面白い、好きだ、と感じた漫画に出会えたならば
いついつまでも連載を続けて欲しい、と
思うのが普通かとは思います。
とはいえ、面白さのレベルを維持しながら
長期連載、巻数追加を続けるのは大変だ、というのも
わかる気はします。
無駄に引き伸ばすくらいならばそれよりは
「第××巻くらいで終わってくれていたほうが良かった」
と、後になって思った漫画もあったりします。
私としては、中庸案的にというか自分の好みというか、
良作品と言われる漫画は、15巻前後で終わるくらいの作品に
多いかな、と思っています。
10巻以下では少なすぎる読み応えがなさすぎる、
20巻超えとなると、なんだかんだで
人気があるから引き伸ばそうとの邪念が入りがち、
読む側としてもテンション維持に疲れるでしょ、みたいな。

その辺に付いて、具体例、理想論、経験談、その他、
色々とご意見、いただいて参考にさせて
いただければ、と思います。

テンション維持に疲れるというのは自分も常々実感していて、気付くと新しく読み始めた漫画の方のほうを優先して読むことが多くなりました。
そして今自分の本棚にならぶ漫画の中で名作だと言えるものは10〜15巻くらいのが多い気がします。
もしくは、1巻完結もの。

自分の経験からいうと、ずっと続いて欲しいと思っていた漫画は、最後まで面白さのレベルを一切落とすことなく走りきっている印象です。

たしかに自分もテンション的に10巻前後がちょうど良いし、中身がギュッと詰まった作品が多い気がします。

無駄に延ばしてるのでは?って一瞬でも思ってしまった時点で飽きてる状態だと思うんですよ。その後巻き返して面白くなったとしてもケチがついてしまった感があって。なので自分は作者が締め切りに間に合わせなくても全力で描きたいモノを描いた漫画が増えたらいいのになと思います。

3巻くらいで綺麗にまとまってると「なんかスゴいものを読んだ気がする…」気持ちがより強くなるイメージがあります。「3巻しかないのにこのクオリティ?」みたいな…

スポーツものや部活ものはある程度の長さ続く前提で始まっているイメージなので、3巻くらいで終わってると「打ち切りなのかな」と思ってしまう。でも読むならそのくらい短いほうが助かるのが本音。。

漫画好きの間ではすでに語り草になってる&短くて面白い漫画の具体例となった気がするのが、彼方のアストラ

ジャンププラスにて約1年半連載して全5巻で完結。連載終了から2年後、最終巻刊行の1年後にマンガ大賞2019を受賞する。本編のよく練られた伏線の貼り方もさることながら、この珍しい人気の伸ばし方もすごい。

走りきる、ということで例えるなら、
スロースターターだと話が盛り上がる前に読者に見放されて打ち切りになったり、
逃げ切り先行型だと、後半にダレてしまった印象を与えたりしそうですよね。
一定以上のペースを維持して走り続ける、となるとやはり、
長距離走は難しいだろうな、と。
そのへんでやはり15巻前後あたりが、現実的に一定ペースで
走りきりやすい距離なのかも。

>>無駄に延ばしてるのでは?って一瞬でも思ってしまった時点で飽きてる状態だと思うんですよ。

確かに(笑)。
飽きていなかったら、この作者は奥が深いな、とか思うでしょうね。

なかには読んでみたらつまらなくて
「ああ、だから3巻で打ち切られたんだな」
と思うような作品も結構ありますが。
そういう経験からの反動?で
「え、このクオリティでなんで2・3巻で終わっちゃったの?」
とか印象が強くなる作品もあったりします(笑)
そういう作品で、ああそれで2・3巻で終わったのか、と
後で納得したりするのが名作小説のコミカライズ化作品とか。
完成した原作があるから、無駄に長くしたりしない、出来ないのでしょうね。

私的に「良かった3巻話」は
おもたせしました(作画・うめ)」
RAISE・レイズ(作画・新谷かおる)」
マエストロ(作画・さそうあきら)」
あたりですね(笑)

