マンバ2023/06/08マンガ100年のあゆみ(少女マンガ編 1)|七十年代、若き女性漫画家による少女漫画の革新2023年は日本初の日刊連載マンガ「正チャンの冒険」の連載開始からちょうど100年。その間、マンガはさまざまな発展を繰り返し、現在では全世界で楽しまれている日本が誇る文化のひとつとなりました。そんなマンガの100年間のあゆみを、多彩な執筆陣によるリレー連載の形式でふりかえります。 今回は、ご自身も13歳の若さでデビューされたマンガ家であり、『プロが語る胸アツ「神」漫画 1970-2020』(... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23540) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/06/06ストーリー4コマの確立以前にアナーキー4コマ漫画家が描いた愛の物語—うのせけんいち『ふんどし太郎ストーリー』『ふんどし太郎ストーリー』 「4コマ漫画」というジャンルがあります。いや、「ある」とわざわざ言われずとも皆さんご存知のジャンルでしょうが、しかしこれが、我々が今知っているような形になった時期については知らないという方も結構いるのではないでしょうか。実は意外と古くなく、80年代前半です。もちろん4コマ漫画自体がこの時期に生まれたというわけではありません。例えば新聞4コマなんかはもっと前、それ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23288) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/06/05海の戦場をゆくはみ出し者たち バロン吉元『どん亀野郎』全5巻『どん亀野郎』 バロン吉元の『どん亀野郎』は、太平洋戦争を舞台にした海洋アクションマンガだ。『ビッグコミック・オリジナル増刊号』で1972年7月20日号から連載開始。『ビッグコミックオリジナル』に誌名変更後の74年12月20日号まで続き、全47話で完結した。単行本は小学館「ビッグコミックス」から全5巻で刊行。その後、宙出版の「漢(おとこ)文庫」に全5巻で収録され、現在は電子コミックで読むこ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23377) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/06/05マンガの中のメガネとデブ【第42回】花沢のこ(安野モヨコ『脂肪と言う名の服を着て』)『脂肪と言う名の服を着て』 マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載も、いよいよ最終回。フィナーレを飾るのは[デブ編]、ダイ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23085) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/06/01ルトゥ・モダンが作り出す歴史の上に立った憎めない人間たちルトゥ・モダンというイスラエル人アーティストは、世界中の人々(専門家から一般人まで)から人気を集めてしまうほどの魅力がある。理由は様々で、物語を紡ぐ頭脳だけではない。「ある人の不完全なところは、その人の完全なところとつながっているの」と彼女は私たちのインタビューで話したことがある。また、彼女のいくつかの作品を読んでいると、人間とは英雄でもないが、堕落して何の救いもないわけでもないというのが彼... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23440) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/06/01『敵中横断三百里』『亜細亜の曙』や『浮かぶ飛行島』で魅せた樺島勝一のデザインセンス 『正チャンの冒険』の作画家である樺島勝一さんは、マンガの作画家や挿絵画家としての作品だけでなく、デザイナー的な役割でも作品も多数残されています。今回はそのような樺島勝一さんのデザイナーとしての側面について、『心の流浪 挿絵画家・樺島勝一』(弦書房)の著者である大橋博之氏に寄稿していただきました。 アサヒグラフのタイトル文字をデザイン 樺島勝一の肖像写真 椛島家蔵 漫画家は漫画を、イラスト... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23433) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/31齋藤なずな『ぼっち死の館』小学館【夏目房之介のマンガ与太話 その18】【図1】齋藤なずな『ぼっち死の館』小学館 2023年 表紙 高齢者にはグサッと来るタイトル。作者は齋藤なずな。何となく想像はつくし、まさに想像通りの作品でもある。主要登場人物すべて独居老人で、彼らの住む団地周辺だけで話が進む。同じような年齢になった私には、もはや「あるある」の話である。そもそも「ぼっち死」は、私なども心のどこかで覚悟せざるをえない事態で、いつそうなるかわかったものではな... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23344) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/31現実に実行不可能とはいえ「熱血カンニング劇画」が許された時代。聖日出夫『試験あらし』『試験あらし』 以前『魔太郎がくる』の記事で1960年代から70年代は漫画が発展し、多くの作品が発表され何でもありの状態だった事に触れました。 その「何でもあり」の時期に人気を博しながらも、現在では読む事が叶わない作品が存在します。 『試験あらし』は正にそれで、掲載誌か最初のコミックスでしか読めません。 1974年から『週刊少年サンデー』に掲載されて、少年サンデーコミックスとして全5巻が発行... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23096) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/30LGBTQについて考えるマンガ|テーマ別に読む[本当に面白いマンガ] 第2回 政府与党は2023年5月18日、いわゆる「LGBT理解増進法案」を国会に提出した。