繊細で美しく壊れていく女の子を鮮やかな筆致で描いた作品。 言葉選びが、またいい。ちょっと近かったけど、遠かった憧れの女の子を、漫画家になった冴えない女の子が回想し、語るというのが大筋だが、メタモノローグの過去回想で語るという形式がこの話にはよくマッチしていた。 思考と思考が噛み合ったようで、そんなことはなくて、すれ違って、解けて、知らないうちに彼女はいなくなってしまった。このことを回想する主人公は古傷をそっと触るような切なくて、甘美な気持ちになっただろう。距離も時間も遠さも関係なく、彼女はその時間へ回帰し続ける。そんな気がした
※ネタバレを含むクチコミです。
官能小説の真似事をする作品。ここまでエロいのは久しぶり。次も期待。
龍生くんの手の描写がエロいですね。 27歳なのにツンデレなイケメンとか可愛すぎます。 あと主人公の髪型とメガネの感じが好きです。
独身なのに既婚者設定にしてしまってミスり続ける主人公。 展開が読めなくてワクワクします!
まんが道を読んだり映画「バクマン。」のテーマ曲を聴いたりすると読みたくなります。 カーチェイスに宝探しに海賊や恐ろしい原住民との戦いなどなど、内容はアクションあり、バトルあり、ホラーありで見どころがとても多いです。 またコマの割り方こそ古風ですが、車がスピード感を持ったまま近づいてくる絵の表現は、時代に見合わない新しさを感じました。 藤子不二雄先生が受けた衝撃に思いを馳せ、当時の子どもたちの気持ちになって読みたい作品です。
1968〜70年代前半に、ヤングコミックやプレイボーイなどの大人向け雑誌に掲載された全8編からなる短編集。この電子書籍版では、秋田文庫版(1994年)に収録されている「ペーター・キュルテンの記録」「カノン」「最上殿始末」が未収録であるのと、作者のあとがきが含まれていないのが少し残念…。とはいえ全体の完成度が高いことに変わりはなく、いずれの短編も名作揃いです。時代的には、手塚治虫が劇画へ進んでいた頃で、それぞれの短編が、のちの「アドルフに告ぐ」「ブラック・ジャック」「火の鳥」などの作品に繋がってゆくルーツ的なものを随所に感じます。8編の中で一番ヤバい短編を選ぶとしたら「イエロー・ダスト」でしょうか。スクールバスを乗っ取った犯人が沖縄の米軍基地に立て籠もる話で、とてもショッキングで目を背けたくなるような描写が多いですが、短いページ数の中にあらゆる戦争の狂気が凝縮されていて戦慄しました。
いわゆる初期不良などを意味する『バグってる』先輩と、それに思いを寄せる女の子の話。こういう話は好き。 漫画表現を活かした、変化球のラブコメ漫画。週刊少年ガールを思い起こさせるが、こっちはよりギャグテイストに寄せられているために差別化できてる。読切にとても良く合っている設定だった。連載するにはかなりの引き出しが必要そう。頑張ってほしい
全話おもしろい短編集!現代モノあり!ファンタジーあり!心掴まれる作品がきっとあると思います。個人的には藤子・F・不二雄先生のムック本「Fライフ」に掲載された作品に鷲掴みされました。時を経て高校生になったキテレツ大百科の登場人物達のお話です。ちょっと泣けます。あとキテレツが変わらず神通鏡を掛けていたのが可愛くて笑いが止まらなかったです。
少年ジャンプルーキーで掲載していたが、ジャンプ+の連載まで実力で漕ぎ着けた作品。 モテたい男がある日、根暗のライブをきっかけにロックに目覚める話。 展開は荒いが、物語に引き込む『刺さる言葉』と『演出力』が際立っている。独特の熱さとカッコよさがある
金魚王国の崩壊の作者、模造クリスタル先生の作品。ヘドロから作られた少女を中心とした、歪な日常漫画。どこか狂ったキャラ達によって、ごく自然にオカシナ世界観が生まれている。やはり天才。 http://www.mozocry.com/hedrosan/01.html
