嵐を利用したアキラの作戦は失敗に終わる。再び島に漂着した彼女は小早川とともに今回の「オメグミ」として捕らえられてしまった。船から放り出されていた陸を救出した啓太は、高崎、梨帆、さくらとの合流を果たし、マイルとともに改めてマオモの庵へと戻る。マオモが語る島からの脱出方法、「結界<ハザカイ>に縁<ムスビ>を与える」――その意味を解き明かすために。同じ頃、島の各地に散った吉ノ宮高校の生徒たちも生き残るために力を尽くしていた。「マジモノ」の煙に酩酊しながらも牢を出ることに成功した橘は、シマビトたちに陵辱されていた赤城を救い出す。一方、薫子は、自らの命と肉体を賭してガモウへと接近していく―― 砕け散った希望の欠片をさえ拾い集めることが未来に繋がるのか―― 古い執着を断ち切り新たな地平に飛び上がらんとするその跳躍をこそ希望と見るのか。瞬間ごとに運命の色が入れ替わっていく、トライバル・サバイバル・ストーリー!
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「真澄がもっと欲しいんだもの」 休み時間、先生と保健室でキスしあう女の子。溢れる想いが抑えきれず、発情してきて…そんな彼女には人ならざるモノが生えていました。――信乃田家の次期当主・天寿さんも普段は高校に通う“ふつうの女の子”。そんな彼女にはヒミツがあって…先祖の妖力を強く引き継いだ、耳と尻尾のあるお狐さまなのです。そして人間の姿を維持するには1日1回、陰陽師である景清先生の力が必要で…ふたりが隠れて行っているのは、妖力を吸い取るためのキスでした! 「真澄と恋人のようなキスがしたい」 ふつうの女の子として恋愛がしたい天寿さん。片想い中の先生への秘めた気持ちは日に日に膨らんで、とうとう告白をしちゃいました! そんな彼女の身に突如、異変が現れて… 永久の想いと運命が紡ぐ学園ラブストーリー。天寿さんのヒミツの恋、無事叶えることができるのでしょうか。
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舞台俳優・桐生斗真の突然の引退! 舞台観劇が生きがいで斗真が最推しのOL・中条瞳は悲しみに暮れていた。そんな中、推しが自分の「上司」として会社にやってきて…!?実は斗真は瞳の勤める会社の御曹司だったのだ。アプローチしてくる女子社員たちに愛想よく振る舞う斗真。瞳も声をかけられるが、推しが目の前にいることにパニックで斗真にそっけない態度を取る。御曹司の自分に媚びない瞳の姿に興味を持つ斗真。斗真は、英才教育を受けてきたものの初めての実務はなかなか慣れない。負けず嫌いな性格のため何事も一人で解決しようとするが、斗真が困っていることを見抜いた瞳は、プライドを傷つけないようにさりげなく斗真をフォローする。それに応えるように、斗真も上司として・人間として頼れる存在となっていき、二人は信頼関係を築き、惹かれあっていく。推しとオタクという壁を乗り越え、芽生えた恋は成就するのか!?