漫画家自伝マンガの感想・レビュー107件<<12345>>りぼんのレジェンド・池野恋のまんが道ときめきまんが道 ―池野恋40周年本― 池野恋まるまる※ネタバレを含むクチコミです。ピコピコ少年ピコピコ少年 押切蓮介マウナケア作者のゲーム体験を通して描かれた青春記で、作者の暗くて毒のある絵柄が、黎明期当時まだまだ反社会的イメージのあったゲームにマッチしていて、明日のことをまるで考えていなかったバカな自分の少年時代を思い出してしまいました。ゲームの内容を深く掘り下げず、体験談をもとにしているのがいいんですよね。私はおそらく著者と5~6年は年が離れているかな? でもゲームのブームという現象ならば、不良の巣窟インベーダーハウスがゲームセンターであっても、携帯ゲーム機ゲーム&ウオッチがゲームボーイであっても、似たような体験をしているので、すんなり”ああそうだ”と思ってしまう。革命的なことばかりだった80年代。あの時代の空気を体験した人にとってゲーム用語は共通言語。酒場のネタにはもってこいの漫画です。30~40代、50歳未満まではイケる作品じゃないかな?さらっと重い闘病エッセイ腸よ鼻よ 島袋全優名無し話題なので読んでみました。 親戚に同じくストーマがいるので重い話は嫌だな…って感じでしたが全然軽い! 重い話題も笑い飛ばせって感じで逆に元気もらえます。 普通だったら19歳で人工肛門とかショックと絶望なのに、明るくて頑張り屋ですね、作者。 ファンになりました。漫画って狂喜の産物なんだなそしてボクは外道マンになる 平松伸二名無し※ネタバレを含むクチコミです。厳選!読んでほしいこのマンガ恋に無駄口著者:福山リョウコ完結全12巻作品情報はこちら東村アキコ先生の自伝マンガかくかくしかじか 東村アキコ猫あるく作者のめちゃくちゃな青春時代を包み隠さず描いているので、なかなか自分の黒歴史をここまで描ける人いないぞっ!と圧倒されました。そしてギャグも楽しいので、一気にラストまで読めます! 病気になった先生が言う「描け」は心にぶっ刺さりますし泣きますね。ちばプロのこだわりがすごすぎるあしたのジョーに憧れて 川三番地なまこデラックス川三番地がちばてつやのアシスタントをしていた頃の漫画だけど、ちばてつやはもちろんアシスタント含めたちばてつやプロダクションすごすぎるなって何回も思う。 作画のデジタル化が進むけど、これを読むとアナログも生き残って欲しいって思う。余りにも美しいオマージュ失踪日記 吾妻ひでお影絵が趣味吾妻ひでおの『うつうつひでお日記』のなかに、福満しげゆきの『僕の小規模な失敗』(『僕の小規模な生活』の前日譚)について言及している頁があったように思われる。うるおぼえだが、いわく、さいごのコマの表情がとてもよかった云々と書かれていたような気がする。たしかにその表情はとても小さなコマながら私の印象にも強く残っていて、すぐに思い浮かべることができた。また、ほかの頁には『うち妻』の妻が吾妻ひでおタッチに模写されていたりする。要するに、年の差はあれど、どうやら吾妻は福満のファンらしいのである。 そして『失踪日記2 アル中病棟』をさいごまで読んだときに、この表情のことを思い出さずにはいられなかった。どん底で、先行きは何もままならない、そんな状況下で街を彷徨い歩きながら、けっしてすべてには落胆しきっていないような、あの何ともいえない表情。同じ自伝的マンガ作家の先輩と後輩であり、またマンガ家として同志でもあるふたりを繋げたひとつの表情、こんなに美しいオマージュがほかにあるだろうか……と感嘆に震え、目頭が熱くなったのだった。歪な面白さ失踪日記 吾妻ひでお影絵が趣味江口寿史という漫画家がいまして、彼は世間的にはマンガを放棄したひととして有名(マンガをやめてイラストレーターに転身した)なようなのですが、じっさいのところ、彼は自身が漫画家であることに、いまだ深い誇りと拘りとを持ち合わせてやまないようなのです。