小学館マンガの感想・レビュー4596件<<2930313233>>読みだしたら止まらないヒメゴト~十九歳の制服~ 峰浪りょうstarstarstarstar_borderstar_bordermotomi面白いし絵がきれです。話の中に吸い込まれて行って、一度読み始めたら止まらなくなりました! 非行に走る未成年の原因が親・家庭環境であること、自分のアイデンティティが周りと違うせいで殻ができ、ありのままの自分を殺してしまうこと、思春期のたわいない言葉や接し方がまるで本当のその人のような、偽物の人格形成をしてしまうこと、19歳という、大人になる手前に現れる問題に触れ、かつ殻を破れるきっかけや存在は一体どんなものなのかを教えてくれる漫画でした。コンビニのおばちゃんは元魔法少女フランチャイズ! つくだ☆マジカル 小田扉starstarstarstarstar_borderゆゆゆコンビニのおばちゃん、実は元魔法少女。 出オチのような設定です。 でもストーリー、ちゃんとしてますよ。 ギャグもありますよ。クスッとしますよ。 前半はおばちゃんのコンビニでバイトするあつみちゃんの視点がメイン。 後半はおばちゃんの魔法少女時代の話がメインになります。 今はおばちゃんルックスだけど、魔法少女時代は魔法少女めいた見た目でした。 他の魔法少女も出てきます。 よくわからない生き物も出てきます。 タイトルも、よくわからない生き物も回収されて、大団円です。 おばちゃん、元魔法少女だけど、ちゃんと魔法を使えるので、魔法元少女が正しい気がしてきました。毒親血の轍 押見修造starstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomi一言で言えば、毒親の話です。主人公にとって、生きている限りつきまとってくるレベルのトラウマです。 母親にも生い立ちの過程で何かがあったのかな。結婚した時点で既に病んでいた可能性は高いと感じました。穏やかな日常の歯車が突然狂ったのではなく、なるようにしてなったと思います。 主人公の男の子が気の毒で、心が痛いです。物語の序盤では、あの母親を持っていてもせめて学校では友達や彼女と明るい青春を過ごすことができたであろう立ち位置にいたのに、あの日、崖で母親が決定的な行いをしてしまったために、どうやっても自分の心のひずみを治せなくなってしまった。 主人公は長く苦しむことになります。そして母親はどんどん崩れていきます。もう、悪夢のようにどんどんと。それが気なって読んでしまいます。隣人が魚の顔をしているまさかな恋になりました。 邑咲奇starstarstarstarstar_borderゆゆゆ35歳、独身、女。 大手企業の子会社に事務員として勤めている。 薄給、多忙。同期どころか若い後輩は結婚しては辞めていく。 でも雇ってもらえるだけいいじゃない、と思っているらしい。 そんな彼女に恋人がいたのは一体いつのことか。 身だしなみは昔から最低限。 高そうなカメラで撮ってもらえば、映し出されたのは、見まごうことなきオバサン。 オバサンとわかっていても、突きつけられると傷つく。 主人公・栞の状況を書いていて辛くなってしまった。 みな、年をとるのだ。どう年を取るのかなのだ。我が身振り返ってダメージ倍増。 そんな栞は夜中に引っ越してきた隣人さん・瑞貴くんの顔が何故か魚に見える。 たまに本来のイケメンに見えるけど、基本は魚に見える。仕組みはわからかいけど、魚に見える。 魚の顔の彼と話しているのはとても気楽らしい。 魚フェイスがなくなると、若くてイケメンで気遣いできてさらに御曹司。 なにかあれば玉の輿である。 でも、魚に見える。 栞の家族がひどいとか、栞の会社の人達がひどいとか、周りの環境も環境なのだけど、魚に見えるおもしろさが上回ってしまう。 栞の性格を考えると、魚の顔をしているくらいがちょうどよいのかもしれない。 魚人間と恋愛??と読み始めたら、おもしろくて読み止まらない。 