青年マンガの感想・レビュー15397件<<344345346347348>>古き良き、でも変わらないものしーちゃんのごちそう たかなししずえ野愛飯系コンビニコミックにはだいたいこの漫画が掲載されていて、読むたびに優しい世界に心癒されます。 お父ちゃんとお母ちゃんに愛されてのびのび暮らすしーちゃんがかわいいんです。わたしは幼い頃からしーちゃんと呼ばれていたのでよけいに懐かしいし大好きなのですが、昭和に思い入れがあるひともないひとも、懐かしくてあったかい気持ちになりはずです。 (昭和生まれではあるけど)小さい頃からトーストはトースターで焼いてたしインスタントラーメンもパスタも炊飯器もあったけど、新しい食べ物や生活に憧れる気持ちは今も変わらないと思います。お洒落なものに憧れながらも、お母ちゃんの作る素朴なごはんがいちばん美味しかったり…。これっていつの時代にも通じるあるあるなんじゃないかなあ。というか、時代が変わっても家族や大切な人とごはんを食べるあたたかさは変わらないでほしいなあと思いました。望郷太郎少し読んでみた望郷太郎 山田芳裕名無しカーボンで弓を作るシーンがあるのだが、カーボンに靭性はほぼ無い。もし撓ったなら元には戻らないはずだが。 リアル風だか半分ギャグ漫画。息苦しさから開放されるような漫画 #1巻応援うみそらかぜに花 大石まさるnyae始まったばかりなのにもう「終わってほしくない」と思ってしまうような、眩しくて純粋で懐かしい青春物語。少女漫画とはまた違う意味で胸と脳がキュンとする良さがありますね。こういうのは自分が何歳になろうと読めるし、読みたい。 親の再婚によって同居することになった男子と女子ふたりが主人公だけど、そういう設定から想像できるストーリー展開はほぼないと言っていいです。男はこう・女はこうという古い既成概念に全くとらわれないキャラクターづくりもとても魅力的。女の子の主人公・アミさんは北海道訛りが爆発しているけど、完全に彼女の個性として確立してるし、それぞれがそれぞれに夢中になれる世界を持っていて、その世界を壊すような人は出てこない(1巻の時点では)。 あまりにもキャラクターたちが自由に動き回って楽しく暮らしてくれるので、こちらも日々の息苦しさや締め付けから開放されるような気分になりますね。最後まで難解だったが本格派な諜報マンガが好きな人には堪らないと思うサガラ~Sの同素体~ かわぐちかいじ 真刈信二starstarstarstarstarひさぴよ※ネタバレを含むクチコミです。 また来たな!知り合い以上友達未満 森田賢吾名無しこいつらの日常ずっとみてられるわ焼け野原の男達!あれよ星屑 山田参助猫あるく戦後の煤けた街に生きる男たちの生きざま、人の営みストレートに描いていて、悲壮感よりユーモラスで力強い生活感をリアルに感じる事ができる作品でした。いい漫才の外の漫才だったかぶけ!「いちご同盟」 コニシリュウイチ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 人口減少・食糧不足の世界で、少女が一体のセクサロイドと出会う。ジャガイモ畑の子どもたち 辻恵名無し※ネタバレを含むクチコミです。美しい残酷ヴァンデミエールの翼 鬼頭莫宏狐優曇華読んだのはだいぶ前ですが今でも印象に残っていてたまに思い出す。 なるたるより前だったと思いますが、負けず劣らずな残酷さ・・・でも美しい・・・ やりきれない気持ちになりたい時読むといいかも。私も最近読んでないので電子で買おうかな。異様な頭をしたおじさんが店に入ってきて…卒業試験 太田基之名無しなんだぁ!?と思ったらかわいらしい話だった。 なるほど、タイトルが振りになっていたとは。 