あうしぃ@カワイイマンガ
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2021/01/23
これはnice yuri. #1巻応援
前の方のクチコミでこの作品が「百合」かどうか断定されてなかったのですが、1巻最後まで読んでみたら、とても良い百合でした。 1話では、接点の無かったギャルと地味メガネ、二人のJKが漫画の師弟関係となり、更には苗字呼び捨ての友人関係へと進みます。私はここまでで、この作品は「女性同士の尊い関係性物語=百合」になると信じて購入(勿論恋愛関係になるとは限らないので、かなり距離の近い親友=ロマンシスの可能性も高い)。 少女漫画家志望のギャルは、エロ漫画家である地味メガネのアシスタントをしながら、ネームのダメ出しをされる日々。創作に本気になればなるほど、互いを認めてゆき、心許す。いいですねエモいですねぇ……。 そしてラストのアレですよ。 もうこの物語、漫画家物語としても百合物語としても、尊いものになる予感しかないわけです。 漫画を「好き」という気持ち、プロの拘りと本気で取り組む事、真剣な創作現場と同志への思い……百合漫画としてでなくても、熱いものが充満しているこの作品、1巻にして至高。 それにしても、恋と性に踏み込めない二人がぶつかり合ったら……やっぱりそれは、百合なんでなかろうか?
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2021/01/21
卓球部にSM百合はありま…す!
卓球部……ですらない場所で、ひとり壁打ちに勤しむ自称部長の絵夢(えむ)。そんな彼女を何故か気に入った恵澄(えすみ)は部員になるが、真面目にやらないばかりか、隙あらば部長をイジリ、イジメる日々。この部活、どうなる? ★★★ Sっ気たっぷりの恵澄に巨乳・ぽっちゃり・ドンくさいとイジられれまくる絵夢。嗜虐心を煽る絵夢だが特にMっ気は無いので、普通に傷つくが、共に部活をしてくれる仲間として、そしてほんの少し繰り出される恵澄のデレもあり、二人は怒りながらも一緒にいる、絶妙なバランスのSM百合となっている。 絵夢が部長として頑張ってしまうのは、恵澄が実は卓球の実力者だから。しかし恵澄のための絵夢の頑張りは全く恵澄には響かない。カワイソス。 お互い相手を想っているのに、お互いの気持ちが分からなくてすれ違うコメディは、本当にどこで交わるのだろう……と最後までヤキモキさせられる。 この二人より分かりやすい百合としては、恵澄を一方的にライバル視する子や、後から入部するダブルスの二人の、幼馴染&互いを補うパートナーシップが尊い。 ガチの卓球描写はあまり無いが、卓球を挟んだ関係性のコメディとして、そして何よりも嫌な感じの無いSMコメディとして、ムズムズする感じとブレない笑いがある作品。
あうしぃ@カワイイマンガ
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2021/01/17
正反対なあの人が嫌い。でも…
本社から異動してきたエビスさんは「仕事ができる」女。必ず定時で帰るエビスさんが気に食わない「カワイイ」女・ホテイさんだが、彼女が定時で変える理由を知ってしまう。それ以来、心がモヤモヤして……。 ♡♡♡♡♡ ……とこう言うと、その時にホテイさんが心変わりした様に聞こえるが、実は彼女の心にあるのは、常に変わらない想いだった。 それは自分と正反対の人への嫉妬。そしてそれ以上に、憧れ。 自分に巣食う感情を捉えきれないホテイさんの、迷い、混乱。そしてホテイさんは、エビスさんの事ばかり考える様になる。エビスさんとの距離は縮まったり遠ざかったりし、その度に懊悩するホテイさんが息苦しい。 グチャグチャした想いは、エビスさんの意外な弱り顔や酔った姿を見て、一つの想いに纏まっていく。 そこでただ恋心に浸るだけでなく、「彼女の為に」何が出来るかを考え始める所が、ホテイさんの恋の強さだ。自分の意思が薄弱だったホテイさんが、エビスさんの為に行動を起こす……こんなに尊い百合成長譚があるだろうか。 ドロドロ渦巻く闇の中から、熱く真剣な百合が花咲く瞬間を見たくて、何度でも手に取りたくなる作品だ。
あうしぃ@カワイイマンガ
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2021/01/13
ライバル百合ままならぬ交際 #完結応援
