マンガトリツカレ男2018/03/21ジャンプ図書館で読みたい号について話そうぜ1968年の創刊から2018年までのジャンプが読めるここで読みたい号について話そうぜ https://www.shonenjump.com/j/sp_toshokan/ 1990年45号 燃える!お兄さんで職業差別描写があり回収された号。 佐藤正 1997年3+4号~7号 TOKIMECHA 鳥山明 2003年28号 そーじの時間 桜井のりお 2014年9月号「肋骨さん」吾峠呼世晴 2015年5月号「蠅庭のジグザグ」吾峠呼世晴 あたりが読みたい よく見たらほとんど無料で読めると書いてあるから、燃えるお兄さんの回収された号や私立極道高校の回収号は置いていないのかもしれんな。 自由広場
マンガトリツカレ男2018/03/20この作者の書くグルメ漫画に外れないよな乱歩の美食といい今回の「給料日のグルメ」といいこの作者は本当にうまそうなグルメ漫画を書く。 実在の店をベースにしていて、その店に行きたくなる。たまに店の感じが曖昧すぎて、探しづらいのが難点... 給料日のグルメ楠本哲12わかる
マンガトリツカレ男2018/03/19未完の世紀末SF近未来の地球が氷河期に入り、人類が絶滅の危機に晒されている中で物語が進行する。60億のシラミとは「地球に寄生する人間」の比喩表現 内容は、大きく二つに別れていて、 ・氷河期に入った際の人類の過酷な状況 ・雇用の低迷 ・食糧難による物価の高騰や治安の悪化 ・石油が配給になるなど ・水滸伝をベースにした人物たちとキリストの12使徒の争い ちょうど面白くなりそうなあたりで、打ち切られたらしく中途半端な部分で終わってしまっているのがすげー残念。 1970年代は「デビルマン」「ザ・ムーン」「マーズ」といいこういう世紀末感が溢れる漫画が多くいいな。 60億のシラミ飯森広一5わかる
マンガトリツカレ男2018/03/17終盤の迷走も含めて好き昔はジャンプスーパーコミックスの全3巻で発売していたが、復刊などもされていないため、プレミアがついて手が出しにくかったが今回電子書籍になったので読んでみた。 「巨人の星」「男の条件」のコンビが書く人間愛が根底にある漫画 第1話からベトナム戦争の悲惨さをこれでもかというくらい描写から始まって最初からヘビーな内容 三人を中心に物語は進む 主人公の白鳥純也 報道カメラマンの父・湖彦をベトナム戦争中、アメリカ兵の銃撃で殺され、アメリカ人への恨みを持つ、空手部の高校生 主人公のライバル ロバート・ジョナサン 全米ハイスクール空手チャンピオン 父親がベトナム戦争でとある村の住人を虐殺した時に、村人を守るために立ちはだかった白鳥純也の父親 湖彦も含めて殺している。 ヒロイン ラーナ ロバート・ジョナサンの父親が虐殺を行った村の生き残り。白鳥純也の父親 湖彦がかばったおかげで助かった。 物語はだいたい3部構成で、空手部編、ふるさと学園編、キックボクサー編に別れる。終盤の迷走を綺麗に閉じる梶原一騎/川崎のぼるはすごい。 花も嵐も梶原一騎 川崎のぼる
マンガトリツカレ男2018/03/04読んだこともあるのも多かったけど満足昔講談社からから発売されていた「ひみつのグ印観光公司」を改題し、未収録作品を収録、加筆したバージョン インド映画/日本映画の話からベトナム、上海、タイ、マカオの旅行記/ナイスガイ マイタケ/糸魚川の50坪 100万円の家に住む力丸夫妻の話と色々収録されている。こ いつ読んでも力丸夫妻と、マイタケがいいな。 グ印観光グレゴリ青山
