あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前
おばあさんがカワイイ。なんてこった、マンガでこんな体験初めてだ! ほうれい線やまぶたのたるみなどは最低限描きながら、シャンとして涼やかな描写は、ちょっとあり得ないと思われるかもしれない。でも、これは見ていて楽しい! 思えば若い女性の漫画表現だって、現実はあんなに目は大きくないし巨乳じゃないし腰は細くない。「カワイイ」は作者=読者の欲望の果てに作られた、実はあり得ない描写だと思えば、この「カワイイ高齢女性」表現もまた、作者=読者の欲望なのかもしれない。 ではその欲望とは……「年老いても輝いていたい」だろうか。 凛とした化粧品店の女性と、彼女に憧れる夫を亡くした主人公、二人の高齢女性に恋が生まれるかもしれない物語。それはオシャレと吉屋信子『花物語』を挟んで進んでゆく。 時々主人公の心に生じる、楽しく生きることを阻む夫の声。幸せだと思わされてきた自分に、本当は抑圧があったのだと気付かせてくれる女性同士の交流に、胸熱くなる。 そしてどんどん美しく、しなやかになってゆく恋する主人公。老いてからだって変わってゆける、というメッセージは、男性の私の心も明るくしてくれた。
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前
2011年に放映され、熱狂的なファンを多数生み出した大人気作品『TIGER & BUNNY』。 当時は私もロックバイソンとコラボした牛角に足を運んだことを懐かしく思います。放映前からユニゾンファンだったのでオリオンをなぞるで更に人気が広まってくれたのも嬉しかったですし、藍坊主さんのED曲・星のすみかがメロディも歌詞も本当に大好きでした。 「僕が消え、遠い未来で、化石になったら、人は僕に何を見るだろう 分析して、名を付けて、解読をしても、愛した人は僕しか知らない」 とかもう最高ですよね。 2014年公開の『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』から8年が経った2022年、遂に待望の『TIGER & BUNNY2』が放映されました。新キャラクターは敵も含め非常に魅力的で、全話見終えたときの満足感は初代と同等でした(ところどころの若干作画の不安定さは2022年になると気にはなりましたが)。 ただ、勿体ないのは「Netflix限定」であること。そのせいか、あれだけ覇権級のコンテンツとして君臨していたにも関わらず私の周囲でも話題にしている人が驚くほど少ないです。また、pixivでも「TIGER&BUNNY」「タイバニ」といったタグが付けられた作品はそれぞれ14万件・1万件以上ありますが、「TIGER&BUNNY2」「タイバニ2」のタグでは170件・75件と驚くほど少ないです。1のタグに吸収されているとしても、零細ジャンルのような数字に愕然としました(私はもっと白黒が見たい、見られると思っていた)。 『ダンス・ダンス・ダンスール』や『サマータイムレンダ』、『風都探偵』などもそうですが今年は独占配信であるが故にブレイクしきらない作品が多く、実に勿体なく感じます。良い作品なだけに切実にもっと多くの人に観てもらえたらと思うばかりで、この文章もささやかな応援の意味を込めて綴っています。 そこで、この上田宏さんによるコミック版です。10年前にも素晴らしいタイバニマンガを描かれていた上田さんですが、そのクオリティは健在。 物語は、アニメでは描かれていない部分を描いており相互で補完し合うものとなっていますが、それぞれ単体でも楽しめるように作られています。コミック版の『TIGER&BUNNY2』にも、真っ直ぐな熱い血潮が流れています。 キャラクターもアクションも非常に魅力的な作画ですが、驚くべきは作画もほぼ一人で行ったとか。このクオリティを、独力で……。頭が下がる思いです。 かつてタイバニが好きだった方、興味はある方、知らないけれど熱くて面白いマンガが読みたい方にもオススメです。
名無し
1年以上前