元ヤンの武部がふと再会してしまった、高校時代の喧嘩相手・空森。あの時つかなかった決着つけるか!と公園で決闘。でも空森は条件を突き付ける。 「私が勝ったら、付き合って!」 ○●○●○ あっさり負けた武部は空森と、形ばかりの交際を始める。しかし付き合うって何すりゃいいんだ? 恋心が分からず、周囲の結婚ラッシュに焦る武部。それに付き合う空森も、アパレル店員だがお洒落以外はからっきし。かくして二人集まっては、とても恋人同士とは思えない、しょうもない事に興じる。いい大人の二人が戸惑う姿が常に可笑しい。 空森は武部のそばにいられれば幸せだし、それに付き合う武部も次第に空森といるのが心地良くなる。何をしてもつい白熱して、勝負になだれ込むお約束も含めて、怖い顔の武部と呆け顔の空森が軽いタッチの絵柄で割と平熱に描かれて、そこはかとなく笑えるコメディ。 それにしても互いの心が全く掴めない二人。理解り合う為にはやはり拳を……?いやいや、そこからが本番。二人の笑顔を確かめる為に……最終4巻、「4巻」まで読むべ! (すみません3巻が出た時、これで終わりなのかと一瞬思ってしまったのです……)
あうしぃ@カワイイマンガ
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2021/01/02
百合は不可解、こんなにも。
紺野キタ先生の百合短編集。四つの物語は新書館の『ひらり、』『ウィングス』と一迅社の『百合姫』より。描かれる感情はいずれも、よく分からない所からやって来る不可解なものだ。 ①『女の子の設計図』…久しぶりに共に暮らす、年子で同学年の姉妹は容姿も性格も全然似ていないが、惹かれていく。恋が生まれ、育まれる様は美しい。なのに恋が生まれる理由は、まるっと欠落していて、それでいて自然。それが二人の、生まれ持ったprogramとでも言う様に。 ②『少年』…上級生から告げられるのは「私の中の少年が、貴女に恋した」という言葉。 当人にもよく分からない恋心と向き合い始める下級生もまた、上級生によく分からない感情を抱く。名も知らぬ感情への怖れと切なさに共感。 ③『wicca』…虐めていた女子と虐められていた女子が、一つ空間に繰り返し閉じ込められる。物語も放棄され、原因の分からない「憎しみ」は何処までも増幅されてから、鎮められる。憎しみの無人島百合は静かな恐怖。 ④『おんなのからだ』…義姉は兄貴と離婚する。恋を確かめ体を重ねる元・義姉妹。あんな兄貴を好きだった義姉、あんな兄貴と同じ好みの妹。どこに惹かれるとかではなく、ただ順番に巡り合った「何となく百合」はそれでも、やっと繋がった幸福がただ尊い。
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2021/01/01
恋の拙さ、二人で乗り越えて(マンガプレゼン大会補遺)
先日はマンガプレゼン大会をご視聴頂き、ありがとうございました!まだご覧になってない方は、以下のアーカイブからご覧いただけますと幸いです。 https://youtu.be/ZYK7RSvhwAQ ここで私は『不思議なゆうなぎ』について、大庭直仁先生の独特な絵柄から『魔法陣グルグル』を連想し、そこから「拙い恋の化学反応」という共通テーマを見出す試みをしました。 恋とは「甘さ」である一方で「拙さ」でもあることは、何となくお分かりいただけるかと思います。幼い恋の思い出が、自分の不甲斐なさで悲しい思い出となっている人も、多いのではないでしょうか。 私達が初恋物語を読む時、そこに求めるのは、あの時自分はどうしたら、悲しい結末を迎えずに済んだのだろうか、ということかもしれませんね。 『魔法陣グルグル』では、ククリの恋心はニケに受け止められることで解決しますが、二人の関係にどこかはっきりしない部分を抱えて物語は『魔法陣グルグル2』に入ります。 普通の人の恋愛も、例えば付き合った、同棲した、婚約した……なんてはっきりとした区切りがあっても、まだどこか信用ならない、と互いに思っている節がある。何年共に時を過ごしても、二人の恋愛物語はいつどんでん返しの起こるか分からない、続編のような趣があります。 『不思議なゆうなぎ』が幸福なところは、二人の少女の絆が深まり、確かになっていくのを見られるところ。危険な出来事に遭遇することをきっかけに、二人は次第にはっきりと、互いへの恋を告げる。なぎはゆうに「心配している」と告げることで、不安定なゆうの心を開く。一方ゆうはなぎのピンチに「あなたと絶対離れない」と言うことで、なぎを救う。 そうして心の中でグルグルしていた、互いに見える筈の無い「恋」は、相手にもはっきりと見える「信頼」となります。それは「愛」とも呼べる物でしょうか。 ★★★★★ 〈恋〉から〈愛〉へ。拙い恋の不安定さを、強い想いで乗り越える理想的な恋愛物語は、「SF」で「百合」な「フィクション」という枠組みでこそ成立する、かなり非現実的な物かも知れません。 それでもこの理想は眩しくて、私達はツクリモノと分かっていても、何度でも読みたくなるのです……自分の不甲斐ないハツコイの思い出を、慰める為に。 ★★★★★ 〈恋〉から〈愛〉へ……大庭直仁先生の新連載『恋の好奇心』の主人公は、〈恋〉ちゃんと〈愛〉ちゃんでしたね。 どうでしょう、気になりませんか? 『恋の好奇心』 https://manba.co.jp/boards/127107
