週刊少年チャンピオンの感想・レビュー349件<<910111213>>悪女可愛い!六道の悪女たち 中村勇志大トロ一巻ですでに展開気になってワクワクします!おもしろい〜怖いヤンキーJKがじつは一番女の子してるというギャップヤンキーJKクズハナちゃん(読切) 宗我部としのり名無し四方八方に女の子だらけ、そんな中にいるカッコ可愛怖いクズハナちゃん。内容は薄いけど、見せ方が巧いから面白い。良い読切だった。 京四郎は自分の青春です京四郎 樋田和彦名無し高校生の時にこの作品と出会いました。 他校と喧嘩にあけくれるような高校生活を送っているわけではありませんでしたが、この作品を読んでから喧嘩の仕方を知りましたし、暴走族に憧れを抱くようになりました。※たまに喧嘩もの以外の回もあるので、そこもまた面白いです。 ヤンキー漫画で、今の時代と少しかけ離れているかもしれませんが、若い世代に読んで欲しい作品です。 ※この作品が好きすぎて、作品中に出てくる【新聞メリケン】を自作して塀を殴ってみましたがめちゃくちゃ手を痛めたので、絶対にやらない方がいいと思います。名作の序章ナンバMG5 小沢としお名無し二重生活に挑む元ヤン・難破剛の成長物語。いつ、そのウソがバレるのかというハラハラ感を根底に漂わせながら、ギャグありアクションあり恋愛ありの学園生活を展開させる。そして、その流れのなかで魅力的な脇役を定期的に登場させる構成の巧さに作者の手腕を感じる。 個人的には登場人物たちの魅力が爆発しているハワイ回が抜群。 週刊少年チャンピオン誕生物語…!!チャンピオンズ~週刊少年チャンピオンを創った男たちの物語~ 魚乃目三太ななしまず最初に思ったのが、「週刊少年チャンピオン版ルーザーズ(※モンキーパンチなどが登場する双葉社漫画アクションの創刊を描いた物語)始まったな…!」ということ。作画がまさかの魚乃目三太先生ですごく驚きました。 2019年の今年は創刊50周年ということで、夏にナタリーでサンデーとチャンピオンの編集長対談を読んで以来、すでにあちこちで「必死こいて50年」というフレーズを目にしていたので、ついに本誌で自伝的漫画が始まりワクワクしています。 https://weeklychamp.com/ 1話では初代編集長へのインタビューから立ち上げを振り返りました。歴代編集長が10人いるとのことで、1人1話構成で進むのでしょうか? 途中チャンピオンの名作誕生秘話にも触れてくれることを期待しています…! https://www.akitashoten.co.jp/w-champion/2019/46 セリフが熱い!覚悟のススメ 山口貴由くまぞう『負けることは恥ではない!戦わぬことが恥なのだ!』 心を揺さぶる熱いセリフの数々。 どれも名言にして残したい言葉です。 絵はちょっとグロいし、初めて読む人にとっては世界観が特殊すぎて取っ付き辛い所があるかもしれません。 慣れたら面白いんですけどね。 まぁ世紀末の歌舞伎みたいなモノだと思って、ぜひ読んで見てください。24歳大学生魔法少女魔法少女フラグレス カワバタヨシヒロ名無し巻末には「刃牙道」と描かれ、タイトルには「魔法少女フラグレス」とあったので、ついに魔法少女編か……と思ったが、そんなことはなかった。 内容は元魔法少女の24歳の大学生が、また魔法少女をやらされるというもの。キュ○べぇみたいなマスコットキャラが適度に邪悪でよい。こういう類のテンプレを超えるものはなかったが、普通に面白かった チャンピオン紳士たち、実はこういうの好きそうヤンキーくん♂️♀️メタモルフォーゼ 恩田チロ名無し「姉のおなかをふくらませるのは僕」で知られる恩田チロ先生の読切。 この絵柄にこの表情、チャンピオンになじまなさそうで意外となじんでたと思う。 特別にエロいとか、フェチ重視じゃないものの、刺さる人には頭のてっぺんから尻まで突き刺さってしまうタイプのTSものラブコメでした。突き抜けたおもしろさ史上最強のパシリ 川端浩典名無しどんな相手にもパシリで尽くそうとするツッパリ風の主人公。 その名も、使井走ノ助(つかいぱしりのすけ)! 超人的なパシリ技で、感動と笑いを巻き起こします。 タイトルも名前も直球勝負の、チャンピオンらしさ満載のマンガでした。 いかにも凶悪そうなキャラを描くのが巧いからこそ、パシリギャグがめっちゃ効いている。 バカバカしいと言ったらそれまでだけど、やっぱり好きですねこういうギャグ。 ※バレーボール漫画です出陣!! ムショ高排球軍 栗元健太郎starstarstarstarstarウマタロギャグマンガだけど真っ直ぐな熱さも兼ね備えたスポ根ギャグ排球(バレーボール)漫画。表紙の戦国時代の武将にしか見えないオッサンが監督。自らを将軍と名乗り、排球軍(バレーボール部)にとんでもない練習メニューを課してくる。例えば、人間を投げ飛ばしてレシーブさせる「人間レシーブ」や、本物のヤクザにアタックさせて精神力を鍛えさせたり…。主人公はこれらのアホ練習を乗り越え、熱い試合展開を見せてくれるようになるのだが…。とにかく監督だけでなく同級生や先パイもキワモノ揃いなので、マジなのかギャグなのかわからない時もあった。特にクセが強いのは、やはりリベロの「たかし麿先輩」だろう。優雅な平安貴族の装いで、蹴鞠の技術をバレーに活かす姿は一度見たら忘れられない。入学してこれから入部という所で終わってしまい残念だった。 シンプル且つ完璧なタイトルSHY 実樹ぶきみmampuku引っ込み思案の主人公が葛藤や苦悩を経てヒーローとして成長していくという王道的アメコミ風ヒーロー漫画のストーリーでありつつ、ヒロアカにもましてや本場のアメコミにも(知る限り)いなかったタイプの女の子主人公ですね! (スーパーヒロインって強くてかっこよくて好戦的なのばっかりな印象) 優しさと勇気で小さな身体を奮い立たせる姿に胸を打たれます。 すごく応援しているのですが、タイトルのググラビリティとエゴサビリティの低さが心配の種ですね。でも良いタイトルだと思います。賞とか獲ってもっと認知されてほしい!これは倒せない!最強のかいじゅうたん現るかいじゅうたん、現る(読切) 中村たつおき名無し幼女のかいじゅうたん、かんわひぃ〜 なんかもう、東京タワーとかあげるから遊んでな、と言いたくなる こんなふうに日本が壊滅するならそれでいいかな。 かいじゅうたんの虜の総理は最後まで生き残れるのだろうか!?たのしくたくさん食べよう!てんむす 稲山覚也starstarstarstarstarひさぴよたまにテレビでやってる大食い番組。人間離れした競技としか思えません。ずっと観てると、驚きとワクワクと恐怖が入り混じった畏敬の念みたいな気持ちが起きてきます。特に小柄な女性選手に対しては。この漫画はそんな大食い競技で女子高生たちが奮闘するスポ根漫画です。 たくさん食べることが何より好きな女の子春風天子が主人公で、高校生になってからは大食いをやめようと決意したものの、大食い競技の部活「食い道部」の面々に出会ってしまい、最初は嫌々ながらも次第に大食いの道にのめり込んでいきます。 てんむす(漢字で書いて天娘)という言葉は、その昔、豊穣の神への祭祀として、巫女たちが大食いを競った歴史から、現代の大食い競技として続いている設定になってます。なので参加者は女子のみ。 大食い勝負は一対一だったり団体戦といった形式の試合で、単純にたくさん食べた方が勝ちなんですが、テクニックや基礎体力を必要とする、しっかりとしたスポーツ競技として描かれているので、大食いできる身体づくりも学べます。 かわいい絵柄なので最初はもっとゆるふわなテイストかと思ってましたが、勝負所では荒々しいタッチに変わり、手に汗握る迫真の試合が繰り広げられます。わりと王道のスポ根展開が多くて、少年マンガ好きにはたまらない熱さがあります。 特に、長野女子体育大学付属との試合などは、 多くの「大食いマンガ」の中でも屈指の名勝負になるんじゃないでしょうか?全国出場までの勝ち上がり方やライバルチームの描き方は見事です。 あと、名古屋弁がめっちゃ出てくるのもほっこりします。当然、大食いの料理には名古屋メシが出てきたり、対戦相手のご当地料理だったり地域の特色も楽しめました。 ラストに近づくにつれ話にまとまりがなくなってきて、終局を感じる雰囲気になってきますが、ここまで読んだらぜひ最後まで読んでみて下さいな。わんこそば戦での、天子の突き抜けた表情は忘れられない場面だと思うんですよね。「たのしく、たくさん食べる」って素晴らしい。 自分もわんこそばの大食いにチャレンジしてみたくなりましたよ。 ひと味違うサッカー漫画ORANGE 能田達規なかやま能田達規先生のサッカー漫画は我が家の本棚で10年以上スタメンを張っています。 氏の作品の特徴でもあるのですが「試合としてのサッカー」よりも「サッカーに係る人間のドラマ」に焦点を当てています。 この作品はまだ少年漫画でのサッカー漫画をしていますが、他の作品は中々振り切ったテーマになっています。 オーレ! サッカーチーム経営 サッカーの憂鬱 ~裏方イレブン~ 芝生の手入れから審判、広報のひとに ぺろり!