縦読み前提の見開きマンガという挑戦 #1巻応援スーパーストリング -異世界見聞録- 尹仁完 Boichi兎来栄寿各社や著名人のwebtoonへの参入が非常に盛んな昨今ですが、その中でも特に注目なのが本作でしょう。 直近まで『週刊少年ジャンプ』で累計発行部数1500万部を超える大人気作品『Dr.STONE』を手掛けていたBoichiさんが、『新暗行御史』や『DEFENSE DEVIL』で知られる尹仁完さんと組んで送り出す新作ファンタジー。 面白いのは、4月から『サンデー』でモノクロ見開きマンガとして連載しながら、6月から『LINEマンガ』でwebtoonとしてフルカラー縦読みマンガとしても連載していることです。そして、すでにWEBTOON Worldwide Serviceを通じて7言語での連載がされているそう。 その単行本1巻が発売となりました。 今までも縦読みマンガを見開きマンガにして単行本化というのはありましたが、本作はベースに見開きマンガがありながら縦読み化前提で作られており、webtoon化・フルカラー化する際には効果音や演出、コマの縦横はもとよりセリフにまで大きく改変が及んでいます。 普通の見開きマンガとして読もうとすると若干違和感があることもあり、読書体験としてはwebtoon版の方がかなり上回っている印象ですが、個人的には面白い試みだなと思います。 かつて『ドラゴンクエスト11』が発売したとき、PS4と3DSどちらでも遊べて、なおかつ旧作に親しんだ人に向けて主流の3Dモードとは別にオールドな2Dドット絵モードでも同じ物語を楽しめるように設計していたのが画期的でした。ファンの絶対数的に馴染み深い形式で触れたい、という人も多かったことでしょう。 それと同様に、どうしてもまだwebtoonには慣れないという人も多いと思います。そういう人には、従来の見開きマンガでも読めるという選択権があり、逆に海外に輸出する際などはより受け入れられやすいwebtoonという形式にすることでより臨場感を持って楽しめる。ある程度大きい作品でないとできないことだと思いますが、価値ある試みだと思います。 私は以前に、webtoonの可能性を探る下記のようなインタビューを行いました。 https://manba.co.jp/manba_magazines/22224 こちらでも述べていますが、webtoonはまさに今が過渡期です。それ故に、これからたくさんの挑戦がなされていくことでしょう。 日本人以外の作家として日本で初めてメジャー誌でのヒット作を出した尹仁完さんが、同じく韓国出身のBoichiさんと共にこうした挑戦を行っているのも意義深いです。 正直、「まだwebtoon作品は面白いものが少ないな」と感じている人も多いと思います。ただこれは見開きマンガの初期と同じで、webtoon制作に対する知見や技術、経験値が溜まっていった先には人々の人生に大きな影響を与えるような名作もどんどん登場してくるはずです。 この作品に触発されて「webtoonはこんな可能性もあるんだ」「自分はこうしてみよう」と思うプレイヤーも現れると思いますし、まさにマルコ・ポーロが見た数多の異文化のように、未知の可能性が溢れているのを感じます。最高の魔球漫画砂漠の野球部 コージィ城倉starstarstarstarstartoyoneko「砂漠の野球部」は、コージィ城倉先生が、週刊少年サンデーで連載していた野球漫画です 超強豪校の落ちこぼれ野球部員たちが、鳥取の高校に転校して甲子園出場を目指す、というのがストーリーの骨格で(日本でもっとも地区予選出場校が少ないのが鳥取だそうです)、初期はわりとコメディ&お色気色が強い漫画でした(1巻の表紙参照) ある意味サンデーらしい漫画ですね しかしストーリーが進むに連れシリアス度が増し、ド根性熱血野球漫画になっていきます そのうえで、このマンガ一番の見どころは、やはり恐るべき魔球「サイレントカーブ」でしょう!(コミック8巻~) 魔球には、謎と、(屁)理屈が必要で、それが魔球の魅力を基礎づけます この点、「サイレントカーブ」は、一見地味なのに、実は恐るべき謎が隠されていて、しかもそれを裏付ける理屈が、なんというかサイコーに無茶で、それでいながらカッコよいのです。