nyae2020/06/24絶対に結末を知らずに読まないとダメ本作の主人公である佳苗が宣告された余命は1年。本来は父親ただひとりが知る事実のはずなんだけど、うっかりミスで速攻佳苗に知られてしまいます。 常に佳苗の「死」がつきまといながらも、余命をネタにしたくだらないブラックユーモアやダジャレで笑いながら読める異色の4コマ漫画です。 中盤までにかけては余命を意識しながらもいつもどおりの生活を送る努力をしている様子が描かれますが、もしかしたら手術をして生き延びる可能性があるかもという展開からの流れが怒涛も怒涛で頭が追っつきません。"駆け抜ける"とはまさにこういうときに使うんだと思いました。 絶対に結末を知らない状態で読まないとダメです。あと、ここで見ると表紙の佳苗が持つ遺影は真っ白だけど、紙版だとある仕掛けが施してあるので、気になる人は確認してみるといいです。薄命少女あらい・まりこ
nyae2020/06/24マトリョミン...正直なところ、カレー美味しそう!食べたい!!っていう漫画ではなかったです。 「美味しいカレーを食す」漫画ではなく「カレー好きが色んなカレーを食べたりまつわるあれやこれやを体験し、思ったことや感じたことをそのまま描いた」という感じです。しかしこれが女性マンガ誌で連載していたというのはにわかに信じがたい。 主に東京と関西地方の店がたくさん出てくるんですが、調べるといまは閉店してしまっているところも少なくない。そしてこの作者はとにかく「激辛カレー」が好きで、自分はあまり辛いものが得意ではないことから、グルメガイド的には参考にならない部分が多いです。なんですけど、なんとなくダラダラ読んでしまう、クセになる漫画でした。 カレーって、知ろうとすればするほど好きになる料理だな、と知りました。好きになる、というか沼にハマって戻れなくなるイメージでしょうか。 この漫画を読んで、カレーと全く関係ないところで得たものは「マトリョミン」という楽器の存在を知ったこと。マトリョミン演りたい。演りたい演りたいめちゃくちゃ演りたい!!!気になったらYouTubeとかで見てみてください。 カラスヤサトシの日本びっくりカレーカラスヤサトシ3わかる
nyae2020/06/23宝物のような思い出が蘇る #1巻応援1話の時点ではとくに思うことはなく。しかし2話を読み全身に鳥肌が立ち、3話では心でスタンディングオベーション!読んでよかったと心から思えました。 物語の中心にいるのが表紙に描かれる艷やかな美女・今日子です。彼女とすごした日々を、彼女を取り巻く人々の目線で4編描かれてます。 今日子という女性は美しく色気もあり、自立した大人としてまわりから羨まれる要素をたくさん持っていますが、それ故に人の心を揺るがすことも多い。彼女と共有したものや時間は、誰の記憶にもいろんな形で残り続ける、というようなお話です。 なにより、彼女の美しさをこれでもかと引き立てている描写力はこの著者の為せるワザ。 当時は気持ちの正体がわからなかったり、苦い思いをしていても、時間が立つと気付けば宝物のような思い出に変わっている、この漫画を読んでいるとそれが記憶の底から蘇ってくるような感覚があります。 「もう会えないし会うこともないけど、かつて一緒に過ごした時間は一生忘れたくない宝物になっている」というものを持っている人にはとても心に響く1冊となるのではと思います。姉の友人ばったん3わかる
nyae2020/06/20いろんな兄弟BLオムニバス兄弟同士で同じ人が好きだったり、切ない一方通行だったり…。 兄弟揃ってゲイという設定は割とよくあるけど、一冊の中でこんなにバリエーション豊かにいろんな兄弟BLが読めるのは嬉しい。しかも志村貴子先生の絵で! 全1巻だと思い込んで読んでいたら続くだと〜!やった〜!ブルーム・ブラザーズ志村貴子
