歳をとることはこわくないのかもあした死ぬには、 雁須磨子かしこ雁須磨子先生はその年齢にしか分からないリアリティーを描くのが上手い。『かよちゃんの荷物』は30歳についてだったけど、この『あした死ぬには、』には40歳のあるあるが詰まっているんだと思う。これは近い将来の私の話だと共感しながら読みました。主人公の多子(さわこ)さんが自分自身の急激なメンタルの変化を更年期だからと決めつけて終わるのではなく、今まで現れていなかった自分の本質の一部ではないかと捉えていたことが印象的でした。このシーンはとても重要だと思うのでぜひ読んで頂きたい。男性にもおすすめです。いつまでも名作であり続ける漫画しんきらり やまだ紫かしこおおかみ書房より刊行された白取千夏雄「全身編集者」を読んで、やまだ紫作品を読み返したら更に面白かった。白取さんはガロの元編集者でやまだ紫さんの旦那さんなのですが、尊敬する作家であり最愛の人への言葉がとても真を突いていて、より深い作品の理解に繋がった気がする。 この漫画の主人公は主婦である。最小限に抑えられた線と研ぎ澄まされた言葉で彼女の心情を描いたことから、少女漫画ではなく女性漫画が誕生したと評価されたけど、決して女性しか共感できない内容ではないと思う。 夫と子供の世話に追われる日々を過ごしながら、それらの役割から解放されることが自由だというのではなく、初めから自分は自由であったことに気づく。実は幸福とは成るものではなく気づくものであり、ただそれだけのことで世界も変わるのだ。その為には彼女のように考えることをやめてはいけない。 今回読み返してやまだ紫さんの描く絵の魅力を改めて感じた。正面を向いた顔でもあえて表情を描かないことで、その余白に読み手の想像が生まれる。こうした大胆なテクニックがすごく格好いい。「全身編集者」で白取さんも語られていた、漫画ならではの省略の美とはこういうことなんだと思い知った。かしこ1年以上前マンバの自由広場の「みんなが気になっている新連載を教えて!」スレに、まだ連載を開始する前の予告カットを載せてくれてる方がいて感動しました。 コミックビーム10月号からオカヤイヅミの『物する人』が始まる。タイトルはまだ仮みたい https://manba.co.jp/topics/12035/comments/40457ものするひとオカヤイズミが現代の若き純文学作家の日常を綴るかしこ1年以上前3巻で完結。とても面白かった。オカヤイヅミさんを知るきっかけになった作品だった。ものするひとオカヤイズミが現代の若き純文学作家の日常を綴るかしこ1年以上前『高嶺のハナさん』をフォローをしましたかしこ1年以上前『或る機構』にリンクを追加をしましたまちざわ人間を自動販売機に改造する『或る機構』 #読切応援或る機構 まちざわstarstarstarstarstar_borderかしこ※ネタバレを含むクチコミです。かしこ1年以上前自他ともに研究者としての才能があった諒がレスキュー隊員になり、明るく活発だった幾が研究者になっているようだ…。そうならざるを得なかった運命に翻弄された二人の物語としても注目かもしれません。BORDER66地球沈没の危機を救う双子の物語1わかる地球沈没の危機を救う双子の物語BORDER66 藤堂裕 小森陽一かしこ地球温暖化を防ぐために人為的に地球を冷やす研究をしている父を持つ男女の双子の諒と幾。母のお腹にはもうすぐ産まれる弟がいて家族は幸せそのもの。将来は父のような研究者になりたい諒は南極調査に同行するはずだったが運悪くカゼを引いてしまう。そこで正反対の性格である幾が双子である自分が代わりに行くと言い出し父と共に南極へ向かった。しかし前例のない巨大地震が南極で発生したことで家族も悲劇に襲われる。海面上昇により水没し始めた世界で、大人になった諒は海上保安庁の隊員となり人命救助に従事していたー。 現在グランドジャンプに掲載されたのはEpisode0の前編と後編なので、物語はこれからがスタート!なんだけど、壮大な内容ですでに引き込まれてます。かしこ1年以上前意外なテーマでびっくりした! ねむようこ先生がどういう切り口で描いていくのか楽しみ。 カラー扉はベビー服を干してるけど…こうなるとは限らないのかな?君に会えたら何て言おう30代、一歩ずつ踏み出してみよう。子供のことかしこ1年以上前来月からフィーヤンで秀良子先生の新連載が始まるの楽しみだな〜!自由広場独り言広場2わかるかしこ1年以上前この『年の差×身長差』もきゅんとしますね〜!コンビニで君との5分間。コンビニバイト君とOLさんのハートフルコメディ3わかる « First ‹ Prev … 482 483 484 485 486 487 488 489 490 … Next › Last » もっとみる