20代でバイクに乗り始めたころから降りる頃まで ほぼ毎月、月刊誌のミスターバイクを購入していた。 だがどちらかというとツーリング派だったためか 新型バイクのスクープとか、メカニックなことや レース関係の記事についての内容はあまりおぼえてない。 何かのたびにふと思い出すのは掲載されていた短編漫画。 あの頃は広井てつお先生の漫画が多かったと思う。 せきはん先生の漫画はそれより5年くらいは後から 掲載されていたみたいだ。 最近になって存在を知って読んだがいかにも ミスターバイク誌が掲載しそうな漫画だと思った。 バイクのあるいろいろな風景を切り抜いたような 短編漫画集だった。 バイク漫画にはレースだったり暴走族だったりを扱ったもので 有名なものもいくつかある。 というか、有名なバイク漫画は殆どがレースか族か中心で 競争や戦いをテーマにしたものが多い。 ツーリングだったり日常ドラマをメインにあつかった バイク漫画もそこそこあるが、誰もが知っているヒット作と いうものは少ないと思う。 ミスターバイク誌もバイク誌としてはかなり人気があったと 思うけれども、だからといって大人気を博したり 話題になったり長期連載になった漫画もほとんどないと思う。 想像だが、ヤングなんとかとかバリバリなんとかとか とんがったバイク誌ならレースや族をテーマにした バイク漫画も連載できたかもしれないが、 人其々色々な嗜好や思考をもつバイク好きを対象にして、 幅広い層に読まれるバイク雑誌を作ろうとしたら、 せきはん先生の作品のようなバイク漫画のほうが 掲載に適していたのではないかと思う。 流行ったり話題になりそうなカッコイイシーンではないし 自分は未体験なんだが、何か懐かしい感じもするシーン。 万人受けするとか誰もが経験している題材でもないし、 だがそういう気持ちや雰囲気はわかるなあ、 という人もいるだろうなあという題材の作品。 そんなページ、そんな1コマがあちこちに出てくる。 自分の好みとまでも行かず、共感を覚えるというほどに 自分のバイクに対する思いとピッタリ同じでもないのだが、 なんだか「そういうのもいいよなあ」と 思ってしまう漫画。 そんな漫画の短編集だと思った。
20代でバイクに乗り始めたころから降りる頃まで
ほぼ毎月、月刊誌のミスターバイクを購入してい...
サミアド
サミアド
1年以上前
.hackやNARUTOのゲームで有名な福岡のTVゲーム会社、CC2(サイバーコネクト2) 社長、松山洋さん原作のゲーム制作会社マンガです。 ん? 福岡? CC2 ? 洋(ひろし)・・・? Vジャンプのレジェンド漫画『犬マユゲでいこう』で毎回イジリ倒されるヒロシやん!!  犬マユに異常に協力的な忍(自社社員)と石塚さんにドッキリ仕掛けられて泣かされたり学生時代の黒歴史公開されて倒れ伏したりするヒロシやん!! 何やってんだヒロシ!大丈夫かヒロシ!? 正直不安しかありませんでしたが、あれ、意外と面白い・・・? 20年近い経験を持つ現役ゲーム会社社長なので原作に生々しさがあります(漫画的誇張はありますが)。漫画家志望だった経験も役に立ってる気がします。 ↓ローカル番組で『マエストロ』の さそうあきら先生に指導を受ける松山社長。17:00頃〜 https://m.youtube.com/watch?v=pH7Dt04CDKQ 原作の事ばかり書きましたが松島幸太朗さんの作画は読みやすいです。構成の柚木元さんのサポートも大きいです(多分)。 単なる仕事紹介ではなく漫画としての面白さを意識して描かれていますし章ごとにテーマが違う見せ方も好きです。ゲーム制作会社ならではの話と普遍的に通じる話を上手くミックスしていて多くの読者に刺さるよう計算されています。 ソニーやカプコンなど他社にやたら細かく監修を受けていて実在ゲームも多数登場。リアル感を押し上げます。 毎回入る後書きコラムも楽しみです。 個人的に終盤の展開はちょっと…仲間が集まったのは嬉しかったし主人公達の成長も良かったですがちょっと…でも全体的には好きな漫画です。 バンダイなどゲーム販売側から見た苦労や経理・総務、流通・小売のエピソードなども読んでみたかったです。 ドラマ化に合わせて短期集中連載が決定!楽しみにしています。そしてそれ以上に、犬マユでまたイジリ倒され叫ぶヒロシ社長を非常に楽しみに心待ちにしています。 サイバーコネクト2&3さんの益々のご発展をお祈り申し上げます。
.hackやNARUTOのゲームで有名な福岡のTVゲーム会社、CC2(サイバーコネクト2) 社...