板垣家のひねくれた末っ子だったパルが、漫画家・板垣巴留になるまでーー生まれ育った家庭環境や甘酸っぱい学生時代の思い出の数々を、時に現在の作家生活のおかしな日常も交えながら綴った、くすっと笑った後にほろっと泣ける自伝的エッセイ!
編集者たまと、書店員ヒナの、仲良しショート旅行記が待望の単行本化! 『逃げるは恥だが役に立つ』の海野つなみが2001年から20年にわたって少しずつ描きためた、大人気の旅行記漫画がついに1冊の本にまとまります。激安旅行、弾丸日程、うってかわって贅沢三昧、旅先でのファッションコーディネート、そしてコロナ禍での「旅行」まで。「旅」の本当の楽しみを描いた、読めば必ず旅に出たくなる、そして旅先での待ち時間に読むのにもぴったりな1冊です!
岡田有希、漫画家。夫と娘との3人家族。33歳の時、子宮頸がんの治療のため、子宮と卵巣を全摘しました――。ガンがなくなった分、子宮もなくなった。けれど毎日、平穏無事に楽しく暮らしています!! 話題の闘病エッセイの“そのあと”のお話。笑って元気になれる赤裸々な続編が、単行本版で登場! 電子版には、夫・ゆーじの7年間を振り返る、12Pの描き下ろしスペシャル漫画付き!
子宮頸がんと診断された33歳、漫画家。同じ病の人のブログなどをたくさん読んだが、いつも最後は絶望することになった…。元気になれるものが読みたかった。その思いから生まれたこの作品。家族、友人との絆、同じ病室の人達の温かさに支えられた闘病エッセイ。
「ホタルノヒカリ」の作者・ひうらさとるの高齢・妊娠&出産コミックエッセイ!――生活の大半は仕事、という“ヒゲ度の高い”人生を歩んできた漫画家・ひうらさとるが齢43にして突然の妊娠発覚!!超・高齢出産を働きながらどう乗り越えてきたのか!?実母・チヨ(64)の女子高生ライフに続く、ひうらさとるのコミックエッセイ第2弾!!
泣きたいのに笑っちゃう。×華(バッカ)ちゃん、まかりとおる。アスペルガー障害を持ち、ほとんどの言葉が理解できなかった子供時代。周囲の無理解の中で少女はいかに生き抜いたのか?漫画界の最異端・沖田×華の自伝的コミック登場!!雑誌掲載分に大幅描き下ろし!!さらに作者の自殺体験を描き大反響を呼んだ「死のうと決めた日」+担当編集者と仰天エピソードを語る1万6000字超に及ぶ対話集「ガキの戯言」も収録。
看護学科の高校3年生の×華(ばっか)は母親のすすめで産婦人科医院の見習い看護師として働くことになる。中絶の現場やその後処置を体験して一時は辞めそうになるが、出産の現場に立ち会い、生まれる命の力強さに感動し、仕事を続けていく決意をする。「多くの人に教えたい、読んでほしい」回を追うごとに読者からの反響が大きくなっていった感動作、いよいよコミックスで登場!
漫画家・鶴ゆみかに憧れのグルメレポ漫画の依頼が。しかしその企画には、「行列店限定」という恐ろしい制約があった! 築地ではお寿司に並び、クリスマスには渋谷のスイーツに行列、焼きそば専門店ではソースの匂いをずっと嗅がされながら長時間のおあずけ…。待ち時間もたっぷり楽しむおあずけ系グルメ漫画!
「なぜ我々はこんなにBLが好きなのか?」私たちを魅了してやまないBLという存在。その奥深き文化は未だ藪の中にひっそりと眠っているようにも見える。著者・横嶋じゃのめと編集・矢野は、BLにまつわるあらゆる疑問を新たに問い直し、自分たちの存在を再確認すべく、探検へと向かったのだった……。新鋭・横嶋じゃのめが描く新しい女子の文化論エッセイマンガ!