nyae2020/06/19ブリキの迷宮〈ラビリンス〉のび太のパパがテレビの前で居眠りしていたら、砂嵐のなか不思議なCMが流れはじめてこちらに語りかけてくる…という奇妙な始まり方が子供心に妙に印象深く刻まれてます。 あとは、客が自分たち以外に居ないけど設備の整った大きなホテル。でも地下にだけは絶対に行かないでね… 導入だけでいうと「ホラー」のやつですよ。 作品全体のイメージとしては、のび太たちとブリキのおもちゃたちの戦い!というものでしたが そもそもの原因は、人間が楽をするために生活の全てをロボットに任せようとしたせいであり、その結果ロボットたちに支配されてしまうという展開に、読者に伝えたいメッセージがあったんだなと思った次第です。 物語の約半分ほどの間は、ドラえもんが反乱軍に捕まって海の底に沈められてしまってます。なので初めはのび太たちだけで立ち向かうも力及ばず。 その後ドラえもんをなんとか助けてからの巻き返しの凄まじさったらないです。 ロボットに頼りすぎて崩壊した王国に対し、やっぱりドラえもんが居ないとダメなのび太達、という構図には何かメッセージは込められているのだろうか?大長編ドラえもん藤子・F・不二雄
nyae2020/06/17単行本で読むのがおすすめwebでも読めますが、単行本で読むと元ネタ提供者本人のコメント(漫画化された感想や、後日談、近況など)が読めます。どの話も素人?の自分からすると、本当か…?と信じがたいんですが、コメントがあると信憑性が増します。 たかがコメントなんですが、あるのとないのとでは大違いです! 各話のタイトルも誰が決めているのかセンスがいいんですよね…。著者に地球のお魚ぽんちゃんさんを選んだというのも大正解だと思います。 下ネタで下品な話をしてゲラゲラ笑い合う楽しさもあると思いますが、ひとりひとりの性癖に向き合って全てを許容しながらバーで語らうのも風情があるような気がしてきました。 お気に入りは「雷で濡れる女」の話です。 #1巻応援 猥談バーで逢いましょう地球のお魚ぽんちゃん 佐伯ポインティ
nyae2020/06/16これぞいま読むべき青春群像劇の代表作 #完結応援2巻で完結しているので、騙されたと思ってとにかく読んでみてください…とまずは言いたい。 これは恋愛のときめきを描いた青春というよりも、「自分らしさ」を見失わないように懸命に一瞬一瞬を謳歌する高校生たちの群像劇です。「自分らしさ」と一言でいうとなんだか薄っぺらい気がしてしまうのですが…。 例えば、あのときもっと信頼できる人が身近にいたら、もっと本心をさらけ出せていたら、好きなものを好きと言えていたら、人に合わせたり流されたりだけじゃない青春が送れたかもなあとか、そういう「あと一歩踏み出してればもう少し楽しかったかもしれない青春」に身に覚えがある人にとくに読んでほしい。 個人的な思い出でいうと、高校生活で出来た友人ほぼ全員と卒業式を境に一切の連絡を取らなくなり「そんなもんなの?」とちょっと思ったことがあります。当時は何も思わなかったんですが、今思えばどんだけ中身のない高校生活だったんだろうとゾッとすることもあります。なにかが違えば、そんな薄い関係の友達だけじゃなかったかもなーとか思ったりしましたね。 青春を描いたマンガは星の数ほどありますが、これはそのジャンルの中でももっと評価されるべきと思っています。 「捻くれた漫画しか読みたくねぇんだよ」という人にはオススメしませんが、それ以外の人にはオススメします。群青のアンサンブル~2年3組の生徒たち~遠野由来子
nyae2020/06/15お酒に興味なくても面白いので読んでほしい主要キャラの女性たちがもれなく美しいのは言わずもがな。 お酒に対する関心があるなしに関わらず、誰にでもオススメできる素晴らしい漫画です。 バーテンダーという仕事を知るのにこんなにいい本はないのではと思うほど、バーテンの仕事と業界のリアル、そして「女性が自立して仕事をするとぶつかる壁」がちゃんと描かれています。共感できる人多いと思う。 出てくるキャラたちはみな「プライドの塊」といった感じで、バーテンダーという仕事に人生賭けて向かい合ってます。キラキラしてるだけじゃない。女の子がたくさん出てくるけど、それぞれただの仲良しというだけではなく、ぶつかったりしながら色んなかたちで刺激しあえる良い関係なのが、読んでて飽きない理由でもあると思います。 これ読んで、フレアバーテンダーのYouTube動画とか見るようになりました。まどろみバーメイド早川パオ2わかる
nyae2020/06/132巻も最高でした!1巻に出てきたカップルのその後や過去編が読めたり、ほっこりもあればエロも満載で最高でした〜!クリスマスのホットケーキの回の、ラッキースケベのど定番みたいなのもなんだかんだ好きなんですよね。今から3巻待ち遠しくて震えます。 なかでもお昼にお茶漬け食べる桃川くんが、今まであまり出てこなかったタイプの男子だったので印象に残りました。鬼ちゃんとのその後…描いてくれますよね…ッ しかし何より衝撃的だったのが、あとがきページに描かれた作者の自画像です。良いとか悪いとかではなく、とにかく衝撃的でした。ワンナイト・モーニング奥山ケニチ
