あらすじ異世界に転生し、あらゆる物事に陰から介入し実力を示す「陰の実力者」設定をエンジョイしているシド。オリアナ王国に出現した「黒キ薔薇」によってベータとともに飛ばされた先は、シドが前世で暮らしていた「地球」の日本だった。しかしそこは魔力が充満し、魔獣の被害によって変わり果てた世界になっていて――。いつも通りの勘違いも、いつも通りに炸裂する異世界異聞奇譚、郷愁の第12巻!!
転生して成長し、王都に出てからのストーリーが好き。絵の美しさ、物語の整合性、設定の作り込み、全てが高いレベルでバランスが取れている。さすが中二病を極めただけあって、戦う時の立ち居振舞いや発言がいちいちカッコいい。空想で適当にでっちあげた設定が実際に闇で繰り広げられていくという不思議な感じ。主人公の妄想がどこまでが本当なのか、騙されたと思って読み続けてみて下さい。