かしこ2019/02/12斬新なタイムリープ漫画傑作だと思う。単行本4巻まで読んだ。打ち切りになっちゃたのか最後が駆け足なのが勿体無いけど、作者が最初から決めていた結末で終わってるようなので満足。いいラストです。こんなに壮大な物語を作れる人はそうそういないと思うので、次回作がとても楽しみです。4.5巻も読むべきだろうか。五佰年BOX宮尾行巳1わかる
かしこ2019/02/06恐怖が膨らむラスト #読切応援ある日、墓場から赤ん坊の泣き声がする。どうやら埋葬された若旦那の妻が産んだらしい。よく見ると確かにヘソの緒が繋がっている。死人の腹の中で育った赤ん坊を、後妻は執拗に気味悪がり見向きもしない。実は妾だった後妻が若旦那をそそのかし、意地の悪い妻を殺したのだった。赤ん坊は女中が育て3才になったが、不気味さも増していく。イラつく後妻に何度も折檻され女中は、通夜の晩に見たものを白状し始める…。忘れ形見伊藤潤二1わかる
かしこ2019/02/05面白いしタメになるマンガ小説家と年の差婚をした主人公。しかし結婚生活わずか一年半で夫が急死してしまい、結婚すれば人生安泰だと思っていた箱入りの彼女は呆然とする。しかも遺言書は出会う前に書かれたもので、財産分与に自分の名前がなかった…。夫には別れた妻と娘が二人いるだけでなく、自分と同じ年頃の隠し子、愛人、借金まであったことも死後に発覚する。夫…!この最悪な状況から立ち直っていく主人公がすごく頼もしくて読後感はすごく清々しいです。ストーリーの中で色んな法知識もでてくるのでタメになります。ちなみに主人公はちゃんと夫を愛してますので安心して下さい!夫の遺言マキヒロチ
かしこ2019/02/04あふれる猫愛!一条ゆかり先生のエッセイ漫画に松苗あけみ先生がよく登場されていて大の猫ちゃん好きとは知っていたのですが、こんなにたくさん飼われているとは知らなかった…。愛猫の死についてがメインテーマにはなりますが、悲しい事ばかり扱われている訳ではありません。猫それぞれの性格もユニークだし、お世話をしている中でのハプニングも読んでいて楽しいです。何より松苗先生の美麗な猫絵を見放題で眼福です。あと旦那様の登場も懐かしくて嬉しかった!笑あと何回ペットロスになればいいですか?松苗あけみ
かしこ2019/02/04こんな不思議な漫画は初めてだ人の心が視える馨と彼を守るいとこの橙子の物語。 橙子の付き添いで何者かに殺された男の葬式に行った馨が、参列者である男の恋人が発する犯人への強い怨みを感じ取る。始まりはサスペンスですが物語の基点は思いもかけない世界へと飛躍していきます。 想像をどんどん超えていくのが楽しかったです。藤原薫さんの過去作も読もうと決めたほど面白かった。夜の魚藤原薫1わかる
かしこ2019/02/04マイホームっていいね📷作家の能町みね子さんと夫婦(仮)の関係にある方ということで、好奇心で読みました。エッセイマンガは作者ご本人を好きになれるか否かが大事ですが、私はサムソン高橋さんを大好きになりましたよ!なので何度読んでも楽しいですね。 格安で買ったボロい一軒家をリノベーションする話だけではなく、強烈なご自身の家族のエピソードやゲイ人生の遍歴など、話題は盛りだくさんです。経験豊富な人の話ってやっぱり面白いですよね。 ちなみにサムソンさんの心の中の乙女達と相談しながら作っている家の内装は、めちゃくちゃオシャレです。ホモ無職、家を買う熊田プウ助 サムソン高橋
かしこ2019/02/04赤ちゃんかわいい×6人六つ子の女の子たちが赤ちゃん同士でおしゃべりしまくりです。 まだ0歳なのにかなり個性が芽生えてて世の中もよく知ってます。 パパとママは普通の赤ちゃんだと思ってるのも面白い。モリロクちゃん~森さんちの六つ子ちゃん~朝倉世界一
かしこ2019/02/04主人公がすべて女性の短編集📷戸田誠二らしくちょっと変わったシュチュエーションもある。 男性作家が描く女性の人生と心の機微が新鮮だった。 田舎に里帰りしていた女性が新幹線で東京に帰ってくる。車中での独白のモノローグにドキッとした。私こんな風に思ったこと最近ないかもしれない…。 「これは新しいあなたに出会える物語。」は大げさでもない。WOMAN戸田誠二
かしこ2019/01/29ちゃおで連載してた男の娘マンガ初めて買ってもらったマンガだと思う。すごく懐かしい。 今思うと、主人公より女の子としてレベルが高い弟って斬新な設定だったな。弟には超美少女なガールフレンドもいたし。ちなみに姉弟の仲はよかったはず。 コマ割りとかトーン使いはお手本になるくらいTHE少女マンガで、お洋服が可愛くて大好きだった。 ミントな僕らも読んでたから、こういう設定好きなのかな自分。ライバルはキュートBoy富所和子3わかる
