味いちもんめ 独立編 1巻
味いちもんめ 独立編 2巻
味いちもんめ 独立編 3巻
味いちもんめ 独立編(4)
味いちもんめ 独立編(5)
味いちもんめ 独立編(6)
味いちもんめ 独立編(7)
味いちもんめ 独立編(8)
味いちもんめ 独立編(9)
味いちもんめ 独立編(10)
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
※本棚・フォローなどの各アクションメニューはこちらへ移動しました(またはフローティングメニューをご利用ください)

描ききらないから感じとれる「店」の味わい

「味いちもんめ」は料理マンガとして長期連載に至っている 和食と人間ドラマを描いているヒット作。 だが自分としてはラーメンとかカレーなどに比べれば 日本料理屋の和食は親しみもインパクトもない料理の話で、 あまり興味を引かないマンガだった。 和食はどーたら、とか小難しいと感じたし。 人情ドラマとしてもそれほど深くないし、と感じて。 なので大体の登場人物達やマンガとしてのスタイル、 おおまかな話の流れは知っている、という程度でいた。 嫌いではないけれどもスペリオールを読む機会があるなら読む、 という感じだった。 たまたま「独立編」の単行本を読む機会があり 「お店の経営とかも絡む話になったのか。  それなら面白いかも。」 と1巻から6巻まで読んでみた。 面白かったし、自分の理解が色々と足りなかったんだな、 ということが判った。 それまで自分好みではないと感じていた要因として 「マンガとして絵の表現が少ない」 「セリフで説明をするシーンが多すぎる」 と感じている部分があった。 添付した画像は独立編の第4巻の1シーン。 こういう場面だったら自分としてはマンガだったら 「通常の和食技術で鮟肝を調理する絵」 を描き、その次に 「フランス料理でのフォワグラを調理する絵」 を描くのが、文章だけでなく絵で表現できる マンガならではの手法だし、良さだし、 そうすべきだ、と思っていた。 セリフで説明するのは芸が無い、 絵も活用して判り易くしてこそのマンガだろ、と考えていた。 例えば「美味しんぼ」とかはそんな感じの 話の展開が多かった。 場合によっては「口で説明するのは簡単なんだが・・」 とかいって山岡さんは話を打ち切って、 わざわざ北海道とか九州とかに直接に行って 「現地で実際に見て説明する話」 にしてまで絵的に表現するマンガだった。 なかには超能力者を登場させて時と場所を超越して 登場人物がその目でそれを見ているから、と絵的に 表現する話もあったりした。 そういう話と「味いちもんめ」のセリフ過多?の 話を比較して改めて 「どっちがリアルなんだろうか」 という点で自分は考え直すところがあった。 いまは「味いちもんめ」のほうがリアルだと思う。 実際に料理店で料理を味わっているときに、 どんなに美味しい料理を出されても、 意識が別世界に飛ぶということは殆ど無い。 頭の中に調理人が料理を作っている光景が浮かぶとか、ない。 よし現地に行って確認しよう、なんて思わない。 やはりその店のその席に座り箸を握り椀を持ち、 店内のBGMや周りの会話も耳にし、 カウンターの向こうの板さん達の仕事振りも見て、 お店全体の雰囲気に包まれながら料理を味わうのが普通。 そういった、皿の上だけでなく店全体を味わう感じ。 知識を得るのではなく店の雰囲気を味わうのが大事。 突然にフランス料理の絵なんか見せても、そんなマンガじゃ、 日本料理の店の雰囲気を伝えられない。壊すだけ。 その辺をリアルに感じさせてくれるマンガかもしれない、 そう思ったりした。 (直接に現地に行っちゃう、という展開も  だからマンガは面白いという面はあると思います) 料理や調理方法を正しく理解するということと、 お店に入って料理を味わうということ、 それぞれは微妙に違うし、現実には 料理は皿の上のものだけで味わうのでは無く そのお店の全体の雰囲気の中で味わうもの、 その点が、重要視すべきで現実的なんじゃないか、 そこらへんも含めて「味いちもんめ」は 「店の味」を描いて伝えたいマンガなのではないか、 そう思いました。

