いい意味でなろう作品っぽくない。
※ネタバレを含むクチコミです。
大好きすぎて感想がうまくまとまらないので今まで書けずにいましだが新刊(5巻)の最高さに居ても立っても居られず書き込みです。ここまで既に読んでる人は5巻はもう最高すぎるので姿勢を正してバッチリ受け取れる状態で臨んでいただきたい。これはもうここでしか得られないきらきらが詰まっています。最高。 この作品は、初っ端から最高なんですけど、巻を追うごとに最高の種類が変わります。パフェみたいな感じというんでしょうか…全層美味しいんだけど層によって美味しさがまた違うというか。最初はいっしょにキャンパスライフを楽しんでいるような、言い方がほんとによくないんですが、なんとなく恋愛戦力外女子かな、みたいな、ある意味環境でなんとなくそう思われたり自分も思ったりしたことがある女の子の気持ちがリアル。共感もできたり、へーそんなふうに思うんだ?と思ったりできるかもしれません。LINEマンガで連載されてただけあって(?)LINEでのやりとりが非常にリアルです。現代の少女漫画だなー!ととても趣深い。からの、いまの感動を述べたいので間の巻も最高なんですがとりあえず5巻の素晴らしさなんですけど、これはもう私たちの夢が形になった!!というか、こ、これこれーーっっさいこうーーっっという正直さっきまでリアルな道を歩いていたと思ってたら、途中から虹の上を歩いていた的な、そんな最高な見たかったものを見せてくれるストーリーになっています。最高。私は多分今レインボーの上にいる。マジで。
ここんとこグルメ×アニマルの漫画が癒しの境地なのでは?と気づき始めました。 爆食したくてもできない(なぜなら欲望のままに爆食すると悲しきモンスターと化すので)人間という皮を被り生き続ける中で、このリスくんが自分の代わりに爆食する姿は羨望と希望の結晶ですね。いいなあ…我慢ができなくても可愛いままなのは最高ですね。リスくんも目が向こう側の世界を見てるのはみてるのですが。 大食い動画とか見てると謎に自分もいけるのでは…?とチャレンジしかけては、まだまだ自分は未熟だと気づくので、こちらの漫画で消化不良の胃と心を慰めるとよいかと。全編カラーですしリスなのでキュートです。リスなので。
彗星の如く現れ、2020年〜21年に多くの賞も受賞した名作。話題になっているのは知っていたけど偏屈オタクは『私が読まなくても他の人が読むもの…』と謎のツンを発揮し読んでませんでした。周りの熱もだいぶ落ち着いたようなのでそろそろ頃合いか…と手に取りました。 絶賛されているコメントはたくさんあるので、ちょっと違うところで感想を述べると『ゆる△キャンとかは外見が女子高生で中身はおじさんだけど、マイブロークンマリコのトモヨは外見一般社会人女子だけど中身は銭形警部(ルパン)やな』という感覚でした。 明らかに世の一般社会人女子が行うには難易度の高い言葉遣いと行動力、もろもろ非常にマッチョ。(でも心の柔らかいところはあるの)という人間性で、なんだろう…見たことがあ…ぜ!銭形警部だ!!とハッとしました。(※個人的見解です) 友人の死や毒親のような重めのテーマを扱っているのに、強靭にしなる折れない刃のような芯の強い心臓を持つ主人公なので、暗く落ちすぎない快活な喉ごし。女性像としては非現実で、これまでの女性誌では産まれなかったであろう人物像だと思います。だがそこがいい、というところまで持っていけたのが今作の成功点で活劇的な描き方がその切れ味をあげています。 『少女漫画の皮を被った少年漫画ハートなちはやふる』『ヤンキー漫画と見せつつイケメン盛り盛り女性も食べられます東京卍リベンジャーズ』とか、アレンジを効かせたミックス感のある漫画が人気になる傾向が強く感じてますが、これもその一つかなと。 既存の枠を越境し、いろんな人がいろんな漫画を読むようになった今だからこそ、こういった作品がしっかり評価される環境になったのだろうなと思います。この調子でブランニューな漫画がどんどん増えると嬉しいな!日本の漫画はまだまだ伸びしろですね!!