かしこ2019/01/29かわかみじゅんこ先生らしいタイトル先生がインタビューで、中学生当時みんなが「ナウシカ」で盛り上がってる中「少年ケニヤ」を観に行ったとおっしゃられていた。そのセンスが作風そのものだなぁと思った。マンガの内容は全然ジャングルとは関係なくて女子高生が恋愛に目覚める話なんだけど、恋の熱狂と野生を掛け合わせる要素の活かし方もかっこいい。少女ケニヤかわかみじゅんこ
かしこ2019/01/29デビュー作とは思えないクオリティー超能力者が集まる部活「のうけん」に入る為に転校してきた主人公。キャラの濃い先輩達と共に楽しい青春を送るべく奔走するコメディー。 掲載誌のIKKIが休刊になり1巻で完結(まだまだネタはたくさんあったそう…)ですが、最初から最後までハイテンションで楽しい作品になってます! やわ男とカタ子を読んでも思いますが、作者の長田亜弓さんはコンプレックスをテーマに描くのが上手い。ただツライだけで終わらせず、ユーモアと優しさをもって、自分らしさで克服することが大切だと教えてくれる。のうけん長田亜弓
かしこ2019/01/22森泉岳土さんの作品で一番好きだ…! #読切応援この作品をモーニングの読み切りで読めるってすごい贅沢体験だと思う。 森泉岳土さんはずっと絵が好きで読んでいたのですが(実はとても独特な方法で描いていらっしゃいます)、これはストーリーもド直球で好みだった…。 市川崑監督の映画とか好きな人はたまらんと思う。 美麗な画面とスリリングな展開…はぁ、単行本でたら絶対買わないと。リングワンデルング森泉岳土
かしこ2019/01/19年上和服美人と画学生の恋二話目から電車の中で読めなくなるくらい急展開します。 美人なお姉さんに優しくされたり怒られたりするのも見どころですが、芸術を志す若者が青くさく悩む様も丁寧に描かれてます。ノスタルジーな雰囲気ですが現代が舞台のようです。 この作品の前に他誌で連載してた水の色 銀の月がこれの続編にあたる内容なので、作者の経歴どおりに読むと二人の恋の行方を知りながら読むことになります。どっちから読んでも面白いので両方読むのがオススメです。夏の前日吉田基已1わかる
かしこ2019/01/16復讐のために最強になったキャバ嬢 #読切応援ボクシング世界王者とめくるめく夜を過ごすのかと思いきや、殺るか殺られるかの勝負を挑むキャバ嬢。いやぁ〜笑いました。もう今となってはタイトルの雌ライオンの牙で笑えます。独特の狂気的なノリのある作家さんですね!雌ライオンの牙國本隆史
かしこ2019/01/16うまく言えない。けど面白い!はなちゃんが通う本屋には卓球台が置いてあって、いつも店番をしているお姉さんは髪の毛で顔をおおって隠している。夏にお姉さんの顔を見てしまい泣かせたショックで、店に行くことができず冬になってしまった。 お姉さんは顔にキズがあるわけでもないんだけど、誰にも顔を見せられなくなってしまったみたいだった。ここが切ないけど作品のポイントだと思う。はなちゃんと友人うたちゃんの熱い卓球の試合は読んでいてとっても楽しかった。 なんとなく西岸良平みたいだなぁ…と思いながら読んでた。卓球セラピー植田りょうたろう3わかる
かしこ2019/01/08スペリオールの推し作家の新作読切 #読切応援「人間の宇宙」を読んだのもつい最近のような気がするのにさっそく新作読切が!絵が上手くなってるなぁと思った。読みやすくなってる。前作もきょうだいのお話だったけど、じんのあいさんは色んな人間関係のエモさを描けそう。天国の貯金箱じんのあい5わかる
かしこ2019/01/08連載になって嬉しい📷去年、読切だったのが新連載として帰ってきた!めっちゃ嬉しい! 弓道部の後輩が憧れる咲宮センパイは、プライベートだと超天然。 でも凄腕の殺し屋でもある。もちろん標的は弓で狙い撃ち。 基本はギャグマンガ! だけど殺し屋としてのクールな一面とのギャップもたまりません。 このコマかっこよすぎ…。咲宮センパイの弓日天野茶玖3わかる
かしこ2019/01/07吉田戦車の育児マンガ奥様の伊藤理佐さんも他誌で育児マンガを連載されているので、そちらも併せて父と母の両視点を読めるのが面白かった。ネタはなるべく被らないようにしていたらしいけど。まんが親吉田戦車