翌19日開幕のG7広島サミットに間に合わせ、先進国としての体裁を整えようという目論見だ。しかし、その内容は自民党内の保守派に配慮した時代に逆行するものとの批判もあり、国会議員らの差別発言も後を絶たない。 そんなLGBT後進国の日本であるが、マンガの世界では性的マイノリティの人々を主役に据えた作品はたくさんあ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23411) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/25同時代の世界のマンガの中の『正チャンの冒険』【後編】こちらの記事は【後編】です。前編はこちら。 1920年前後の子供向けマンガの人気は、イギリスと日本でだけ起きたわけではない。それはヨーロッパのさまざまな国やアメリカで19世紀末から準備されてきたことで、20世紀が始まる頃に一気に花開いた印象である。とりわけ盛り上がったのはアメリカで、イエロー・キッドで知られるリチャード・F・アウトコールトの『ホーガンズ・アレイ』(1895年)、ルドルフ・... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23267) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/2470年代アメフトブームの中で生まれた丁寧な正統派スポーツ漫画。の、はずが——小堀洋+守谷哲巳『5ヤーダー』の恐るべき路線変更っぷり『5ヤーダー』 アメフトというスポーツがあります。アメリカでは大人気のスポーツですが、日本ではそこまででもない。しかしそんな中でも『アイシールド21』というヒット漫画が存在した……ということはご存じの方も多いことでしょう。では、『アイシールド21』以前にアメフト漫画というものはなかったのか?といえばもちろんそんな事はありません。今回紹介する小堀洋+守谷哲巳『5ヤーダー』もそのうちの一つ。連... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23052) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/23第14回 何気ない瞬間の積み重ねが織りなす「ここ」の物語―リチャード・マグワイア『HEREヒア』昨2022年の暮れ、リチャード・マグワイア『HERE ヒア』(大久保譲訳、国書刊行会、2016年)が重版された。 リチャード・マグワイア『HERE ヒア』(大久保譲訳、国書刊行会、2016年) もともとは2016年に邦訳され、評判も上々だった作品だが、この手の海外マンガの宿命と言うべきか、ここ数年は品切状態が続いていた。ここ2~3年で本書のことを知った人の中には、古書価が高すぎると、... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23241) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/22地獄の戦場で生まれたラブストーリー 西島大介『ディエンビエンフー』全9巻『ディエンビエンフー』 西島大介の『ディエンビエンフー』は、ベトナム戦争を舞台に、生と死と愛と狂気を描いた戦場マンガだ。 タイトルは、ベトナム北部、ラオスとの国境に近いムオンタイン渓谷にある町の名前。19世紀後半から60年に亘りベトナムを植民地支配したフランスからの独立を宣言したベトナム民主共和国人民軍は、この地で1954年3月から5月までフランス軍と大規模な戦闘を繰り広げ、勝利を手... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23165) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/19川島・山内がヴィレッジヴァンガードの本棚に置くマンガを(攻めた視点で)チョイス!「マンガ沼の本棚」|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、前回放送の「人気書店にマンガ沼の本棚を置いてもらおう!」ヴィレッジヴァンガード編の模様をお送りします。前編のTSUTAYA編と棚の作り方を比べて見ると面白いです(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 たかたけし先生からの手紙 川島 「人気書店にマンガ沼の本棚を置い... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23313) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/19マンガの中のメガネとデブ【第41回】眼鏡橋華子(松本救助『眼鏡橋華子の見立て』)『眼鏡橋華子の見立て』 マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載も今回を含めてあと2回。ラス前の第41回は[メガネ編]、メガ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23075) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/18同時代の世界のマンガの中の『正チャンの冒険』【前編】原作:小星(織田信恒)、作画:東風人(樺島勝一)『正チャンの冒険』を読んだことがあるという人はどれくらいいるだろうか? 『正チャンの冒険』は大正12年(1923年)1月25日に誕生した作品で(最初の掲載誌は『日刊アサヒグラフ』)、今年2023年1月、連載開始からなんと100年を迎えた。当時からマンガはすっかり様変わりしたし、そもそもマンガというと、日々生み出される新しい作品を読むことが多いだ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23259) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/17AIという言葉は無かった頃に衝撃のロボットSF。7年の構想を経てジャンプで発表された 永井豪『真夜中の戦士』週刊少年ジャンプ1974年17号。 