「特撮系か〜おもしろそう読もうかな!」とかあらすじ読んで軽い気持ちで手に取ったら『掛かったな!』と殴られた気持ちです。これはガチのやつ。ある意味あらすじサギです。良い意味で。 いわゆる特撮系ヒーローを題材にした漫画は多く、トクサツカガガとかサンレッドとか怪獣8号とか『ヒーロー』をどの角度から描くかで表現方法が変わりますが、これはガチで『特撮ヒーロー』を真正面から現実のものとして解体しているように感じます。一巻巻末のコメントが芯を捉えて暴露してくれてました。 そもそもの特撮がスタートした昭和の時代が、何を経てきて何を求め、表現者たちは何を吸収して産んだのか。そしてそれを受け取る、そうではない時代の人とそれを受け継ぎ渡そうとする中でどう解釈したか。 描き手の脳内レポートのように緻密かつ素直、そして愚直で偽りないものを含有し、ストーリーが描かれていると感じます。なので、読み手として受ける場合にはなかなか気合入れて踏ん張らないと対峙しきれないかも。足腰に力が入りました。 なかなかこうして講演のように、「これは私の考えなんですけどね…」とぐつぐつ煮込んだ話を読ませてくれる漫画を出されるのも久しくなっていたので、読み応えに放心しています。岩でも飲んだかな…という感じ。 誰かれともなくおすすめは難しいのですが、人がめちゃくちゃ煮込んで作った煮凝りみたいなものを摂取したい時にいいかと思います。 今のこの時代に、この漫画がいろんな媒体で話題作として紹介されることに、死なないサブカルのひゅうひゅうとした息を感じます。おれたちはしぶといな。よかったよかった。
生き残りを賭け熾烈を極める週刊少年ジャンプ連載陣の中で、じーんとこころを打つ可愛くて正統派ないい話を描いていたマグちゃん。(ロボコでも言われてたような)毎話だいたい読切形式で入りやすく、しかもキャラクターデザインも実はかわいい。モノグラム風になった表紙の回のデザインも秀逸だった。 連載が長期化すると面白さとのめり込み度が上がる反面、読み始めるハードルと内容の難易度が上がってしまい雑誌形式での連載はご新規読者が入りにくいのがネックになってしまうが、マグちゃんはその入口を常に開いてくれていたように思う。難しいこととか、前後の流れとか知らん、でもなんかなんとなくわかる。それに『ああ、こういうタイプの話ねと』良い意味でどこかで見たし聞いたようないい話が安心して読むことができた。マグちゃんだいすきだったな…可愛かった… 何度かマグちゃんの素直ないい話を読んでほろほろ泣きました。代表的な少年誌で、マグちゃんのようなほっこり可愛い漫画が読めたことにとても感謝してます。ええ話や…おすすめです。
オドミツハノカミ様可愛すぎます… オドミツハノカミ様めっっっっっちゃ優しいです大好き。 全員人間臭いと言うか、.コンドウ十画様人間の描き方上手すぎ。 あるあるを大規模にやってくるところ大好きです。 最初からもう驚きで読んでてすごく楽しかったです。 当然泣きました。 細かいところまで凝っていてすごく好きです。
不思議な展開と言うか、ヨドミ君が優しすぎて何度も泣きました。 ヨドミ君が人間らしいと言うか…優しさ故の苦しさを抱えている感じがして涙腺崩壊待った無しです。 とりあえす19話まで読みましょう。 とてつもなくえぐいので。 番外編大好き。
本当に感動しました。 表し方がすごく上手く、何度も読み返したくなる作品です。 校庭と宇宙人という一見何の関連のない単語同士を合わせて描くのが天才だなと思いました。 特に意外な展開で読者の涙腺を崩壊させてくるところが素晴らしいなと思いました。
「天才の若書き」なる辞があるが、本書を手に取ってみると『巨人』(マーラーの第一交響曲)位しかその右に出られるモノはない気がしてやまない。後作『ぶるうピーター』と違って、それこそ生一本で一貫しているのが、こちらの強味なのだ。しかも全体の味は童話風とは!日本文学史の一等星扱いを受けてもおかしくないと思えてならない人間は、私一人なのか!?