内容次第としかいえないけど、一話完結ではなく続き物でちょうどよく終わってる作品をおもいだしたが
横山光輝の「闇の土鬼
小林まことの「柔道部物語
岩明均の「寄生獣
ハロルド作石の「ストッパー毒島」あたりで考えると13巻くらいがいい区切りなのかもしれないと思ったりする。
15巻を超えると、全体的にすごい好きなんだけど「あのエピソードが必要だったか?」とか「途中ちょっとだれるけど面白い」みたいなのがでてきてしまうのがある

なかには1試合の決着がつくまでに
2~3年かかっちゃう漫画とかもありましたしね(笑)。
アストロ球団」とか。
それでもファンの支持を得ていたから長く続いたのでしょうけれども。
逆に、いきなり
「予選を次々と突破し、早くも決勝戦です。」
みたいに一コマで数試合、数週間進む漫画もありますしね。

彼方のアストラ」はアチコチで面白いと聞きます。
>>最終巻刊行の1年後にマンガ大賞2019を受賞する
これは知りませんでしたが、かなり凄いことなのでは。
連載が終わっても評価が終わらなかったというか、
評価が追いついたときには連載が終わっていたわけですね。

柔道部物語、は11巻で完結だけれども、読み終えたら
もっと長編を読んだような面白さとか満足感を感じた。

逆にものすごくハイペースで展開されるのに面白いスポーツ漫画があるって言われたら、読みたい!って思いますね。

少年・少女マンガだと20巻くらいでも長いと思わないけど
青年・女性マンガだとめちゃくちゃ長く感じますね

よく先延ばしにしていると言われがちなのがジャンプを始めとした少年マンガ誌だと思います。自分自身も、最初は好きで単行本を買っていたけど、30巻を過ぎたあたりで買わなくなってしまったという経験があります。

ただ最近は、有名所でいうと鬼滅の刃など、人気絶頂のなかでも著者の意向?を優先してスッパリと終わらせるという作品も増えてきて、「スッパリ終わらせた!」という事自体が話題になっている光景をよく見ます。
(実際、20巻ちょっとで終わるなら読んでみようかなと思いました。)
雑誌が売れなくなっているなかでそういう事例が増えてるのは、雑誌側としてはどういう思いがあるのかなと、ちょっと気になりますね。

自分なりの最適な巻数の条件はこの3つかなと思います
・20巻以上ある【人気があって続いている証拠&読み応えがある長さ】
・1巻から最終巻まで、1〜2日あれば通して読むことができる【何度も読み返せる】
・1巻から最終巻をまで読む間、出てきた脇役や起きた事件をすべて覚えていられる【無駄なエピソードがない】

なのでだいたい「20巻以上〜40巻以下」です。自分が好きな作品もこの長さのものが多いですね。

花より男子(37)
アイシールド21(37)
結界師(35)
ハガレン(27)
のだめ(25)
ヒカ碁(23)
鬼滅(23)※予定

これめっちゃ分かります!!
少年、少女マンガは20~40巻ちょうどいいという印象。
青年マンガだと、一気読みしてまとまってて読みやすかったなという印象は10巻前後でした。

ぼくらの(11)
寄生獣(10)
いぬやしき(10)
ドラゴンヘッド(10)
惑星のさみだれ(10)
蟲師(10)
ボーイズ・オン・ザ・ラン(10)
昭和元禄落語心中(10)
ニコイチ(10)
恋は雨上がりのように(10)
僕だけがいない街(9)
僕たちがやりました(9)
刻刻(8)
先生の白い嘘(8)
富士山さんは思春期(8)

連載開始時から予定されていたかのような1~3巻完結作品は、一本の映画を観終わったような満足感がたまらなくて好き。
風の谷のナウシカの映画版が漫画の2巻くらいまでだったし、尺的にそうなのかな?