元・美容部員でメイク好きの少女マンガ家・六花なるみが、担当編集でメイクビギナーの宗方・コスメマニアの月本とともに、毎回メイク談義を繰り広げます。大人っぽい眉の描き方、顔タイプ別のチークの入れ方などの技術的なことから、コスメの切り替えタイミングやパッキング術など、こんなことが知りたかった!というお役立ち術までを広く網羅。明日からやってみたくなる、明日のメイクがもっと楽しみになるテクニックが盛りだくさんのハウツーメイク漫画エッセイです。
元・美容部員でメイク好きの少女マンガ家・六花なるみがメイクやコスメにまつわる相談にこたえる、ハウツーメイク漫画エッセイ。ファンデーションの塗りかた、アイラインの引きかた、正しい洗顔方法…などなど、基礎の基礎から分かりやすく解説! メイクのことに詳しくない初心者さんも、ステップアップ方法が分からなくなっているマンネリさんも、これを読めば、明日からきっとメイクが楽しくなる!
いつも上から目線でわがままいっぱいの猫嬢ムームと、大好きなムームにご奉仕する下男(マンガ家)のラブリー・ライフ。いくえみ綾×今日マチ子の愛猫マンガ家対談「私と猫のご機嫌な日々」収録。今日さん家のリアル・猫嬢ムームグラビア満載!
老人・ビー・アンビシャス!?「ホタルノヒカリ」の作者、漫画家・ひうらさとるが実母・チヨ64歳のまさかのエンジョイ女子高生ライフをセキララに描いた、笑って泣けるコミックエッセイ!!巻末特別ページではリアル・チヨが大いに語ります!!
2人だけの時はうまくいっていた夫婦関係が、赤ちゃんの誕生をきっかけに激変!?今、話題の産後クライシスを体験したイラストレーター・カワハラユキコが描くリアル育児エッセイコミック。連載中、ひとり育児に苦しんでいるママたちからの切実な共感の声が続々届いた注目作!育児お役立ちコラム「私と赤ちゃん」も同時収録!!
看護師の弓(ゆみ)は、急逝した彼氏の元嫁の娘・コトハと同居生活をすることに……。子供嫌いの彼女だが、コトハと交流することによって徐々に変化がおとずれる。消失の先にある希望とは――。最異端作家・沖田×華が描く“生のために死を見つめる物語”。
おいしい!のにカンタン!イタリア料理エッセイ!イタリア人に嫁いだ著者による、おうちで本格イタリアン。お手軽料理17品のレシピつき!●スパゲッティ・アマトリチャーナ●ナポリ風ピッツア●ミネストローネ●トスカーナ風パンの冷製サラダ●ポルチーニのリゾット●イタリア流モンブラン●カネーデルリ入りスープ●カプレーゼサラダ●イタリア風野菜のグラタン●豚のバルサミコソース焼き●パニーノ4種●魚のムケッカ他
カドの薬局のハンサムな店員のおニイちゃんいるじゃん!?カレったら、自分の友達の彼女とできちゃってサ~!何でもその娘に子どもができて、そっこうケッコンするんだってェ~!!ヒェ~。。。いろいろあるけど『はっはっはっ!』『ふっふっふっ!!』『ほっほっほっ!!!』って笑っていっとこ!(『は行でいこう』より)プチハッピーな人はもっとハッピーに、プチアンハッピーな人はもっともっとハッピーに導きます!単行本未収録作品を含む、身近であるある~~的エピソードエッセー漫画の決定版!!
『白鳥麗子でございます!』『カンナさん大成功です!』などで知られるメガヒット漫画家・鈴木由美子が、ペットショップで売れ残りのマルチーズと出会った。そこから、人生の全て(?)をお犬様に捧げる生活が始まる。犬のために一軒家を建て、お嫁さんを迎え、あっという間に、父・ウニ、母・ネギ、姉・ナス、妹・ニラ、4ころ合わせてウニファミリーの出来上がり! 巻頭カラー16ページに、4ころのコスプレ写真が満載!