マンガトリツカレ男2018/02/14総務部総務課 山口六平太特別編ビッグコミック 2018年第4号に掲載された総務部総務課 山口六平太の1話限りの特別編。高井研一郎さんがなくなったので、原作は林律雄さんでイタコ漫画家の田中圭一さんがになりきって描いた作品。 こういうのはだいたい違和感があって好きじゃないんだけど、ほとんど違和感なく読めたし、今まであいまいだった部分が最後に回収されていた。 総務部総務課 山口六平太をずっと見てきた人にとっては好き嫌いはあるかもしれないが、俺にとってはすごいよかった。総務部総務課 山口六平太高井研一郎 林律雄
マンガトリツカレ男2018/02/09短い小説が元の壮大なドラマ春秋戦国時代の中国が舞台、墨子の思想を受け継ぐ「革離」が主人公 革離が趙の大群から燕の梁城を守るべく城に行くところから始まる。 「青空しょって」の初期のあだち充みたいな絵と違い、力強い劇画タッチになっていて、最初は同じ作者とは気づかなかった。 燕の梁城編、その後も含めて面白いし、最終回もよかったマンガ。 墨攻森秀樹 久保田千太郎 酒見賢一
マンガトリツカレ男2018/02/07たしかカスタムコミックで連載していたんだっけな金貸しをしていた祖母がひき逃げにあって、安静にしなくてはいけないので、主人公の南波咲が代わりに取り立て屋をする。 篠原とおる得意のかっこいいヒロインの南波咲もいいんだが、自称・咲の恋人、高田のボンのクレイジーな言動、祖母の咲を思いやる発言、どうやってでも金を返したくない債権者などいいキャラばかり。 浪花のミナミ風篠原とおる
マンガトリツカレ男2018/02/07あしたのジョーと並ぶ傑作ボクシングマンガリングで死んだ父親が果たせなかった夢の世界チャンピオンを目指す堀口元気が主人公。筋書きはよくあるパターンだけど、さすが「小山ゆう」と思わせる内容で面白い。 あしたのジョーと違い燃え尽きるを前提ではなく、元気なスポーツ漫画で、ボクシングの試合自体もルールを守った正しい打ち方でルール違反が一つもないという、青少年ボクシングマンガの鏡という感じだ ただ主人公の堀口 元気の成長よりも、俺は堀口 元気の取り巻く環境の面白さの方が目に行く。 どのキャラも素晴らしい登場人物の中で最も好きなのは「山谷勝三」 元気のいるジムに所属していて、全くボクシングの才能がなくデビューから一回も勝てずに引退するのだが、最後の試合から引退までのシーンは何回読んでも「小山ゆう」のできないやつへの扱いは恐ろしいというのをまざまざと見せつけられる。 がんばれ元気小山ゆう6わかる
マンガトリツカレ男2018/02/062010年代プロレス漫画における傑作単純なギャグ漫画ではなくプロレスラーへの憧れ/プロレスの奥深さ/ギャグを煮詰めてある傑作。巻末特別付録やあとがきも含めて全ていい プロレスメンジェントルメン中村
マンガトリツカレ男2018/02/06ギャグと恐怖は紙一重がよくわかる雑誌掲載時に読んでいたが、なんか読みづらかった覚えしかないので、映画化もされるので、単行本で読み始めたが、面白くて一気に全巻読んだ 話の内容として笑いの要素はないし、サスペンス的な要素が多く笑える部分がないはずだが、全編でちょこちょこ面白すぎるシーンがある。 真面目すぎて発言がおかしくなるところや、特に好きなのは元受刑者が日頃はおとなしいが酒乱で酒を飲むと殺害シーンの再現で「さあさあさあ じいさん 角行くぞ角行くぞ」のところ。笑えるシーンではないんだが、絵とセリフのせいか笑うしかない。 冒頭の「少しだけ多く愛を賜りたい」とか「現代はとても複雑だ。誰かがよかれと思ってやったことが、 巡りめぐって誰かを不幸にしてしまうならば、 誰かの悪意からはじまったことが、 人を幸せにすることもあるかもしれません」などのいいテーマが根底にあるが、それよりもギャグと恐怖が紙一重っぽいところの方が好き 羊の木いがらしみきお 山上たつひこ7わかる