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2020/12/31
柔らかく刺をくるむ白の短編集
紺野キタ先生のこちらの短編集は、一冊通して驚きの白さ。画面もそうなのだが、描かれる心も、刺々しい感情を受け止めたり、誰かを思う心を届けたり、苦しみから解き放たれたりといった、優しさと繊細さの白。 柔らかさ・吸収力・伸縮性で、溢れる心を受け止める。そんな感性に包まれた一冊だ。 ●『cotton』…気難しい義妹の女子高生に懐かれ、彼女と向き合う事になる女性。もどかしい子供の心、反抗心と傲慢さ、それと向き合う困難と真摯さ。共に笑い、喧嘩して時に泣き、寄り添う二人の信頼関係が胸に染みる。 ●『生物I』…弱くて群れの中で迫害される少年は、優しい。彼の側に立った少女は彼の心と触れる。 ●『朝の子ども』…結婚と仕事の狭間で悩む女性は、大人を一日休み。 ●『手紙』…引っ越した友達に手紙を出したいのに、どこに行ってもポストが無い! ●『残夏』…本家のバーサンからメールを貰うじーさん。バーサンの死と共に、真実を知る。 ●『telephone』…電話越しに悲しみを共有する子を、側から見る現実感。 ●『under the rose』…母の死と共に異母姉と暮らす。複雑な感情と共に、誰にも内緒の関係を築く。 ●『放課後』…友達を迎えに来る、彼女の声を追ってしまう。
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2020/12/30
子供の夢には、もう留まれない。
母を亡くして心を閉ざした9歳の凛々(りり)は、叔母・のばらの元に預けられる。不思議な感覚の中に住む凛々が、周囲の理解によって心を開いていく過程を描きながら、次第に物語は、叔母・のばらの過去と内面を描き始める。 凛々の母・ゆりかは、のばらの双子の姉妹。感覚も感情も共有していた二人の幼少期の安心感・楽しさ……それを抱き続けたまま大人になったのばらの、ゆりかへの愛着は重い執着となり、痛々しい。 のばらの想念が捻じ曲がって凛々に向かう、息苦しい後半。同居人の麻耶との、まるで時間のかかる認知行動療法を一気に行うような対話。のばらの感情の起伏に、心を揺さぶられる。 童話、魔女の家、幽霊、不思議な双子語……子供の為の世界=アジールをふんだんに描きながら、いつまでもそこにはいられない、という現実を残酷に描く物語。それでも何回も読みたくなってしまうのは、そこに沢山の優しさと美しさがあるからだろう。 (本作は百合作品枠で紹介されることがありますが、のばらと麻耶の関係よりは、双子の強すぎる絆と、そこへの囚われという『双子百合』と捉えると良いと思います。甘いのはありません)
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2020/12/27
「人に言えない」生々しい百合 #1巻応援
『ふたりべや』雪子先生の短編集は、kadokawa、双葉社のアンソロジー掲載作品、同人作品に加え、書き下ろし。アンソロジー読者には既読の作品もあるのだが、一冊に纏まると共通点が見えてくるのが、面白いところ。 全体を貫いているのは「人に言えない」事。 人に言うのが憚られるような、変わった嗜好や感覚の生々しさ。性癖的にも精神的にも、遂に受け入れられる時の無常の喜び。秘密の関係に、密かに浸る背徳感……細やかで軽いタッチに中和されつつ、濃厚な感覚がクセになる。 ●『猫に離人』『猫と囀り』『猫に電話』…人が野菜にしか見えないキャバ嬢は、人の姿に見えた女性と付き合い始める。 ●『シュガーポットは壊れない』…かなり変わったM癖を持つ女性は、友人に連れられたSMイベントで意外な人と会う。 ●『つるつる』…恋人の毛を抜きたい子。 ●『私の幼なじみは…。』…幼馴染と離れたいギャルは、清楚系幼馴染に「アブノーマルに」ガンガン迫られる。 ●『午前1時のコインランドリー』…上京したてのOLは、コインランドリーで知り合った美人に部屋に誘われる。 ●『蝶々の暇つぶし』…やる気のないメイドがお嬢様に取り立てられて……? ●『鬼と山神』…人の世を追われた鬼の姫は、山の神に触れられる。
