ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6118件<<122123124125126>>女子高生が地獄でメイドさんになるお仕事漫画? #1巻応援黄泉比良坂レジデンス 川西ノブヒロnyaeひょんなことから生きたまま地獄に迷い込んでしまった女子高生のちまきと理智、エリコの3人(まず地獄に迷い込んでもそんなに動じない女子高生という図がすでに面白い)は、なぜかタワマン「黄泉比良坂レジデンス」のメイドして働くことに。お仕事を頑張って最上階まで登りつめれば、元の世界に戻れる…かもしれない。というお話。 地獄で働くとか地獄か!?なんですが、就職浪人のちまきはたとえ地獄でも仕事に就けたことに大喜び。メイド業に精を出し、毎日イキイキしています。メイドといっても便利屋みたいな感じですが。地獄ではおなじみのキャラクターもたくさん出てきます。かなり、ゆるい空気が流れる漫画です。地獄というより"地獄風"の町という感じ。 理智とエリコは進学が決まっていたので早く戻りたいんだけど、ちまきだけはそこがあまりはっきりしないんです。というのも、不幸な家庭の事情があったり、帰ったところでまたつらい就職活動を再開しなければならなかったりと、色々思うところがあるみたいです。能天気なアホに見えるちまきだけど、ここ(地獄)がやっと手に入れた"自分の居場所"だとすると、はっきりと帰りたいと思えないかもしれない。ちょっと複雑。 実際、現時点ではまだ3人のくわしい過去や人となりは描かれてないので予想するに理智とエリコにもなにかあると思うんですよね。たぶん。 1巻のさいごに、人間を地獄に呼び寄せている、閻魔大王すら知らない何者かがタワマンのどこかに住んでいるらしいということがわかり、ちょっとミステリ要素も生まれて更に面白くなりそうな予感です。性格違う二人の同居、相性GOOD!なり×ゆきリビング 乃花タツあうしぃ@カワイイマンガ同じ職場の女性二人の同居を描いた本作。恋愛要素は無いですが、気の合う二人の気楽なパートナーシップが最高です! 性格は正反対の二人。突っ走り系の篠峰奏莉(かなり)が、生真面目な佐藤雪(ゆき)の部屋に引っ越して来る。 同居のきっかけが……酷い。(是非試し読みを) でも第一印象マイナスからのスタートは、却って腹を割って話せる関係に。最初からダメな所を晒した二人は、お互いをフォローし合いながら生活する。更に女性同士という事もあり、すぐにリラックス。喧嘩も無く、楽しそうで素敵! 職場で接点の無い二人が私生活だと仲良しで、でも少しずつ職場での様子が変化するのも楽しい。このオンオフ感は最近だと『部長と2LDK』なんかが近いかな? お互いの気遣いがバッチリ噛み合う2人を見ていると「ウマの合う」パートナーが欲しくなるし、自分と合う人ってどんな人かなぁ……と考えさせられる。そして同居に恋愛関係ねぇな!とも思いました。最後まで読みましたサトコとナダ 西森マリー ユペチカ 西森マリー狐優曇華※ネタバレを含むクチコミです。これはやばくて良い僕の心のヤバイやつ 桜井のりおむ人気なのは知ってるけど人気すぎてあえて読まなかった系作品です。 一巻読んで見ましたが確かに面白い! 「僕」は確かにやばいやつなんですがそれは思春期の少年のやきもきする感情そのままで実はやばくもなく正常なんですよ! しかもちゃんと好きだと自覚するし素直だし二人とも見ててほっこりします。 あとなんでこんなに面白いと感じるのかなと思ったのですが、多分テンポが良い!絶妙なテンポでストーリー運びがされているので、読みやすく飽きません! 是非に読んでくれと言いたい作品。 衝撃的・・・・ほとんど路上生活 川路智代狐優曇華吾妻ひでお先生の失踪日記にも匹敵するかのような、衝撃的な内容をコミカルな絵と語り口で描かれてます。 なんと言うか、リアルにこんな生活があるんだ、と言うことと、それをこんな風に描ける作者の胆力に脱帽です。駄目プロ絵師と世話焼き腐女子同居人が不安定でして タカダフミ子あうしぃ@カワイイマンガ最初タイトルを見て、メンヘラ的内容なのかなぁ、と思ったのですが、そこまで重い物は無かったです。 〈不安定さん〉は、プロのイラストレーター。