矢車剣之助
虎山百万石の家宝・金竜の槍を誇示しながら江戸を目指す、虎山藩の大名行列の一団から、金竜の槍を奪った謎の武士。逃げるその武士と偶然出会い、剣を交わした青年・矢車剣之助は、大名行列を襲った武士とまちがわれ、虎山藩の藩士たちに金竜の槍を返せと迫られてしまうが…。矢車活人剣を使い、悪党どもを退治する正義の味方、矢車剣之助の活躍が幕を開ける!!
伝説の不死鳥、火の鳥。その血を飲んだクラブとダイアは、不死のからだとなり、数百年の眠りについた。そして、目ざめたとき、恋人たちの記憶は失われていた!古代エジプト・ギリシャ・ローマに大ロマンが展開する!!
闇の左近
名匠・玄斉によって作られた8本の刀には、そのつばに太閤・豊臣秀吉の秘密が隠されていた。太閤亡き後にさまざまな剣豪の手に渡ったその刀を取り戻すべく、かつて豊臣家に仕えた忍者・左近が、変装、隠密行動、大立ち回りで奔走する!
忍術くらま峠
くらま仙人の弟子、くらま童子の忍術の凄さに驚く、やはり忍術使いの青鬼五郎の目的は、仙人が所有する巻物を奪うこと。滝の奥の洞窟に隠された巻物を盗み、逃げ出した青鬼を追って、くらま童子は旅立つ。一方、巻物を盗み出した青鬼は、山賊の親分・山嵐と組み、浮雲城の乗っ取りを企む、家老・弾正に協力するが…!?
ゼロ戦ごろし
岸本修の描いた、戦争をテーマにした作品中心の短編集。向かうところ敵なしだった戦闘機・ゼロ戦の強敵として立ちはだかる正体不明の戦闘機『黒い毒蛇』との戦いを描いた「ゼロ戦ごろし」/ 第二次世界大戦下に、ドイツ軍の最終兵器の開発を止めようとするイギリス特務部隊の活躍を描いた「Vを消せ!」/ 他二編収録。
隠密剣士
老中・松平定信が京都へ赴く真の目的は、御三家である尾張家の怪しい動きを調べるため。それを察知した尾張家は百々地十忍に定信の命を狙わせる。定信を無事に京都に送り届ける使命の隠密剣士・秋草新太郎に、百々地十忍の頭・源九郎の秘術が襲いかかる。柳生新陰流・逆風の太刀を使い、霧の遁兵衛を従える新太郎と百々地十忍の凄絶な闘いが始まった!!
火星の八ちゃん
火星人は存在するのかというバカバカしい大激論を交わす地球人!そんな彼らをよそに、火星では、学校の授業で地球の話に興味を持った火星人の八ちゃんがロケットを作っていた!だが、打ち上げは見事に失敗し、お父さんに怒られてしまう。気落ちした八ちゃんが向かったのは宇宙旅行協会。そこで偶然にも、完成したばかりの地球行きのロケットの乗員になれた八ちゃんは、いざ地球へと向かうが…!?※この電子書籍は発行当時の単行本を底本としております。読みにくい箇所が含まれている場合もございますので、あらかじめご了承ください。
金星金太
山奥にある小さな村、ドンドロ村に江戸から大横綱、谷風梶之助一行が相撲興行のため、やって来た。骨戸川という力士が素人飛び入り余興相撲で相手を募るが、出てきたのはなんと子供。だが、その金太少年の強さに、谷風は相撲取りにならないかと誘う。反対する金太の父親に、金太の才能を惜しむ谷風は説得する。そして父親の許しを得た金太は江戸へ…
テレスケは、勉強より遊ぶのが大好きな、どこにでもいる普通の少年。そんなテレスケが密かに想いを寄せるヤエちゃんは、テレビスターの追っかけ。そこで、スターを目指しテレビ局に潜り込んだテレスケだったが……!?(雑誌「少年ブック」版『テレビ小僧テレスケ』) ニワトリ語(?)で鳴くアヒルを飼っているという少年・テレスケ。自分から売り込み、東京のテレビ局に向かうが……!?(雑誌「冒険王」版『テレビ小僧』)
さるとび佐助
豊臣対徳川の大阪冬の陣が終わった慶長19年、東海道を江戸に向かう妙な侍二人がいた。目的は徳川家康が幕府を開いた江戸城を密かに調べること。その二人とは、さるとび佐助と三好清海入道。途中の宿で主から、この地に流れてきたかんべえという男が極悪非道な奴で、なんとか二人に退治してほしいと頼まれて…。
白馬童子
南支那海を航行する南海丸を黒くも党の黒蜘蛛丸が襲い、頼は奴隷に。その後黒くも党の首領、荒波雲衛門は南蛮船をも襲い、長崎の商館長の任命書を手に入れて、船長のカピタンに化けて長崎に乗り込む。荒波の悪企みが成功するかに見えたが、正義の味方、太陽の子である白馬童子が現れ、黒くも党は一網打尽に…。
くりくり投手
第一中学校に転校して来た2年生の栗山栗太郎。愛称くりくりは野球部に入部し、その左腕から投げる豪速球に驚く部員たち。エースの団吾は、くりくりに嫉妬し、柔道部主将の虎熊に襲わせるが、逆にのされてしまう。一方、くりくりの父親で大福寺の住職は、町会議員で虎熊の父親と将棋の勝負から大ゲンカ。そしてくりくりと虎熊は暗黒が谷で決闘をすることに!!