異世界転生や異世界転移ではありがちなストーリーのようではありますが、スマホや通販、肉の焼き方、ゲームのプレイヤー視点などの取材要らずな「異能(笑)」と違って専門的な西洋医学の知識でもって無双する話なのでしっかり読みごたえがあります。あとがきでも取材のエピソードが描かれていますが大変そうです。 逆に、科学革命以前の文明(中世くらい)に科学を持ち込むとどうなるかというシミュレーションとしてはそれほど面白くはないですね。あんまり中世っぽくないというか…そういえば異世界だと何故か一神教のほうが珍しい気がしますが、そのせいでしょうか。 とはいえ1巻でいきなり王様のお墨付きをもらっちゃったのでこっちの世界でも科学革命起こっちゃうかもしれないですね。主人公は「平民も気軽に利用できる薬局をつくる」のが目標と言っていますが、そのうち商人が目をつけたら放っておかないでしょう。大変なことになるんじゃないでしょうか。原作読んでないのであてずっぽうですがw
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最近気づいたんですけど、童話モチーフにしたバトル系のファンタジーめちゃくちゃ流行ってますね。。バトルヒロイン好きなのでどの作品も楽しく読めてるんですが、この「赫のグリモア」はかなり期待値高いです。 別冊マガジン編集長の絶賛だけでなくTwitterで1話を公開する例のムーブメントでも4.4万Favとかなりヒットしています。 https://shonenmagazine.com/info/entry/20181009akanogurimoa ばーちゃんなまらかっけぇ
タイトルは帯を書いた、横槍メンゴ先生の言葉の引用。女の子三人の三角関係の話。 倒錯している感じがとてもよい。同性を好きになってしまったという感情を巡って、それぞれが秘密を抱えている。 他のふたりがそれぞれ同性の友人に恋心を覚えていることを知っているという秘密を持つ者。恋心を知っている彼女のことを分かっている上で知らないふりしている者。 わがままで身勝手で臆病で。友人関係と恋愛の最中をさまよう三人の物語。
カミカゼ賞佳作受賞の作品。すごいヨボヨボの人のいいおじいちゃん、島さんがコンビニ店員をやっている話。 二話目はちょっとまだ話の途中という感じもあったり、流れにすこし無理があるかなぁとは思った。ただ一話目がとても良かった。めっちゃ態度の悪い店員がすごいフラストレーションを溜めるように描かれていたため、オチが爽快。島さんのキャラも深まるようないいギャップを作るオチだったと思う。今後に期待!
このマンガにハマってストリップ劇場通いを始めたという女性がいた。飲みの席でその話になり「行ったことない」と言ったら、満場一致で絶対に行くべきだと言われ、その女性に連れて行ってもらったことがある。そしたら気絶するくらい感動した。 あれから数年経ちましたが、やっと読めた!これはハマるわ!生でストリップを観た時の感動も、劇場の空気感も、そのままマンガで再現されている。1巻から目頭が熱くなってくるわ。踊り子さんはみんな女神。ストリップは想像より明るいし面白い。全3巻で終わりは勿体無いくらい面白い。続編を切望します…!
表紙だけ見ると、なにこれ?別漫画?って感じがするけど、全巻を通して読んでると意外と違和感ないよ。翔太の寿司の全国大会編の漫画。 最終決戦は王道ながらにあのライバルとの決戦になった。あの人は、初登場時はここまで重要な立ち位置になると思わなかったなぁ……。せいぜい笹寿司のコマがいいところだと思ってた。 まぁそんなわけで王道的にも楽しめるし、笹寿司の悪行も見れる楽しい漫画。未読の人は、ぜひ読んでみてほしい。
笹寿司の悪行が有名な漫画。 とはいえ、笹寿司だらけの話かというと実はそうでもない。最初の最後でとてつもなく邪悪なことしてるから、そのイメージが強いだけ。 納豆を作ってる家で生まれた子供の回をよく覚えてる。あのイジメはちょっと心に来た。が、料理をすればイメージが変わる。子供に悪いイメージを払拭させたこの回は、料理の可能性をしっかりと伝えてくれた回だった。
ルポルタージュで知られる売野機子の短編集。 どれも良い。文句なしの短編集。ただ個人的には表題作の印象がなんといっても強い。 主人公が一緒に暮らしているのは、欠点はあるけど、可愛らしい妻。けれども日常生活のことがあまりにもできない! 主人公の苛々は徐々に溜まり、家に帰るのもイヤになる。 そんなある日、突然それまでできなかった家事などを妻ができるようになる。主人公はそのことをとても喜ぶが…… 物語にのめりこんで、心が冷えて、救われる。美しい短編。