なぜか後の「フォーナ」や「風の宿」とかに通じるシリアスさが、ほとんど感じられない。そのため、人は、構えずにその世界に入っていける。勿論小山田いくのベストを争う逸品!現存モノで肩を並べ得る作品は、私のカンでも「十二国記」及び「ログ・ホライズン」位ではあるまいか。
こんな代物の設定が空振りだったところで、どうだというのだ。誰の識った事かというわけだ。もとより、おりゃ知らんわそんなもん。
とにかく、しみじみとさせられるものだ。これ以上は、書けない!
バレー漫画読むならこれ!
紙の本としては待望の第二作品集なんだけど、叙情的な要素はほぼ後退して、明るく前向きな、楽しいエロ漫画になってる。 作者女性なのかな。 全体的に女性の視点強めで、この手のエロ漫画としては珍しいかも。 (エロ漫画を手広く読んでるわけではないので、偏見かもしれません。) やってばっかりの話で、物語性は薄いものの、キャラクターは非常にしっかりとしてます。 この人は、早く一般誌に移った方がいいと思うんだけどな。
この中公文庫コミック版ですが、おそらく文庫版をスキャンしているためか解像度が低く非常に読み辛いです。試し読みしてもらえればわかりますがルビの文字などはほとんど読めないレベルです。 同じ値段を出して買うなら「汐文社(ちょうぶんしゃ)版」を買った方が絶対良いです。 https://manba.co.jp/boards/162298 表紙でお気づきかと思いますが、こちらが全国の図書館に置いてあったバージョンなのです。しかも文庫版と違ってカラーページも収録されています。 マンバの中では、中公文庫コミック版の方がランキングが高いので、なんとか汐文社のランキングを上げたいと個人的に願っています。 みなさん本棚登録やお気に入りするなら汐文社版の方ですよー!!
90年代の週刊少年マガジンで連載されていた、未来予知能力を持つ少女が主人公のサイコサスペンス。周りの人の死が見えてしまうということで、それを防ごうとあれこれ手を打つのですが救える命もあれば、救えない命もあったりで、なかなか考えさせられるところもある作品でした。 心霊現象、都市伝説、怪談などオカルティックな要素だけでなく、わかりやすいお色気シーンとか、ちょっとしたラブコメ展開とか、ドキュメンタリー風のお話、気合の入ったヤンキーが出てきたりと、少年マガジンのエッセンスが随所に詰まってます。 何と言っても主人公・深月真夜のキャラクターが良かったですねえ。ほとんどのシーンで思いつめた暗い顔をしてたり、絶望した表情ばかりなんですけど、その憂いを秘めた顔が良いのです。わたるクンと出会ってからは徐々に明るくなり、その容姿だけでなく性格も含めて回を追うごとに魅力的なヒロインになっていったと思います。 あと、3巻に登場した鷹音クンの回とか印象的でした。「カルネアデスの板」の回とか印象的で、よく覚えてる人も多いのでは。 ちなみに単行本未収録となってしまった「サイコパス編」はもう内容を思い出せないのだけど、それほどの問題ある話だったのか気になる所ですね。
幕末史を題材とした漫画はたくさんあってどれから読もうか迷いますよね。もし自分が子どもや歴史苦手な人にオススメするとしたら「お~い!竜馬」を推したいと思います。 ”武田鉄矢史観”とも言うべき、驚異的に分かりやいストーリーに加え、小山ゆうの描く偉人たちの人間臭いこと! 細かい史実や、内容の正確など二の次で良いと言わんばかりの人物像のオンパレードですが、歴史に興味を持つ取っ掛かりとしては、これくらいで丁度いいのです。 大クセのある武田鉄矢、小山ゆうの思想が強いので、幕末のイメージが固定化されないよう注意が必要です。 「お~い!竜馬」を読み終わった後は、他の幕末作品(壬生義士伝や風雲児たち)を読むとバランスが取れると思います。