nyae2020/06/13「大学生感」がなんか良い漫画特集のBRUTUSで「夢中さ、きみに。」と一緒におすすめされていたので読んでみました。 ゲイがノンケに片思いするけど、意外とノンケのほうもすんなり好きになってくれた…という、都合が良い展開といってしまえばそうなんですが、そうなると当然発生する、あんまりガツガツしないように気を遣ってるのにこいつは…というような「ゲイ側の困惑や葛藤」がしっかり描かれていて、ソワッとする場面がたくさんあります。 ノンケの赤松くんのゴリゴリの広島弁はなんか新鮮でした。大学って日本全国から人が集まってくるのであるあるなのかもしれませんが、ストーリーとは別に「大学ってこういう感じなのかな〜」という想像も楽しかったです。主人公たちが学生であるという設定を蔑ろにしてないところが好印象。 赤松くんのライバル(に勝手にされてた)クロの先輩のスピンオフ番外編も好きです。赤松とクロ鮎川ハル
nyae2020/06/12透明になってしまった弟と、その姉のはなし #読切応援絵になる絵を描く人ですね…ファンになりました。 心をこわして透明人間になってしまった(と思われる)弟とその姉の、シリアスになりすぎないユーモアに富んだお話でした。 むりやりこちらへ引っ張り戻そうとするのではなく、いつでも戻っておいでというような、良い距離感の優しさを感じます。透明人間森優
nyae2020/06/10納骨ドタバタファミリーコメディ #読切応援この読切は、ただ骨壷の蓋のあたまに付けた小鳥のオブジェが大きかった、ただそれだけのことに大人数の大人たちがふりまわされる話なんですが、とてもコミカルで重くも暗くもない。山田洋次監督が撮る映画のような雰囲気があります。 さすがの四季賞、こういうワンシチュエーションでどんどん話が広がる漫画を描けるのってすごいと思いますし、主人公とおじいちゃんの関係性も話の流れのなかでよく分かる。霊媒師が出てきちゃった時は「まじかよ」と声に出してしまいました。最後のあの見開きにはまさに一件落着!という言葉がぴったりです。 骨壷の小鳥ちゃん藤原ミナモ
nyae2020/06/09「青い頃」を思い出すくらげバンチ見ていたら偶然見つけたので読んでみました! 「縁を切る男」の関野葵×「Ms. NOBOTAN」の赤井千歳のタッグにより実現した、夏!夜の学校!!プール!!!三拍子揃った青春読み切り。 おふたりとも小学館の新人コミック大賞受賞作家ですね。 とくに明記がなかったんですが、関野さんのほうが作画で、赤井さんのほうが原作だと思います。 カラーの扉やタイトルからして、胸の奥がムズキュンっとしますね!(個人的にはこのキャラたちのようなキラキラした青春なんて一秒もありませんでしたが想像力でなんとかなるんです) 仲良しグループの中で上京組と地元残り組で別れてしまうのもあるあるなんでしょうね。高校卒業してから10年。20代もまもなく終わるというタイミングで、集まれる仲間がいるって羨ましい。 見開きでカラーになっているページは綺麗でした。 ただ、将来の夢を叫んでプールに飛び込む際、男女構わず全裸になったのにはびっくりしました。私は感覚的にすんなりとは受け入れられなかったので、ここは意見が分かれるところなんじゃないかなーと思います。群青の棲む街関野葵 赤井千歳2わかる
nyae2020/06/08悩める男・向井くん、35歳。義弟のキャラが良すぎた… 後輩にイラつかれてる向井くんも、いい。 もう男からの「守る」にときめかない女の子が増えてることに、今気づけてよかったと思います。向井くんまだ35歳だし(童顔だし)大丈夫、たぶん。とりあえず家出て一人暮らししたほうがいい。 こっち向いてよ向井くんねむようこ17わかる
