医療マンガは数あれど、産婦人科で、ここまでリアルな話を初めて読みました。
ドラマチックな展開などありません。
淡々とした生と死の現実があります。

最近「親ガチャ」なんていう言葉が流行ってますが、
正直、自分自身も家庭環境に恵まれたほうではなかったので、
そういう発言する人たちを
「できない言い訳だろ」
と嫌悪感すら感じていたのですが、撤回します。

親によって子供の人生は左右されます。これは事実です。
それこそ、産まれてこれるのかどうかさえも。

本作は、そういった様々な親の姿が生々しく描かれております。
際立つのは、恵まれない子供たち。
中絶、死産、障害、そして虐待。

子を持つ親としては、これを読むのが本当にツラくて、
基本1話完結型なのですが、読むたびに毎度ボロボロになります。
と、同時に、とても考えさせられました。

子供の生きる力は、親にとって希望だと思っていましたが、
絶望な人もいる。
子供の期待に応えられず、つぶれてしまう人もいる。

そうしたとき、どうすればよかったのだろう?何ができるんだろう?
心底、悩みます。
個人の問題なのか、行政の問題なのか。

本作に出てくるような恵まれない子は一部でしかなく、
この国にもっと大勢いるのだと思うと、よりそう思います。

未来の力であるはずの子どもたちが、このような状況におかれていると知るよいきっかけになりました。

マンガと侮るなかれ。
虐待件数上昇中とか、そんな単純な数字でははかれない現実が、
鮮明に心にきざまれます。

あらためてこういうマンガが広く普及して、考えるきっかけになって欲しいと思いました。

涙腺崩壊しすぎて読むのが何度もとまるにコメントする
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