ロッタレイン(3)
レベルE(3)
水は海に向かって流れる(3)
ミュージアム(3)
残響(3)
ミスミソウ(3)
あそびあい(3)
さくらの唄(3)
月曜日の友達(2)
子供はわかってあげない(2)
百万畳ラビリンス(2)
ぼくらのよあけ(2)
ソラニン(2)
All You Need Is Kill(2)
童夢(1)
アンダーカレント(1)
志乃ちゃんは自分の名前が言えない(1)
ぷらせぼくらぶ(1)
神様がうそをつく。(1)

鬼滅とか短いのかなて思ってたけどこのねづこ箱を見るとちょうどよかったんだな、って思うw

ボーイズ・オン・ザ・ラン

ボーイズ・オン・ザ・ラン

あこがれの職場の後輩・ちはるとの妄想に浸りながら、テレクラで迎える誕生日。人生、選択を避けてばかり来た等身大ダメ男・田西敏行27歳。飲み会をきっかけに、ちはるとの距離が縮まり、仲が進展していくのだったが--!?メール交換、真夏のビアガーデン…「現実ってすばらしいっ!!!」痛みしか知らない男の遅咲き青春譚、ここに開幕!!※本商品は過去に発行されていた商品の収録内容から変更はありませんので、重複購入にご注意ください。

パック

パック

「いたいお姉さんは好きですか?」の若菜先生が改名後初登場! どん底男に訪れたまさかの転機とは!? 読めば元気が湧いてくる、スカッと読み切り!!(ヤングキングBULL2021年10月号)

試し読み
なんで!?

なんで!?

日常の様々なシーンで出てくる言葉、「なんで!?」。言葉は一つでも、その意味は決して一つではない。喜び、怒り、悲しみ、驚き……いろんな感情が入り混じったとき、人は「なんで」という言葉を発するからだ。 笑える「なんで」、泣ける「なんで」、心がほっこりする「なんで」……「なんで」の数だけ「ドラマ」がある。そんな様々な「なんで!?」を切り取ったオムニバスストーリー。

めっ!

めっ!

●表題作紹介 ★“彼氏にしちゃ絶対ダメな男”渋澤泰(しぶさわたい)。イケメンで彼女もいるのに女にだらしない。でもおとなしい沙英(さえ)は、そんな泰が好きだった。彼の親友の彼女の親友… というオマケっぽい立場で、ささいなことに舞い上がる毎日。でも泰が彼女にふられた現場に偶然居合わせ、なぐさめようとしてHしてしまった沙英は…!? ●収録作品/めっ!/生きものバンザイ!

の、ような。

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それは人生の劇的変化…。一人暮らしの希夏帆の前に恋人・愁人が連れてきた二人の少年。二人は愁人の親戚で両親を失ったばかりの兄弟だという。希夏帆の家で生真面目な中学2年生の冬真、天真爛漫な5歳の春陽、そして愁人の4人は同居生活をすることに。戸惑う日々の中、彼らの新たな関係が始まる――。

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はねっかえりだけど、可愛くて憎めない天才少女ピアニスト・うたが奏でるさよならの音、初恋の音、嫉妬の音、失恋の音……どんな音だと思います?ページをめくれば心に鳴り響く不思議で切ない物語!天賦の才能で世界のピアノ界に華々しくデビューする『神童』と呼ばれた少女の努力の過程を描いた感動の物語。手塚治虫文化賞マンガ優秀賞+文化庁メディア芸術祭優秀賞をダブル受賞!!

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2010年、地球に“SH3・アールヴィル彗星”が接近した。時は流れ2038年、夏。宇宙大好き小学生、沢渡(さわたり)ゆうまは、謎にみちたモノと出会う。人工知能を搭載した家庭用オートボット・ナナコの体を乗っ取るように出現したそいつは、2010年に地球に降下したとき大気圏突入時のトラブルで故障し、団地に擬態して休眠していた人工知能なのだという。「私が宇宙に帰るのを手伝ってもらえないだろうか?」団地経由の宇宙行き、大スケールの極秘ミッションが始まった!

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