私は大好きです さらに、物語最終盤には、サイレントカーブとは異なる、最終最後の大魔球が登場します 「サイレントカーブ」と、最後の魔球! この二つの魔球が存在することで、「砂漠の野球部」は、(私の中で)最高の「魔球漫画」となったのでした 癖のある野球漫画が好きな方、昔のコージィ(又は森高夕次)の漫画が読みたい方にオススメですめっちゃおもしろいオカヅリ カトウタカヒロ名無しこの設定と世界観かなり好きです。ロマンがある! 最初はあんな状態になって文明を復活させるとか無理だろうと思って読んでいたけど「そういうことか〜!」となりました。 女性差別社会をブン殴れ! #1巻応援女だから、とパーティを追放されたので伝説の魔女と最強タッグを組みました 三弥カズトモ 蛙田アメコ りりうら世都あうしぃ@カワイイマンガ女性差別がはびこる異世界で、パーティに理不尽な扱いを受けた魔導士の主人公は、八つ当たりの中で伝説の魔女の封印を解いてしまう。二人が手を組みパーティへの復讐を目指す物語は、現実世界にもある女性差別を数多く描き出す。 現実世界での女性差別は、とても見えにくい。例えば〈女性議員が少ない〉という問題意識に「実力のある女性議員希望者が少ない」「そもそも議員になりたがる女性が少ない」という、もっともらしい反論がある。しかしこれは女性に対する教育の不平等(女性に教育は要らないという意識、入試不正等)や女性は表に出るべきではない(=女性は男性に庇護されるべきだ、女性は家庭を守る人だ)という意識等、社会構造に練り込まれた多様な通念、しきたりが起因していて、それは男性にも、そして多くの女性にも気付かれない。 本作の異世界でも、現実世界で行われる差別が全く同じ形で表現される。主人公は身に降りかかった決定的な差別をきっかけとして、社会にある差別構造を伝説の魔女に教わりながら少しずつ自覚するようになる。主人公と一緒に、私もいちいちハッとさせられる。 魔女に肯定される主人公、主人公が肯定する女性達。世の中のおかしな構図に武力で立ち向かう二人の進撃は痛快だ。難しく考えずに勧善懲悪をなしてゆく水戸黄門的なカタルシスを与えながら、差別構造を分かりやすく描いて「女性差別はこんなに分かりやすく〈悪〉なんだ」と気付かせてくれる。 二人が社会をギッタギタにするのを期待したい。過疎の村に移住してきた「金アレルギー」の若者かむろば村へ いがらしみきおstarstarstarstar_borderstar_borderかしここの作品を読む前にいがらしみきお先生の「Sink」と「羊の木」を読んだので、コメディっぽいけど途中から怖い話になるんじゃないかとヒヤヒヤしながら読んでましたが、怖い話ではありませんでした。読後に先生のインタビューを読んだら連載前に担当さんから「限定された場所でのファンタジーを描いて欲しい」と提案されて描いたとおっしゃていたのでなるほどな〜と思いました。これはファンタジーですね。そうと分かると松尾スズキ監督の映画がめっちゃ観たくなってきました。私は前半の雪かきしたら屋根が抜けちゃった場面で大笑いしました。「残酷な神が支配する」読んでみた残酷な神が支配する 萩尾望都starstarstarstarstarかしこ※ネタバレを含むクチコミです。 優しさと真面目さしか出てこない叔父はパン職人 葛西尚starstarstarstarstar_border野愛中学生の女の子が宿題のために、叔父さんのパン屋さんを見学するお話。 8ページという短い中に、主人公の素直さ、叔父さんの真面目さ、つやつやでふわふわでさくさくのパンの美味しさがギュッと詰まってます。 真面目でかわいくて優しいひとと美味しいパンしか出てこないので心が洗われますね。 なんでもないお話なのに魅力的なのは画力が素晴らしいかもしれません。絵がうまい!完結したので全9巻一気読み #完結応援ヴァンピアーズ アキリstarstarstarstarstarnyae※ネタバレを含むクチコミです。