『週刊少年ジャンプ』(集英社)1974年17号 以前、『漫画ドリフターズ』の記事で少し紹介しました。 購入したのは2年程前です。 いつも行く古書店で見つけました。 24歳の頃からいわゆる古書漫画を買う様になり、古い年代の少年ジャンプはそこそこ目にしてきました。 しかしこの『真夜中の戦士』が掲載された号を見るのは初めてです。 それなりのプレミア価格でしたが、... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22945) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/15毒親にひたすら耐えるアイドルホラーマンガ『スポットライト』『スポットライト』 みなさん、里中満智子先生はご存じでしょうか。 『天上の虹』をはじめ、少女マンガからレディースコミック、青年マンガとあらゆるジャンルで作品を発表し、マンガ家としてだけではなくタレントやデザイナーとしても活躍されていたマルチなかたです。 だがみなさん、里中先生がホラーを描いてたのは、ご存じですか? タイトルは『スポットライト』。主人公がスターを目指してがんばる話です。え... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23041) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/12川島・山内がTSUTAYAの本棚に置くマンガをチョイス!「マンガ沼の本棚」|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、前回放送の「人気書店にマンガ沼の本棚を置いてもらおう!」TSUTAYA編の模様をお送りします(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 TSUTAYAの本棚は「誰もが楽しめる王道ポップ」 川島 今回のテーマは「人気書店にマンガ沼の本棚を置いてもらおう」! 番組が始まっ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23145) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/11となりのマンガ編集部 第7回:『月刊コミックビーム』編集部 「こういうマンガを作れ」と言われたことは一度もない マンガの編集部に赴き、編集者が今おすすめしたいマンガやマンガ制作・業界の裏側などを取材する連載企画「となりのマンガ編集部」。第7回は、『アスキーコミック』・『ファミコミ』を前身として1995年に創刊した『月刊コミックビーム』編集部を訪ねました。『コミックビーム(以下、ビーム)』ならではの尖った鮮烈な作品を今日まで数多く送り出しており、マンガ読みに「作家性を全面に押し出したマンガ雑誌といえば... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22870) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/10漫画の歴史と『正チャンの冒険』 アフター・正チャン編 (前編)ビフォアー編では、正チャンが登場するまでの漫画業界について紹介しました。アフター編では、登場以後の変化については紹介します。 正チャンの登場が与えた大きな影響は次の3つだと言えます。 ・日刊連載の新聞4コマ漫画の誕生 ・一目でわかる特徴をもったキャラクターの登場 ・多メディア展開のはじまり そして、これらの要素が戦前期にどのように発展して、戦後の漫画文化へと繋がっていくのかを戦前期の漫画... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23191) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/10漫画の歴史と『正チャンの冒険』 アフター・正チャン編 (後編)こちらの記事は【後編】です。前編はこちら。 「正チャン」登場前のマンガの歴史に関する「ビフォアー・正チャン編」も併せてお楽しみください! メディアミックス的な展開 正チャンの人気は、キャラクターグッズだけに留まらず、映画や演劇などメディアを超えて活躍するようになりました。現在のメディアミックスの元祖のような存在といえるかもしれません。といっても、こちらもキャラクターグッズと同じように、その... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23205) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/10とにかく笑いたい!ときに読むマンガ4作品 |【2023年4月のおすすめマンガ】今回の月刊マンバでは、「難しく考えずに、とにかく笑いたい!」ときにおすすめなマンガを特集でご紹介! そのほか7つのコーナーで、注目の第1巻『ロックは淑女の嗜みでして』、期待の新連載『令和☆陰陽師』、話題の読切『もどきの2人』など、マンガ情報をお届けします! 月刊マンバとは 秒でいいマンガが見つかるクチコミサービス「マンバ」の1カ月間のクチコミ投稿や、アクセス数の変化を振り返ることで、マンガ界... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=23125) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/05/10矢口高雄の描く田舎は美しく、そして容赦がない——『おらが村』『かつみ』『おらが村』 「四畳半SL旅行」の記事で、おらが地元の神奈川県川崎市には「藤子・F・不二雄ミュージアム」があると書きました。このFミュージアムは、「生田緑地」という公園内の施設です。この生田緑地、「緑地」という名の通り自然林などを保全しているのですが、それだけではなく「川崎市の文化の殿堂」といった感じの存在でして、Fミュージアムの他にも、『TAROMAN』で再び脚光を浴びた岡本太郎美術... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=22856) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信