nyae2020/06/06ひとりの帝国軍人が辿る、壮大なメロドラマ第一次世界大戦後のフランス・パリを舞台に、フランスに赴任した帝国軍人が伯爵令嬢と出会い、そこから始まる壮大なドラマが展開される感動のロマンスストーリーです。 主人公の都筑の恋愛だけでなく、芸術家として一人前になるためにパリへ来ている多くの日本人を含めた外国人の情熱的な生き様や、実在の人物(藤田嗣二やパブロ・ピカソなど)の錚々たる面々も物語を盛り上げ、思わずうっとりとしてしまいます。 一方、日本人やアジア人に対する差別などもしっかりと描かれており、当時のきらびやかな雰囲気と殺伐とした雰囲気どちらも肌で感じるようにリアルです。 ひとりの平凡な男が辿る、壮大なメロドラマ。一本の映画を観たような気持ちになります。メロドラマ村上もとか3わかる
nyae2020/06/06ネタバレ「人間入門」とは何だったのか #完結応援決して最後までわかりやすく自分の感情を表に出さなかった青くんですが、まくびに出会い、まくびと自分の身に危険が及んだことで確実に心の持ちようが変わったと確信が持てるラストでした。 「人間入門」というタイトルにどんな意味が含まれるのか、人によって受け取り方に違いはあるでしょうが、「自分が悲しいと思うことはちゃんと悲しむ」という、生きる人間として当たり前のことのようで、意外とできていないことだと気付かされます。 また、まくびはペットとは違うけれど、命を預かることで「生命を維持する」ことの重要性と本質を知るというのは、この漫画のメッセージ性として少なからずあるのではと思いました。 本当に最後の最後、決してハッピーエンドとはいい難いあの終わり方に関しては色んな人の解釈を聞いてみたいところです。でもまくびの笑顔がすべてを物語っていると言ってもいい気がします。 どこか哲学的でひとつの答えにたどり着くものではないので、The・エンタメを望んでいる人には薦めづらいけれど、できるだけ多くの人に読んでほしい、感想を聞きたいと思える作品でした。人間入門石川聖3わかる
nyae2020/06/02愛や恋や性に振り回される話はやっぱり楽しい案の定、立て続けに読んでしまった懐かしすぎて… 「ラヴLOVE・ウォーミングアップ」よりも前に出ている短編集です。 多くの短編に共通している「処女を蔑む」「処女であることに対する劣等感」を描いていることに関しては多少時代を感じます。 が、“恋や結婚なんてしなくても人生楽しい”という生き方も尊重される時代の中でも、恋や性欲に執着し振り回される男女のなんやかんやを読むのはやっぱり楽しい。 そしてやっぱり栗原まもる先生の守備範囲の広さを実感するのが3つ目の「アイスクリームマドンナ」。これ青年誌に載ってるやつじゃん!?と目を思わずゴシゴシしてしまう、かなり男性目線の話です(男子が主人公だというのもあるが)。 そして最後に載ってる「愛をブッ飛ばせ」も他の3篇とはまた方向性を変えてきてますね。何だこれはほんとうに…いま読んでも謎だ。笑 次はなにを読もうかな。苺シロップ栗原まもる
nyae2020/06/01栗原まもる先生が描く素晴らしきエロコメのすべてが詰まっている至極の短編集マンバで見つけた瞬間、懐かしすぎて叫びました。この表紙、今見ても悶絶するほど可愛いんだが…?本編の絵柄とちょっと変えてくるという遊び心よ… 昔持ってた単行本はどこへやったかわからなくなってるので、秒で電子をポチって秒で読みました。 いやあ素晴らしい。いま読んでも全部面白すぎて泣ける。こんなにもエロとギャグとラブのバランスを上手く描ける作家は他に知りません。わたしの中ではこれぞティーンの頃に夢中になった「栗原まもる」だ!!という感じです。この頃は「デザートはちょっとエロい雑誌」だと思っていましたが、今は全くそんなことないですね。 そしてこの年齢になって読み返すと気づくことがあって、ちょいエロコメな3編のあと、最後に掲載している全くエロコメではない「高尾山」という短編。これを最後に持ってくるということに昔はなんとも思わなかったというか、むしろエロくないじゃんと思ってそんなに心に残らなかったんだけど、今ならこの凄みというか実力というか、この1冊の完成度を最後にこれを持ってくることでガッと締めてる感がありますね。きっとある。何も伝わってない気がするが、それでも別に良いです。 この勢いで栗原まもる先生の電子書籍ぜんぶポチって一気読みしそうだわ…ラヴLOVE・ウォーミングアップ栗原まもる77わかる