そして、ここにもひとり、吾妻ひでおという一度はマンガを放棄して戻ってきたひとがおります。 手塚治虫文化賞、日本漫画家協会賞、文化庁メディア芸術祭、星雲賞など、権威ある賞を総ナメにした吾妻ひでおの『失踪日記』ですが、ここに辿り着くまでには"失踪"の一言では片付けられない前途多難なエピソードがあるのです。タイトルそのまんま、自らの失踪からのホームレス、アル中などの体験を描いた『失踪日記』の内容ついては、たくさんの賞のお墨付きがあるので面白くないわけがない、ということで割愛させて頂き、このたびは、吾妻ひでおはどうして失踪しなければならなかったのか、というところについて触れていきたいと思います。 失踪日記の冒頭にもある通り、原稿を途中で投げ出して行方を眩ました後、失踪してしまった吾妻ひでおですが、同じように原稿を放棄した江口寿史とは似て非なるところがあります。それは一言でいうと、やりきったかやりきってないか、の違いだと思います。江口寿史は良い作品にしようと拘るあまり完成に間に合わず、どうせできないなら止めてしまえ、という立場をとりました。いってしまえば只の不真面目です。対して、吾妻ひでおは大真面目。失踪後の今でこそ、アウトローの代表格のようになっていますが、失踪前のキャリアはむしろ真逆で連載を掛け持ちしまくり月に100頁以上を描き上げる仕事ぶりでした。こういう書き方をすると、あまりの仕事量に音を上げて失踪したと思われそうですが、それもまた少し違います。さきほど、江口寿史に不真面目のレッテルを貼りましたが、彼にしても元々は漫画に対する真面目すぎる気持ちが仇となって、どうせ完成させられないならやらない、という不真面目に振り切る経緯があったわけですが、吾妻ひでおの場合は真面目に真面目を貫いた、つまり、締切や作風等の出版社や編集者の意向には従いつつも自らの誇りと拘りを発揮し続けたのです。対して、江口寿史のばあいは自らの誇りと拘りを守るために放棄したといえるかもしれません、そこにはもちろん週刊少年ジャンプというメジャー誌の王道で連載していた江口と、マイナー誌やエロ本等の辺境で活躍していた吾妻との土壌的な違いがあるのですが。 では、具体的には何に拘ったのか? 従来のギャグに(小説家の筒井康隆らから影響で)SFやナンセンスの要素を盛り込んだスタイルで人気を博した吾妻ひでお。当時その試みは新鮮で、大友克洋、いしかわじゅんと合わせてSFマンガのニューウェーブ御三家と呼ばれたりしていました。しかし、新しいものが古くなるのは自明の理、吾妻ひでおはブームが頂点に向かう最中、新たな試みをはじめます。彼はブームに乗っかって同じネタを繰り返すことはしなかったのです。彼が見据えたのはナンセンスのさらにその上、「表現の解体」というテーマでした。そもそも「ナンセンス」とは約束事や理論性をあえて無視することで生まれるユーモアの総称で、そこから吾妻ひでおが得意とするスラップスティック(ドタバタ)や不条理な笑いが引き出されてきたわけですが、彼はそれだけでは飽きたらず、自らが考え出したギャグの体系や方法論、さらには先人たちが創り上げてきた漫画表現そのものを壊していったのです。つまり、先人たち、そして自らが積み重ねてきた漫画表現という名の「建物」を文字通りひとつずつ解体していったのです。 実に様々な方法で「解体」を試みた吾妻ですが、その代表的な例に「ナハハ」というキャラクターの存在があります。この時期(奇想天外社から『不条理日記』等を発表)の吾妻漫画に頻繁に登場する「ナハハ」という名のキャラクターは喜怒哀楽の表情を持っていません。もっというと大人なのか子供なのか、男なのか女なのかも判別できない、つまり登場人物としての情報を全く持っていないのです。「ナハハ」の他にも、無口、無表情、無感情を徹底したキャラクターが当時の吾妻漫画にはいくつも登場します。