マンバ2023/05/08イスラエルの作家の家族観が面白い!人間くさいキャラクターたちを通して見えるリアルな家族! 前々回の記事では、ルトゥ・モダンの最新作『トンネル』の内容についてご紹介し、彼女の深い物語とシンプルな絵柄の間にある落差についてお話した。この落差は読者に余白を持った読み方を促し、自分との対話を生み出すのだが、今回は『トンネル』の中に描かれている家族という普遍的なテーマについて、主人公のニリと弟のブロッシに焦点を当て見ていこうと思う。なぜなら、家族という視点から『トンネル』を読んでいくと、... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23106) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/08少女たちが死と向き合った過酷な戦場 今日マチ子『COCOON』全1巻『COCOON』 今日マチ子の『COCOON』は、秋田書店の女性向け月刊コミック誌『エレガンスイブ』2009年5月号から10年7月号に連載された戦場マンガだ。単行本は秋田書店から全1巻で刊行。10年度文化庁メディア芸術祭では審査員推薦作品に入賞している。また、13年には劇団「マームとジプシー」により舞台化もされた。 冒頭に「この物語は、実在するテーマを題材としたフィクションです」と書... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22958) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/03随所にみられるこだわりと緻密さが嬉しい昭和鉄道慕情。池田邦彦『カレチ』『カレチ』 鉄道好きないわゆる「鉄オタ」という方々が世間に存在するのは現在では当たり前の様に認知されてます。 もっとも「オタ」という呼び方はオタクという呼称が広まった平成以降だと思います。 それまでは鉄道マニアと呼ばれてました。 鉄道マニアの内々では「テツ」や「てっちゃん」と言ってた記憶があります。 この呼び方は今も使われてますね。 私は鉄道は好きでしたがマニアという程ではなく、バイト先... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22487) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/02マンガの中のメガネとデブ【第40回】秋野おこめ(なかいま強『ライスショルダー』)『ライスショルダー』 マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第40回は[デブ編]、女子ボクシングの世界をエキサイティングかつ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22598) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/01AIと人間の関係を考えるマンガ|テーマ別に読む[本当に面白いマンガ] 第1回村上たかし『ピノ:PINO』(双葉社)書影 対話型AI「ChatGPT」が注目を集めている。東大や京大の学長が入学式で言及したり、新聞や雑誌で特集記事が組まれたり、ちょっとしたブームと言っていい。これまでにも、囲碁のトップ棋士がAIに負けたとか、AIで生成した絵がコンテストで優勝したとか、AIの進化を例証するようなニュースが、その都度話題を呼んできた。AIが人間の仕事を奪う、人類に対して反... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22972) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/28ルスタル『ルスタル作品集』光琳社【夏目房之介のマンガ与太話 その17】 17回目にして企画がなかなか思いつかない。これまではその都度、すぐに主題が天から降って来た。が、今回はなかなか降りてこない。まあ長年この仕事をしているので、そういうことはある。というわけで今回は、ずいぶん前に手にした(あるいは訳者の貴田さんから送っていただいたのかもしれないが、昔の話で忘れている。すみません)、フランスの作家ルスタルの、素敵におしゃれな、お気に入りの小型絵本を取り上げること... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22922) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/28となりのマンガ編集部 第7回:ビッグコミックスペリオール編集部 価値観を揺さぶる面白さを生む制作現場の裏側マンガの編集部に赴き、編集者が今おすすめしたいマンガやマンガ制作・業界の裏側などを取材する連載企画「となりのマンガ編集部」。第7回は『ビッグコミックスペリオール』編集部を訪ねました。『スペリオール』といえば尖った作家性を尊重する雑誌というイメージが強く、個人的にも常に注目している漫画雑誌です。最近では大ベテラン作家の池上遼一さんと稲垣理一郎さんの豪華コラボ作品である『トリリオンゲーム』の実写... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22572) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/27マンガ100年のあゆみ|1980〜90年代編 ラブコメ、ニューウェーブの台頭~マンガ雑誌の黄金時代【後編】2023年は日本初の日刊連載マンガ「正チャンの冒険」の連載開始からちょうど100年。その間、マンガはさまざまな発展を繰り返し、現在では全世界で楽しまれている日本が誇る文化のひとつとなりました。そんなマンガの100年間のあゆみを、多彩な執筆陣によるリレー連載の形式でふりかえります。 今回は、『「週刊少年マガジン」はどのようにマンガの歴史を築き上げてきたのか?』(星海社新書)の著者であり、さまざ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22842) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/26面白い!! 