ゼロ戦レッド
昭和19年、敗戦の色濃い日本海軍は5人の神風特攻隊員を選んだ。その5人とは、指揮官の赤木少尉、黒木兵曹長、緑原一飛曹、山崎一飛曹、黄丘一飛曹。だが、赤木の親友である紫少尉は、死ぬ時は赤木と共に死にたいと、出陣寸前に山崎と無理やり入れ替わってしまう。そうして特攻に向かう5人と5機のゼロ戦だが、赤木は皆に、このまま敵艦に体当たりするのではなく、生きぬいて日本のために尽くしたいと告げ…!?※この電子書籍は発行当時の単行本等を底本としております。読みにくい箇所が含まれている場合もございますので、あらかじめご了承ください。
超常能力に目覚めた少年・サブの孤独と悲哀…。太古、人間は言葉の代わりに心と心で話す精神感応力を持っていた。言語能力の発達に従い、退化したはずの能力が甦る……!?一人の少女からの輸血をきっかけに、超能力が覚醒した少年、ミュータント・サブ、誕生!!石ノ森の超能力SFものの中でも代表作と言われ、『サイボーグ009』と共に1966年の講談社児童漫画賞を受賞した異能のヒーロー短編シリーズ、ここに開幕!
アリと巨人
戦争でみなし児となったマサヤンとムギヤンは、無二の親友だった。そして十年、新聞記者となったマサヤンの前に、殺人を犯して逃げまわるムギヤンが現われた!!一本のクスの木に託して激動の時代を描く、傑作ロマン!!
キャプテンKen
二十一世紀のはじめ、火星は地球の植民地となっていた!迫害される火星人を救うためロボット馬アローにまたがって、キャプテン・ケンがやって来た!キャプテン・ケンの正体は……!?傑作SF冒険物語、第1弾!!
マグマ大使
笛を吹くとやってくる――! 地球の創造主アースによって生み出された生きたロケット「マグマ」。地球を狙う怪人ゴアの手から世界の平和を守るため、まもる少年と共に人間モドキやブラック・ガロンといった強敵に立ち向かう! 手塚治虫が描いた傑作SF漫画が登場! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT186~188『マグマ大使』第1~3巻収録 <初出掲載>『マグマ大使』1965年5月号~1967年2月号 少年画報連載
0マン
0マンの電子冷凍機は、地球を氷河期に変えようとしていた!!このままでは、すべての人間が凍死してしまう!!人類最大の危機を救うため、リッキーは再び0マンの国へ潜入するのだった!!名作SF長編、第1弾!!
ビッグX
第二次世界大戦中、ナチスが研究開発していた「ビッグX」とは!?発明者の朝雲博士は、ビッグXの秘密をジュラルミン板にきざみ、息子のからだに埋めこんだ。そして今、その秘密をねらい、ナチス同盟が動きだした!
魔神ガロン
突如地球へ落下してきた隕石、それは宇宙人が送り込んできた巨大ロボット・ガロンだった! はたして宇宙人の目的とは? そしてガロンを制御する鍵となる少年・ピックの正体とは? 手塚治虫が描くロボットSF! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT266~267,377『魔神ガロン』第1~3巻収録 <初出掲載>『魔神ガロン』1959年7月号~1960年7月号 冒険王連載
バンパイヤ
夜泣き谷から上京し、虫プロを訪ねてきた少年・トッペイ。なんと彼は、対象を恨んだり憎んだりすると、オオカミに変身してしまう“バンパイヤ族”だった! その超能力を狙って、様々な思惑がトッペイを翻弄する――。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT142~143『バンパイヤ』第1~2巻収録
大村崑扮する頓馬天狗が、近藤勇造率いる「珍選組」と戦う時代劇コメディ番組を、「009」つながりで石森章太郎がコミカライズ。TV番組ならではのキャラ、当時のギャグ満載の全7編。(「009大あばれとんま天狗」)受験生コースケの面白おかしい1年間をギャグタッチで活写。(「受験コースケ」)大金持ちの御曹司・高香一念が出会った不思議な転校生・茶加文太郎。(「チャカ文」)ギャグがメインの3作品を収録。
忍法十番勝負
時は戦国…。天下の運命を決すると言われる大坂城の抜け穴の絵図面をめぐって、日本中の忍者が血なまぐさい闘争を繰り広げていた!! ………というテーマで、人気漫画家10人が競作!! 「冒険王」1964年新年特大号(1月号)から10月号にわたって掲載された伝説の連作を一冊に!!
日本を手始めに、世界征服まで目論むゴースト国のスカイ総統。その目的のため、日本の大科学者・水川博士が標的に! まさに博士が誘拐されんとする時、間一髪で勇二扮する電光少年スパーク・ダンが登場!
1965年〜1967年に少年画報に連載された作品です。 子供向けの特撮っぽいヒーローものかな、と思って、手塚先生の作品を読み漁っていた時ですら、敬遠してましたが、結構面白いです!! 序盤は確かにシンプルな勧善懲悪ヒーローもの+ロボ要素なのですが、物語にスパイスが効いていて、なかなか面白く読めました! 前半部分の敵役のゴアの弱点が「子供好き」という点とかかなりほんわりします。自分が宇宙中で一番醜くて嫌われているので、一番美しい宝の子供たちが大好きという、悪役らしからぬ設定です! 他にも敵が生み出した「人間もどき」のエピソードでは、ちょっぴり後の火の鳥に通じるようなテーマが描かれていたり、所々に見所が散りばめられています! また、絵やコマ割りもすごく読みやすいです! 2/3過ぎたあたりから第2部っぽいものが始まるのですが、敵として魔神ガロンが出てきます。第2部終了後、第3部としてサイクロップス編というのがあったようなのですが、未収録です。 この時期、手塚先生は絶好調だったものの、仕事を受け過ぎていて、代筆部分が多く、自分の作品とは言えないと判断されたようです。