表現豊かな漫画が描けるようになった時代に、あえて、その逆を突き進み「空虚」を描こうとしたのかもしれません。 そして、あらゆる漫画表現を解体し壊しきった先に吾妻が見たのは正に「空虚」そのものでした。当然のことながら、何もかも壊してしまった後には何も残りません。吾妻の周囲には先人たちや自らがかつて創った漫画表現の残骸が散らばっているだけで、目の前には只々広がる真っ白な闇、空虚があるだけだったでしょう。これを目の当たりにした吾妻は遂に何も描けなくなり、逃げ出し、酒に溺れることになります。ここらへんまでが『失踪日記』には描かれなかった前日譚になるかと思います。 表舞台から姿を消してから十数年……、心と体の健康を取り戻しつつあった吾妻は、かつて自らが壊した漫画表現のスクラップを広い集めて再構築をしはじめます。それが『失踪日記』であり、あるいは、そう、『失踪日記2~アル中病棟~』で吾妻が作っていた、ガラクタのネジや何か、どうでもいい金属片でできた、あのオブジェ作品のように。『失踪日記』の魅力は、正にあのオブジェと同じようなものなのでは、という気がします。つまりそれは、不完全の美学であり歪な面白さなのではと。思えば、ナンセンスにしても解体にしても、吾妻ひでおはいつだって歪さを追い求めて漫画を描いていたような気がします。これこそが吾妻の自己表現の形であり、誇りと拘りの種だったのではないでしょうか? すべてのエッセイ漫画はここに通ずると思うサザエさんうちあけ話 長谷川町子starstarstarstarstarかしこサザエさんの作者である長谷川町子のエッセイ漫画です。 生い立ちやサザエさん創作秘話だけでなく、歴代のペット達や旅先で出会った人々の思い出など、盛りだくさんかつユーモラスに描かれています。 特筆すべきは!作者のお母さんです。早くに父が病気で亡くなり母一人で娘三人を育てることになるのですが、この母の行動力がすさまじい。 まず上京。そして、次女の町子を漫画家・田河水泡、長女を洋画家・藤島武二、三女を小説家・菊池寛に弟子入りさせます。 ビッグネームばかりでビビりますよね。 母の破天荒なエピソードはたくさんあるのですが、晩年はボケて娘の顔が分からなくなってしまったことも描かれていて、老いを見る作家の目を感じます。 終戦の翌年に地方紙で始まったサザエさんの連載ですが、作者としては本業は家庭菜園、漫画はアルバイトだったそうです。 そういう気質もより多くの人に寄り添える国民的作家としての器かもしれません。このマニアさ、この感染力がオタクだ!!監督不行届 安野モヨコにわか「働きマン」の作者、安野モヨコによる「新世紀エヴァンゲリオン」庵野監督とのオタク的結婚生活を綴ったエッセイ漫画。無邪気にオタクが染みついている監督とオタ化に抵抗しながらも染まっていく主人公は見ていて微笑ましい。 かなりマニアックなオタク話もあり、面白い。こういうのが本当のマニアやオタクなんだなと分かる。高井研一郎の自伝的作品上海ワンダーランド 高井研一郎 林律雄starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男1941年から1945年の期間を書いた高井研一郎の自伝的作品 高井研一郎の父親がやっていた上海租界での書店が作品の舞台のベースになっている。 最初はのどかだったが戦争が長引くにつれ徐々に生活が変わっていく部分が体験者ならではなのリアリティがあって面白い。 遺作生ポのポエムさん 吠夢starstarstarstarstarウマタロ2018年正月、吠夢と書いてポエムと読む1人のホラー漫画家が亡くなった。 第1話を書き上げた後、遺作となってしまった作品。亡くなったことがメディアでも取り上げられ話題になった。 