名無し
『味いちもんめ 独立編』のクチコミ投稿
クチコミで好きなマンガを広めよう!
話題の種類
「マンガのクチコミってどうやって書けばいいの?」という方へ!選んだ話題に応じた書き方のヒントや例文を表示します。初めての方は、練習用ページで気軽に投稿の練習をしてみてください。
タイトル
本文
味いちもんめ独立編
味いちもんめ独立編
あべ善太
あべ善太
倉田よしみ
倉田よしみ
福田幸江
福田幸江
あらすじ
熟考の末、大幡が持ちかけた独立話を受けることにした伊橋は、いよいよ自分が板長として働く神楽坂の店を見に行く日を迎える。兄からの激励の手紙と、父からのプレゼントも受け取り、気持ちも新たに神楽坂へと繰り出した伊橋は、そこで一緒に店を見てくれるという大幡と三松の到着を待つ…。
味いちもんめ 独立編の情報の提供お待ちしてます!
掲載している内容の誤りや、この作品に関するおすすめの記事、公式情報のリンクなどはこちらからお送りください。みなさまのご協力をお願い申し上げます。
味いちもんめ

味いちもんめ

伊橋は新宿の料亭『藤村』に入ったばかりの新米料理人。料理学校を首席で卒業した自信から、洗い物やゴミ捨てなど雑用ばかりやらされる「追い回し(アヒル)」に飽き飽きしていた。伊橋の不満を聞いた立板の横川は、その腕前がどの程度のものなのか、追い回し歴三年の谷沢と「桂剥き」をやらせてみるが…。板前の世界を描く異色の「食」コミック!!

新・味いちもんめ

新・味いちもんめ

「藤村」から西新橋の料亭「桜花楼」に移った伊橋。合理主義を唱える副社長兼“立板”のやり方に戸惑いと憤りを感じつつも“起爆剤”として奮闘中。ある日のこと、仕事を終えた伊橋は、熊野の部屋に呼び出された。熊野によると、彼が修行時代に世話になった西新橋の老舗料亭「桜花楼」が、腕の立つ板前を助っ人に求めているという。先代への義理もあり、また、伊橋に頼りきりの渡辺をひとりだちさせたいとも思っていた熊野は、伊橋に“助”に行くよう持ちかける。話を聞いた伊橋は、これも修行のうち、と「桜花楼」に行くことを決意するが、その「桜花楼」の板場は、イビツな構図が支配していて……?

味いちもんめ 独立編

味いちもんめ 独立編

熟考の末、大幡が持ちかけた独立話を受けることにした伊橋は、いよいよ自分が板長として働く神楽坂の店を見に行く日を迎える。兄からの激励の手紙と、父からのプレゼントも受け取り、気持ちも新たに神楽坂へと繰り出した伊橋は、そこで一緒に店を見てくれるという大幡と三松の到着を待つ…。

味いちもんめにっぽん食紀行

味いちもんめにっぽん食紀行

東京の『藤村』『桜花楼』『SAKURA』『割烹飯塚』、京都の『さんたか』…様々な店での修業を経て、今は神楽坂の料理店『楽庵』の雇われ店長の伊橋悟。しかし、料理の道に終わり無し!料理評論家の山賀、『楽庵』オーナー・拝島に後押しされ、未だ見ぬ食文化に触れるべく、全国行脚に出ることに!!美味しいものを見つけたら『楽庵』へ送るという「愛の美食宅配人」の使命を背負い、伊橋が最初に向かった地は、北陸最大の街・金沢!

味いちもんめ 世界の中の和食

味いちもんめ 世界の中の和食

日本各所で修業をしていた伊橋悟が新天地で修業再開!! 新たな舞台は高級店が軒を連ねる街、銀座! 神楽坂のお店「楽庵」をたたんでまで挑戦する日本料理の再発見の修業! 外人のお客さんの多さに戸惑いつつ、世界的視点で見た日本料理とはなんなのか、その真髄に迫らんと四苦八苦する伊橋の努力は必見です!