バチ可愛い青春 #読切応援ポニテに揺れる 豊林サカネstarstarstarstarstarNano「何組の誰さん~」とか「国語便覧」とかもうもうめっちゃくちゃ中学時代のこと思い出してしまった懐かしい!!何年前…ウワーーー!!!!!! いやもう中学生男子女子の可愛さが詰まってますよこれ。やばいて。相馬さん可愛すぎるよぉ…髪結ぶシーンとかもう芸術かて。和原くんと一緒に見惚れてしまう。とにかく全ページ最高でした。読めて良かった。Thank you...。 介護ロボット「K7百」K7百 野利のり太名無し「トマトエモーション」と同じ作者ということを知って再読。一年前の雑誌掲載時にも読んでいましたが、今も記憶に残る作品でありました。ロボットが高齢者を介護する話でギャグを挟みながら軽快に描いてあるんですが、これから先の未来で実際に起こり得そうな問題な気がしますよね。「トマトエモーション」に比べるとページ数も半分くらいなので軽く読めてしまうのですが、この時点で作家性がすでにあるので記憶にも残る作品になっているんだなと思いました。48歳の新人漫画家による読切トマトエモーション 田中実名無し48Pとボリュームのある読切でしたが、ベトナム人技能実習生のヤウさんとトマト農家のおじいさんのほっこりする交流シーンと、失踪事件を調べる犬飼探偵のシリアスなシーンのギャップが交互にあって、最後までダレることなく面白かったです。農園と内科医が技能実習生の健康に気を使っていたのはそういう理由だったんですね…。 描かれたのは48歳の新人漫画家ということですが、作画もクオリティ高いし経歴が気になるところです。どこかでアシスタントでもされてたんだろうか。 https://bigcomics.jp/episodes/4c1c6d40b76ca子供から大人になっていく階段のほんの一段ポニテに揺れる 豊林サカネstarstarstarstarstarさいろく冒頭から中学生あるあるというか、子供ってそういうとこあるわーっていう心情や空気を探り探り成長していく途中で起こる事象がしっかり描かれている。 メインとなる2人のいい子達だなーっていう感じがすごく伝わってくるのと、周りを含め本気でよかれと思って動いているけどどうするのが正解かわからないし、段取りをすっ飛ばしちゃったりするところがとても「子供と大人の狭間」だなーって。 本当によく描かれてる。。。 読むと「あぁー…こういうとこってこういう事だったのかもなぁ」ってなって感心してました。続きは想像で補完しよう。 青春としか言い表せない自分がもどかしくなるポニテに揺れる 豊林サカネstarstarstarstarstar野愛読み終わったら叫び出したくなるし走り出したくなるはず。 この作品に対して青春とか甘酸っぱいとか爽やかとか既存の言葉を当てはまるしかできない自分がもどかしくなる。 読切じゃなくて続きを読ませてくれと思うけど、後ろ髪を引かれるこの終わり方が美しいのかもしれない。 廊下ですれ違ったポニーテールの綺麗な女子。 可愛いと評判の先輩でもなく、学年イチの美人でもなく、名前も知らないあの子。 付き合っちゃえとか一目惚れだとか囃し立てられるけど、この気持ちはそういうんじゃなくて……というストーリー。 安置なラブコメに発展しないからこそ、グッとくる。 すごく美しい。読んだ方がいいやつ!暗めな話ユーキャンドゥーイッツ 畠本レモン名無し主人公がダークでした 最後スッキリしててよかった何度生まれ変わっても忘れられない巨乳ぼくの輪廻 嶋木あこstarstarstarstarstar_borderかしこ主人公には輪廻転生を繰り返しても惹かれあう運命の相手がいた。現世で大学生ながら漫画家になった彼はいつも夢で見ている恋物語をそのまま作品にして連載を始める。すると「この話と同じ夢を私も見ている」というアシスタント希望の女の子が現れた。なんと彼女は夢の中の運命の相手と全く同じ巨乳だったのだ…!! 少女漫画と思えないほど巨乳の描写に力が入ってます。