「スローモーションをもう一度」作者・加納梨衣が描く異色のガンダム外伝。ジオンの元有名サッカー選手が、ザクのパイロットとして戦争に身を投じる物語です。サッカーファンであれば、タイトルでピンと来るかもしれませんが、「バンディエラ」とは、イタリア語でサッカーチームのリーダーのこと。普通のキャプテンとも違う、チームのシンボル的存在の選手に使われる言葉です。かつてサッカーの国際大会(ギャラクシーカップ)に出場していた偉大な選手が、戦場でいかに戦い苦悩するのか。これまでになくスポーツ選手と国家の戦争との関係を描こうとしているように感じました。そこまでガンダムの歴史に詳しくないガンダム世代ではありますが楽しく読ませていただいてます。特にガンダムでスライディングかましたシーンとか興奮しましたね。「左利き」設定とか、サッカー特有の心理戦も面白いです。ガンダムとサッカーが好きなら読んで損はないと思います。
草土文化の「シリーズ戦争」という児童向けの戦争歴史漫画です。 全5冊の内、あおきてつお氏が手掛けた「赤い靴はいた」は、特に読み応えがあります。 東京大空襲と、対馬丸事件&沖縄戦、そして広島の原爆を3篇に分け、奇跡的バランスで、それぞれの戦争の悲劇を1冊に収められています。なおかつ、子どもにも分かりやすい説明で、政治的な思想も極力抑えられているのです。(これ大事) 権利関係の理由なのか、シリーズ戦争そのものは電子書籍にはなってませんが、「黄金色の風」など個別で販売されていますので、興味がある人はぜひ読んでみて欲しいですね。 残りの作品は、古本で買うか、図書館で借りるしか無いですが、もし読むなら長崎を舞台にした「灰色の十字架」もおすすめです。
漫画ゴラクらしい、裏社会のギャンブルノワールといった感じで、1話目からずっと緊張感と勢いのある漫画です。大型店舗のカジノではなく、闇カジノと呼ばれる違法賭博店を舞台に、主人公ゲンがディーラーとなり、客や店側をイカサマにかけて金を巻き上げようとするのですが、その場の緊迫感たるや尋常ではありません。ミスれば「死」という状況の中、イカサマをどうやって成立させるか?読者をドキドキさせる演出が抜群にうまいのです。作画・吉田史朗さんの漫画はけっこう好きで、これまで『村上海賊の娘』『甲鉄城のカバネリ』など読んできましたが、いずれの作品でも「雰囲気」を持ってる主人公像が良いんですよねぇ。劇画すぎない、かといって今どきの画とも違う、画力のある作家さんだと思います。覚悟と胆力を感じさせる顔つきだったり、人物の表情が素晴らしいですね。あと、原作者の方も相当凄い人じゃないかと睨んでますが、検索しても情報が一切出てこないので何者なのか気になるところです。(誰かご存知でしたら教えてください) ちなみに、この作品タイトルを初めて見たとき、オッサン的には「女喰い」という往年のエロ作品を連想いたしました。ちょっとしたエロ要素を期待してた部分も正直ありましたが、いい意味で裏切られたというか、本格的なギャンブル漫画で逆に良かった感じがあります。日本でもカジノ法案ができて、これから盛り上がる題材かもしれないので、ヒットしてほしいですね。
スペリオールの大ヒット時代劇アクションです。小山ゆうの作品はどれも面白いのですが、一つ選べと言われたら、月並みながら「あずみ」を選びますね。 なんと言っても主人公・あずみのキャラクター性が抜群に素晴らしいです。純粋さと鬼神のような強さが同居した精神性が好きですね。過酷な運命を乗り越え、成長する度に菩薩のような神々しさをあずみから感じました。作品内で、自分からあずみに殺されたがる者達がいたのもの頷けます。 ここまで生死観の突き抜けたヒロインはなかなかいないでしょう。まだ読んでいない方は、絵のクセや、巻数の長さに躊躇せずに是非読んでほしいですね。
