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あくまで一つの例としてだけど、信憑性は定かではないけどもしも同じような境遇の人がいたら教科書とまではいかないかもしれないが気持ちを落ち着けることができるのではないかと思った。
ぶっ飛んでしまっているカノジョは両親による虐待や中高生時代のいじめなど凄惨な過去を持っているし、主人公の彼は彼で作家見習いでちょっと変わってるし過去や考え方もちょっと変わっているところがある。
設定は置いといても、彼とカノジョは生きていくうちに一般の人には見えない苦難苦境が毎日訪れており、彼らはそれを独自に乗り越えていくのだがその乗り越えるための彼の闘い方が興味深い。
おもしろい、と言うと語弊がありそうなので興味深いと表現したけど、本当に効果があるかは別としてなるほどと思うところがちょいちょいある。
同じ境遇になったことはないけど、今後も多分ならないほうがいいんだけど(さすがに彼のように耐えて守って闘える気はしない)2巻ぐらいまで読むと一気に読めるし読んでおいて「こういう目線があるのか」ぐらいの感覚で片隅に置いておくとなにか役に立つかもしれない。
ちなみに7巻まで読んだところですが斉藤さん(カノジョ)には幸せになってほしい気持ちでいっぱいです。
新聞配達で生計を立てている売れない同人作家・横井の家へ、鳥取から突然やってきたのは「ファンだ」という少女・斉藤さん。彼女は見ているもの・感じている事・考えやこだわりが、他の人と違っていて……。これはそんな「生きづらい」ふたりが一緒に暮らして、居場所を探す、日々の記録。
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