締め切りに追われ、筆が乗らず、自信も持てなくて……と、クリエイターっぽい苦しみに、布団を被って落ち込むかソシャゲに逃避。その上極度のコミュ障で、打ち合わせの外出すらままならない。 そんな不安定さんと同居する〈しっかりさん〉は、かなり年下のOLで腐女子。世話好きの彼女は同人活動に勤しみながら、不安定さんを支える。 構図としては『2DK、Gペン、目覚まし時計』が近いですが、不安定さんはかえちゃんがコミュ障な感じ、と言うと、その救いの無さが伝わるでしょうか。一方しっかりさんは奈々美ちゃんよりずいぶん幼く見えても、甲斐甲斐しいのは似ている。 不安定さんを叱咤激励しつつ、つい甘やかし、お世話することに喜びを見出し、そして男装した不安定さんにときめいてしまうBL好きのしっかりさん、という百合は思っていた以上に強力に! 同居に懐疑的な家族が出て来るのですが、それに対するしっかりさんのアンサーは、なかなか度胸があって、これが推しへの愛なのか……と感激のラストでした。笑い話に出来るうちはまだいいよねクソ編集にこんなことされました。アンソロジーコミック カガミツキ 英貴 おおのいも しののめしの 東谷文仁 一迅社アンソロジー 小針タキ かまぼこRED名無し漫画家の先生方がそれぞれに経験した?のであろう、 クソ編集者に作品を改悪された話や、 ダメ編集者に才能や人生を潰されかけたかもしれない話や、 ヘタレ編集者に無理無駄無意味な仕事をさせられた話や、 ド外道編集者に人格まで否定されたりした話や、 それらをあくまでも「フィクション」として ギャグ漫画に仕立てているアンソロジー集。 かつての漫画家漫画といえば、締め切りを守らない漫画家に 編集者が振り回されるとかの漫画が多かった印象がある。 だが今では、ダメ編集者に漫画家のほうが振り回される漫画が 多いような印象もうける。 そして、そっちのほうが漫画界の現実っぽい印象を受けた。 だとしたら漫画界ってなんて腐った世界なんだろう、 と思ってしまう。 だがこうしてこんな漫画が出版されているということは、 漫画家の先生方にしろ編集者の方にしろ、 こういった出来事をネタにして笑い話にするくらいの 度量があることの証明でもあるかな、 とも考えることもできるし、そうであるのなら救われる。 その時にはシャレにならない話だったかもしれないが、 時が過ぎれば笑い話になった、というのなら。 しかし中には、永遠に笑い話になんか出来ねーよ、 という漫画家の先生もいそうで、そう考えると怖い。 「すべての問題はお金で解決できる」先生吊金先生 加茂ユウジstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男昔見かけて結局気になっていたが読んでいなかったのと最近何回か作者の名前をみかけたので読んでみた。 別雑誌のヒット作みたいだなという印象は最初持ったがそんなことはなく、ノリが昔のマンガっぽくて「吊金先生」にまつわる色々伏線などを回収したあとでの俺の好きな感じの終わり方だった イケメン店員の頭の中は大変なことに!勤労クレシェンド 小山愛子名無し眼鏡男子につられて購入したので最初は作者の小山愛子さんの名前にピンとこなかったのですが「ちろり」や「舞妓さんちのまかないさん」を描かれてる方だったんですね!こういう作品もあるんだ〜!とびっくりしました。 駅ナカのカフェのイケメン店員が主人公なんですが、感受性が鋭すぎるがゆえに被害?妄想がすごくて…というギャグ漫画です。例えばブレンドを注文したサラリーマンに対して「うちの店にはブレンドはない!なぜこの世代の人はすぐにブレンドと言うんだ…指摘するべか…?いや!でもこの人にとってブレンドは特別なものなのかもしれないぞ…!」という風に妄想が広がっていってしまうんです(笑)しかしすべては彼の頭の中で起こっているので、誰も彼の本性を知らないというところも面白いです。 だんだんこの笑いがクセになってきたぞ〜と思ってきたのに全2巻で完結だったのが少し残念です…。唯一、後輩ちゃんに妄想の片鱗を披露していたシーン「後ろ手にエプロンのリボンを綺麗に結ぶ方法」は真似していこうと思います。いや、これめちゃくちゃ面白い・・・女の園の星 和山やま狐優曇華ギャグ漫画としてかなり面白いって言うか、声出して笑えるギャグ漫画ってあまりないですよね。 