事実、将棋マンガに比べて囲碁マンガは本当に少ないんですよねえ。 このマンガは「ヒカルの碁」の様に棋士の戦いを描いたものではなく、 碁会所に集まる囲碁好きたちのハートウォーミングな話が中心です。 さくらのお祖父さん曰く、 囲碁とは「相手の言葉を聞き取とり自分の言葉を放つ 心が行き交うゲームじゃ」というセリフが印象的でした。
ROOKIES。何かと不良生徒たちの活躍がクローズアップされがちですが、やはり熱血教師、川藤先生あってのROOKIESではないかと思うわけです。シリアスな場面でもギャグっぽい場面でも、常にこの人が一番イキイキしてたと思います(笑) 後半は出番が減るものの、すでに心のどこかに川藤先生が居て、その存在感は増すばかりでした。 なんてことを書いてると川藤菌に侵されてるって言われちゃいそうですね。
巨人と人類の戦いを描く、ご存知、進撃の巨人。結末が気になって読み続けてますけど、20巻を超えてから、なんとなく読んでるだけでは、全てを理解しきれない事が増えてきました。このままでは置いていかれてしまう、もうちょっと真剣に読まなければいけないと思った次第。
昔の巨匠は皆少女まんがも書いていたようです。こちらの作品はあしたのジョー等でお馴染みのちばてつや先生による少女マンガものとなります。 とはいえ、今我々が「少女マンガ」と聞いてイメージするものとはだいぶ作風が異なります。主人公が少女なだけで、結構普通のといったら変ですが、老若男女問わずに楽しめる物語なので、ジェンダーレスに楽しめると思います。 まぁ同じエンタメでも映画なんかは別に「男子向け」「女子向け」とかそこまでないので、不思議ではないですね。 気になるストーリーの方なのですが、都会っ子のおてんば娘である主人公のミチ(小五)が親の都合で離島に移住してくるところからスタートします。初めは島民たちが閉鎖的だったりするのですが、持ち前の快活さですぐに打ち解けます。ただ大人たちはそうもいかず、ミチの両親と大人の島民たちとの間で揉め事などが頻発してしまいます。 台風がきて島全体が壊滅的な打撃を受け、大人たちが皆自失してしまっている中、そんな大人を励ますためにミチを筆頭に子供たちが力を合わせて運動会を開催するシーンは、現代社会で忘れてしまった何かを思い出させてくれるようで、思わず落涙せざるを得ませんでした。
千住のあたりが舞台です。あのあたり、結構マンガの舞台になりやすいですよね。本作もそのうちの一編です。 ストーリーは、エリート街道をいく(明確な描写はないですが、私はそう思ってます)主人公の新一が千住の叔父を頼って上京し、「イースタン」というアパートに入居するところからスタートです。 当の叔父さんももちろんですが、そこの入居者、はたまた周辺の友人たちもはちゃめちゃな人ばかりで、新一はかなり戸惑い、「ここは人の住むところではない」とまで言います。 ですが、その後、歓迎会をやるなどの交流を経て、温かい友情をはぐくんで行くこととなります。1話完結とまではいきませんが、それに近い展開で、日々の日常(日常といっても結構事件が多発しますが・・・)が展開されます。 テイストは全然違いますが、同じ下町のはちゃめちゃ物語ということで、少し両さんを彷彿とさせるところを個人的には感じました。 全2巻とコンパクトで、なおかつ準1話完結的な作り、しかもすごく読みやすいので、ちょっとした時間に下町情緒を味わいたいって方にはおすすめです。
公式のあらすじには「感動作」とありますが、どちらかというと心温まるヒューマンドラマというよりも、世の中の闇の部分を描いた社会派作品のように思いました。 主人公の立太は、ダム建設の犠牲となって両親を失ったようなのですが、その代わりに国か何処かから莫大なお金をもらっています。そのお金をめぐって村の大人たちが汚い争いを始めて、それに否応なく巻き込まれ、悲惨な人生を送る立太の物語です。 元々すごくピュアーだった立太が大人たちに虐げられ、記憶を失い、ボロ雑巾のように時に犯罪を犯しながらもしぶとく生き抜いていきますが、ついに・・・ お金に惑わされて人生を踏み外してしまった多くの大人たちと、それに巻き込まれてしまって人生を狂わされてしまった主人公、それから主人公の行動にとばっちりを受けて不幸になってしまった(時に死んでしまった)人々・・・私は日々お金を欲しがってしまっていますが、本当にそれでよかったんだっけな、とそんな気持ちになりました。
