あらすじ異世界に転生し、あらゆる物事に陰から介入し実力を示す「陰の実力者」設定をエンジョイしているシド。ローズ王女結婚の噂を聞き、結婚阻止計画を実行するべくオリアナ王国の城に潜入する。シドはローズに、王妃ではなく光の覇王になってほしかったのだ。なぜなら光あるところに「陰の実力者」はより濃く存在できるから――!いつも通りの勘違いも、いつも通りに炸裂する異世界異聞奇譚、信念の第11巻!!
転生して成長し、王都に出てからのストーリーが好き。絵の美しさ、物語の整合性、設定の作り込み、全てが高いレベルでバランスが取れている。さすが中二病を極めただけあって、戦う時の立ち居振舞いや発言がいちいちカッコいい。空想で適当にでっちあげた設定が実際に闇で繰り広げられていくという不思議な感じ。主人公の妄想がどこまでが本当なのか、騙されたと思って読み続けてみて下さい。