1991年に劇場公開された宮崎駿プロデュース、高畑勲監督のアニメーション作品『おもひでぽろぽろ』の原作コミック。10歳の小学4年生・岡島タエ子は、18歳のナナ子、16歳のヤエ子、お父さん、お母さん、おばあさんの6人家族の末娘。電気エンピツ削りが欲しいタエ子は、夜、父親におねだりして、ようやく買ってもらえることになるのだが……。懐かしき昭和41年代を背景に、タエ子の目線から日常の中に置き忘れた喜びや悲しみ、楽しさをほのぼのと描く。
神野多々里(かみのたたり)という変わった名前、とっても暗い雰囲気、上手に話ができない性格、そして不気味な笑顔……。そんなたたりちゃんは今日もクラスでいじめられている。でもね、そんなにいじめると……「たたりがあるぞ~」!!少年、少女の残酷な部分を描いたユニークで哀しいホラーの傑作!
ロシア皇帝ピョートルの妃となった元ドイツ工女・ゾフィ・フレデリーケ・アウグスタ(エカテリーナ・アレクセイエヴナ)、中世のヨーロッパを生きた類希なる美貌を持つ2人の美女・フレデグンデとブリュヌオー、大和国(やまとのくに)に嫁いだ息長媛(おきながひめ)など、6人の女性像を描いた連作短編集。榎本由美の流麗な筆致が、美女達の懊悩(おうのう)と他人には明かせない秘密を描き上げる。歴史の狭間に落ちたミステリアスな真実を、あなたはいま体感する!!
炭焼物語
昭和32年の和歌山県西牟婁郡西ン谷を舞台に、炭焼きを生業とする青年の日常を描く。山を切ると同時に山を育てる――1200年もの間、紀州の森を守り育ててきた炭焼き師達の精神、炭作りの工程を通して自然と人間が共生している姿を綴っていく。タヌキ、キツツキ、トラツグミなどそこに住む野生の動物を介して、炭焼き師達の日常を抒情性豊かに描き出している点にも注目。
日本伝統の刺青文化を伝承し、己の精神を日々鍛え、生涯に渡り修行している彫師・彫梟(ほりきょう)。ある日、行きつけの飲み屋で夫の失踪とともに300万円もの借金を肩代わりし、人生を捨てかかっていた柳田玲という女性と出会う。しっとりとして、透き透るような白い肌を持った彼女に、彫梟は長年温めてきた「天女鳳凰」を生まれさせたいと考える。刺青を彫るノミ(針)の痛みに耐えたとき、どんな辛さも乗り越えられる勇気と強さが生まれると聞いた玲は、その申し出を受けるが……。言葉では伝えられない何かを肌に刻みつけ、彫師は精魂を込めて刺青を刺す!!刺青を背負った人々の熱きドラマ。
今も忘れてはならない大東亞戦争の記憶。著者が5年の歳月をかけて描いた渾身の1作。※電子化の底本とした紙版の『苺と骨大東亞戦争悲話完全版』(青林堂刊)を2分冊しております。
古典名作集
『悪徳の栄え』『美徳の不幸』(マルキ・ド・サド)、『人殺し城』(グリム兄弟)、『O嬢の物語』(ポーリーヌ・レアージュ)など、西洋古典文学を原作に、甘美なるエロスの旗手・千之ナイフが活写した古典名作シリーズ。「サド侯爵を原作として漫画を描いてみたいという思いはかなり前からあり、その機会に恵まれたときには光栄を感じると共に、大変な緊張から不眠症に陥ってしまった程であった」(千之ナイフ、あとがきより)
今日のマチコ先生のパンティは?ちょっとエッチな中学生コンビ・カメ山カメ夫と池上ケン太は、朝からマチコ先生のパンティは何かで話し合っていた。ケン太達の気配をシャワールームで察したマチコ先生は、急いで着替えるが……。パチンコホール用景品専門雑誌『コミックブレイク』に連載された「新世紀版まいっちんぐマチコ先生」のほか、2002年『CRまいっちんぐマチコ先生』の登場とともに、パチンコ雑誌にて連載された「マイコ本当にウソみたい!!」を同時収録。
あのマチコ先生がよりエッチになって帰って来た!その過激度はもう「まいっちんぐ!」。ナイスバディな美人教諭・マチコ先生がヤンチャな生徒・ケン太&カメのエッチなイタズラに振り回される!!あらま学園の生徒から絶大な人気を集め、モテモテのマチコ先生。そんなマチコ先生に嫉妬し、学校からの追い出しを企む教頭・タマコ先生が雇ったのは、なんと強姦魔!?迫りくる魔の手にマチコ先生は……?青年誌を中心に掲載された作品を一挙17編収録!!
昔読んでいて、当時は怖いや気味が悪いという印象しかなかったけど、大人になって読み返すと教育漫画だと思わせてくれます。 イジメシーンなど少し気持ち悪い、グロテスク描写もあるので苦手な人は受けられないかもしれません。 いじめた人が祟られてスカッとします。