漁師マンガの感想・レビュー13件舟に棲むの感想 #推しを3行で推す舟に棲む つげ忠男マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ むちゃくちゃ面白いだろ。つげ忠男の劇画はハードなやつばかりだと思ったがこれはよかった。 ・特に好きなところは? 色々あるけど写楽の顔真似。具体的に何が面白いのかと言われたら答えられないがすごい好き。師匠の振るタイミングがいいんだよ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! つげ忠男の漫画に興味を持った方はこれを読むのがいいかも 北海道の端っこで温かい恋をする2人。はしっこの恋 町麻衣Pom 情景を想像しながら、北海道に旅行した様な気分にもなりました〜 酪農家と、漁師の恋ってのもあまりない感じで良かったなぁ。 何よりも、私は園美の人柄がとても好きです。 ゆるゆると、でもしっかりとゆっくりと育まれていくテツと園美の恋。 時に笑いがあり、ゆるい気持ちで読めたし自分の休日にぴったりの漫画でした。BOYS BE…コンビによる漁業応援マンガエンマキBOYS 玉越博幸 イタバシマサヒロ名無し週刊少年マガジンのラブコメ漫画「BOYS BE…」のイタバシマサヒロ&玉越博幸の原作作画コンビが、どういう経緯かわからないけど、いま苦境にある日本の漁業を応援するマンガを描いている。 1つのチャプターにつき1組のカップルで話が進む、「BOYS BE…」なフォーマットで読みやすく、漁業と恋に燃える若者たちの青春を交えながら、漁業という仕事の良い部分をわかりやすく紹介してくれる。まだまだ怖いイメージはあるし、楽なことばかりではないだろうけど、基本的には「稼げる仕事」なんだとアピールされていたのがとても良いと思った。面白かったよ!万祝 望月峯太郎オモマンなかなかいい漫画! 女子高生が海賊と宝探しする夏休み!万祝 望月峯太郎かしこ※ネタバレを含むクチコミです。久しぶりに読んだがいいな男達の航海 青柳裕介マンガトリツカレ男特に分校魂火と鯨五十集船がお気に入り。 分校魂火は「漁師町の分校だってやればできるという“気”で闘っている」というテーマで話が進んでいきスポ根マンガの好きな感じですすむが水産高校ならではの問題が発生する。続きが読みたくなる短編だった 鯨五十集船は俺の知る限り青柳裕介のマンガの中でもっとも男らしい男が登場するマンガかなと思ってる。ただでさえ漁師という男らしい男のが登場するマンガが多いのにその中でも特に雄っぽいマンガだった。前時代的な話で現在の倫理とは合わない面もあるが終わり方もよかったので個人的には好きだな読みにくさの先に...純―JUN― 紡木たくまるまる紡木たく作品はこれが初めて読みましたが、読み初めの感想としては、とにかく読みにくい。時間や場面が切り替わっているのに気づかず今誰が誰に話してるのか?がわからなくなったり、キャラの見分けがつかずに混乱したり(なにせ不良の子たちはだいたい同じ髪型...)。それでもクライマックスに近づくにつれ、主人公たちの青春模様に心が掴まれていったことは事実。最後はウルッときてしまいました。アツの笑顔が眩しくて愛おしい。 あと読んで思ったことは、矢沢あい先生は紡木たく先生の影響すごく受けてるなということ。 四万十川に行ってみたい四万十川 青柳裕介starstarstarstarstarひさぴよ釣りと人情、環境保護の視点のバランスが見事です。川を知るとはどういうことか。川釣りの奥深さを通して、人間にとって大切なことは何かを教えてくれているように思います。 1997年頃の作品で、青柳裕介先生の後期の作品という位置づけになるかと思います。代表作「土佐の一本釣り」が有名ですが、自分は「川歌」から入りましたので、海よりも「川の人」というイメージがあります。この漫画も、生まれ故郷の四万十川の美しさを漫画で残すために描かれたのだと思います。 自分は川釣りの経験が少しある程度で釣りには詳しくないものの、清流を描いた物語や、環境保護を扱った作品が好きなので、この「四万十川」はいつか読んでみたい…と思っていたところ、電子書籍で復刻されたので嬉しい限りです。 