいもん)は、一人のΩの少年をαと偽り、英家当主の座を狙わせるのだが…!? 性別による身分社会で最下層の、Ωたちの闘いが始まる…!
そうそうこうしんきょく
あらすじ
嵐の夜、山道に迷た男は廃屋で一夜を明かす。しかし、廃屋と思われたその家には老婆が一人で住んでいた。さらにその家は「よくぞこれだけ!」と思われるほどのゴミに溢れたゴミ屋敷であった。行き場のない男と、どこへも行けない老婆。ワケアリの二人の孤独な魂が共鳴し……。前作「よろこびのうた」では実際にあった事件を題材に日本の問題をあぶりだしたウチヤマユージが、今作でもまた人の心の暗部を優しく掬う。
きんしちょうないとさばいぶ
あらすじ
ここは墨田区錦糸町。キャバクラ勤務を目指して秋田から上京してきたロリロリ娘の小夏だったが、面接で連戦連敗。失意の果てに迷い込んだ歯科医院で幼なじみ(?)のジジイと再会する。その後、面接に行ったキャバクラの備品を破壊しまくって300万円の借金をこしらえてしまった、大変だ。繁華街ゆえ深夜診療を営むジジイのもと、キャバ嬢への夢を諦められないまま新人歯科助手の奮闘が始まった。レッツ・デンタル!
おかんでいず
あらすじ
東村アキコ先生激賞!イブニング新人賞で大賞を受賞し、本誌即デビューを果たした才能が描く実話エッセイ。舞台は90年代後半の大阪。当時高校生(16)だった作者が破天荒なオカン(42)に振り回された日々を描く親子まんが。講談社コミックDAYSブログでの話題作が単行本になって登場!このオカン、アリかナシか。
ばかれいどっぐするーざー
あらすじ
電子書店でバカ売れのネオ闇医者物語、待望の復活! 社会のハミ出し者だけを救う闇医者兄弟がいた。金さえ払えば、どんな手術でも引き受ける無免許の天才外科医・犬童辰二、その弟、犬童亥三。そんな彼らが営む犬童医院は、とある理由で街から締め出されてしまう。そして、新天地として横浜の路地裏〈バカレイ〉を選びゼロからのスタートを余儀なくされるのだった。新犬童医院、開院です!
でぃーぷらぶあげいん
あらすじ
累計840万部突破、Yoshiプロデュースの『Deep Love』シリーズ最新作! 大人気連載中『情交』の漫画家・久嘉めいらが「本物の愛とは何か?」を問う! 最愛の人・アユ亡き後、肩を寄せ合い生きてきた義之(よしゆき)とレイナ。ある時、二人はアユと瓜二つの容姿を持つ楓(かえで)と出会う。シングルマザーとして生きる楓が、義之・レイナに出会うまでの壮絶な人生を活写する第一部から物語は幕を開ける!
おーとまん
あらすじ
2018年の名古屋。国内最大の自動者メーカー「ミカワ自動者工業」の業務は、プラスチック製の有機人形に人間の原形質を注入し、産業機械「自動者」を製造することである。『横浜駅SF』で話題をさらった希代の作家が漫画原作初挑戦で挑む会社員SF。
ちょうえきまいなす
あらすじ
アメリカからやってきたスゴ腕の捜査官・三上ゼンは型破りな捜査で難事件に挑む。明晰な頭脳とふてぶてしい態度で捜査を進める三上は逮捕した犯人の刑期を自分の刑期からマイナスする約束で警察に協力する「特別捜査官」だった! 三上とコンビを組むことになった熱血警察官の桐山誠一は三上の型破りな捜査の進め方に翻弄されながらも、次々と解決していく三上の鮮やかな手腕から目が離せなくなるのだった!
おみやげどうしよう
あらすじ
極めてみせますみやげ道! 出張で全国各地に飛び回る大学職員・基山トウコ。ソツなく仕事をこなす彼女の最大の悩みごとは……出張先でのおみやげ選び。舌の肥えた同僚相手に、さて今回はどんなおみやげを買って帰ろうか? 仕事以外に不器用な女子が、食通の課長への愛(?)も育てつつモリモリ働くショートコメディ!
むぎのころ
あらすじ
スマホもネットも普及していなかったあの頃、うちにはお相撲さんと拾ったばかりの子猫がいた。今から20年以上前、女子高生だった“私”が振り返る、おかしくもやさしい相撲部屋の日常。『ペン太のこと』の片倉真二が描く’90年代猫マンガにして相撲マンガ(!?)、いざ開幕~
サラリーマンが娘の友達のJKと恋愛する話。 設定だけだと未成年との淫行問題で、やいのやいの言われそうだけど、この話は主人公のリーマンがいたって常識人だ。 それが悪いこととわかっているから、決して一線を越えようとしない。 まぁ、どっちがリアルなのかわからないけど(普通は、おっさんが女子高生に言い寄られたら、ノールックでいってしまうんでないの?) 主人公晃介はサラリーマンとしては優秀だが、仕事一筋で家庭を省みなかった結果、娘はひきこもりに。 その優秀な面も個人としての能力が優れているだけで、部下のコントロールがうまくない。いつも損な役回りを引き受けているという、典型的ないい人だ。 良き父として、良き上司として、理想の姿を無理してつくろっている。 仕事も家庭もいっぱいいっぱいな中、出会ったのが、娘の友達古都。 彼女といても、何一つ理想を押しつけてこない、自分が自分らしくいられることに安らぎを得て…という流れ。 全俺が泣いたのは、JKとの、この背徳な恋愛に純愛の姿を見つけたところではない。 3巻最後、添付画像にある晃介の慟哭だ。 誰かの期待に答え続けて、自分をすり減らして、すり減らして、すり減らして・・・ 絞り出した言葉 「父親でも、課長でもない俺は、いちゃいけないのか?」 もうこれね、泣きますよ。全俺が。 期待に応えられなきゃ存在しちゃダメなのかと。 エゴしかない社会で、要領悪く真面目でいい人が損をする社会。 そんな中で、安らぎを求めてはいけないのですかね? たとえそれが悪いことでも、ダメなんでしょうか? そうでなければ、誰が救ってくれるんでしょうか? 娘の友達とのイケナイ関係ばかりに焦点いきますが、本当は晃介のように疲れ切ったサラリーマンこそ共感できる作品だと思います。 今後、二人の関係が社内に暴露されてしまうような展開がおきそうで、晃介からますます目がはなせません。