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2020/12/25
魔法は子供達を傲慢にする
傲慢さという性質は、なかなか御し難い。それは時に私を駆り立てる力になる。しかし一方で、自分を特別視し人を見下し、高みから誰かに噛み付いては、自分の心を傷つけ狂わせていく。 この『Dark Seed』という魔法学校ファンタジーは、そんな「傲慢さ」とどう折り合いをつけるか?という事が主題になっている。 ★★★★★ 魔力を持つ子供は、毒でもある魔力を中和する「対(カノン)」の存在無しでは生きられない。しかし魔力を持つ子供は力に思い上がり、仮初の魔力を得る「対」を見下す。そんな魔法学校で、主人公の少女は強い傲慢さを持ちながら、とある偉大な魔法使いの力を受け継ぐ。 主人公と「対」の諍い、学生達それぞれのパートナーシップ、偉大な魔法使い一族の内情と、跡目と目されていた少年の画策……それぞれに見て取れるのはやはり、力を持つ故の「傲慢さ」。しかし描かれる感情には共感できる部分が多く、それ故に己の持つ危うさが、客観的に見えて来る。 そして偉大な魔法使いの仕事を受け継ぐ時、主人公は酷くどす黒い「傲慢さ」と対峙する事になる。 学校や師から学ぶのは、魔法より小さくても実のある優しい力との「世界の均衡」。それを好んだ少女は、荒々しさを抱えたまま「傲慢さ」と対話を始める。変に悟って腑抜けてしまうのではない、元気なままで己の傲慢さを手放すやり方に、どこかスッとする。
あうしぃ@カワイイマンガ
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2020/12/24
夜を歩く、生まれる場所へ。
春の夜の闇はあやなし…と口にしたのは凡河内躬恒であり、紺野キタ先生の『つづきはまた明日』の主人公・藤沢杳(はるか)少年だった。視覚を制限される夜に、出会う感覚は豊かで、月夜歩きは意外なほど自由。 そして夜は、何かが生まれる場所……朝、生誕、故郷……へ辿り着く。 暗い闇を歩んだ者・不安を共有する者しか辿り着けない、豊かな感慨のある詩的短編集。夜に一つずつ、ゆっくりとどうぞ。 ●『家路』…夢の故郷を絵にしてみた。それが画集になる時、彼の夢はどうなる? ●『庭』…姫の庭には、園丁の少年が眠る。姫が悲嘆に暮れる時、庭は姫を受け止める。 ●『バイエルのワルツ』…営業の谷川君は、事務の時枝さんの結婚話を聞いてしまう。夜道で彼は思い切る! ●『春を待つ家』…奔放な父に振り回される姉弟。それでも共に桜を見る父が好きだ。 ●『カラカラ』…かつて事故に遭った時、祖父と空を操った。 ●『眼鏡売りの男』…月夜の下を不思議な眼鏡を売り歩く男が、出会い・配る物とは? ●『あかりさき』…病院の前で、裸足の少女と出会う。一番星を灯す彼女に託される物。 ●『夜の童話』 ①長いこと借りていた「猫」を返す。 ②三匹の捨て猫と心配な子供達。 ③猫を見つけたお礼に初恋(概念)を貰う。
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2020/12/18
学舎は彼女達のティル・ナ・ノーグ
酷く疲れた時、懐かしい故郷を思い出す様に、子供の頃読んだ児童小説にまた浸りたくなる様に、私はこの作品に帰りたくなる。 ★★★★★ 歴史ある女子校の、古い校舎、古い寄宿舎。沢山の少女達を見つめて来た其処は、いつしか魂を持ち、少女達に少しずつ関わって来る……そんな大きな付喪神に包まれ、日々を過ごす女学生達の物語。 古い建物の意思によって少女は、時間を遡り、いつの誰とも知れない少女達と出会い、ひとときを過ごして、忘れてゆく。 寂しい子や悲しい子、時に卒業生(特に教師)をも不思議時空に誘い・癒し・温かな気持ちにする。それは今を生きる少女も、将来再びここに帰り・癒される、という可能性でもある。 その学舎は、あらゆる少女のアジールであり、傷ついた魂が帰る場所としての常若の国。少女達にとって「時の止まるそこは、きっと夢の戻り道※」。 複雑に入り乱れる時間軸、奇妙な構成、沢山いて時折見分けられなくなる人物など、何処までもぼんやりした「夢」の様な本作は、読み返せば思い出せる幸福な「夢」である。 ※『二月の丘/zabadak』より引用 ★★info★★ Amazon kindleだと試し読みできるよ!