従前も太平記のコミカライズなどあったのですが、そこはやはり太平記なので、少しマンガとしては微妙というか、そういう部分が正直ありました。すいません。 それに対してこちらの作品は、ガッツリと長期連載する気満々で、満をじして誕生した本格作品!!どの辺りまで描写するつもりなのかは不明ですが、このペースでいくと100巻は下らない大作となりそうです。完結までわたしの寿命が保つか心配です。 描かれることが少なかった時代をテーマにしてますが、ちょうど気になってたんですよね!!!なので、題材選びとしては、わたしにとっては完全に満点です!!!そういった方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?そんな方に、本作の登場は、本当に朗報なんですよね!!! 足利尊氏と後醍醐天皇をはじめ、新田義貞、楠木正成、護良親王など、ウィキペディアだけでも相当魅力的と思われる登場人物が今後どのように活躍するのか本当に楽しみにしています!! しかもわたしの好きな戦国自体の武将たちのルーツ(先祖)の活躍もたっぷり見れそうなので、それも本当に楽しみにしています!巻末についている文字の解説もこれまたすごくいいですね。むしろ本編よりも楽しんでいるかもしれません。 ただ一点、ジャンプに連載なのでこれは仕方ないことなのかもしれないですが、ちょっと作品全体のノリについていけない部分があったので(間違いなくわたしがおっさんなのが原因だと思いますが)★は5にしませんでした。
中村先生のご芳名は知っていたのですが、BLの先生だと思っていたので、なかなか手に取る機会がなく、今回が初となりました。 まず思ったのが、話の完成度が高いです。ちょっとミステリものの感じがする不思議体験記です。BLとかって大体上下巻か1巻だと思うのですが、そのせいでしょうか、この話の完成度は、ちゃんと書く前から全部の話がまとまって書いてる感じだと思います。話を書いてるってことですね。 連載ものだとどうしてもやりながらみたいなところもあるので、そこはしょうがないのですが、これは連載ではなかったんですかね?? 改めてやっぱりわたしは話が好きだということがわかったので、こういう連載っぽくない数巻完結ものを今後しばらくは攻めていこうと思いました。 中村先生、気づかせて下すってありがとうございました。 本作は、面白い話が好きな方におすすめです。
1年目のインターハイ終了時までしか読んでませんが、感想です。 大河ですね。物凄く長いです。描写がすごく丁寧なんですよね。敵チーム含めて各キャラの設定などがすごく丁寧に深掘りして描かれるので、敵チーム含めてそのキャラに対して愛着がすごく湧いてきます。なので、必然的に感情移入もしてきますし、マンガを大変面白く読めます。 そういうのが好きな方にはいいと思います。 たまに単行本の話と話の間のおまけページで重要な裏設定が明かされたりしますが、そういうのは個人的にはあまり好きではないので、渡辺先生のやり方は好きです。 わたしが好きなキャラは福富選手です。顔は最初見たとき渡竹勝利かと思いましたが、キャラは全然違いましたね。あとさり気に鳴子選手も好きです。「けど今しがた小野田くんが集団にのまれて」というセリフが好きでした。 ただ★5にできなかったのは、主人公が歌を歌うところが少し好きになれない部分があったので、割引きにしてしまいました。そこの部分が好きなファンの方と、歌を歌わせることにした編集の方には申し訳なく思います。