食い詰めた漫画家が、生活保護を受けに行くという内容のストーリーだが、追い詰められた男の切実さが非常によく描かれていて、なかなか読むのが辛かった。 また本作とは別に、コアマガジンの雑誌で追悼漫画が載っている。 『ゴミ屋敷で孤独死した本誌漫画家「生ポのポエムさん」で訴えたフリーの現実』というタイトルで、編集部の視点から見た、吠夢先生の晩年が描かれている。作画をされた子原こう先生はどんな気持ちでこれを描かれたのだろうか… 「まんがこれが現実貧しい日本 みんな結局、無関心」 (コアコミックス No.541 - 2018/7/30) 興味のある人はこちらも併せて読むといいだろう。マンガの極みひねもすのたり日記 ちばてつや名無し本人は「4ページで何が描けるかっ」とか「コマの割り方が…ほーんとーにムズカシイ」とか言ってるが、そんな苦労は一切感じさせない筆致。マンガ界のレジェンド達との交遊録、壮絶な戦中戦後のエピソード、日常のちょっと情けない話、それらが重層的に積み重ねられ、時間と空間を行き来する濃密な読書体験となる。日本に帰ってきて親戚と再会する場面は思わず胸が熱くなった。昭和なエピソード満載で最高!!ブラック・ジャック創作秘話 吉本浩二 宮﨑克霧兵衛良かった点 ・美談とクズの間みたいなエピソードだらけで面白い。 ・「どれが一番はやくあがりますか」のエピソードは最高に良かった。 ・「砂かけ男」の回で壁村さんの「荒木・・・お前どっちの人間だ?」はむちゃくちゃいい 総評 ・俺がよくいってた喫茶店で話を聞いていたっぽいのがあって良かった。 ホラー漫画に詳しくなくても楽しめる怪奇まんが道 あだちつよし 宮﨑克霧兵衛良かった点 ・怪奇マンガ道と書いているにホラー漫画に詳しくなくても楽しめる。 ・犬木加奈子/近藤ようこ回は何回読んでもいい。 総評 ・登場する漫画家が尊敬してやまない楳図かずおの回をやってほしい。 ・日野日出志が小林正樹の「切腹」という映画で感銘を受けたと書いてあったが、平田弘史も影響を受けている話も見たな。どんなにすごい映画なんだと気になる。 https://twitter.com/kentaro666/status/819439296230793216身が引き締まります失踪日記 吾妻ひでおサンジュスト私もほぼ毎日飲酒するのですが… 酒マンガだと酒のほそ道とかは「あるある!」とか「うまそー!」なんて楽しく読めるのですが、この漫画は…「気を引き締めなければ」とか「酒は飲んでも飲まれるな」とか、そういう言葉が頭をグルグルします(T-T) 自虐的に、または面白くは描いてはいますがね… 最近、某メンバーの、酒でやらかした話もありますし、酒に飲まれたらあかん!と肝に命じます。とっても大好き!ドラえもん〜ドラえもん物語 ~藤子・F・不二雄先生の背中~ むぎわらしんたろう 藤子プロサンジュスト30年以上前、小遣いを貯めてドラえもんのコミックを買って、ワクワクしながら読んだのを思い出しました。 きっと、この作者にとっても藤子・F・不二雄先生はヒーローなんだろうな〜 当時、何回も下手くそなドラえもんをノートに書きました!(笑)世代なので面白いです。ピコピコ少年 押切蓮介メロン米もともと、この作者の漫画が好きで、読んでいましたが、この作品はおそらく作者の実話を元にした話だと思われます。 ずっとゲームばかりしているんですが、このころの経験がハイスコアガールに繋がっているのかなぁ・・・と思ったりします。 個人的にはゲームボーイが出た時の衝撃やプレステとセガサターンどちらを買うかを悩んだりしたとか、世代ど真ん中ですっごく共感できる作品です。 セガサターンを選んだ友達はのちのちエロゲームをやるためだけの機械になっていたのが懐かしいです。