味いちもんめ 藤村便り

味いちもんめ 藤村便り

いつの世も変わらぬ伊橋の板前人情物語! スペリオール創刊から続く最長連載作品「味いちもんめ」最新シリーズ!日本各所で修業を積んだ伊橋が新天地へ!今度の舞台は日本きっての高級街、銀座!外国人も多くいる銀座の見せ『紀乃家』で無形文化遺産にも登録された「和食」の真髄を探す修業が始まります!

試し読み
味いちもんめ 継ぎ味

味いちもんめ 継ぎ味

超人気シリーズ、待望の新章第1集! 全国での修業を経て銀座の『紀乃家』で活躍していた伊橋に、独立の話が。しかし同じ頃、心の店『藤村』の親父さんが倒れたとの報が… かつての仲間を助けるため、そしてさらなる修業のため、『藤村』に伊橋が帰ってきた! 新たに加わった3人の追い回しと懐かしの店で紡ぐ、板前人情物語!

マンガリストを作ってみませんか?
この一年をマンガで振り返ろう!
テーマを選んでリスト作成にチャレンジ!
「味いちもんめ」は料理マンガとして長期連載に至っている
和食と人間ドラマを描いているヒット作...

おすすめのマンガ

美味しんぼ

美味しんぼ

東西新聞文化部に配属された新入社員・栗田ゆう子は、希望あふれる出社初日から、憧れの新聞社にも山岡士郎のような無神経でぐうたらな先輩が居ることに驚かされる。だが文化部全員が受けた味覚テストに合格し、大原社主・肝入りの企画「究極のメニュー」の担当者に選ばれたのは、ゆう子と山岡の2人であった…。

鉄鍋のジャン

鉄鍋のジャン

中華の名店「五番町飯店」に突如あらわれた秋山醤(ジャン)。中華の覇王と称された祖父から中華の真髄を叩き込まれたジャンは、弱冠16歳にして筋金入りの料理人だ。「料理は勝負だ」を身上とし、オーナーの孫娘、天才料理少女・キリコや、性根は最低だが舌だけは最高の料理評論家、大谷日堂などと料理勝負を繰り広げる!

江戸前の旬

江戸前の旬

銀座『柳寿司』三代目・柳葉旬。柳寿司の末っ子として生まれ、父親の跡を継ぐために寿司職人となって迎えた二度目の春――。寿司職人として大輪の花を咲かすべく、ただ今奮闘中!!真鯛をけなす息子、真鯛に特別な思いを持つ老母。旬の真鯛の握りは息子の誤解を解くことができるのか!?

DINER ダイナー

DINER ダイナー

漫然と生きてきた25歳の大場加奈子は、ある日、小銭欲しさから闇サイトのバイトへ足を踏み入れる。犯罪へと巻き込まれ、絶体絶命の窮地に陥った時、謎の男・ボンベロに、その身を買われ命拾いをする。だが、安堵したのも束の間、辿り着いたのは、殺し屋専用の会員制ダイナー(定食屋)だった。冷徹な料理人・ボンベロと凶暴な殺し屋(客)の狭間で、加奈子の残酷なウェイトレス人生が幕を開けた――!!

ザ・シェフ

ザ・シェフ

法外な報酬を要求するが、依頼人の希望に応じて料理を作り上げる天才シェフ・味沢匠(あじさわ・たくみ)の活躍を描いた料理劇画。石油産出国であるパミール王国でその全権を握る大臣は、外務省関係者がもてなす帝都ホテルの晩餐をほとんど食べ残して帰る。そこで「幻の料理人」と呼ばれる天才シェフ・味沢匠が、大臣を満足させる晩餐を作るように依頼されるが、味沢はその報酬として500万円を提示して……!?

築地魚河岸三代目

築地魚河岸三代目

妻の実家・築地魚河岸の仲卸「魚辰」の三代目を継ぐことになった、元・銀行マンの赤木旬太郎。だが、初日から遅刻!果敢に仕事にチャレンジしようとするが、魚に関してはまったくのド素人。そこで旬太郎は「わかったふりしてお客さんにはすすめられない」と、カツオを手に店を飛び出して…!?