あらすじ十二町の神殺しをも成し遂げ、最凶の存在になった恨み猫。その正体は、かつて夏歩を分身として生み出した、冬歩だった。強大な力を持つ冬歩に対し、勝ち目はあるのか…? そして決戦の直前、夏歩は恭一に告げる。「恭一の事が大好きだ」返事を待たずに去る夏歩はその後、単身冬歩のもとに向かう。その先に何があろうと、恭一と朱華を信じて――。恨みも恋もクライマックスな恋して戦う怪異譚、第11巻!
猫耳美少女があざといポップな表紙とは裏腹に、熱くて手に汗握る展開が魅力のバトルアクションです。 「恨み」とか「好意」とかの感情を軸にした話だけに、どんな場面でも心情描写が丁寧なのが良いですね。戦闘態勢で緊張が走ったり、照れ隠しで目が泳いだり、セリフがキまってるときの顔など、キャラクターの芝居がいいのでどの人も自然と好きになれます。 ごく個人的には丑ちゃんがとても好みで、「~しやがらねーんです」みたいな、アウトレイジに無理やりですます調つけた感じ(グラブルで例えるならクムユとかユイシスみたいな)のがなんだか可愛いですw