マンガトリツカレ男2018/02/04狩撫麻礼と谷口ジローの絶妙な割合の傑作狩撫麻礼作品の要素が大部分入っていて、谷口ジローの昔の劇画タッチが好きならむちゃくちゃ楽しめるが劇薬っぽい感じも否めない なんというかある程度狩撫麻礼と谷口ジローの作品を読み慣れてから読むのをおすすめします。 青の戦士谷口ジロー 狩撫麻礼
マンガトリツカレ男2018/02/04チンギス・ハーンの一生が大まかにわかる📷チンギス・ハーンの一生が書かれている漫画 子供の頃苦労して、良い仲間に会い、ライバルとの戦い、同盟や裏切りがあり最終的にはモンゴルを統一して、諸国を攻めまくって亡くなると言う内容だが、出来事のきっかけがほとんど「恩と恨み」で構成されている。 最後の方のテムテングリがらみのエピソードが特に好き チンギス・ハーン横山光輝2わかる
マンガトリツカレ男2018/01/30萬画家生活40周年の記念すべき作品主人公 五代寺透は過去へ未来へ、時を駆け巡る時遊人 幽体離脱をして、いろんな時代に飛び狂言回しとして動き物語が進行する形式 全体としてすごい面白いと言うわけではないが、「トキワ荘1957」/「スタジオゼロ1964」 の二話だけはすごい好き 赤塚不二夫の「面白い・・・マンガらしいマンガを描きたい・・・」のシーンが特に好き トキワ荘関係の漫画を見るとどれでも「赤塚不二夫」はかっこよく、性格もむちゃくちゃいいやつに描かれているな。ちばてつやの「トモガキ」でもかっこよかったし。 時ヲすべる 【石ノ森章太郎デジタル大全】石ノ森章太郎
マンガトリツカレ男2018/01/27こじらせすぎた男同士の友情の結末性欲という名の呪いに囚われた中学生 綿鍋ヒカルと宮史郎によく似た 宮川精史郎の中学生日記 途中までは綿鍋ヒカル/宮川精史郎のエロに対する迷走がメインだが、第10話からのある出来事で二人の友情が壊れてしまう。その後の最終回へ向けてのエクストリームな展開は必見 中川ホメオパシー作品の中でも一番好きかもエクストリーム中学生中川ホメオパシー
マンガトリツカレ男2018/01/27畑中純の短編集いつもの明るい話、組織から外れた人間の暗い話、哀愁のある話などの短編でいろんな主人公が登場する形式になっている。 各短編に色々あるが、最後にはハッピーエンドが多いので悲しい気持ちにならないがいい この短編集の中にある話にナニワ金融道の作者 「青木雄二」らしき人が登場し、ミュージカル風に暴れまくる回があるんだが、最初から最後までよかった。 タイトル/セリフが青木雄二への友情を感じる傑作 極道モン畑中純1わかる
マンガトリツカレ男2018/01/27これも電子書籍になってるとは...最近見かけたんだけど、ちょっと高くて手をだせなかった。 まさか電子書籍で販売されているとは思わなかった。 東考社が発売したクマゴローの性春と中身がどう違うのかの細かい点はわからないが、『まんだら屋の良太』のプロトタイプのような作品が収録されていたもよかった。 小学生の頃は畑中純はそんなに好きじゃなかったけど、最近は何読んでも面白い クマゴローの性春畑中純1わかる
マンガトリツカレ男2018/01/25まさかこれが読めるとは思わなかったぜ📷こういう読みたいんだけど、当時の雑誌を買うしかないマンガが電子書籍になってる世の中は最高だな 内容に関してはあえて触れない。読むときは大画面でよんでふくしま政美の劇画を全身で味わってほしい これを電子書籍で見つけた時はマジでこんなリアクションになった超市民Fふくしま政美 坂本六有1わかる