補足ですが、3巻に「突堤の帝王」という釣り漫画の読切が収録されています。 こちらは釣り趣味に寄った話なので、釣りに興味がないとやや退屈するかもしれません。舟の上で漂い暮らす男のお話。舟に棲む つげ忠男名無しつげ忠男さんの作品は前から興味があったけれど、読むのは初めてでした。主人公は、小説家で、家族はジーンズショップを経営しています。主人公は、稼ぎの少ない冴えないおじさんとして描かれていますが、作者自身もジーンズショップを経営していたというので、自身を投影した主人公なのでしょうか。 そんな主人公が、趣味の川釣りがこうじて、おんぼろの小さな舟を買うのですが、家族はちょっと呆れ気味。それでも自分で舟を改造して屋根などを作り、昔の日本にいた、舟に住む人々のような暮らしを思い浮かべながら、週のうち何日か楽しむようになります。 そこで、漁師などいろいろな人と関わるのですが、川を流れてくる人間ではない何かと遭遇したりして、ちょっと不気味でもあります。設定は現代なのですが、浮世離れした世界に引き込まれていくような感覚があります。 作者の兄である、つげ義春の作品が好きな方にもおすすめです。脱サラしてマグロ漁船の乗組員になる話フィッシャーマン 海人丸 笠太郎名無しNOといえない人の良い性格もあり、会社での理不尽な扱いを受けたり、失恋を経て父親と同じマグロ漁船の乗組員になるため脱サラするところから始まります。 乗組員になったあとも、船上という逃げ場がない場所で1年、いろんな荒波にもまれ厳しい現実に打ちのめされそうになりながらも一人前の海の男として大きく成長する様子が描かれます。日本で待つ家族になにがあっても帰りたいときに帰れないというのは漁師という仕事の悲しいところだなと思いました。いずれにしても冷静な判断ができる強いメンタルと、相当な覚悟がないと出来ない仕事です。 海、船、魚、犬、アイドル、そして神様…。ふなだまさん 西川丸名無し都会の女が仕事を辞め旅にでて酒に酔い目が覚めたら漁船にいた…から始まる。船に乗っているのは女と漁師のおばあさんと犬。実はこの犬は船の神様「ふなだまさま」の依り代でもあるのです!このワンちゃんとっても可愛い。 女は超のつくアイドルオタクであり、この旅の行き先も推しの楽曲タイトルを元にダーツで決め、ふなだまさまにお供えする魚も顔で決める。旬のアジはめっちゃ美味しそう! 思いがけず盛りだくさんなマンガだった…。 短期集中隔週連載ってどうなるんだろう。妙にリアリティある北国の恋愛はしっこの恋 町麻衣たかアヤメくんののんびり肉食日誌の町麻衣先生の作品。 「漁師の息子は家が金持ちゆえ、年頃になるとプレハブ部屋が与えられる」という「うわありそう…」とやたらリアルな描写が忘れられない。 狭い行動範囲で暮らし、学生時代のつながりが卒業しても継続する「地方・地元感」と、漁師・農家の「仕事」、そして「恋愛」の3要素が絶妙に噛み合って独特の雰囲気が出てて好き。 地方のリアルな空気感を味える映画やドラマのような素敵な作品でした。何で今まで読んでなかったんだ!万祝 望月峯太郎名無しだいたい理由は分かっていて、巻数が多いのと表紙の絵がなんか立体感あって『ちいさこべえ』『東京怪童』とかとは違う雰囲気なのかなと思っていたから。結論から言うとそんなことは全然なく、僕が望月作品に求めているものがあった。 現代的な海賊がかつてマネーロンダリングなどに使われた宝島を探すってだけの話なんだけど、それを取り巻く人間模様がスリリング。自然現象が大迫力で描かれていて、人智を超えた力に魅せられる人間が出てくるのも彼らしい。 めちゃめちゃエンタメでギャグが冴えててお洒落で健康的にエロくて、読後感も良い。海に出たくなる。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ むちゃくちゃ面白いだろ。つげ忠男の劇画はハードなやつばかりだと思ったがこれはよかった。 ・特に好きなところは? 色々あるけど写楽の顔真似。具体的に何が面白いのかと言われたら答えられないがすごい好き。師匠の振るタイミングがいいんだよ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! つげ忠男の漫画に興味を持った方はこれを読むのがいいかも