努力家の主人公が、天才美少女達の「できない」に寄り添う話。超面白い。驚いたのはラブコメの為に動かされているキャラがいない事。どの人物も自身の考えや想いで行動していて、それが結果的にラブコメになってる。こういう漫画がずっと読みたかったんだ
タイトルで引いちゃったり偏見を持つのは非常に勿体ないし危険です。なんらかの依存症になることは誰にでも起こり得ることだからです。ましてや経験未経験にかかわらず性欲は誰しもが持つものだし、作中でも言及がありましたが"疲労"や"空腹"などのストレスがトリガーとなってタガが緩む感覚というのは私も身に覚えがあります。抑うつ状態とも関連が深いと何かで読んだことがあります。 https://wpb.shueisha.co.jp/comic/2018/04/13/102935/ … こちらで全話無料公開されています。 作者の実体験を元に、専門家の監修を受けて書かれています。「性依存症」そのものや互助会のような組織の存在など知らなかったことがたくさんです。また性依存症の種類もさまざまで、主人公(作者)はセックス依存症と診断されましたが露出症("狂"と呼ばれがちですが医学的にはこう呼ぶみたいです)の女性や痴漢行為に依存する男性も登場し、「痴漢は犯罪です」「ストップ冤罪」に加えて新しい見方ができるようになりました。 作中ではあまり触れられていませんが、調べると違法行為を繰り返してしまったり社会的地位を喪失してしまったりするリスクが高いようです。予防法などがあるのかはわかりませんが、多くは認知の歪み(痴漢犯罪者が「相手も喜んでいる」と思いこむ等)が認められるそうなので、これは性依存症に限らず気を付けたいですね。
https://twitter.com/fukkan_com/status/1097736185705709570 予価7344円。お高いけど欲しいね
https://twitter.com/one_rakugaki/status/1097572187274244098?s=21 作者のツイッター告知をぺたり。一巻完結なんだね
原作の内容を使い切っちゃったのかな? にしても二巻で終わりか~
BLとしてはかなりソフトな部類の作品だけど、2人のコンプレックスや相手に対する感情の変化などを丁寧に描きながら進む。2人の距離感が近づいたり離れたりする過程を一喜一憂しながら読み進め、気付いたら物語の最終盤まで読んでしまっており、丁寧でありながらもテンポ良くストーリーが進む。そしてその上での物語の締め方の美しさに、読み終わった瞬間はひたすら机をバンバン叩きまくっていた。久々に出会えた乙女回路がフル回転するBL。 ストーリーもいちいち可愛らしくていいんだけど、序盤の何気ない一言が心にダイレクトに刺さる表現とか、濡れ場のシーンで極端にトーンの使用を減らして全体に淡い感じの画面作りなど、演出もかなり凝って創られてる感じがする。脇で登場するキャラたちもいい味を出していて、群像劇のような形でもっとこの世界を見てみたくなる。 全1巻読了
東京出張の度にホテルの空室がなくて困るサラリーマンの主人公。しかし必ず美女が一夜の宿を提供してくれる。そう!毎回ラッキーなシュチュエーションに恵まれる主人公なのですが、まったくゲスさがないのがいいですね。大人な関係にもなったりするけどクリーンな印象を持つマンガです。絵柄の力もあるのかな?一つのエピソードが3部構成(男性視点、女性視点、一夜の後)になってて、どの視点でもドキドキします。あとがきに「犬上すくね版の孤独のグルメが読みたい!」という担当氏の言葉から発想したと書いてて面白かったです。
アフタヌーンでたまたま読んでめっっっちゃ良かった作品。 昴 MOON―昴 ソリチュード スタンディング― ボールルームへようこそ Sweep over the Dance hall. 絢爛たるグランドセーヌ ダンス・ダンス・ダンスール う〜〜ん! ダンス漫画にハズレ無し!! そしてまだ1話ですが、個人的にはこれらの作品と肩を並べる名作になる予感がする…! 中学校の頃の思い出が原因で人のダンスを直視できない主人公・カボと、スレンダー美人でまだ人と踊ったことがないという湾田さん。 ガラスの前で1人で踊る湾田さんの、振りの迫力にもうメロメロ…!!2人が部活に入ってどんなふうに踊るのか、今から超楽しみです。 **【ワンダンスに登場した楽曲リスト】** (最終更新: 2020/06/25) https://apple.co/30FsVxN >第17話「反響」 ♪: A Tribe Called Quest - Jazz (We've Got) ♪: Blackstreet - Deep >第16話「ワンムーヴ」 ♪: Pete Rock and CL Smooth - The creator >第15話「ヒット」 ♪: 24K - We have No Enemies >第14話「ジャンルの壁」 ♪: Outlines - Just A Lil' Lovin' ♪: Sharam Jey - Feel Nobody ♪: Michael Jackson - Heartbreaker >第13話「恩 vs. 花木」 ♪: Billie Eilish - bad guy ♪: Dax Riders - You are the sunshine of my life >第12話「恩 vs. 伊折」 ♪: Fingadelic - Beat Ya 2 Def (Don't Stop) ♪: Freddie Gibbs - How We Do ('93 Til Infinity) >第10話「初コンテスト 中編」 ♪: Prof - Andre The Giant ♪: Shawn Mendes, Zedd - Lost In Japan (Original + Remix) >第9話「初コンテスト 前編」 ♪: Nas - I Can ♪: Mark Ronson - Uptown Funk ft. Bruno Mars >第8話「世界」 ♪: Ne-Yo - Because Of You(恩ちゃんが好き) ♪: Michel Jackson - Black Or White (湾田さんが好き) >第7話「イオリ VS カボ」 ♪: Kendrick Lamar - HUMBLE. ♪: 2Pac - Changes ft. Talent >第6話「マサム VS イオリ」 ♪: Samurai - Jazztronik >第5話 ♪: Shawn Mendes, Zedd - Lost In Japan (Original + Remix) >第4話 ♪: The Weeknd - I Feel It Coming ft. Daft Punk ♪: Drake - Fake Love ♪: Khalid - Talk ♪: Michael Jackson - Break Of Dawn >第3話 ♪: Shawn Mendes, Zedd - Lost In Japan (Original + Remix) >第2話 ♪: Bruno Mars - Finesse ♪: Ed Sheeran - Shape of You ♪: Ed Sheeran - Don’t
女殺し屋っていうのが最高なので 表紙のクソカッコよさに惹かれて買いました。 とりあえず言えることは ・ちゃんと凸凹の相棒が居る ・アクションがマジでウマい。銃撃戦超スタイリッシュ 以上でスコア200億点です。 ジョン・ウィックとかキングスマンの新しい雰囲気をまといつつ 時代設定がバブル期っていうこのギャップがイイですね…。
かっこいい世界観です。 ゼクスかわいいけど怖い……
表紙の女の子紬ちゃん(幼稚園児)と父を中心にした物語なのだが、1巻から紬の表情や心の嬉しい、悲しいという移り変わりの描写がとても良い。 子供の可愛らしさや無邪気さが溢れており、このために父が頑張ろうと奮起するという事の読者への説得力になっている
聡明で優しすぎるがゆえに生き辛い少女の懊悩と成長の物語。 禅問答のような思考に苦しみ、幼さゆえの無力に嘆き、時に激しい感情に身を任す。テーマ、画力、世界観の全てが溶け合っている傑作。一ページ目の美術作品に金魚のモチーフを入れ込むセンスも堪らない。 http://www.goldfishkingdom.client.jp/02.html