過去読んだギャグ漫画は数多いけれど、こんな笑えるのって今まで無かったかも・・・すごいことですよこれは・・・ このクオリティで長く続けてもらえると本当に嬉しいです・・・ 壮絶な過去を描いたキッド編も至高新装版 サイボーグクロちゃん 横内なおきみど丸『クロちゃん』のなかでも存在感のあるシリーズと言えば異世界編だと思いますが、わたしはクロちゃんとマタタビの過去を描いたキッド編も同じくらい好きです。 幼いクロちゃんがボス猫ゴッチ率いるネコのシマに流れ着き「キッド」としてどう生きたのかが描かれています。 拳銃を持った猫狩り人間の襲撃、凶悪なカラス軍団との死闘、対立する猫組織との抗争、内部での権力争い、そしてマタタビとの因縁…。 激情と暴力にまみれた闘争の連続はさながらギャング映画を見るかのような迫力と緊張感がありました。銃撃戦も爆発炎上も全部見れますからね。彼らは常に生と死の狭間を命懸けで生き抜いているんです。こんなハードボイルドな猫たち『クロちゃん』にしか居ないですよ。 とりわけクロちゃんたちの兄貴分であるグレーがカッコイイです。ゴッチの組織のブレーンでありながら、危険な役目を率先して引き受けたり、いつも強敵の前に立ちはだかっていました。 キッド編とは別に最終巻で描かれたエピソードでも彼がフィーチャーされていたのが印象深いです。「お前に見せてやりたい」と自分たちの世代の落とし前をつけ、若者を先へ進ませようという姿勢が心に沁みました。 このグレーの姿がその後のクロちゃんの生き様に刻まれているような気がしていて、クロちゃんを語るときに無くてはならない存在だなと思います。 #マンバ読書会手塚治虫の凄さをあらためて実感するチェイサー コージィ城倉starstarstarstarstarマンガトリツカレ男昭和30年代前半にすでに超人気漫画家である手塚治虫に追い続ける漫画家が主人公。表向きは手塚治虫を批判しているが誰よりもファンで手塚マンガのコレクションはすごいし、手塚治虫がやってることは真似するし最高に面白い男だった。ギャグマンガの要素は強いが各話にだいたいその時期に手塚治虫が連載していたマンガの情報があるがとんでもない量の連載だった。そのとんでもない量の連載をやりながらアニメ作成や、文章を書いたり旅行にいったりととんでもないエピソードばかりだった。 そのままでもむちゃくちゃ面白いですが、以下のマンガを読んでからだとより楽しめる気もします。 ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~ 吉本浩二/宮﨑克 TVアニメ創作秘話~手塚治虫とアニメを作った若者たち~ 野上武志/宮﨑克 ボクの手塚治虫先生 古谷三敏 ボクの手塚治虫 矢口高雄 本だと さらば、わが青春の『少年ジャンプ』西村繁男 https://www.amazon.co.jp/dp/4877285253 ソレミテで終わりじゃなかったの!?おばけ道 石黒正数 小野寺浩二starstarstarstarstarnyae※ネタバレを含むクチコミです。 親友女子のチャレンジ同居生活 #完結応援伊勢さんと志摩さん トクヲツムあうしぃ@カワイイマンガ恋人と親友、何が違うのか?と考える。 恋?性欲?……特別感と言う事なら、親友もかなりの物ですよ?百合を「精神的な清い繋がり」という狭い定義で捉えるなら、時に親友は恋人と並ぶ位、百合的だと思うのは私だけでしょうか?(そういう関係性に、私はよくロマンシスという語を当て嵌めます) ルームメイトで同じ会社に勤める伊勢さんと志摩さんは、高校の時からの知り合いですが、親友になるのは社会人になってから。 要領が良くてもドライな伊勢さんと、仕事は出来なくても人当たりが良い志摩さんは、仕事でも日常生活でもナイスコンビ。恋は無くても互いが切り離せない二人は、うん「相方」ですね!(画像は1巻/CHALLANGE10より。周囲から見ても「相方」な二人) 毎日やりたい事、試したい事をチャレンジ表に書き出して、試していく日々は楽しそう。でもこれ、二人だから続くんだろうなぁ……と羨ましくもあり。 恋をしたい!という二人ですが、次第に二人の間には少しの、ズレや複雑さが見えて来る。最後まで読み進めれば、単純なユルフワお友達ではない、互いを奥深くまで受け入れた「親友」の、心震える感情交換が味わえます。 