炭焼物語
昭和32年の和歌山県西牟婁郡西ン谷を舞台に、炭焼きを生業とする青年の日常を描く。山を切ると同時に山を育てる――1200年もの間、紀州の森を守り育ててきた炭焼き師達の精神、炭作りの工程を通して自然と人間が共生している姿を綴っていく。タヌキ、キツツキ、トラツグミなどそこに住む野生の動物を介して、炭焼き師達の日常を抒情性豊かに描き出している点にも注目。
神野多々里(かみのたたり)という変わった名前、とっても暗い雰囲気、上手に話ができない性格、そして不気味な笑顔……。そんなたたりちゃんは今日もクラスでいじめられている。でもね、そんなにいじめると……「たたりがあるぞ~」!!少年、少女の残酷な部分を描いたユニークで哀しいホラーの傑作!
容姿端麗、冷静沈着、頭脳明晰、家事完璧のクールビューティ奥様・木村マリ子は、ダンナ様である木村義博よりも(!?)息子の優ちゃんにメロメロで激甘!アイスクリームを買いにいけばゆうちゃんが指さしたアイスクリームを全部買ってしまうし、義博と優がキャッチボールをしていると、「ゆうちゃんにそんなキケンなことさせられません」と代わりにボールを捕ってしまう始末。毎日とってもラブラブな仲良し家族。巻末には10年後の木村家も収録!
1991年に劇場公開された宮崎駿プロデュース、高畑勲監督のアニメーション作品『おもひでぽろぽろ』の原作コミック。10歳の小学4年生・岡島タエ子は、18歳のナナ子、16歳のヤエ子、お父さん、お母さん、おばあさんの6人家族の末娘。電気エンピツ削りが欲しいタエ子は、夜、父親におねだりして、ようやく買ってもらえることになるのだが……。懐かしき昭和41年代を背景に、タエ子の目線から日常の中に置き忘れた喜びや悲しみ、楽しさをほのぼのと描く。
学園で、街で、妄想坂のDr.蝙蝠(コウモリ)の館で体験するちづるの奇妙な体験の数々。保健医である赤都先生の秘密は、骨格標本のシズマを愛していることだった。ある日、ちづるは赤都先生がシズマにキスする場面を覗き見る。時を同じくして学園では、背中や首すじ、太ももに大きな腫れ物ができる生徒が増えていた。赤都先生は、手際よく腫れ物をメスで取り除くが……。ホラーテイスト漂う、不可思議な千之ワールド!!
ブログの女王、眞鍋かをりさんもお気に入り。まろかちゃんのかわいらしさに目が離せません。ほのぼの4コマの中に笑いと涙とメルヘンが詰まった絵本。
桔梗りんどう
美貌の大盗賊・桔梗丸、その名声と男を惑わす愛らしさは大評判!しかしそんな桔梗丸は実は…かわいい男の子!?今宵も桔梗丸はその愛くるしさとフェロモンを武器に、お宝探して飛び回る。遊郭に潜入しエッチな難関を潜り抜け、難なくお宝をゲット!…のハズだったけど、そこに謎の爆乳美女盗賊が現れてお宝を横取りされちゃったから大変!笑いありちょいエッチありの、ドタバタ活劇ご覧あれ!
日本伝統の刺青文化を伝承し、己の精神を日々鍛え、生涯に渡り修行している彫師・彫梟(ほりきょう)。ある日、行きつけの飲み屋で夫の失踪とともに300万円もの借金を肩代わりし、人生を捨てかかっていた柳田玲という女性と出会う。しっとりとして、透き透るような白い肌を持った彼女に、彫梟は長年温めてきた「天女鳳凰」を生まれさせたいと考える。刺青を彫るノミ(針)の痛みに耐えたとき、どんな辛さも乗り越えられる勇気と強さが生まれると聞いた玲は、その申し出を受けるが……。言葉では伝えられない何かを肌に刻みつけ、彫師は精魂を込めて刺青を刺す!!刺青を背負った人々の熱きドラマ。
今も忘れてはならない大東亞戦争の記憶。著者が5年の歳月をかけて描いた渾身の1作。※電子化の底本とした紙版の『苺と骨大東亞戦争悲話完全版』(青林堂刊)を2分冊しております。
炭焼物語のタイトル通り「炭焼きを生業とする青年の日常を描いた物語」 炭作りの工程だけではなく山奥での野生の動物との出会いや、イノシシ狩や、炭焼き師達との交流などが書いてある。昭和30年代の山奥での生活もわかり面白かった。 「炭焼物語」/「まんが 新白河原人 ウーパ!」/「鬼滅の刃」といい炭を焼く漫画はどれも面白い