スタグル旅 スタジアムのグルメ 本作のストーリーは 少年時代の約束を守るために、天才ストライカー ムサシが J2 の存続すら危ぶまれる南予オレンジに加入し J1 昇格を目指す J2 のチームが J1 に上がれるか?とマイナス方向にハラハラさせるのが読んでいて引き込まれます。 結構敵チームをいい味を出していて、どっちも負けてほしくない試合がチラホラと・・・ 以前、友人に勧めたら 「これ、ゴール決まったらすぐ試合終了になるじゃん・・・試合短いじゃん・・・」 と言われてしまったので、サッカー漫画好きには物足りないかもしれませんが、スポーツ漫画と言うよりも人間ドラマとしてみると凄い良き作品だと私は思います。リアル感とドリーミイ感を共存させている格闘漫画餓狼伝 板垣恵介 夢枕獏名無し最強の男は誰か、最強の格闘技は何か、を追求するなら 個々人の資質やセンスや体格や体力や修練度を 最高レベルで均一化したうえで、 打・投・極の全てをいかんなく発揮できるルールを作り、 身分や立場や金銭的なメリットデメリットなどのしがらみを 無くして平均化して、 多数が同時に心身ともにベストコンディションで 戦える場に選手一同を終結さけなければならない。 そんなことは現実には不可能だ。 だからこそ古今東西、漫画・小説・TV・映画という 夢を現実化できる世界で、数え切れないほどに テーマにされて作品化されている。 だがそれでいて、いまだに これが最高、これが究極、これこそがリアルだと 万人を納得させる作品は出現していない。 リアルとドリーミイのバランス取りが難しすぎるのだろう。 ある意味で作品化、描写が不可能レベルな難題で 「最強論漫画」は永遠の夢なのかもしれない。 その最強論漫画への挑戦・証明のための手法として、 リアリティとドリーミイをいい感じにミックスして 凄くいい感じに魅せてくれているのが 原作・夢枕獏、作画・板垣恵介の「餓狼伝」だと思う。 矛盾した言い方になるがリアリティとドリーミイが それぞれに充分に共存した漫画になっている。 空手・柔術・プロレス・ボクシングなどの 各種格闘技の(前記した条件を満たした)精鋭が 一同に会して闘うという 「現実にはありえんだろ」という世界を 小説(原作)や漫画だからドリーミイをある程度まで 魅せてくれている作品は他にも少なからずある。 「餓狼伝」もそういった、漫画だからこそ成立している ドリーミイな面はあるし、その面での描き方も凄く面白いのだが、 それだけではない板垣先生ならではの上手い描き方が 「餓狼伝」では、なされていると思う。 添付画像は第三巻からの抜粋だが、 夜の公園で闘っている二人の攻防のポイントを 的確に判りやすくコマ割りして絵にしている。 そしてそれだけでなく、 「電灯が揺れる」 シーンを間に挿入している。 たった一つのコマではあるが、 普通に格闘場面を描き、そこにリアリティを強調しようと だけ考えたら、なかなか揺れる電灯のコマなんて この流れの中に挿入出来ない、描かない。 だがこの一見、たいした意味のなさそうな一コマで 単純に技に入り決める動作を連続写真的に 絵にするだけの漫画よりも、 投げ、電灯、絶息、手のクラッチという流れにすることで リアルとドリーミイが判りやすく漫画として成立している。 こんな感じの、ただリアルを追求するだけの 絵やコマ割りだけではない、漫画手法としての ドリーミイがあちこちに描かれている。 それはもともとの夢枕獏先生の原作にそれだけの 要素が詰まっていたのだろうけれど それをまた板垣先生が上手く漫画化したんだな、 と感じている。 またラッパーか…とか思ってしまいすみません親孝行ラッパー サササニサトシ名無しこの読切の大事なところはそこじゃなかった。 もちろんラップも効果的な要素のひとつではあるけれど、なによりの推しどころは主人公の「オカン」! 明らかな元ヤン風情でありながら得意料理は煮物。煮物を作っておきながら、クリームたっぷりパンケーキ食べたい。 そしていざ食べに行くとなった時の変身ぶり。メイクテクニック高すぎ。かわいい、かわいいよ!!! 甘くないお食事パンケーキも美味しいけどね。煮物に合わせるのはアウト。 イケオジが悪魔にセールス!異世界セールスマン世渡さん 吉谷光平名無し※ネタバレを含むクチコミです。元王者が忘れられた天才を回顧する…!Jinx 灰谷音屋たかジュニオール灰谷音屋先生の全3回にわたる新連載。10年前、渡米を目前に控えたベテラン王者・真山は、駆け上がってきた若き天才・手嶋と対戦し敗北。