そして全て分かってから、また1巻から読み返してみると……えっ、この時彼女は何思ってたの?という感じで、かなり驚かされる造りになっています。その辺は是非、本編で確かめてみて下さい!東京新聞(中日新聞)の連載で読んでいた焼けあとの元気くん 北見けんいちstarstarstarstarstarひさぴよ東京新聞(中日新聞)を取っていた人には懐かしい作品。東京新聞の日曜版で毎週読んでいました。釣りバカ日誌の作者・北見けんいち先生が戦後の子供時代の思い出を回想するように戦後の日本を描いた作品です。 まだ戦争の傷跡が残る東京が舞台。生活に困窮し物資が乏しい時代でありながら、主人公の元気くんたちは友達と遊ぶことが中心の毎日。私は当時、ちょうど元気くんと同い年くらいでしたが、何もなくても楽しいことや面白い出来事に変えてしまう元気くんから、ずいぶん学ぶ所は多かった覚えがあります。とにかく娯楽や遊びに対しての執念がものすごかった。 実際は、生きていくだけで精一杯のはずなのに、作品から悲惨さはあまり感じられません。元気くんの周りには、大変な状況の中で前を向いて暮らす周りの大人たちが沢山いて、根底には明るさがあるからです。ちょっと説教臭いときもありますが、大人になった元気くん(中年)が過去を振り返って、しみじみと当時を語る姿が毎話印象的でした。宴だ〜〜〜〜〜!!ワンピース パーティー 尾田栄一郎 安藤英名無し「パーティ」というタイトル通り、キャスト総出で毎度ハチャメチャなコメディ展開が繰り広げられる漫画。ワンピースではおなじみの「宴」が何回も開催され、オチに困ったら「よーし!!じゃあみんなで宴だ!!」で終わらせる流れがけっこう好き。原作と性格が変わってキャラ崩壊してる所もあるので、その辺が許容できて、宴のノリが好きなら楽しめると思う。 ゆるくてゲスいはおもしろい派遣OLローテーション!! 藤真タケシ野愛結局のところゆるくてゲスいのがいちばん面白い。心からそう思っているし、なんなら自分もそういうひとでありたい。 ハル・カオリ・マキの派遣OL3人が仕事中暇な時間にどうでもいい話をするだけの漫画です。シフトの組み合わせ上、3人が揃うことはありません。 2人だからちょうどよく話が盛り上がったり盛り下がったり組み合わせの妙が楽しめます。 リアルなガールズトーク的なゲスさじゃなくてエグいけど雑な感じの下ネタが多くて好きです。マキちゃんすぐキン○マの話するし。 絶妙にディスりあったり噛み合わなかったりすることもあるし、超仲良しって感じじゃないところも好感が持てますね。適度な距離感保ちつつキン○マの話できる同僚って最高。銭湯と台詞でのぼせて近づく! #1巻応援ゆめぐりっ! いしいゆかあうしぃ@カワイイマンガ銭湯の娘・ゆの、同じ学校のお嬢様・巡、ゆのの幼馴染・温季。三人の女子高生はゆのの家の銭湯に集い、湯船に浸かり、仲を深めていく。一冊通して、まるでお湯に浸かっている様な温かさを貰えます。 きらら系に特徴的な、心温まる台詞が優しいのですが、反面それで照れてしまうお約束も。それが湯船で繰り広げられるので、読んでいる方ものぼせる感覚が味わえます。 1巻では家の銭湯の他スーパー銭湯に行き、2巻では温泉に行くらしいのですが、お風呂知識的な事よりは、裸の付き合いを通じて三人の関係性がグングン縮まっていくのを、温かく見守る作品だと思います。 舞台は東京浅草。古い銭湯は勿論、浅草寺や観音通り商店街など、雰囲気のある風景にカワイイキャラ達が楽しそうに馴染んでいるのが、とても良い感じです!憧れの男子寮生活!ここはグリーン・ウッド 那州雪絵名無し子主人公の蓮川一也(あだ名はすかちゃん)は胃潰瘍で入院した為、一ヶ月遅れで私立緑都学園高校に入学する。幼い頃に両親を亡くし、ほとんど兄の一弘に育てられたすかちゃんにとって、兄も通っていた緑都学園は憧れの高校だった。しかしその兄が自分の初恋の人・すみれちゃんと結婚してしまったので心中複雑になり、地元であるにも関わらず寮生活を送ることとなった。その寮の名前こそ緑林寮、通称「グリーン・ウッド」である。 名作少女漫画なのでタイトルは知っていましたが、そのタイトルゆえにずっとファンタジー物だと勘違いしていました。