日本とイタリアってこんなに違う!!?イタリア人の夫に嫁いだヤマザキマリの、イタリア大家族生活!イタリア版肝っ玉母さんな姑に、舅、祖母2人、義妹、旦那に息子。自由奔放な8人家族+にぎやかすぎるご友人たちに、ヤマトナデシコは振り回されっぱなし!アモーレ一色の家庭では、日本とイタリアの文化的(!?)プライドをかけた嫁姑戦争勃発!?
「オシャレは我慢!!」――ネームタグの扱い、百貨店フロアの年齢設定、流行の変遷、病院服、ファッション学歴、デニムのすそ上げ、日焼け対策、服vs.バッグ……。“オシャレの川下”在住の番子さんが被服生活の細部にスポットを当ててちまっと描く大共感・非おしゃれ系コミックエッセイ!
ヒヨ子王国。それは、生まれたばかりの女王が頂点に君臨し、統治する王国。領土は2LDK。国民はママとパパ。時折、隣国からジジババが貢ぎ物を持って訪れる──。知らなかった……赤子を育てるのがこんなにも大変だとは!! 「“子供を産んだらドレイになる”って、育児書にでも書いといてよー!!」と叫ぶ、著者の悲鳴を漫画化! 妊娠中から1歳の誕生日までを収めた、HAPPY被害妄想系育児エッセイコミック!
漫画家って破天荒なイメージなんですよね。 生活スタイルが乱れていることもそうですが、そもそも漫画を描く上で、ものの見方が「普通」ではないわけで、それを表現することで読者に新しい価値観なり考え方を与えてくれると思っております。 なので、必然的に「一般家庭とは異なる」という先入観があるのです。 だが、しかし。本作を読んで、その考えが全く変わりました。 もう公になっておりますが、『BEASTARS』の作者:板垣巴留氏は、日本男児必読の『刃牙』シリーズの作者:板垣恵介氏のご息女です。 刃牙を読んだことある人は同じように思ってくれるかもしれませんが、刃牙で表現される「父親像」(父性)がとにかくすごいので、一体、どんなふうに育ててきたのか?と気になってました。 結論いうと 破天荒なんてもんじゃない、めっちゃ良い家庭で育った ということ。 板垣家、なんという幸せ家族。その一言です。 性格の異なる二人の姉妹。 いつも褒めてくれる愛くるしい母。 イケてる祖父。 そして圧倒的な父! 本作内で父親を描く瞬間は、そう多くはないのですが、その分存在感があってすごいです。 また良き父親らしいシーン ーたえず気にかけてくれたり、子供ではなく一人の人間として扱ったりー があってほっこりします。 特に自分が印象深かったのは、巴留氏が学生時代に父親と会って別れる際に「スイカに2万円ほどチャージ」してくれるというシーン。 ここに感銘をうけた。 現金を直接渡すのではなく「スイカにチャージ」という点。 国民的大ヒットの刃牙の作者であれば、うなるほどお金があるはずなのに、子供に無尽蔵にお金を分け与えない姿勢が垣間みえて、めちゃくちゃしっかりした教育方針をもっているのだと感じました。 お金に関する親の考え方が一番教育に出て、ひいては子供の人格面に影響を与えると思うんですよね。 金持ちの親がドラ息子抱えるのは、お金に対する明確な方針がないからだと考えているので。 (作中でも出てきますが、巴留氏はバイトをしたり意外と貧乏学生もしております。) デビューも親の七光りでなんとかしようとしない姿勢も、こういうところからなのかしら? また、こんな家庭の一幕を垣間見せながらも、 基本は、作者独特の目線で描かれていてそれもまた面白いです。 スポーツ中継を見ながら、突然、TVにうつる選手と入れ替わったら?とか、ふつー考えないですよね。(その対策もまた独特で笑えます。) 『BEASTARS』は「多様な種と共存していく社会」を描くという意味で、ダイバーシティをうたう現代社会の写し鏡的な作品だと、私はとらえております。 そこには、他者に対する想像力が重要なのですが、 この『パルノグラフィティ』を読んで、作者のその能力の一旦(ないしは、育まれた過程)を見ました。 『BEASTARS』がより楽しめること請け合いです。