かしこ2018/12/29初めて知った世界観気に入った女の子を故意に自分の恋人達と一夜を共にさせ、性的に開けていく様を嬉々として観察するミステリアスな女。この普通じゃない女に惹かれていく女の子。不思議な設定だけど読んでいて違和感がないし、まったく下品じゃない。むしろこの世界観にどんどん飲まれていく。女同士でしか得られない快楽のムードなのかな?タイトルにもなってる短編は幼い頃に性的虐待を受けていた女性のお話。あまりにも辛い経験をしていると素直に泣きも怒りも出来ない。誰にも言えない秘密みたいなことが漫画になってて感嘆しました。ナイト・ワーカーやまじえびね1わかる
かしこ2018/12/29運命を変えてくれた美女を探しにスランプで描けなくなったフランス人漫画家が、作家としてデビューするきっかけをくれたゆきずりの日本人女性を探しに、数十年の時を経て彼女の暮らす街にやってくる。再び人生に迷った彼は別れ際に手渡されたメモをヒントに何もない田舎を探し回るが、かつて幸運をくれた彼女を見つけ出すことができるのだろうかー、というお話。 煮詰まってる現状から抜け出したいなら、この漫画の主人公のように自分の人生の転機をなぞる旅をしてみると気も晴れるかもしれない。 人生の機微をどうしてこんなにユーモラスかつ情感豊かに描けるんだろうか!一本の映画と同じくらいの熱量がある。どちらが優れているという話ではありません。でも、高浜先生の作品は漫画の枠だけじゃ語れないと常々思ってるんです。トゥー・エスプレッソ高浜寛
かしこ2018/12/29苦い思い出当時好きだった人にこの漫画を貸したら感想が「エプロンの眼鏡っ娘がよかった。ああいうの弱いんだよね〜」で、あの傑作「奥村さんのお茄子」をまさかの萌え目線でみていた。ショックだった。3年の片思いが終了した。棒がいっぽん高野文子5わかる
かしこ2018/12/26実在する風習が元ネタのホラー未婚で死んだ子供と架空の人物との結婚式の様子を絵馬に描いて神社に奉納すれば供養になるが、生きている人間を描けば死者に連れて逝かれるという風習が山形県に実在した(する?)んですけど、それが元ネタになってます。このマンガでは教師である主人公が痴漢冤罪で縁もゆかりもない冥婚絵馬の風習がある地方に飛ばされて、何者かに婿として絵馬に描かれてしまう。白無垢姿の女の亡霊から襲われる夢にうなされ、冤罪で勘当された実家は全焼、裏切り者の和尚は殺され、不気味な少女が「お前は禍(わざわい)だ」と言う。この世のモノじゃない何かも出てくるホラーなのですが、主人公を絵馬に描いたのは誰なのか?何故なのか?あの少女は一体?などの謎も気になります。冥婚の契詩原ヒロ3わかる
かしこ2018/12/25女の子が釣りを始める話なんだけどメタモルフォーゼの縁側の作者が描いたマンガ。2巻と一緒に書店に並んでたのに、何となくスルーしてしまっていた私はバカだった。めっちゃ面白いです。ひとことで言えば女の子が釣りをするマンガなんだけど、決してそれだけじゃない。この子がどんな家に住んで、仕事をして、人と出会って、という人の営みをないがしろにせず描いてるのがいい。そこのリアリティーがこの作者さんは群を抜いてすごい。メタモルフォーゼの縁側を読んでる方はこちらも必読だと思います。タイトルが「don’t like」だけど、主人公は嫌いなものを拒否するのではなく、いつの間にか受け入れて自分の世界にできている。どうにかしようとしちゃダメなとこは釣りの感覚と似てる気がする。ほぼやったことないけど。don’t like this鶴谷香央理1わかる
かしこ2018/12/25作中の詩がいい作中に主人公のダルちゃんが作ったとして詩が出てくる。著名な詩人の作品を引用するのではなくモノローグでもなく本当に詩。この詩がすご〜〜〜〜〜〜く良かった。ずっと世の中に生きづらさを抱えていたダルちゃんが詩と出会って自分で書き始めてようやく自分の幸せのあり方を見つけていくので、ここに少しでもうそがあると作品全体がだめになってしまうんだけど、本当に生身の人間から出てきた言葉だったから心揺さぶられてしまった。読んでいてダルちゃん幸せになってと応援したくなるんじゃなくて、ダルちゃんは自分の力で自分の為に幸せになるんだと思った。この詩は作者のはるな檸檬さんが作られたもので間違いないだろうけど、ギャグがメインの漫画家さんだと認識していたのでびっくりした。まったく知らない作家さんの新しい才能をみたような気分。ダルちゃんはるな檸檬3わかる