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自分の想像力が貧困だなぁ……と思うのが、白い犬が出て来ると、ソ○トバンクのお父さん犬の声をあててしまう事。
本作『貴様と俺』では白い犬は、主人公の兄が変身した姿。三十路で七三分けヒョロチビメガネ……腐の方はお好きな感じでしょうが、とても北大路欣也さんの声とはかけ離れている。
白い犬と人間を行き来する兄と、その犬が大好きになってしまった主人公(イケメソ)。人生の挫折で犬になった兄を庇護するうちに、次第に犬姿ばかりか、人間の兄にもときめく様に。オイオイ。
犬を愛してしまったり、兄を愛したり、おまけに実はメス犬で……と畜生道は混乱していて、それがとても笑える。そして、その奥にある感情にも、グッときてしまう。
男性同士の描写もあるので、万人にお勧めは出来ない作品ですが、こんな自由な発想がエロぢからで出来てしまう事に、作家さんの想像力の物凄さを再確認させられるのでした。は〜凄かった!