同じく輪廻転生を繰り返してる恋敵も美男子で三角関係が複雑なところもぶっ飛んでて面白いです。一気読みすると絵柄もだいぶ変わってきますが初期の頃がよりエロいと思いました。 カメントツのルポ漫画地獄の感想 #推しを3行で推すカメントツのルポ漫画地獄 カメントツマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ そういえばカメントツのマンガは最初この路線だったな。今の読みやすさに比べるとちょっと読みにくい面もあるけどルポ漫画はやはり面白い ・特に好きなところは? やはりヒプノセラピーに行ってきた編かな。途中経過も面白いが最後の金額に関してはちょっと引いた ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 単行本には一部しか収録されていないので全て見たい場合はここを見るのがおすすめです。 https://omocoro.jp/rensai/85637/ ザビエラー長谷川の青春日記青い音楽 ザビエラー長谷川名無しオリジナル増刊を読んでたらザビエラー長谷川の漫画が載ってて驚いた。イブニングが休刊になってからご無沙汰だったが元気そうで何より。2Pしかなかったけど。このままオリジナル増刊で何か連載してほしいな。鮫ノ野さんと鯱島くんはすれ違うの感想 #推しを3行で推す鮫ノ野さんと鯱島くんはすれ違う 七篠ユリ名無し・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ キュンキュンしました 七篠ユリさんの 絵が大好きになりました 新しい作品も 読みたくなります ・特に好きなところは? 鮫ノ野さんが 天然で とても 可愛かった 歯も 少女漫画には 珍しい感じて 七篠ユリさんの絵がとても 大好きです ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! とにかく 可愛いし キュンキュンするので 読んで見てほしいですし 七篠ユリさんの 絵がとても上手です 主人公、自己中すぎてドン引きしたThe Happiness ハンズツー名無しゾンビだらけになった世界で主人公もゾンビ あーとかうーとか言いつつゾンビ同士で会話できていて ゾンビは人肉食わないと体が壊れて死んじゃうらしい(死んでるけど) で、自分が好きな女のために 特に主人公をはぶってたわけでもない同類ゾンビたちを罠に嵌めて皆殺し(死んでるけど)というひっでえ話だった これが自分の残虐さを自覚してればよかったんだけど、1ミリも罪悪感持ってなさそうというか、そもそも全く罪と思ってないのがヤバイ 倫理観がイカれていて、完全に人間視点での「ゾンビは悪」って感覚。ゾンビになって長年生きてる人間の発想ではない まあゾンビになった途端に平気で自我残しつつ人間食えるのもヤバイけど、彼岸島の吸血鬼かよ しかもちゃっかり主人公だけ生き残ってるの最低のゲス野郎すぎる この主人公を好感持たせるつもりで描けてるっぽいのが、倫理観の違いは永遠に分かり合えんなと思わされた黒い藤子・F・不二雄藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版> 藤子・F・不二雄名無しブラックユーモア満載で、割と後味の悪い作品が多い。けど流石に面白い。同人誌の悪ふざけかよって感じの『劇画・オバQ』は、こんな一面もあるんだなと思わせてくれる。一冊ずつ寝る前に読む。<<2930313233>>
面白いし絵がきれです。話の中に吸い込まれて行って、一度読み始めたら止まらなくなりました! 非行に走る未成年の原因が親・家庭環境であること、自分のアイデンティティが周りと違うせいで殻ができ、ありのままの自分を殺してしまうこと、思春期のたわいない言葉や接し方がまるで本当のその人のような、偽物の人格形成をしてしまうこと、19歳という、大人になる手前に現れる問題に触れ、かつ殻を破れるきっかけや存在は一体どんなものなのかを教えてくれる漫画でした。