あらすじ

「ぐっ……!悪魔だっ……!こいつ……やっぱり……!」――。奥傾斜がもたらした幸運で3段クルーンの攻略が目前まで来た伊藤開司(いとう・かいじ)。しかし、ビルの傾斜が縒れてしまい、カイジの玉はすべてハズレ穴に入ってしまう。そこで、勝利したと安堵する一条(いちじょう)であったが、カイジに信じられないような奇跡が起こり……!?
賭博破戒録カイジ 1巻

人気の賭博コミック、第3章「欲望の沼」に突入!利根川(とねがわ)が失脚後、不遇をかこっていた遠藤(えんどう)に渡された劣悪債務者リスト。そこには、忘れもしない伊藤開司(いとう・かいじ)の写真が!彼を見つけ出そうとする遠藤の前に、当のカイジが現れて、ギャンブルを紹介してくれと頼み込む。しかし、カイジはその場で確保されて、地獄のような強制労働施設に連れて行かれ……!?

賭博破戒録カイジ 2巻

「こんな理不尽なことが、オレの身ばかりにっ……!」――。地下の強制労働施設に送られた伊藤開司(いとう・かいじ)は、囚人部屋の班長・大槻(おおつき)が開いた地下チンチロリンに初参加する。最初は少額で賭けていたカイジであったが、次第に博奕に目覚めていって大きく張るように。しかし、そんなカイジに合わせて、大槻達までも大張りをしていく。負けるわけにはいかない大勝負に、カイジは……!?

賭博破戒録カイジ 3巻

「どうやらまだ抜けてない……牙は……!」――。班長・大槻(おおつき)に大敗して借金生活に突入した伊藤開司(いとう・かいじ)は、地下チンチロに仕掛けられたカラクリを見破る。そして、大槻へ奇襲を企むカイジは、45組を結束させて貧窮に耐え続けていく。しかし、そんなカイジたちに対して、大槻の陰湿ないじめが動き出して……!?

賭博破戒録カイジ 4巻

「始めるか……!最後の勝負……!まずオレから……!」――。班長・大槻(おおつき)に50万勝負をする伊藤開司(いとう・かいじ)をはじめとした45組。大槻は、カイジにシゴロ賽と常勝システムに気付かれたのかと危惧するが、カイジの態度から気付いていないと判断して運命の三投目を振り出す。その賽が回っている時、カイジが手を突っ込んで……!?

賭博破戒録カイジ 5巻

「獲得する…!必ず……自由をっ…!」――。大槻に大勝した伊藤開司(いとう・かいじ)は、45組から託されたすべての金を、20日分の外出する権利と80万円の現金に振り分けて、地上へと生還する。しかし、カイジはその現金を元にして、6人分の借金である6千万円強にしなければいけない使命があった。そこで、裏カジノに目を付けたカイジは、坂崎(さかざき)と知り合って……!?

賭博破戒録カイジ 6巻

「取り返さにゃあならんのだっ…!なんとしても…!」――。帝愛の裏カジノにある、1発4000円だが当たれば6億円が得られるパチンコ台「沼」。出そうだが決して出さないそのパチンコ台を攻略しようとする坂崎(さかざき)の協力者となった伊藤開司(いとう・かいじ)。そして「沼」を打ち出した坂崎は、なかなか出ないことに興奮して、カイジに渡した缶ビールを奪い取る。それが、彼らの作戦であったのだが……!?

賭博破戒録カイジ 7巻

「カイジくんは、君をはるかに凌駕する…!」――。「沼」に惨敗した坂崎(さかざき)と伊藤開司(いとう・かいじ)。そこへ挨拶に来たカジノ店店長の一条(いちじょう)は、坂崎が仕込んだゴトビールが無意味だったことを知らせる。そして、残った金に対して過剰に反応する坂崎を見て、「沼」の突破口を閃いたカイジは、裏カジノの事務室へ強引に乗り込んで行き……!?

賭博破戒録カイジ 8巻

「なぜ……奴らは三度突っ込む……?破滅に……!」――。金融業者の遠藤(えんどう)を仲間に引き入れた伊藤開司(いとう・かいじ)は、坂崎(さかざき)と3人で「沼」の攻略を突破しようとする。そして「沼」に再挑戦した坂崎は、出ないことに半狂乱になって、「沼」を叩き壊してダイナマイトに火を付けて大騒ぎを!しかし、店長の一条(いちじょう)は、この騒ぎに乗じて店長室に忍び込んだカイジを発見して……!?

賭博破戒録カイジ 9巻

「勝って抜けよう、この地獄を……!」――。ついに「沼」に挑戦した伊藤開司(いとう・かいじ)は、店長・一条(いちじょう)を嵌めて、釘の設定を甘く調整させていた。そして、難関のクルーンまで玉を運んだカイジであったが、一条はブロック操作や回らぬ風車で妨害を始める。そこで、すっかり1000万円を使い切ったカイジは、さらに金を投入して不毛な挑戦を続行していく。そんなカイジの姿が地下強制労働施設に生中継されて……!?

賭博破戒録カイジ 10巻

「闘え……!そして勝て……!あるいは……死ねっ……!」――。ついにブロック操作を突破した伊藤開司(いとう・かいじ)。そんなカイジに対して、勝負の中止を言い渡した店長・一条(いちじょう)だったが、兵藤(ひょうどう)からの電話により続行を認めることに。残るは最終関門の3段クルーンのみ!そこでカイジが思いついた攻略法は、普通ではありえない驚愕の方法であった……。

賭博破戒録カイジ 11巻

「望みに進むのが、気持ちいい人生ってもんだろっ……!」――。3段クルーンを巡る伊藤開司(いとう・かいじ)と一条(いちじょう)の真剣勝負。宿運は一条が上回り、カイジはすべての玉を使い果たしてしまう。そこでカイジは、遠藤(えんどう)をトイレに連れて行き、彼の逃亡資金である1000万円を貸すように説得する。そして、その金で勝負を再開しようとするカイジに対して、一条は勝機を見出して……!?

賭博破戒録カイジ 12巻

「ぐっ……!悪魔だっ……!こいつ……やっぱり……!」――。奥傾斜がもたらした幸運で3段クルーンの攻略が目前まで来た伊藤開司(いとう・かいじ)。しかし、ビルの傾斜が縒れてしまい、カイジの玉はすべてハズレ穴に入ってしまう。そこで、勝利したと安堵する一条(いちじょう)であったが、カイジに信じられないような奇跡が起こり……!?

賭博破戒録カイジ 13巻

「断末魔ってやつか……これが悪魔の……!」――。一条(いちじょう)の最終リモコンで、当たり穴に入れるのが絶望的になった伊藤開司(いとう・かいじ)。すべての玉を打ち尽くしたカイジは、地下施設へ連れ戻されそうになったところを、坂崎(さかざき)が調達した2000万円によって救われる。再開された「沼」との最終勝負、そしてカイジVS一条(いちじょう)、その結末とは……!?「欲望の沼」、ついに完結!