タイヤの使い方もおかしいよね
目力が強い
望郷太郎 山田芳裕
冒頭のこの表情、どういう感情なんだろう。
左上を見るのは思い出すときというけど、そうしたあとの真上。
表情がみんな変わらないように見えて、目元の表情がよく変わる。
寒いから、口元はあまり動かないのだろうか。
あまりにも目の表情が変わる(変わらなさすぎることもある)ので大変顔がにぎやか。
言葉は多くないのに、「目は口ほどにものを語る」というのはこういうことかと、思わず膝をつく勢い。
もともとタイトルは聞いたことがあって、どうしてこの人はもの悲しい顔をしているんだろうと思っていたけど、まさかこんな漫画だとは思わなかった。
縄文時代から弥生時代への変化は、こういう感じだったのかなぁと思いながら読んでいる。
若い青少年が初期化した世界を行脚するのではなく、おじさん一人というのが哀愁溢れ出て、またおもしろいと思う。