あらすじ~止まらないダメ烈風~鬼スマン!三十路(30巻台)突入の、おゲレツ爆発トラッカーGAG!!32歳。運送会社経営(不振)。世間様に蔑(さげす)まれ、社会の外へ外へと追いやられるリアル鬼ごっこ中年が、なんとかたどりついた節目の30th巻☆しかしゲンがこの世に生を受ける以前に、平本アキラのデビュー作は存在した。鬼が出るか蛇が出るか、はたまた何も出ないのか――奇跡のデビュー作「その友達に疑問あり」も収録だッ!!
アゴナシ運送を営むゲンさんと、雇われっ子ケンヂ。 お馬鹿な大人たちのやりとりをアハハと笑って楽しむ漫画です。 ティーンエイジャーなころは大人な下ネタが炸裂する漫画のひとつと思っていました。 大人になって読むと、ゲンさんの言動に嫌な上司の言動が重なって、暴れ者モードのゲンさんへの苛立ちが増しました。 大人って、こういう気持ちで読んでたのかと、少し勉強になりました。 そしてお馬鹿な大人と書きましたが、ゲンさん32歳、ケンヂ19歳だそうです。 大人とはいえ、まだそれほど年配ではありません。 やり直しもまだ容易な年齢です。 コンボイケーキやおつきさんについても何か書こうと思っていたのですが、あらすじに書かれた年齢を見て、「ケンヂ、君はまだやり直せるはず」「ちぃちゃん(ケンヂの彼女)、こいつ変わらないなら逃げて!!」という気持ちが渦巻いてしまい、感想がまとまらなくなってしまいました。 やっぱり読み手が大人になると、感じることは違いますね。 ページをめくってももじゃもじゃアゴナシ太り気味の中年中年中年‥ ですが、おもしろいですよ。