女漫才師のネタ合わせを描いた読切かぶけ!「いちご同盟」 コニシリュウイチ名無し※ネタバレを含むクチコミです。現代にも息づく都市伝説トシサン ~都市伝説特殊捜査本部第三課~ 木村大介hysysk主人公は何故か絶対に死なない刑事で、都市伝説の真相を調べる任務についている。都市伝説自体の怖さと、それを利用する人間の怖さが絶妙に組み合わされて、けっこう怖い。時々はさまれる笑いと、絶対に死なないという設定が救いに思う。 話に出てくる都市伝説はネットなどで実際に噂されてたりするので、現代の都市伝説事情を知りたい人にもおすすめ。だんだんスケールが小さくなっていくかませ屋五郎 伊庭晋太郎 那須輝一郎マンガトリツカレ男初期は世界でのトラブルを知力・体力を駆使して交渉して解決していくが徐々に世界には行かずに町内のトラブルを解決していくようになっていた。面白いんだけど交渉人ということを期待しすぎたのかもしれん 続編ではないけど大人になった宝くんにも会えるひらけ駒!return 南Q太かしこ「ひらけ駒!」の続きかと思って読み始めるとそうではないのでガッカリするかもしれない…。これは途中で連載が終わってしまったことに対する南Q太先生のリベンジなんだと思います。最初は主人公の宝くんが将棋にハマり出した頃から始まるので「ひらけ駒!」と内容が重複してしまうのですが、2巻の後半くらいから宝くんが中学生になり奨励会の入会試験を受けるエピソードが始まります。あとがきには『思い描いてたところまで描けました』とありました。実際に南Q太先生の息子さんが将棋をされているそうで、最終回は現実とリンクするところがあったんだろうなと思いながら読みました。しみじみ。カラフルな愛がある同棲百合10+1ゆりぐらし くるくる姫あうしぃ@カワイイマンガ様々な形の〈百合同棲〉を描いた短編集。内容は同棲あるある、というよりは、こんな同棲あったらいいなぁ……という感じ。 同棲をリアルに描けば、相手の嫌な面やすれ違いが〈悪く〉作用するシーンを描かなければいけないかもしれないが、創作物ではそういうの勘弁、と時々思うのも事実。 この作品では多様な二人の関係性が、気持ちをちゃんと通わせて幸せに解決する瞬間が、何度も描かれる。全体通して概ね幸せ。オールカラーの誌面は、明るく淡い色調で纏められ、同棲が楽しい・ときめくという読後感で満たされる。 上手いこと言うシーンや百合名言も多く、幸福百合の関係性教科書として、幸せに安堵したい人に読まれて欲しい。学校が監獄化してしまう話監獄学園 平本アキラ名無し題名と表紙が気に入ったので読んでみた。 主人公の女生徒が学校を支配していく様が面白かったです。 私と鈴木翁二オートバイ少女 鈴木翁二かしこ鈴木翁二を好きと言っていいほど詳しくはないのですが「オートバイ少女」は10年くらい前に買って以来、度々の断捨離でも手放すことなくずっと本棚にあります。でもどうして鈴木翁二を知ったのかも忘れてしまったなぁ…。ガロに興味があったからたどり着いたんだろうか。久しぶりに読んだら初めて読んだ当時よりもグッとくるものがあったり、これはどういう意味なのかよく分からないと前にも思ったことを思い出したりしました。表紙の人魚と少年は内容と一切関係ないんですが鈴木翁二の世界観ってまさにこういうことですよね。オートバイに乗る少女の反骨精神とか、お金がない中で迎える正月の侘しさとか、言葉じゃなくて絵で詩的に伝わってくる感じ。絵の魅力がすごい。私が小金持ちになったら絵を購入して一緒に暮らしたいです。どうしても読みたかった妹の姉 藤本タツキ名無し作者のツイッターで読めてしまった… 美大漫画あんまり好きじゃ無いけどこれは好き https://twitter.com/nagayama_koharu/status/1123732259377434624生きるとは、救いとはアシュラ ジョージ秋山野愛人と人ならざるものの境はどこにあるのでしょう。