小学館マンガの感想・レビュー4595件<<188189190191192>>剣道男子龍―RON― 村上もとかおいちい!カッコいいよねー(^ν^)みなさんってさよーならみなさん 西村ツチカすー※ネタバレを含むクチコミです。効いたストレッチストレッチ アキリゆゆこれよくやってる月曜の朝にぴったり。闇金ウシジマくん 真鍋昌平ABZあんまり仕事のやる気がでない月曜の朝、ウシジマくんを読むとまっとうに働こう・・・という気持ちになれます。 サイコミで推し活もの新連載きた!推し活デッドライン 佐倉えびstarstarstarstarstarNano更新された瞬間読みに行きました!期待していた以上に面白いです!冒頭2ページからゾクゾクします。 「私だけが知っている推しの秘密」「私が推しを守らなきゃ」…どんどんのめり込んで行ってしまう主人公のさえ。でも辛いときに笑顔にしてもらって、ステージからいつも見てるよなんて言ってもらえて、さらに他の人が知らない秘密も知っちゃったら…どんどん沼るよなぁ…同担の存在もそういうのを加速させるし…。 3話まで読みましたが碧くん怖いよ…けど続きめちゃくちゃ楽しみだよ…!!西炯子先生の地元愛のこのこ! 西炯子かしこ西炯子先生が地元・鹿児島の新聞で連載していた8コマ漫画です。中学一年生の「南のこ」ちゃんを主人公にほのぼのとした日常が描かれています。結構ガッツリ方言も使われていて「げー(家)」とか注釈がないと分かんないのも多かったけど、お酒好きなお父さんがお正月に飲んでるのが焼酎だったり、鹿児島らしさがたっぷりでした!西炯子先生ってもっとクールな人かと思ってたけど故郷愛に溢れた方なんですね。連載時に掲載された作者コメントも漫画と一緒に載っていてそれを読むのも楽しかった。誰かにあげる予定のバレンタインチョコを我慢できずに何個か食べちゃってそのままの状態で渡したことがあると書いてあって驚きました。豪快というかお茶目というか…(笑)いい意味で西炯子先生の印象が変わりました。主人公、刃の魅力YAIBA 青山剛昌名無し※ネタバレを含むクチコミです。 愛と憎悪、喪失と再生の物語残酷な神が支配する 萩尾望都たか※ネタバレを含むクチコミです。ムラタ先生こんなのも描けるんだな服爆裂エスパーガール ムラタコウジましゅまろ高嶺のハナさんで初めてムラタコウジ先生の作品を読みファンになりました。Kindleでたまたま服爆裂エスパーガールを見つけ、お求めやすい値段だったので購入して読んでみたところ… いや〜〜!!ノリが全然違くてびっくり…! 手を繋ぐだけでも大騒ぎ漫画ゴラクの良心の高嶺のハナさんに対し、こちらは勢い重視の全裸ギャグ。 この二つの関係はまさに一対の光と陰のようだなと思いました。 相変わらずの画力の高さで、エロの解像度は高いのに次々とボケ襲ってくる(しかもツッコミがいない)のでエロ漫画というよりはやはりギャグなんだと思います。 とはいえ先に述べたように、めちゃくちゃ裸体の解像度と出現率が高いので公共の場で読むのはおすすめしません。完全にNSFWです。 エロあり、ギャグあり、バトルありなので、どれか一つでもピンときたら読んでみると良いと思います。1は読んでないけど弱火の魔法【単話】 衿沢世衣子名無し2だけでもめっちゃ面白かったです。1も読みます。 干からびているスズキさんがちょっとツボでした。 死して後も残る価値を、この世に刻め『シュトヘル』シュトヘル 伊藤悠兎来栄寿『シュトヘル』は、自分が何の為に生きて闘うかを強烈に問うて来る作品です。 人は誰もが例外なく、死という絶対的で問答無用な消滅を迎えます。そこに至ってしまえば、それまでに築き上げた知識、技術、経験、財産、人間関係……全てがゼロとなります。 一方で、当人が鬼籍に入った後も、人の世の中で受け継がれて行くモノがあります。人の想いを紡ぎ、時代を越えて大きな影響を与え続けるモノがあります。 「それは百年先でも価値を持つか?」という問は物事を推し量る一つのものさしですが、百年千年と人の寿命の何倍も何十倍も連綿と人の世に残りその価値を受容されるモノというのは、ある種、人が人のままで人の領域を超えた部分に触れているようにも感じられます。 それは例えば書かれた物語であったり、描かれた絵画であったり、建築であったり思想であったり……勿論、漫画もその一つとなり得るでしょう。もし自分が死んでも、自分の遺したモノによって、どこかの誰かに感動や安らぎを与えられ、より良き未来を作る一助を担えたとしたら、そんな素晴らしいことはありません。 『シュトヘル』で描かれる高潔なる志と闘いを目の当たりにすると、自分もそういったモノに焦がれる気持ちを掻き立てられてしまいます。ただの歴史物とは一線を画す、魂に訴えかける叫びが聞こえて来るような漫画です。 **一風変わった、歴史物** 『シュトヘル』の舞台となるのは、13世紀初頭のユーラシア大陸。 13世紀といえば、モンゴル帝国が歴史的な躍進と繁栄を遂げた時代です。 チンギスハンがモンゴル帝国を建国してから3年経った1209年から物語は語られ始めます。 モンゴルの末席であるツォグ族の皇子として育てられたユルールは、戦を好まず書に張り付き、文字を愛する幼い少年。そんな彼は、実はチンギスハンの息子です。一方、モンゴル族の頂点に立つ大ハンことチンギスハンは、ある理由から敵国・西夏の文字に対して異常とも思える程の憎悪を持っており、地上から根絶やしにしようとします。ユルールは、そうして西夏文字が滅び行くことを嘆き、憂いていました。