電波の城
欲望渦巻くテレビ界。その片隅で倒産寸前の芸能事務所に、ひとりの謎の女が現れた。彼女の名は天宮詩織。北海道のFM局でアナウンサーをしていたが、テレビの世界で実力を試したいと考えて上京し、事務所社長の鯨岡平助と会う。だが、かつてはアイドルを多数輩出し、芸能界で敏腕を発揮した鯨岡も、今は所属タレントに見放され、借金取りに追われていて…。
徳川家康
今川か織田か、二つの強国にはさまれた松平・水野両家の命運は、ゆれ動く大国の政爭の渦にもてあそばれ、一日とて平穏の日はなかった。戦国の世の習いとはいえ、弱者の悲しい知恵として、水野家から十四歳になる於大が松平広忠に嫁ぐ。風雲急をつげる中に、竹千代誕生の兆しが見られる。横山光輝氏によるベストセラー山岡「家康」の書き下ろし長編電子コミック第一弾。
あるところに、孤児達が助け合いながら暮らしている里があった。里の長である住職は、孤児のひとりである青年・空(うつほ)の嘘つきな性格をなんとか改めようとしていた。しかし当の本人は「バカ正直に生きるなんてブザマだ」と聞く耳を持たない。そんなある日、里に強盗団が現れて…!?
紀元前11世紀の中国、殷(いん)の時代末期。崑崙山脈(こんろんさんみゃく)の仙人・太公望(たいこうぼう)は、悪しき仙人・道士を封印する「封神計画」という任務を受ける! 殷の皇帝・紂王(ちゅうおう)を誘惑して暴虐の限りを尽くす仙女・妲己(だっき)を、太公望は真っ先に封神しようとするが…!?
大正ロマンチカ
時は大正。父の形見を取り戻すために公爵邸を訪れた明。そんな明を出迎えたのは、金髪碧眼で超美形な異国の公爵様!明は、形見を譲ってもらうかわりに、公爵がアンティーク貿易の取引で日本にいる間、お嫁さん役をすることになって――!?収録作品:大正ロマンチカ(1)
刺青から発せられる猛烈な獰猛。五体にまとう強烈な闘争心と覇気。不良達は恐れと憧れをこめて呼ぶ。「日本不良界最強の男」と。「クローズ」で圧倒的な強さを見せつけた男「九頭神竜男」の誕生秘話。
「ダメ…手を動かしちゃ、身体が変になる――」 占いが得意なOL・春日井莉生(カスガイリオ)。キライな上司・深町慎也(フカマチシンヤ)との、つまらない意地の張り合いから彼に『恋占い』をすることとなった彼女は、その夜、不思議な夢を見てしまう。その内容は……自分が深町に抱かれる夢だった!? 夢のせいで深町を意識するようになってしまった莉生は体の火照りが止まらず、ある日の帰り道、深町と肌を重ねてしまって…? 「嫌いなはずなのに、どうして―――。」「これじゃまるで… 私、深町さんのこと――。」 意地っ張りOLとイジワル上司がぶつかり合う、抱かれずにはいられない新感覚ラブコメディー!
レギオス王国の大英雄ランベール。常人には扱うこともできぬ、超重量の魔金(オルガン)製鎧と大剣を駆使して戦場を駆け抜け、数々の戦果を上げた超英雄。彼は、仕えていた主君から叛意を疑われ、非業の死を遂げた。二百年後、彼は偶然アンデッドナイトとして魔物の生を受ける。だが、二百年前の常識と戦闘力そのままで蘇ってしまったランベールには、どうにも現代はイージーすぎるようで……。史上最強級の戦士が繰り広げる痛快ファンタジーを、剛力突破コミカライズ!!
(デジタル限定カラー版!)テントで暮らす女子高生・透(とおる)。家事の腕を買われ草摩由希(そうまゆき)の家で暮らすことに。だが、草摩家には異性にふれると動物に変身してしまうという秘密が―。
とある事件で招喚魔法の使い手セルシア・マリクレールによって現代日本からファンタジー世界へと招喚された龍造寺淳平、小宮山愛理、井上律子の3人だったが、日本に戻るための送元呪文が儀式中の事故によって飛び散ってしまう。若い女性のエルフの肌に張り付いたという5個の呪文のかけらを探すため、世界中のエルフを探し出し、脱がして脱がして脱がしまくる、『エルフを狩るモノたち』の旅が始まった。
<私だけが何も知らなかった。不純な恋に張り巡らされた危険な罠。この「完全犯罪」を成し遂げた本当の悪魔は――誰?>前島香織は住宅メーカーに勤めるインテリアプランナー。社内では一目置かれる存在の香織だが、上司の冬木との秘密の関係を7年間も続けてきた。未来を望むことのできない不毛な恋だが、それでもいいと思ってきた。そんな彼女の前に現れたのは香港支社から移動してきたデザイナーの東雲遥斗。社内不倫の現場をこの東雲に目撃されてしまったことから、香織の運命は動き始め、張り巡らされた危険な罠に落ちていく…。エモーショナルでスリリングなオトナのラブストーリー!※ 1話~2話前半を収録。
テレビ界で色々な駆け引きをしながら謎の女、天宮詩織が「電波の城」であるTV局の頂点を目材していく物語を天宮詩織の近いところにいた真摯なジャーナリストである谷口ハジメの回想録という形で進んでいく。 最初の方はTV局での女性同士の戦いがメインで天宮詩織が問題に対処しながら徐々にTV局での主導権を握っていくことになる少しづつ天宮詩織の過去が小出しになっていき謎は深まっていく。中盤からTV/ジャーナリストの未来と天宮詩織の過去が並行して進んでいくが途中から天宮詩織の過去にとって重要な宗教団体などが絡んでくる。この宗教団体は80年代後半から90年代を生きていた人に忘れられない某宗教や、ジム・ジョーンズの人民寺院を思い出させる内容だった。 天宮詩織の過去を知ろうとするジャーナリスト、関係者同士の意図していない繋がり、最愛の父の病状などが絡み合って伏線を回収しながら最終回に向かっていく。 最初からこういう最後を考えて進んでいたかどうかはわからないが、天宮詩織に起きる出来事の順番が少し違うだけでも全く違うラストが想像もできた。この終わり方はある意味納得できるから好きかな