青春の記憶と傷痕だけを残して失踪した女の子が昔と変わらぬ姿で、16年後に現れる。けれど今の主人公には彼女が居て......という話。 ズルい。漫画の特性をフル活用し、甘美に感情を傷つけてくる。キャラの関係、心情、表情のどれもが愛おしい。最強の感傷マゾ漫画
鬼死ね→メイコの遊び場→マザリアンという順番で読んだけど、奇妙で恐ろしい力を持ったマイノリティとその疎外感を描くのがうますぎる。 3巻の結末、俊郎の最後の決断は予想外で読後の喪失感がすごかった。 何度も読んで噛み締めたい作品。
ADと言ってもあまりピンとこない。 テレビの裏方でカンペを出してる人? 想像と反してリアルはこうだよ!って知れる漫画。 ギャグがいいですね…テンション高い感じが見てて飽きません。
ねこの雑誌「ねこぱんち」で掲載されていた猫まんがということで、めちゃくちゃ期待して買った作品。 大正時代の和洋の文化が入り交じる日本で、猫の貸道具屋・響銅(さはり)が人の涙を対価に不思議な道具を貸すファンタジーで、各エピソードに猫達がわんさか登場する…! 耳をすませば・猫の恩返しに登場するバロンが洋風の紳士なら、響銅は和風の男前という感じでとても素敵でした。
表紙を見て分かる通り、ボスはめっちゃ猫を飼ってるし、その猫の表情がめちゃめちゃリアル。 猫がかわいいエピソードだけでなく、ボスの若き日のしくじりや、亡き親友、今の愛猫と出会った日も出てきて、思わずボスにもキュンとします。 部屋のレイアウトを変えたり、グッズを買ったのに見向きもされなかったり、服が毛だらけ、体傷だらけになったり、猫好きなら共感できるボスの『猫優先』の暮らしぶりが見ててメッチャ和むのでおすすめです。
とよ田みのるの短編集。 「素敵な面倒さん」「CATCH&THROW」「ヒカルちゃん」「等価なふたり」「片桐くん」の五作が収録されている。 中でも注目したいのは「素敵な面倒さん」。メドゥーサの面倒さんが、宿敵を倒すためにギリシアから転校してくるという話だが、どこか「金剛寺さんは面倒くさい」とも通じる絶妙な面倒くささと可愛らしさを持っている。あの作品が好きだったならばぜひとも読んでほしい。
主人公、29歳、モブ顔、彼氏なし。何者にもなれない。 カモられて舞台のチケットを買わされ、演劇鑑賞。 ささる〜〜〜〜〜〜〜!!!! 日陰の世界から日向の世界へ! 自然と応援したくなる! 作中で美人な妹が出てくるんですが、口は悪くとも心の中では慕ってるところがすごく好感持てます。 あれがやりたい、これがやりたい!を止めることは誰もできない! 年齢も性別も実は関係ない! そう思い出させてくれる漫画、間違いなし。
アヤメくんののんびり肉食日誌の町麻衣先生の作品。 「漁師の息子は家が金持ちゆえ、年頃になるとプレハブ部屋が与えられる」という「うわありそう…」とやたらリアルな描写が忘れられない。 狭い行動範囲で暮らし、学生時代のつながりが卒業しても継続する「地方・地元感」と、漁師・農家の「仕事」、そして「恋愛」の3要素が絶妙に噛み合って独特の雰囲気が出てて好き。 地方のリアルな空気感を味える映画やドラマのような素敵な作品でした。
内容が思ったよりヤバくって、普通にひいてしまうのだけれど、なぜか毎週読んでしまう。しかも慣れてくるのが怖い。
前作の「げんしけん」と比べて恋愛色がだいぶ強くなり、それによって、オタクが異性とどう向き合うか、という前作でも話題となっていたテーマがより前面に出ている。班目君はヘタレだけど、ちょっと気持ちはわかるなぁーとなるところにオタクの悲しさがある。
ジャンプの短命漫画としてしばしば名前が挙がる本作。異端かも知れないが、当時から純粋に好きだった。あえてスポーツ科学という扱いにくそうなテーマに挑戦した意欲作だったと思う。
繊細で美しく壊れていく女の子を鮮やかな筆致で描いた作品。 言葉選びが、またいい。ちょっと近かったけど、遠かった憧れの女の子を、漫画家になった冴えない女の子が回想し、語るというのが大筋だが、メタモノローグの過去回想で語るという形式がこの話にはよくマッチしていた。 思考と思考が噛み合ったようで、そんなことはなくて、すれ違って、解けて、知らないうちに彼女はいなくなってしまった。このことを回想する主人公は古傷をそっと触るような切なくて、甘美な気持ちになっただろう。距離も時間も遠さも関係なく、彼女はその時間へ回帰し続ける。そんな気がした