いい漫画読み野郎
1年以上前
3巻。
まず表紙の背景、望遠感すごいなとか考える。本当に作者絵が上手い。
作中で西宮とはいい感じになるけれども、主人公は主人公なりに耳が聞こえない子との付き合い方を考える。
どういうことをショックと思ったり、どういうことを気にしないのか聞きたいが聞けない。
この辺の主人公のぼやき、わかる…。自分がモヤモヤと考えていたことを同性の佐原はスッとできたりする。
佐原と西宮がいい感じになって、主人公としては小学校の頃の友達と合わせてやってもう一度に西宮に過ぎた過去をいい思い出にしてやるのが正しいと思っている気がする。
しかし自分としては思い出したくない日々なので拒絶してしまう。ここら辺の描写が読んでて心苦しい。
人一人絡んでくるだけで、その子は主人公の思った通りには決して動かなくて必ず意思のズレとか好き嫌いが裏目に出たりする。
3巻、それぞれが人格を持ったキャラクターをうまく絡めて動かしてる気がする。
全部手話で話してた子が、自分の声で話す、とか。ありきたりなワードの告白でも胸にくるものがある。