基本的には主人公のすかちゃんを中心とした男子寮生達の青春ストーリーですが、女にモテるが女運は悪い寮長の光流先輩、切れ者すぎる生徒会長の忍先輩、女の子にしか見えない男の子の瞬くんなど、異色すぎる顔ぶれによって普通じゃないドタバタ劇がたくさん起こります。番外編ではドラクエみたいな世界観になったり、SFが始まったり、何でもアリ!なところが楽しいです。キャラクターとストーリーの多様さは読んでいてらんま1/2を思い出しました。 私が特に好きだったのは、まるで軍人のように厳しい古典の女の先生のことを恐がっているように見えて、実はみんな尊敬しているという話。主人公がすかちゃんじゃなくて後輩の野山くんなところも面白いなと思いました。あとファンサービス満点でグリーン・ウッドらしい最終回もよかったです。 「○○の日」マンガでノヒマンガノヒマンガ ポンさいろくツイ4でやってたんですね、知らなかった。 ○○の日、○○デー、を4コマにまとめて紹介しているマンガ。 結構頑張ってたんだろうなという苦悩がところどころににじみ出ていてそれもまた一興。 ボブが好きでした()花ちゃんの明るさで元気になれちゃうホッとひと宿 高倉あつこ野愛花ちゃんがとにかく明るくてポジティブで強制的にこちらも元気出ちゃう。 彼氏にフラれて働いてた和食屋さんをリストラされて、何度も訪れた大好きな老舗旅館は廃業予定…となればとんでもなく落ち込んでしまいそうなもの。 しかし花ちゃんはそんなの嫌だ嫌だ!とばかりに持ち前の明るさと行動力と料理の腕前で旅館を立て直していくのです。 実際そんな上手い話があるもんかと言いたくなるけれど、花ちゃんのようなひとがいたらできちゃうんだろうなあと思ってしまいます。 老舗旅館ってちょっと格式高いイメージがあるけど、花ちゃんが元気に明るく腕ヨリヨリのお料理出してくれるなら是非行ってみたいものです。いい話です柊様は自分を探している。 西森博之狐優曇華※ネタバレを含むクチコミです。 主人公と道士郎の関係性がいい道士郎でござる 西森博之狐優曇華道士郎が主人公じゃなくて普通(かのような)少年が主人公で、レベル1村人っぽい主人公とレベルカンストの道士郎の関係性が面白いのですが。 やがてレベル1村人もレベルが上がっていく感じがよんでて心地いいですね。 道士郎ほどのキャラを引き立て役に使うなんてさすがですわ・・・。安定して面白い西森漫画カナカナ 西森博之狐優曇華この人の漫画、全部面白いですよね。シチュエーションなどは似ているかもしれませんが、ワンパターンとは違うこの人独自の漫画文法と言う感じで安心して読めるし、毎回笑えるのが本当にすごい。 今回も全然衰えないギャグを楽しんでます。長く続くといいな。<<122123124125126>>
ひょんなことから生きたまま地獄に迷い込んでしまった女子高生のちまきと理智、エリコの3人(まず地獄に迷い込んでもそんなに動じない女子高生という図がすでに面白い)は、なぜかタワマン「黄泉比良坂レジデンス」のメイドして働くことに。お仕事を頑張って最上階まで登りつめれば、元の世界に戻れる…かもしれない。というお話。 地獄で働くとか地獄か!?なんですが、就職浪人のちまきはたとえ地獄でも仕事に就けたことに大喜び。メイド業に精を出し、毎日イキイキしています。メイドといっても便利屋みたいな感じですが。地獄ではおなじみのキャラクターもたくさん出てきます。かなり、ゆるい空気が流れる漫画です。地獄というより"地獄風"の町という感じ。 理智とエリコは進学が決まっていたので早く戻りたいんだけど、ちまきだけはそこがあまりはっきりしないんです。というのも、不幸な家庭の事情があったり、帰ったところでまたつらい就職活動を再開しなければならなかったりと、色々思うところがあるみたいです。能天気なアホに見えるちまきだけど、ここ(地獄)がやっと手に入れた"自分の居場所"だとすると、はっきりと帰りたいと思えないかもしれない。ちょっと複雑。 実際、現時点ではまだ3人のくわしい過去や人となりは描かれてないので予想するに理智とエリコにもなにかあると思うんですよね。たぶん。 1巻のさいごに、人間を地獄に呼び寄せている、閻魔大王すら知らない何者かがタワマンのどこかに住んでいるらしいということがわかり、ちょっとミステリ要素も生まれて更に面白くなりそうな予感です。