あらすじ厳密には存在しない「アメリカ料理」に挑戦する公が、料理に込めた「平和と寛容」の精神とは――!?アメリカ次期大統領候補のケーシー氏の設宴のため、公はニューヨークへ。ニューヨークの市場に溢れる、まさに多民族国家を象徴する食材の数々に感動した公は、「自由と平和」をテーマに設宴を乗り切ることになった!!そこには、かつてアメリカが戦争をした相手国の食材ばかりを使うことになったのだったが……!?
2015年の新春ドラマスペシャルにて、嵐の櫻井翔主演で映像化されてから、ずっと前々から気になっていたので読んでみましたが、料理と人の気持ちの繋がりを感じる、とても良い作品でした。主人公が有名料理店を辞め、ひょんなことからベトナムで大使公邸の料理人になるお話です。序盤のうちは、格式が高くて身近に感じることのなかった世界でしたが、読み進めるうちに美味しそうな料理や人間模様の描写など楽しめる部分が多くなってきて一気に読み進められました。