煩悶の末、ユルールは兄を始め一族郎党を敵に回し、西夏文字を守る為の闘いを始めます。 正直、私はこの辺りの歴史に詳しくはありません。しかし、『シュトヘル』はそんなことは関係なく、それぞれの人間の感情に移入しながら楽しめますので、歴史物は今一つ苦手、という人も食わず嫌いせずにてに取ってみて欲しいです。 **文字を巡る物語** ユルールが文字に対して語る言葉に込める熱量は凄まじく、そして美しいものです。 > 文字は生き物みたいだ。 > 記した人の思い ねがいを伝えようとする。 > その人が死んでも文字は託された願いを抱きしめているようで… > 文字は、人を憶えておくために生まれた。遠くにあっても、時を越えても、人と人とが交わした心を伝え続ける…… だから心底美しい。 > おれはあこがれる―― > この文字でしかあらわせないものがあって、この文字でしかあらわせない心がある。おれはそれと生きている。 文字という物が如何に素晴らしい創出物であるか、それがどんなに人類にとって大事な可能性であるか……。幼くも透徹した眼差しを伴いながら、折に触れて語られて行きます。普通の歴史物や戦記物であれば、家族や恋人や友人や同胞、国や故郷を守る為に闘うのが王道です。しかし、ユルールはそうではありません。彼は文字を守る為に、もっと言えば未来に存在する人の持つ可能性の為に、兄や実の父をも敵に回して闘うのです。 他方、「今日を生きる者のためでなければ、死屍を越えては往けないのだ」と語る、ユルールの兄である勇猛な戦士ハラバルの気持ちも解ります。甘い考えは捨てて闘いに身を投じなければ、自らの一族を、女子供をも死の淵に立たせることになる。最も大切なものは今生きている人間であり、その為に自分は闘う。全くもって正論です。現実を受け止め、自らの責務を全うする彼も、主人公であっても良いほどに器が大きく、魅力的な人物です。 それでも、どちらにより憧れを抱くかと言われれば、私は圧倒的にユルールなのです。現実に向き合わない夢想と断じられたとしても、文字を通して生まれる奇跡のような感情の紡ぎ合いの暖かさ、ユルールが文字の力に感じる可能性は否定しようがありません。それは、『ガンダムUC』で「可能性の獣」と呼ばれた概念にも似ています。ある側面から見れば愚かしくすらありながらも、それでもより高貴なあるべき姿を追求しようとする人の心。私はそれは掛け値なしに美しいものだと思います。 西夏文字の総本山である、番大学院が焼き討ちに掛けられる時、その院長である吉祥山がハラバルとなす対話も秀逸です。 > 「殺し合いに明け暮れる者にはわからぬ。生涯をかけた仕事は命そのものになる。命をかけるべきものになる」 > 「命をかけるべきものがあるという言葉は病だ。この病が跋扈する度に大勢が死ぬ。この病の者は目の前の人間を見ない。人間をを道具とし恥じることもなく同胞・眷属を顧みない。…守るべき者を」 > 「――血や一族のみを守るならば人間は永遠に縄張りを奪い合うだけの獣ではないか」 このシーンはセリフだけでも痺れますが、それを語る表情、そしてその背後に映るものとモノローグによって示される、互いの想いの丈とそのルーツ、更にはその先で明かされる真実、全てが渾然となって心と魂に響いて来ます。それぞれにもっともだと思わせるものがある、確固たる信条のぶつかり合い、鬩ぎ合いは堪らなく面白いものです。 『シュトヘル』には、これ以外にも数え切れない程の名言や名シーンが溢れているので、苛烈な時代に生きる人々の熱き想いの数々を是非直に堪能して欲しいです。 **絵の魅力** 伊藤悠先生は、一枚絵も魅力的ですが、それ以上にアクションを描くことに秀でています。それは、全五巻以下の漫画で傑作を挙げるとすると往々にして名前の挙がる『皇国の守護者』でも証明して見せた通り。 静と動を巧みに使い分けて、これだけ動きを上手に表現できる女性作家は、とても稀有です。変形ゴマは少なく、長方形のコマが主なのですが、それでも動作が非常に栄えているのが特徴的。 ここまで全く名前を出してきませんでしたが、もう一人の主人公であるシュトヘルの獣のような動きの殺陣は、妖しくも美しいです。 そして、何よりも伊藤悠先生の絵で魅力的なのは、表情。 ゾクゾクするような相貌、射抜かれるような眼力が頻出します。もう、この魔的な表情の数々を眺めているだけで楽しめる位です。伊藤先生の漫画を読んでいると、表情の描き分けの大事さを思わせられます。その結果、シュトヘルになら噛み殺されても良いかも、と割と本気で思える程にキャラクターに魅力を感じていきます。あの荒川弘先生をして「投稿雑誌で伊藤先生のハガキだけオーラが違って当時からファンだった」と言わせるのも道理です。 **『シュトヘル』という祝福** 13世紀のユーラシア大陸を舞台にしている作品というのは貴重で、そこで少年と美女と老人と大鷲が旅をするというシチュエーション一つとっても独特の魅力を持った作品です。又、喪われた文字を巡る物語、という題材だけでもロマンを掻き立てられる人もいることでしょう。 ユルールが本懐を遂げられず文字が完全に喪われていたとしても、どこかの誰かの未来のために闘った彼の覚悟と勇気が、時間や空間を越えて人の心を奮い立たせるでしょう。そして、あるいはその人が可能性として描いた理想の未来を作っていくのかもしれません。そうなれば、それこそ人に与えられた「祝福(ユルール)」ではないでしょうか。<<188189190191192>>
カッコいいよねー(^ν^)