歴史マンガの感想・レビュー1574件<<5051525354>>難解な謎解きバトル魔法にかかった新学期 ひかわきょうこ名無し最初は期待していたものの、難解な謎解きが続いたあげく、最後はあっさり終わってしまった。 もっとキャラ同士の人間関係や恋愛模様を見たかったのに残念。 敵が異形じゃなく人間(幽霊)だった方が、話が膨らんだ気がしないでもない。原作ファンなので読んだ裸者と裸者 孤児部隊の世界永久戦争 七竈アンノ 打海文三たか高校時代に原作を読んで超ハマった作品。 内戦が起き海外マフィアや移民が流入し、孤児・暴力・貧困が身近にある日本。 孤児ながらもキチンと住所と定職を持ち弟妹を養っている主人公が、突然拉致され少年兵としての人生を歩むというストーリー。 1巻だけ読んだけど、生い立ちなどのブ厚い背景設定をバッサリカットして、兵士としての戦闘に重きをおいた構成になっていた。 太くて力強い線が独特の雰囲気があって良かった。宝塚で舞台化されるらしいので読んでみたシリーズ壬生義士伝 ながやす巧 浅田次郎大トロ新撰組とか微塵も興味ないんですけど読んでみたらけっこう面白いですね。 原作に忠実らしいので、原作の方も読んでみたくなりました。最後まで読まないとタイトルの意味がわからない地球0年 田辺節雄 矢野徹starstarstarstarstarマンガトリツカレ男アメリカ海軍から発射された核ミサイルをソ連/中国が迎撃し40分で戦争が終わったところから始まる。核戦争で壊滅的になったアメリカへ災害地支援という形で自衛隊が上陸した辺りから最後まで多少中だるみはしたが面白かった。 ちょっとラストが急だったな 死狂いシグルイ 南條範夫 山口貴由ちーず※ネタバレを含むクチコミです。フィクションと事実の織り交ぜかたが巧みな作品薬屋のひとりごと 日向夏 ねこクラゲ 七緒一綺 しのとうこsogor25狂科学者っぽさのある薬師の主人公・猫猫(マオマオ)が宮廷内で起こる様々を解決するという物語。作品の雰囲気は「応天の門」にも近いが、そちらが時代考証も交えつつ日本の史実に基づき物語を編んでいるのに対し、今作は中世の中国を思わせる架空の世界観の中に現実世界に即する事実や通説を見事に溶け込ませるストーリーの巧みさがある。2巻の園遊会の話では現代人であればすぐにピンとくるテーマを上手く織り交ぜたり、かと思えば4巻では最近話題になったある食べ物を物語のキーに置くという、バックグラウンドの知識があればあるほどニヤリとできるニクい構成になっている。 要所要所でハードな設定が織り交ぜられつつも重くなりすぎないように雰囲気が作られている点や、ぶつ切りのようにも見える個々の事件が絶妙にリンクしているのもポイントが高い。 主人公の猫猫が薬師というのもあるけど、主人公の猫猫が謎を解く思考の過程が面白い作品でもあるので、理系の人に特に刺さりそうな作品。 最新4巻で原作1巻を消化したようなので、新規開拓するなら今。 ちなみにどうやらビッグガンガン版とサンデーGX版があるらしいけど、どちらも原作準拠でストーリーはほぼ同じっぽいので絵の好みで選べばいいのかも。 4巻まで読了【新連載】「TVアニメ創作秘話」を語ろう!【手塚治虫】TVアニメ創作秘話~手塚治虫とアニメを作った若者たち~ 野上武志 宮﨑克名無し「B・J創作秘話」の宮崎克が描くTVアニメ創世記!! 「毎週アニメを制作する」。 不可能に挑戦した手塚治虫と無謀な若者たちの挑戦!! 【原作】宮崎克 【漫画】野上武志 【雑誌】週刊少年チャンピオン 【掲載】2019年No.8〜 (「週刊少年チャンピオン公式HP」より) https://www.akitashoten.co.jp/w-champion 現地で感じたくなるエーゲの風エーゲ海を渡る花たち 日之下あかめ兎来栄寿美麗な絵で描かれる15世紀ヨーロッパ紀行。それだけでも堪らないのですが、内容的にもとても良くお薦めしたい作品です。 イタリアのフェラーラから始まり、ヴェネツィアやクレタ島など諸国を少女たちが旅して行く様子が描かれて行きます。 ヴェネツィアのゴンドラやクロアチアの民族衣装などの名物が華やかなヴィジュアルで紹介され、実際に旅をしているような楽しい気分にさせてくれます。