たか
たか
1年以上前
お、面白すぎる〜!!!こんな面白いものを読んでなかった自分を殴りたい。今なら1話から最新話の7話まで読めるのでマンバの全員読んでください(過激派) https://comic-action.com/episode/4855956445111972974 日本史の中でも縄文〜平安頃までが好きなので架空日本史ものとしてもドストライクでしたし、心優しき真っ直ぐなショタ主人公と黒髪美人の大胆な年上のお嫁さんというカップルもまたドドドド・ドストライクでした。ありがたや…こんな素晴らしいものを拝ませていただけるなんて。 日倭津国の領地をめぐる政治的・戦略的戦いも見ものですが、そこに「石の民」と呼ばれる石を操る能力を持った民族が絡んできて、勢力争いも複雑なら石を使ったバトルも迫力満点で面白い! イサザの腕が石になり暴走してしまい、右腕に集中して操ろうとするシーンで腕が「アタリ→ラフ→スケッチ」と徐々に形作られていく演出が見事でした…!絵を描くことが好きなイサザだからこそできる、集中が深まっていく様子が描かれていて痺れました。 謀反に遭いながら死の淵を生き延びた兄。 心優しい義理姉。 優しくときに厳しく導いてくれる爺。 「ただ家族がほしい」色っぽくて大胆で強いお嫁さん・ヤチホ。 最高〜〜〜。最高…。 2020年代、自分の中で最も理想に和風ファンタジーマンガ説まであります。 これは今年も残すところ3カ月ですが、どうか来てほしい作品です’。
お、面白すぎる〜!!!こんな面白いものを読んでなかった自分を殴りたい。今なら1話から最新話の7...
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前
何の変哲もない日常風景が舞台であっても、殺人のような大きな事件ではなく今もどこかで起きているようなありふれたことを題材にしても、面白いミステリーは描けるという良いお手本のような作品です。 同じバス停から通園する子供を持つ、月村家・西井家・雪田家・高見家の4家族がメインメンバー。ある日、母親たち4人が話し込んでいる隙に子供たちの誰かが高級車に傷をつけてしまいます。一体誰がやったのか? 犯人はわからないまま高額の賠償金を支払わねばならなくなり、それまで仲の良かった4人はその事件をきっかけに諍いが起きたり距離を取ったりすることになり、生活が変わっていきます。 七夕の短冊に「ひとをけしたい」と書いたライムくん。 社宅で起きたボヤ騒ぎ。 続発する自転車のサドル損壊事件。 ある真相を知る人物の存在。 不穏さを煽るできごとが次々と起こりながら、物語は実にサスペンスフルに駆動していきます。 かわいらしい絵柄ながら、人間社会における歪みが表出したキャラクターたちのリアルさが見事です。特に、断片的な情報しか得ていないにも関わらず、真実を知った気になって誰かを断罪しようとしたり、それによって更に当事者を傷つける結果を生んだりしてしまう人間。そして、それに対してほとんど罪悪感などあるわけもないという。現実でも仮想空間でもありふれた人間の在りようですが、非常に恐ろしいです。 ママ友や子育ての闇の部分が、うまい具合にサスペンスの雰囲気と溶け合っています。それでも、醜い部分だけではなく人間の良い面も描かれているところは一抹の救いです。 すべての謎は、最終的に綺麗に氷解します。そこで一旦スッキリはするのですが、その更に奥底にあるものに対して考え始めるとまた大きな難題の壁が立ちはだかるような気分です。1冊完結のミステリーマンガとしては非常にお薦めです。