壁村さんファン必見のマンガブラック・ジャック創作秘話 吉本浩二 宮﨑克starstarstarstarstarマンガトリツカレ男週刊少年チャンピオンの有名編集長 壁村さんを取り扱っている数少ない漫画の1つ 内容はタイトル通りブラックジャックの創作秘話がメインになるが壁村さんのエピソードが読めるし、「週刊少年チャンピオン編集部の漫画」としての方が好き。 ジャンプやマガジンは編集長が当時を語る本出しているけどチャンピオンはそういうのが少ない 昔のインタビューぐらいしか残っていないのが残念だ 他に壁村さんが登場する漫画を教えて欲しい 第3巻はこれまでと比べ物にならないダークさど根性ガエルの娘 大月悠祐子名無しTwitterでも話題になっていた15話目もさることながら、全部通してなかなかダークが溢れている。 これまでの1・2巻は優しかった父とDVする父の二つ面を描く感じだったが、どちらも過去の終わった話として描いていた気がする。しかし、3巻ではかなり最近のことまで描いていて、ああ終わっていないんだなと地獄が増した感じがある。 ちなみに第3巻の最後が18話で、ヤングアニマルDensiに19話が公開されているから、最新話に追いつけて、19話で闇が抜けたかな…って気がしてちょっと救われた。まだわからないけど。 3巻、闇が強いけど面白かったよ。小林まことの新人時代を描いている青春マンガ青春少年マガジン1978~1983 小林まこと名無し「柔道部物語」など小林まことの描く青春は泥臭くもあり突き抜ける爽快感もあって大好きだが、この漫画は小林まことの新人漫画家時代の青春が描かれている。漫画家としてデビューして得た仲間たちと過ごした楽しい時間と、自殺したくなるほどの苦しさの両方が詰まっている。 アメトークでケンコバさんが取り上げたようだが、「JJM女子柔道部物語」などで興味を持ったらぜひこのマンガも読んでほしい。小林まことのエッセンスが詰まっている作品。吾妻ひでおの路上生活・肉体労働・アル中の日々を綴ったノンフィクションマンガ失踪日記 吾妻ひでお地獄の田中冒頭になるべく暗くならないように楽しそうに描いたよ的な前書き通り、路上生活や自殺未遂、アル中になったのち病院に収容された生活を綴っているのに悲しい気持ちになったりはしない。路上生活と言いつつ毛布をどこかから拾ってきて人気のない茂みで寝ているだけの屋根もない暮らしがちょっと楽しそうにすら見える。 路上生活も配管工の生活もアル中になった話も、「いやー昔こんなことがあってさー」って笑って話している感じで楽しいし、最悪人間どうなっても生きていけそうだなって勇気が湧いてくる気もする。あと、最後にとり・みきとの対談があるんだけどそれも面白かった。絵が可愛いピコピコ少年 押切蓮介大トロゲームしか能がない主人公がゲームばっかりやってる漫画です。 私はファミコン世代ではないのですが、共感できる部分が多々あります。 ゲームだけじゃなくて、子供の頃考えてたこととか、子供特有の視野の狭さが描かれてて懐かしくて胸にぐっときます。『ブラック・ジャック』を連載していた時期の手塚治虫ブラック・ジャック創作秘話 吉本浩二 宮﨑克ハリネズミモモンガ『ブラック・ジャック』を連載していた(同時期に『ユニコ』『三つ目がとおる』『シュマリ』『火の鳥』『どろんこ先生』『ブッダ』『メタモルフォーゼ』も連載していたとか笑)ときの手塚治虫先生の様子を当時の編集やアシスタントに取材して漫画にしている。 面白さとしては主に、手塚治虫先生がどれだけ漫画にこだわりを持っていたかっていうことが知れるのが一つ、アシスタントや編集者がどれだけ振り回された(主に締め切りで)かの壮絶な話の面白さがもう一つ。 そして、何よりチャンピオンの壁村編集長のムチャクチャぶりがとても面白い。壁村編集長が一度スランプに陥った手塚先生を拾い上げた人でもあるんですが、居留守を使う赤塚不二夫の原稿を回収するために、電信柱をよじ登って部屋に入った話とかはほとんどヤクザみたいでめっちゃ笑えます。<<12345>>