特に、丁寧に描かれる世界各地の名物料理は実食したくなること請け合いです。 丁度個人的に今年の初めにアテネからエーゲ海を渡ってギリシャの島に行ったり、そこからローマやヴェネツィアを旅して来たこともあって「あー、ここはこの前行った!」と、より楽しめる部分が多かったです。またいつか行きたいと思ったのですが、この作品を読んだことでその想いがまた一際強くなりました。 明るく和やかな雰囲気で進行する物語に、読んだ後は心も解きほぐれます。 中心人物が二人の少女なので、百合好きの方にもお薦めです。予想以上に面白かった蒼茫の大地、滅ぶ 西村寿行 田辺節雄マンガトリツカレ男※ネタバレを含むクチコミです。カッコイイぜ…ニンジャ=バッツ…!ニンジャバットマン 久正人 DC COMICSANAGUMAバットマンが戦国時代の日本に異世界転送されて 天下統一を果たしたトノ=ジョーカーとの決戦に挑むという狂気のプロットでカッ飛ばすDC一世一代の超企画。 それがまさかの久正人ワークでマンガ化とあっては読まないのが損すぎますよね。 なんでしょう。 陰影がいつもの3割増しでバチバチにキマりまくっていて マジで久先生が描くために存在しているコミカライズだなと思いました。 ジャパニーズ・アメコミの真髄を見て!!! そしてカバーの紙がいい。これは紙で買おう。 ナチス×ドイツ×メイド男子+復讐少女!!夜明けの旅団 片山ユキヲANAGUMA盛るよなァ〜〜〜要素をさァ〜〜〜。 しかしながらこのマンガが真に素晴らしいのは 異常な射撃の腕を持つメイド服の青年と親の仇への復讐に燃える少女のコンビが ゾンビやナチスとガチバトルを繰り広げるっていう キャッチーな要素の底の底に、血の通った人間のあったかさが しっかりと敷き詰められているところです。 食事のシーンとか、ちょっとしたふたりのやりとりとか、ゾンビを前にいがみ合っていた人間が手を取り合うとか…。 本格ゾンビ・アクション・ホラーの中に 片山ユキヲ先生の「やさしさ」の芯がきちんと通っているので ゾンビものの枠組みを超えて「人間ていいよね…」ってなっちゃうこと間違いなしの良作です。印象に残ったエピソード史記 横山光輝starstarstarstarstarマンガトリツカレ男保身の術。王翦の回かな。秦王の人間不信を見抜いて用心深く生きて名声を手に入れた名エピソードたいやき夢の端々 須藤佑実名無したまたま第三話を読みましたが…絵の情感といい、セリフ回しのセンスの良さといい、昭和の空気を濃厚に感じさせる時代考証の見事さといい、こんな才能のある人がいるんだ…と思いました。 隔月のようですが…これ描くために相当な力量を注いでるのでしょうね。 戦争の影を感じさせるという点では、こうの史代さんの「夕凪の街 桜の国」以来です。ひさひざに心に刺さるマンガに出会いました。 久世番子先生の新作宮廷画家のうるさい余白 久世番子大トロ最近、天皇皇后両陛下の肖像画が公開されましたが、肖像画って写真とはまた違った魅力があっていいものですね。 この漫画も、スペインのお姫様や王様の肖像画を描く王宮お抱えの画家のお話です。 弟子がとにかく可愛いですね。 まだ1巻目なので、これからが楽しみです。ちばプロのこだわりがすごすぎるあしたのジョーに憧れて 川三番地なまこデラックス川三番地がちばてつやのアシスタントをしていた頃の漫画だけど、ちばてつやはもちろんアシスタント含めたちばてつやプロダクションすごすぎるなって何回も思う。 作画のデジタル化が進むけど、これを読むとアナログも生き残って欲しいって思う。カメラを止めるな!(ちょっと昔)デラシネマ 星野泰視名無し2巻まで読了。 時代劇などを撮っていた日本映画全盛期漫画。 時代劇もそんなに知らない、舞台美術、殺陣なんてーものもほとんど知らない現代人こそ読め! 映画づくりって熱いんやなぁ… 第二次世界大戦を扱った戦記漫画BATTLEフィールド 島本和彦starstarstarstarstarマンガトリツカレ男アオイホノオの島本和彦とはまったく違う感じ 基本シリアスでたまにコミカルな描写が入るぐらいだけなんだが、すごい良い短編ばかりだ BATTLEフィールドを読んだときはやっと 戦場まんがシリーズの松本零士 戦場ロマン・シリーズ の新谷かおる の流れを継ぐ作品が来たと思ったけど、1巻以降が出ない... 