人を殺したら、親を殺したら、人を食べたら、人ならざるものになってしまうのでしょうか。 飽食の現代においても愛やら道徳やらだけで腹いっぱいにはならない。そこかしこに死体が転がる飢饉の中、生きるために我が子を焼いて食おうとするものを誰が責められようか。 そして、母に焼かれた憎しみだけを携えて獣のように生きるアシュラを誰が責められようか。 人として生きることはアシュラにとって救いなのだろうか。 和尚や若狭と出会わずに、憎しみのまま生きて死んでいく方が苦しくなかったのかもしれない、と心の奥の方で考えてしまう。 愛とか幸せとかそういう類のものは気づかない方が生きやすいような気がする。 それでも、人として生まれてしまったなら人として生きていかねばならない。 ただ生まれて死ぬことがこんなに酷だなんて、人は難儀な生きものだなあ…。 救いも何も考えず真っ当に生きて真っ当に死ぬ、それ以外に人の道は無いのかもしれない。 ということは結局救いがないってことなの?なんて疑問も生まれてしまうけれど。 人として生まれてしまった以上は人として生きていかねばならない。それ以上でもそれ以下でもない。 今の私が受け止められるのはそれくらいです。 裏社会の日常を覗いているようで面白い新のぞき屋 山本英夫名無しのぞき屋は好きで読んでいたけど、タイトルに「新」がついているのが出ていることは知らなかったです。盗聴器を仕掛けるシーンなどハラハラしながら読める内容です。悪人が味わったのは極楽なのか地獄なのか…ヒトデナシ-大江戸畜生稼業- 忠見周 村田燕昇名無し江戸の悪名高い女郎屋が、極悪人を懲らしめるピカレスクロマン。作画は「竜侍」「幕末イグニッション」の忠見周先生ということで、江戸風俗の描写もめちゃくちゃ上手いです。 女主人の”お仕置き”の仕方が作品の肝だと思うので詳細は書きませんが…悪人は最後に少しイイ思いをしすぎている気がしましたね。もっと非道い苦しみを与えても良かったのではないでしょうか。引っかかった点はそこだけです。 最近はお江戸モノを見ないので漫画ゴラクで連載化してくれたら嬉しいです。KAT-TUNが主題歌を歌っているドラマを見て知った1ポンドの福音 高橋留美子名無しとにかく意志が弱く、減量も失敗続きの主人公・耕作が、偶然出会ったシスターと恋に落ち、またそれを糧にしてリベンジマッチに燃える所がアツい! おばあちゃんと孫の優しいSF読切未来保険 樺ユキ名無し※ネタバレを含むクチコミです。恋愛マンガでもあり漫画家マンガでもある!レンアイ漫画家 山崎さやか 山崎紗也夏名無し子※ネタバレを含むクチコミです。<<344345346347348>>
飯系コンビニコミックにはだいたいこの漫画が掲載されていて、読むたびに優しい世界に心癒されます。 お父ちゃんとお母ちゃんに愛されてのびのび暮らすしーちゃんがかわいいんです。わたしは幼い頃からしーちゃんと呼ばれていたのでよけいに懐かしいし大好きなのですが、昭和に思い入れがあるひともないひとも、懐かしくてあったかい気持ちになりはずです。 (昭和生まれではあるけど)小さい頃からトーストはトースターで焼いてたしインスタントラーメンもパスタも炊飯器もあったけど、新しい食べ物や生活に憧れる気持ちは今も変わらないと思います。お洒落なものに憧れながらも、お母ちゃんの作る素朴なごはんがいちばん美味しかったり…。これっていつの時代にも通じるあるあるなんじゃないかなあ。というか、時代が変わっても家族や大切な人とごはんを食べるあたたかさは変わらないでほしいなあと思いました。