2人は再戦を約束するも、手嶋は路上で凶刃に倒れ夭逝。真山も敗北を受けてアメリカ行きの話が消え、表舞台から引退した。 そして現在、真山は喫茶店で記者から手嶋健壱について取材を受け、あの試合について振り返るが、自分が退いた後の総合格闘技界では新たな動きがあって…というあらすじ。 **いまここに居ない人間について、周囲の人間の証言で振り返るドキュメンタリー風の語り方がとにかくめちゃくちゃエモい…。** https://i.imgur.com/NSGlUTK.png (『Jinx』灰谷音屋 第1話) 昔を思い出して語るシーンは静かな喪失感があって落ち着いてるんだけど、試合シーンは格闘技ならではの迫力があってその対比がすごく好き。 そして真山と手嶋の、**たった一度しか拳を交えていないにも関わらず、お互いについて「三度の飯より人を殴るのが好きな病人」、「初めて見つけた俺と同じ趣味の持ち主」と評し通じ合う関係性がホント良い…。** 最後に登場した現在の格闘技界を担う若手選手に真山がどう絡んでいくのか…続きが楽しみ。 【週刊少年チャンピオン 2019年No.47】 https://www.akitashoten.co.jp/w-champion/2019/47オカルトミステリーの金字塔エコエコアザラク 古賀新一マウナケア私が少年のころ、まわりはオカルトに満ちていたように感じます。「オーメン」「ゾンビ」「エクソシスト」「サスペリア」「マニトウ」という映画を劇場で見た記憶がありますし、江戸川乱歩や横溝正史の小説が手に届くところにありました。また、テレビでは夏になると「あなたの知らない世界」を昼間から放送していましたし、漫画も日野日出志に楳図かずお、つのだじろう、古賀新一のホラー作品をよく読んだものです。こうして挙げてみると壮観ですね。ただ、本作はここにあげた中でも別格。恐怖というより得体のしれない未知の世界を教えてくれた存在でもあるのです。主人公は女子中学生。この黒井ミサという主人公が魔女という噂通りの魔性を備えた女。気に入らないものには容赦なく、死かそれと同等のことで罪を償うことになるという妖しげなダークヒロイン。加えて魔術や呪文、黒ミサなど世界の闇を教えてくれる訳ですから、思春期の精神には蠱惑的でした。今読んでもそのころの刺激的な出会いを思い出してしまう貴重な作品です。 全然わからなかったイシュメリウム 荒井俊太郎名無し読んだけど掴みどころがない。物語の筋は分かるけどそれ以外は何も分からなかった。その感覚を楽しむものなのか? 有識者いたら教えてほしいめちゃくちゃ熱くなれる漫画バチバチ 佐藤タカヒロマウナケア初めて読んだときは、興奮して寝付けなったくらいです。主人公・鯉太郎は大相撲巡業のイベントで力士をふっ飛ばし、それがきっかけで空流部屋入り。実直ながら激情家の鯉太郎は兄弟子たちに反発するも、やがてうちとけて新弟子検査へ。そこであるエリート力士との間に因縁が生まれ、それを引きずって初土俵である夏場所の前相撲を迎える、と序盤の流れはこんな感じ。それと並行して鯉太郎の父で、角界を追われた大関・火竜の悲劇が語られています。この親子関係の描き方がていねいで、導線としても非常に効いているのですね。鯉太郎の性格や生い立ち、そして目指すところまでがこの描写を通してストレートに伝わり、一気に感情移入できてしまう。また悪役もとことん悪党ぽく描かれていて心底イヤな奴と思わせてくれる。鯉太郎の私生活の余計な描写も省いてまさに電車道の一直線ストーリー。ひねりはあってもすかしはなし。掛け値なしに燃えます!タイトルがいい盛本くんは実験体 陸井栄史名無しこういうまともな人間が出てこない漫画好きだなー 連載作のような貫禄がある漫画だった。 実験のネタ自体はよくあるやつだけど、展開の仕方が面白いし何より絵がすごく上手い。シリーズで読みたい。 というかあんな薬をいとも簡単に作れるなんて先輩は天才すぎないか? これタイトル「モルモトくんはモルモット」て読むらしい。いい意味でひどい。 徐々に面白くなってきた……?熊を殴りに行く ノーザンアッパー名無しトドに関節技決めようとしたら、体躯が円筒すぎて出来ないの笑った。次はなんだ?あるある思春期短編おかんとオレ物語 山本真太朗名無しあるある思春期漫画。普通によくまとまっていた。ただ徒歩五分のスーパーに行って、二時間後に帰ってきた母親、なにしてたのか分からなかった<<910111213>>
一巻ですでに展開気になってワクワクします!おもしろい〜