読み応えがあって面白いマージナル・オペレーション キムラダイスケ 芝村裕吏starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)なんとなく読み始めたら手が止まらなくなった。 ニートだった主人公がなんとなく外資系軍事企業を受けてみたら内定して戦場のオペレーターとして天才的な能力が開花し始めちゃう話、と書くと軽いのだが、実際は実に深刻だ。 研修から徐々に軍事企業の真髄に触れていくにつれ葛藤を深めていく様子が興味深い。 逆説的に子供兵士のために彼ら自身を戦場に出さなければいけないという苦渋の決断をくだし、何が何でも守るためにすべてを背負いこむ覚悟を決めなければならないほどシビアな世界だった。 子供たちの命を大事にすればするほど、危険な任務を行わせている 恐怖は増大していき闇が深まるばかりで、フィクションとはいえこの漫画を通して世界の裏側が薄ぼんやりと見えてくるような気がする。ナチスドイツNeuN 高橋ツトム大トロかっこいい世界観です。 ゼクスかわいいけど怖い…… 古典を受験する高校生は読むべき まじで!源氏物語 あさきゆめみし 完全版 The Tale of Genji 大和和紀名無し高校の頃いかにも漫画は馬鹿のよむものだ、とでもいいたげな先生が不意に「あさきゆめみしはいいですよ、登場人物の顔が全員一緒に見えますが」と紹介したことから、とても印象に残ってる作品。 実際に源氏物語の話の内容がどんな参考書よりもよくわかる。それだけでなく、古典常識もつく優れもの。大和由紀なりの解釈をされている箇所が多いところが問題視されることもあるが、古典に興味を持つきっかけになることを考えれば問題ない。ぜひ一読すべき。歴史愛(…?)が伝わる群衆心理 Team バンミカス ギュスターヴ・ル・ボン名無し学習マンガとしてはフランス革命当時への愛というか何というかが伝わってきて面白い そしてわかりやすい teamバンミカスの学習マンガシリーズは総じてクオリティが高いのでオススメ15世紀、"優しい世界"を旅する2人の物語エーゲ海を渡る花たち 日之下あかめsogor2515世紀を舞台にある目的のためにフェラーラからクレタ島まで旅する女性2人の旅行記。物語自体は穏やかに進んでいくので、作画カロリーの高さもあって、この時代の雰囲気を存分に楽しめる1作。 世界史に疎いので私は詳しくわからないんだけど、ルネサンスや大航海時代等、定番の時代や地域からは微妙に外れてるそう。その設定のチョイスや、敢えて"優しい世界"で物語を進めている辺りから、作者が本当にこの時代、この地域が好きで描いてらっしゃるのが伝わってくる。やっぱり好きの力は強い。 1巻まで読了。 「坊ちゃん」の漫画版かと思ったら違った坊っちゃんの時代 谷口ジロー 関川夏央名無し恥ずかしながら、初見は「坊ちゃん」の漫画版かなと思ってしまった。全五巻で、漱石とか、鴎外とか啄木みたいな教科書でしか知らない人のことがわかる。けど、それなら伝記を読めばいいわけであえてこれを読む理由は「明治」という時代がわかることだと思う。外国人が増えて世相が変わっていく中でどうやって生きたのか、何を考えていたのか。西洋に必死で追いつけ、追い越せ、とあくせくしていた日本の活気とそれをすごく先の視点から批評していった文化人達という構図がよかった。イブニング新連載!「幕末イグニッション」幕末イグニッション 大間九郎 忠見周名無し圧巻の筆致・既視感ゼロ!ファンタジー幕末冒険譚開幕!! 【原作】大間九郎 【過去作】 マズ飯エルフと遊牧暮らし 超人間要塞 ヒロシ戦記 【漫画】忠見周 2019年1月、『幕末イグニッション』にてデビュー。 (『イブニング公式サイト』より) http://evening.moae.jp/lineup/1178<<5051525354>>
最初は期待していたものの、難解な謎解きが続いたあげく、最後はあっさり終わってしまった。 もっとキャラ同士の人間関係や恋愛模様を見たかったのに残念。 敵が異形じゃなく人間(幽霊)だった方が、話が膨らんだ気がしないでもない。