「砂漠の野球部」は、コージィ城倉先生が、週刊少年サンデーで連載していた野球漫画です
超強豪校の落ちこぼれ野球部員たちが、鳥取の高校に転校して甲子園出場を目指す、というのがストーリーの骨格で(日本でもっとも地区予選出場校が少ないのが鳥取だそうです)、初期はわりとコメディ&お色気色が強い漫画でした(1巻の表紙参照)
ある意味サンデーらしい漫画ですね
しかしストーリーが進むに連れシリアス度が増し、ド根性熱血野球漫画になっていきます
そのうえで、このマンガ一番の見どころは、やはり恐るべき魔球「サイレントカーブ」でしょう!(コミック8巻~)
魔球には、謎と、(屁)理屈が必要で、それが魔球の魅力を基礎づけます
この点、「サイレントカーブ」は、一見地味なのに、実は恐るべき謎が隠されていて、しかもそれを裏付ける理屈が、なんというかサイコーに無茶で、それでいながらカッコよいのです。私は大好きです
さらに、物語最終盤には、サイレントカーブとは異なる、最終最後の大魔球が登場します
「サイレントカーブ」と、最後の魔球!
この二つの魔球が存在することで、「砂漠の野球部」は、(私の中で)最高の「魔球漫画」となったのでした
癖のある野球漫画が好きな方、昔のコージィ(又は森高夕次)の漫画が読みたい方にオススメです
廃校寸前のオアシス学園校長島貫は、視察先の相模大横浜高で、ものすごい体育の授業を目撃する!鳥取を舞台に、コージィ城倉が痛快に描く話題の異色高校野球巨編待望の第1弾登場。