マンガトリツカレ男2018/01/21試し読みをして買ったらすげーよかったタイトルの"もがき"とは呼吸を止め、数十秒間、ただもう我武者羅にペダルを全力回転することを意味する競輪用語である。 あらすじにある通り主人公は特異な容貌でかっこはよくないが、読み終わった後には不思議とかっこよく見える。 あとがきにもあるけどこれ面白いのになんで一巻で終わったんだ... もがきの政ほんまりう1わかる
マンガトリツカレ男2018/01/06柿の風貌したニヒルな剣士のギャグ漫画内容の方は江戸風の世界を舞台とする時代劇ギャグ漫画 「おとぼけ茄子先生」にくらべてだいぶ読みやすいがよくジャンプでできたなと思う下品な下ネタも多い このマンガでプラナリアの存在を知ったのだけはよく覚えている。 BASTARD!! ‐暗黒の破壊神‐の休載の代理で掲載されたので、第1話が巻頭カラーでなかったという珍しい作品でもある。剣客 渋井柿之介高橋ゆたか
マンガトリツカレ男2018/01/05刀の次は銃だったるろうに剣心から大幅に絵を変わっていたが、絵はともかくストーリーがよくわからないうちに終わってしまったけど俺は好きだった 長く続いていれば『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の相楽左之助が登場したかもしれないらしいけど本当か?GUN BLAZE WEST和月伸宏
マンガトリツカレ男2018/01/04今のジャンプでは連載できない表現が多そうオカルトをベースとして、自然vsバイオテクノロジーを混ぜた感じのマンガだ。前作のゴッドサイダーと同じでエロ/グロが健在 主人公の仲間がボールっぽくなるのと生鬼刑事の名前のシーンだけが特に印象に残ってる。ザ・グリーンアイズ巻来功士
マンガトリツカレ男2018/01/01名作短編4作 + あとがきアイスタイム BC兵器の短編。過激派がBC兵器を盗もうとしている場面から物語は始まる。 読み応えもあり俺の好きなハードボイルド劇画だ 実験 戦争により恐慌状態になった時代で始まり、作中の電車事故から話が急転する。ラストがタイトル通りの内容で素晴らしかった。 五月の晴れた日 「何を読んでる?」 「チャンドラーさ。」 「おもしろいか?」 「おもしろかないが心にしみる」 この辺が関川夏央の原作だなってつくづく思う。 宿命 面白いが感想がかきにくい内容だ... あとがき 原作に対して作者の松森正と同じ感想を持つ部分がありちょっと嬉しかった。 地球最期の日松森正 関川夏央
マンガトリツカレ男2018/01/015つの名作短編集 + α18階の男 登場人物の心情が見事に書かれていて、特に社長に抜擢された内海/前社長の南沢の間で動く江森がいい イミテーション・ゴールド 面白んだが、感想をかきづらい。最終的には主人公は幸せになっているのだが、途中が不憫すぎるな 作品中のマチエールとは素材・材質によってつくり出される美術的効果のこと ガラスの狼 CMの天才と言われている西沢の栄光と凋落を書いた作品。西沢が作成したCMの影響力が発揮されて時の「俺は勝ったんだ」と言うシーンが原作と劇画の魅力が発揮されすぎている。 正義の四人 原発の劇画。 「みんなが信ずるところを誠実におこない、しかし矛盾は永遠に消滅しない。」 「それが現代というもんじゃないですか」 のシーンが特に好き かくも長き不在 事件屋稼業よりもよりハードボイルドな内容だった。同じタイトルの映画があるんだな https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%8F%E3%82%82%E9%95%B7%E3%81%8D%E4%B8%8D%E5%9C%A8 最後の+ αである原作者 関川夏央の「スポンサーからのひとこと」は一見の価値がある。 やはり日本文芸社のカスタムコミックはすごい雑誌だったな。 18階の男松森正 関川夏央1わかる