歳をとることはこわくないのかもあした死ぬには、 雁須磨子かしこ雁須磨子先生はその年齢にしか分からないリアリティーを描くのが上手い。『かよちゃんの荷物』は30歳についてだったけど、この『あした死ぬには、』には40歳のあるあるが詰まっているんだと思う。これは近い将来の私の話だと共感しながら読みました。主人公の多子(さわこ)さんが自分自身の急激なメンタルの変化を更年期だからと決めつけて終わるのではなく、今まで現れていなかった自分の本質の一部ではないかと捉えていたことが印象的でした。このシーンはとても重要だと思うのでぜひ読んで頂きたい。男性にもおすすめです。いつまでも名作であり続ける漫画しんきらり やまだ紫かしこおおかみ書房より刊行された白取千夏雄「全身編集者」を読んで、やまだ紫作品を読み返したら更に面白かった。白取さんはガロの元編集者でやまだ紫さんの旦那さんなのですが、尊敬する作家であり最愛の人への言葉がとても真を突いていて、より深い作品の理解に繋がった気がする。 この漫画の主人公は主婦である。最小限に抑えられた線と研ぎ澄まされた言葉で彼女の心情を描いたことから、少女漫画ではなく女性漫画が誕生したと評価されたけど、決して女性しか共感できない内容ではないと思う。 夫と子供の世話に追われる日々を過ごしながら、それらの役割から解放されることが自由だというのではなく、初めから自分は自由であったことに気づく。実は幸福とは成るものではなく気づくものであり、ただそれだけのことで世界も変わるのだ。その為には彼女のように考えることをやめてはいけない。 今回読み返してやまだ紫さんの描く絵の魅力を改めて感じた。正面を向いた顔でもあえて表情を描かないことで、その余白に読み手の想像が生まれる。こうした大胆なテクニックがすごく格好いい。「全身編集者」で白取さんも語られていた、漫画ならではの省略の美とはこういうことなんだと思い知った。かしこ1年以上前マンバの自由広場の「みんなが気になっている新連載を教えて!」スレに、まだ連載を開始する前の予告カットを載せてくれてる方がいて感動しました。 コミックビーム10月号からオカヤイヅミの『物する人』が始まる。タイトルはまだ仮みたい https://manba.co.jp/topics/12035/comments/40457ものするひとオカヤイズミが現代の若き純文学作家の日常を綴るかしこ1年以上前3巻で完結。とても面白かった。オカヤイヅミさんを知るきっかけになった作品だった。ものするひとオカヤイズミが現代の若き純文学作家の日常を綴るかしこ1年以上前『高嶺のハナさん』をフォローをしましたかしこ1年以上前『或る機構』にリンクを追加をしましたまちざわ人間を自動販売機に改造する『或る機構』 #読切応援或る機構 まちざわstarstarstarstarstar_borderかしこ※ネタバレを含むクチコミです。かしこ1年以上前自他ともに研究者としての才能があった諒がレスキュー隊員になり、明るく活発だった幾が研究者になっているようだ…。そうならざるを得なかった運命に翻弄された二人の物語としても注目かもしれません。BORDER66地球沈没の危機を救う双子の物語1わかる地球沈没の危機を救う双子の物語BORDER66 藤堂裕 小森陽一かしこ地球温暖化を防ぐために人為的に地球を冷やす研究をしている父を持つ男女の双子の諒と幾。母のお腹にはもうすぐ産まれる弟がいて家族は幸せそのもの。将来は父のような研究者になりたい諒は南極調査に同行するはずだったが運悪くカゼを引いてしまう。そこで正反対の性格である幾が双子である自分が代わりに行くと言い出し父と共に南極へ向かった。しかし前例のない巨大地震が南極で発生したことで家族も悲劇に襲われる。海面上昇により水没し始めた世界で、大人になった諒は海上保安庁の隊員となり人命救助に従事していたー。 現在グランドジャンプに掲載されたのはEpisode0の前編と後編なので、物語はこれからがスタート!なんだけど、壮大な内容ですでに引き込まれてます。かしこ1年以上前意外なテーマでびっくりした! ねむようこ先生がどういう切り口で描いていくのか楽しみ。 カラー扉はベビー服を干してるけど…こうなるとは限らないのかな?君に会えたら何て言おう30代、一歩ずつ踏み出してみよう。子供のことかしこ1年以上前来月からフィーヤンで秀良子先生の新連載が始まるの楽しみだな〜!自由広場独り言広場2わかるかしこ1年以上前この『年の差×身長差』もきゅんとしますね〜!コンビニで君との5分間。コンビニバイト君とOLさんのハートフルコメディ3わかる
かしこ1年以上前マンバの自由広場の「みんなが気になっている新連載を教えて!」スレに、まだ連載を開始する前の予告カットを載せてくれてる方がいて感動しました。 コミックビーム10月号からオカヤイヅミの『物する人』が始まる。タイトルはまだ仮みたい https://manba.co.jp/topics/12035/comments/40457ものするひとオカヤイズミが現代の若き純文学作家の日常を綴る
かしこ1年以上前自他ともに研究者としての才能があった諒がレスキュー隊員になり、明るく活発だった幾が研究者になっているようだ…。そうならざるを得なかった運命に翻弄された二人の物語としても注目かもしれません。BORDER66地球沈没の危機を救う双子の物語1わかる
かしこ1年以上前意外なテーマでびっくりした! ねむようこ先生がどういう切り口で描いていくのか楽しみ。 カラー扉はベビー服を干してるけど…こうなるとは限らないのかな?君に会えたら何て言おう30代、一歩ずつ踏み出してみよう。子供のこと
雁須磨子先生はその年齢にしか分からないリアリティーを描くのが上手い。『かよちゃんの荷物』は30歳についてだったけど、この『あした死ぬには、』には40歳のあるあるが詰まっているんだと思う。これは近い将来の私の話だと共感しながら読みました。主人公の多子(さわこ)さんが自分自身の急激なメンタルの変化を更年期だからと決めつけて終わるのではなく、今まで現れていなかった自分の本質の一部ではないかと捉えていたことが印象的でした。このシーンはとても重要だと思うのでぜひ読んで頂きたい。男性にもおすすめです。