あらすじ
【純粋で真っ直ぐな少年の恋】漁師の息子である高橋厚保は、中学3年のクラス替えで、入学した時から気になっていた宮本純と同じクラスになる。一方、乱暴ながらも根は優しい厚保に、宮本も少しずつ惹かれていくのだった…。少しずつ距離を縮めていくかのように見えた2人であったが…?みずみずしい恋の行方を御覧ください!!
紡木たく作品はこれが初めて読みましたが、読み初めの感想としては、とにかく読みにくい。時間や場面が切り替わっているのに気づかず今誰が誰に話してるのか?がわからなくなったり、キャラの見分けがつかずに混乱したり(なにせ不良の子たちはだいたい同じ髪型...)。それでもクライマックスに近づくにつれ、主人公たちの青春模様に心が掴まれていったことは事実。最後はウルッときてしまいました。アツの笑顔が眩しくて愛おしい。
あと読んで思ったことは、矢沢あい先生は紡木たく先生の影響すごく受けてるなということ。
あらすじ
▼第1話/転落の序章▼第2話/煩悶の丘▼第3話/漁師の引き際▼第4話/新たなる旅立ち▼第5話/最初の試練▼第6話/生徒たち▼第7話/男の交際(つきあい)▼第8話/夜の迷走 ●登場人物/荒やん(親の代からの根っからの海の男。まぐろ漁船の漁師だったが、眼をわずらい船を降り、水産訓練校の教師になる)、寿美(荒やんと見合いすらなしに結婚した女性。掴みどころのない一風変わった女)、タモツ(荒やんの舎弟格。直情型でけんかっ早い) ●あらすじ/まぐろ漁船の漁師「荒やん」こと荒瀬は、40歳を迎えて遅い結婚式を挙げた。しかし漁の最中の事故、そしてケンカでと、立て続けに眼を痛めてしまった荒やんは、視力を極端に落としてしまうことになる(第1話)。 ▼風と波が容赦なく吹き付けてくる中でのまぐろ漁は、眼が良くなければ勤まらず、眼が悪くなれば船を降りなければならない。そんなある日荒やんは、船を降りて落ちぶれていった昔の仲間の姿を見て、眼が悪くなったことを必死に隠そうとする…… (第2話)。 ▼遠洋漁業の訓練校に就職先を見つけた荒やんの所に漁労長がやってくる。そしてきっぱりと引導を渡された荒やんは、新しい生活をスタートすることになる(第3話)。
あらすじ
▼親父外伝 親父の海(前・後編) ▼SCHOOL COUNSELOR 大輝(前編)俺んとこ来ないか!? ▼SCHOOL COUNSELOR 大輝(後編)みんなマブダチ☆ ▼あおげば~♪ くっさ~!! ▼ロックンロール バイブル(前・後編) ●あらすじ/ヤクザも顔負けの貫録を持つ熊田。しかし中身は家族の絆を大切にする、強くて優しい“親父”である。そんな彼は今、とある漁師町でマグロ漁船乗組員をしている。世話になっている船主の息子が今日から漁船へ乗ることになるが、それはつい昨日、街で中年に因縁をつけているのを見かけた不良少年だった。船の上でも父親に文句ばかり言っていた若者だったが、不意に襲った高波にさらわれてしまい… (親父外伝 親父の海・前編)。 ●本巻の特徴/不器用ながらも一直線、武骨な男ここに勢揃い! 千葉真一主演で映画化された「親父」の外伝など、珠玉の4編を収録!!