最新のイスラエルのコミック事情*イスラエルでは、アメコミ、バンド・デシネと同様に日本の「マンガ」を一つのジャンルとして位置付けている。今回の通信では、現地の状況に習い、アメコミ、バンド・デシネ、日本のマンガなどを総じて呼称する場合、「コミック」とする。 前回の記事はこちら イスラエルのコミック? イスラエルのコミックやコミックアーティストと聞いて、どれほどの日本人が何かイメージを浮かべることできるだろうか。残念なが... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22891) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/25藤子・F・不二雄「四畳半SL旅行」の背景あれやこれや『藤子・F・不二雄大全集 少年SF短編 2巻』 このたび、小学館から『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』が刊行されはじめましたね。おらが地元の川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムでは「藤子・F・不二雄のSF短編原画展 -Sukoshi Fushigiへの招待-」を開催中ですし、NHK BSプレミアムで「定年退食」「流血鬼」など10作品の実写ドラマも放映(や、この原稿書いて... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22614) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/24作者の戦場体験を描いた長編 水木しげる『総員玉砕せよ!』『総員玉砕せよ! 新装完全版』 『総員玉砕せよ!』は、水木しげるが自らの戦争体験をベースに、史料をもとにしたフィクションを加えて完成させた長編マンガだ。 1973年8月に講談社から描き下ろし単行本として刊行され、初出時のタイトルは『総員玉砕せよ!! 聖ジョージ岬・哀歌』だった。刊行に先立って、『週刊現代』増刊『劇画ゲンダイ』にダイジェスト版短編『セントジョージ岬 総員玉砕せよ』が掲載... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22767) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/21『私の百合はお仕事です!』作者が商業デビュー作で既に見せていた輝き—未幡『少女²』『少女² 完全版』 未幡『私の百合はお仕事です!』のアニメ版が放映中ですね。09年にたまたま作者の商業デビュー作「花筐(はながたみ)」を読んでからファンになり応援していた身としては色々と感慨深いものがあります。というわけで今回の紹介は、その「花筐」を含む作品集である『少女² (しょうじょのじじょう)』です。単行本は一迅社・百合姫コミックスから15年に最初のバージョンが、18年に「完全版」が... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22378) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/20マンガの中のメガネとデブ【第39回】椎名まなか(常喜寝太郎『踊れ獅子堂賢』)『踊れ獅子堂賢』 マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第39回は[メガネ編]、40代男の人生再起動を描いた『踊れ獅子堂... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22585) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/20マンガ100年のあゆみ|1980〜90年代編 ラブコメ、ニューウェーブの台頭~マンガ雑誌の黄金時代【前編】2023年は日本初の日刊連載マンガ「正チャンの冒険」の連載開始からちょうど100年。その間、マンガはさまざまな発展を繰り返し、現在では全世界で楽しまれている日本が誇る文化のひとつとなりました。そんなマンガの100年間のあゆみを、多彩な執筆陣によるリレー連載の形式でふりかえります。 今回は、『「週刊少年マガジン」はどのようにマンガの歴史を築き上げてきたのか?』(星海社新書)の著者であり、さまざ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22829) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/19命をかけた120メートル。壮絶なる「京都三十三間堂通し矢物語」平田弘史『弓道士魂』『弓道士魂 〜京都三十三間堂通し矢物語〜』 2000年代に登場したコンビニコミック。 多種多様の漫画がこれまでに刊行され、過去の名作や知る人ぞ知る作品などを世に送り出してきました。 昨年(2022年)のいつ頃だったか憶えてませんがコンビニコミックとしてこの『弓道士魂』が発売され、コンビニの店頭に並んでいるのを見たときは少し驚きました。 「ついにこれが出たのか」と感心したのも束の間、買わなきゃ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22331) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/13漫画の歴史と『正チャンの冒険』 ビフォアー・正チャン編(後編)こちらの記事は後編です。前編はこちら。 漫画表現のビジュアル化 明治37(1904)年に日露戦争が起こると、戦争報道への関心が高まり、数多くの雑誌が刊行される出版ブームが起こりました。漫画を売りにした物も多数登場しますが、その中でも北沢楽天が中村弥二郎と共に創刊した『東京パック』は、大判のカラー印刷で大成功を収めます。『東京パック』豪華な誌面は、それまでの言葉主体から、ビジュアル主体へと... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22793) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/12元気が湧いてくるお仕事マンガ4作品 |【2023年3月のおすすめマンガ】今回の月刊マンバでは、新生活シーズンに合わせてお仕事マンガを特集でご紹介! そのほか7つのコーナーで、注目の第1巻『植物病理学は明日の君を願う』、期待の新連載『MUJINA IN TO THE DEEP』、話題の読切『写らナイんです』など、マンガ情報をお届けします! 