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原作版 左ききのエレン(37)   :対極の二人・前

原作版 左ききのエレン

天才になれなかったすべての人へーー。『左ききのエレン』37巻 ・59話「競合排除」 ・60話「余裕が無い」 ・61話「母親が働くってだけで」 ・62話「喧嘩できますね」 ・63話「それがクリエイターの喧嘩だろ」 ・64話「スタッフィング」 ・番外編「スモールビジネス編・スタッフリスト」 ・番外編「チームの幕開け」 ・番外編「小さな仕事の大きなチカラ」 原作版「左ききのエレン」シリーズ第3部DOPE6巻目。DOPE=「バカな」「愚かな」という意味がある一方、「かっこいい」「すごい」という正反対のニュアンスを持つスラング。■著者について かっぴー 漫画家/漫画原作者 1985年神奈川県生まれ。株式会社なつやすみ代表。武蔵野美術大学・視覚伝達デザイン学科卒。東急エージェンシーでアートディレクターを務めた後、面白法人カヤックでプランナーを務める。会社員時代に描いた漫画『フェイスブックポリス』が話題となり、2016年漫画家として独立した。現在は『左ききのエレン』(note)『柳さん ごはんですよ』(集英社) 『ブラパト!ブランドパトロール 本日も異常なし!』(秋田書店)の3作品を連載中。

みそらしど 一巻 鴨島町商店街奇譚

みそらしど

火野神社は江戸中期に妖(あやかし)封じの煌然法師が建てた神社である。昔、戦国時代の人間たちの欲と権力闘争からの邪気を吸い込み凶悪化した妖怪が跋扈していたこの地を、法師は力づくで封印した。法師は妖怪たちの力を商売の方向へと向けさせ、この地には市場が立った。やがて人が集まりだし集落ができはじめ、それは町へと発展していった。法師は妖怪たちを見守るために神社を建立し、神社を中心として妖怪たちの店はやがて商店街へと発展していった。しかし時代の流れとともに人通りは郊外にできた大規模店舗へと変わっていき、商店街はシャッター街となっていく。火野みそらは高校一年の16歳。海外に出張中の両親に代わって神社を任されているが、庭掃除と月に一度の奉納祝詞を上げることくらいしか仕事もなく、お気楽な毎日を送っていた。そんなみそらにある日、商店街でたった一軒、まだ店を開いている油すましの五九郎おっちゃんが頼みごとをしてくる。この古い商店街が売却される噂が出ていて、その前にこの地に封印されたままの妖怪たちの契約を解除したいとのことであった。神社のことはすべてを任されていたみそらは封印解除のための儀式を奉納してもらえればいつでもみんなは自由になれると言う。おっちゃんは百鬼夜行を奉納したいというが、そのためには一度全妖怪たちをこの商店街に集合させなければいけないと言い、その役目をみそらに依頼する。火野一族の法力をさらに磨き上げるためにおっちゃんは九州からわざわざ一族最強のぬりかべ「かべ八」をスパーリングパートナーに連れてきた。アウトレットに店を出し、大繁盛の妖力をためた妖怪たちと無敵の法力を持つみそらとの壮絶バトルが繰り広げられる。