nyae2020/05/30いつ読んでも廃れないセンスがある小学生の時から藤馬かおり先生のファンです。中でも好きなのがこの「悪魔が私にささやいた」。 二十数年前に描かれたものですが、個人的には今読んでもあまり時代を感じないというか、廃れないセンスのある唯一無二の絵柄だと思ってます。 長期連載がほとんどなくいつの間にかリボンから去っていた作家さんだったので、あの時期にりぼんを読んでなかったら出会ってなかったんじゃないでしょうか。しかしほとんどの作品が電子化してるということは、やっぱり私のような(元)少女たちがたくさんいるから需要があるということですかね。悪魔が私にささやいた藤馬かおり1わかる
nyae2020/05/29これは面白い。優勝です。#1巻応援📷なんとなく表紙に惹かれて読んでみたら面白いななんだこれは。びっくりした。 いうなれば「逆異世界もの」?に含まれるかどうかは各々判断してもらいたいですが、個人的には新たな世界を見せてもらった気がします。 内容としては、最終的に魔王を倒すことが目的ではないソシャゲの勇者が増えてしまい、自分の存在に必要性を感じなくなった魔王が、引退して人間界で新しい生活を始めるというお話です。 なんだけど、それぞれの事情で同じく人間界にきた賢者とか魔女とかドラゴンとかが、結局魔王の周りに集まってきちゃうわちゃわちゃが微笑ましい。 みんな人間界に順応してるんだかしてないんだか微妙なところなんですよね。そこがいい。 こういう、淡々としながらもなんか凄いこと起きてない?でもまあいいか。それよりお腹すいたな、ピザ食べたい。 みたいなテンションの漫画が本当に好きです。魔王引退【単行本版】遠藤淑子1わかる
nyae2020/05/28読むタイミングによっては号泣してたと思う #読切応援自己肯定感がとても低くなっている時にこれを読んでいたら、オイオイ泣いてしまったと思う。主人公には「ちゃんとすること」を強要してくる親がいたけど、それでもそばでずっとちゃんと見てくれている人がいてよかった。 歩は最初は薄情な最低野郎だなと思ったけど、振り返るとお風呂掃除のくだりとか、考えてみればあれは最低野郎の行動じゃなかったなと気づくなど。 鯖ななこさんの漫画は面白いな。おしゃべりな人魚鯖ななこ
nyae2020/05/24全てのペットが幸せであるように #1巻応援命あるものを飼育することが、自分の人生に良い方にだけじゃなく良くない方にもめちゃくちゃ影響があることを、この漫画を通してもっと広まるといいなと思いました。 そして、良くない方の影響に対して「あたりまえの事」と思えない人は、やはり飼育すべきじゃないのかなと。 作者が作風を一新して、とあらすじにありますが、道端によくバフンが落ちてたり、「ネコと和解せよ」という文字がよく出てきたり、犬が「ワンワン」じゃなくて「クソクソ」と鳴いてたり、保護猫シェルターの名前が「怒りのデス 保護ネコロード ハウス」だったりと、いつもの感じもちゃんとあります。 私は読んで号泣とまではいきませんでしたが、今飼っている犬が、このまま健やかに安心して生きていけるようにこれからもしっかりしようと思いました。きみにかわれるまえにカレー沢薫5わかる
nyae2020/05/23妻ではなく子どもが主役の育児奮闘記とても悲壮感のある表紙で、実際に福満しげゆき先生のお子さんは生まれてから度々病院のお世話になってますが、読み心地としては「僕の小規模な生活」などの私漫画とそう変わらないので楽しく読めます。あとがきも相変わらずいい。 夫婦のバトルは少なめかもしれません。 福満先生の“妻”は読者にとって最初からずっと“妻”でしたが、そこに“母”という肩書が増えたことにより妙に寂しさというかなんというか、変わらないことなんてないんだな…みたいな、よくわからない感情になりました。妻と僕の小規模な育児福満しげゆき4わかる
nyae2020/05/19カリスマ政治家同士の純愛BLとして萌えるかというとそうでもないですし、政治家に対して理解が深まるかというとそうでもないですけど、とにかく時代を感じますね、肩幅とか。 2人は国民公認のカップルで、同性愛を揶揄する者などひとりもいません。なんて平和な世界でしょう。今の日本からはかけ離れています。もはやファンタジーと言ってもいい。 面白いか面白くないかでいうと、面白いです。苦なく全5巻読めました。 ただ正直どのへんの方にオススメできるのか少々わかりかねます。平和なBLが好きな方かな?永田町一丁目七番地芳崎せいむ1わかる