月刊マンバとは 秒でいいマンガが見つかるクチコミサービス「マンバ」の1カ月間のクチコミ投稿や、アクセス数の変化を振り返ることで... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22733) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/11「世間から疎まれたくない」アラフォー男性の切実な思いを描く『世界の片隅で地味に生きる』『世界の片隅で地味に生きる』 『世界の片隅で地味に生きる』は、深蔵さんによるアラフォー男性の日常を描いたエッセイマンガです。買い物かごの中に何を入れるかなど身の回りのことを淡々と描きながらも、誰もが思い当たるエピソードが共感を呼びます。 作者はそろそろ身体の臭いが気になってきた1983年生まれ。作品を描いた時点で38歳のアラフォーで、いわゆる「中年男性」と呼ばれる人です。周りの人から大い... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22633) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/10祖国ではなく愛する者のために戦う若者たち 望月三起也『最前線』『最前線』 1939年9月1日、ナチス・ドイツ軍はポーランドに向け電撃作戦を企てた。戦車を主力としたドイツ軍に対して騎兵で迎え撃ったポーランド軍はたちまち敗れた。これに対し、イギリスとフランスがドイツに宣戦を布告。第2次世界大戦がはじまった。ドイツ軍は、翌春にはデンマーク、ノルウエー、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ、フランスなどを攻略。イギリス上陸には失敗したが、41年にはユーゴスラビア... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22541) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/07【藤子不二雄A一周忌】『魔太郎がくる!!』戦慄の未収録第3話「不気味で怪奇」を超える「うらみはらさでおくべきか!!」『魔太郎がくる!!』 昨年の事でした。 いつも行く漫画専門の古書店で懇意にしている店員さんとの雑談で、『魔太郎がくる!!』には新装版には収録されてない話があるのを教えてもらいました。 「魔太郎の生い立ち」という話が単行本未収録なのは知ってましたがそうではなく、主に初期の話は内容が過激すぎて掲載誌か最初の単行本でしか読めないとの事。 その最初の単行本は秋田書店のチャンピオンコミックス。 以降F... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22506) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/07川島・山内・ムーディがドラフト形式で選ぶ「夢の週刊少年サンデー」|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、前回放送された「夢の最強ラインナップを考えよう 週刊少年サンデー編」の模様をお送りします(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 サンデーは1作品目が勝負! 川島 今回のテーマは「夢の最強ラインナップを考えよう 週刊少年サンデー編」! やってまいりました、夢の企画で... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22664) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/06漫画の歴史と『正チャンの冒険』 ビフォアー・正チャン編(前編)小星(織田信恒)と東風人(樺島勝一)による『正チャンの冒険』は、1923(大正12)年より連載が始まり、当時一大ブームを巻き起こした漫画です。その登場は漫画の歴史から見ても、一つの画期とも言える重要な出来事となりました。 実際どんな変化が起き、何が重要だったのか?明治期からの日本近代漫画の歴史を踏まえながら、正チャンの登場以前と、登場以後ではどのように漫画界や表現が変化していったのかをご紹介... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=21408) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/05となりのマンガ編集部 第6回:comic HOWL編集部 「若い子にはイキっていてほしい」マンガの編集部に赴き、編集者が今おすすめしたいマンガやマンガ制作・業界の裏側などを取材する連載企画「となりのマンガ編集部」。第6回は、2023年1月25日に創刊したばかりである一迅社発の新WEBマンガレーベル「comic HOWL」編集部を訪ねました。「若者がまさに“今”ドキドキできるものが詰まったWEBマンガ誌」ということで、話題を呼んだ雨穴さん原作の『変な家』やVOCALOID楽曲のコミ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22111) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/04/05マンガの中のメガネとデブ【第38回】向太陽(ちばてつや『あした天気になあれ』)『あした天気になあれ』 マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第38回は[デブ編]、「チャーシューメーン!」の掛け声でおな... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22176) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信