荒木先生の作品の中で、わたしは一番面白かったです。やっぱ個人的にはバトルがない方が荒木先生と相性良さそうです。 物語は何ていうかドホラーではないですが、ホラー要素のある不思議体験記ですね。世界観というか作品の雰囲気もなんかムードあります! というか基本的には現代が舞台のはずなのに、少しレトロなムードがあるなと思ったら、ラスト付近で『そういうことだったのですね!』となりました。さすが岸辺先生と荒木先生。 岸辺御大が登場されますが、HDに関しては、一度序盤に出しかけてやめる(じらしテク)のと、終盤に一回出すくらいなので、HDファンは期待しない方がいいです。 またこういった作品を描いてもらえると嬉しいです。ビーティーもいつか続編書いてくれると助かります。
鳥山先生は、アラレちゃんが大好きで、ドラゴンボールも初めは楽しく読んでいました。 ですが、思春期を迎え、ジャンプを読んでること自体が少しダサいみたいな時期ってあると思うんですが、そんな時期にジャンプから離れ(マガジンで破壊王ノリタカを楽しみにしてました)その後は鳥山先生とは縁のない暮らしをしておりました。 そこへ飛び込んできたSANDLANDの映画化のニュース!!!ドラゴンボールの公式サイトによると「鳥山明先生伝説の名作『SAND LAND』が2023年に映像化決定!!」とのことでしたが、わたしからすると「『SAND LAND』しっ、知らねえ・・・」という感じだったので、ならばと言うことで早速読みました!!! 良いですね!!ファンタジーというのでしょうか?全1巻なのですが、打ち切りっぽい感じはなく、元からこれくらいのサイズで構想されていたような気がします!なのでサクッと読めてナイスな読後感ですね。熱いメッセもあり、激しいバトルもあり、ほんわりするチョッと良い話あり、キャラの魅力あり。すごくよくまとまってます!さすが大ベテラン!!(欲を言うとアラレちゃんぽいギャグがもう少し多めだとさらに良かったと思います!) 公式でもDB(多分ドラゴンボールのことだと思います)イズムが感じられる作品だと紹介されていて、それも確かにな、と思ったので、ドラゴンボールは長すぎるけど、サッとDBイズムは感じたい、という方にまさにうってつけの作品かと思います!!!!映画化でヒットしすぎる前に読んでおいた方がツウっぽいですぞ! https://dragon-ball-official.com/news/01_315.html
まず設定がものすごい魅力的です!!!超面白そう!!!公式のあらすじはやる気がないのかいまいち読みたい感じがしないのですが、1巻の最初のところで設定がサラリと明かされるのですが。そこ読むとすごい面白そう感がヤバいです! 実際問題として話自体も面白いと思います! ただここからは完全に個人の意見になってしまうのですが、主人公のことがどうしても好きになれなかったです・・・ おもな理由としては、話し方が好きじゃないのと、あと主人公が凄いって設定なのですが、あまり凄い感じがしなかった点です・・・ ただ設定はものすごく面白そうなので、もうちょっとボリュームがまとまってきたら再度読んでみたいと思ってます!
小悪魔というよりかなりもっとヤバい方でした。この表紙に写ってる方が主人公なのですが、結構ヤバいです。 殺人は良くないので(特に知り合いを殺す行為)、あまり賛成できないのですが、ですがつい読み進めてしまいます。3巻まで刊行中ですが、がっつり3巻まで読了しました。好きかと言われると、殺人に反対なので、そこが微妙なのですが、おそらく4巻も買うと思います。3巻がすごいいいところで終わってたので。 みなさんも読み始めてしまったら、ついつい全部読んでしまう。そんな不思議な魅力がある作品だと思います。なのでついつい全部読んでしまうのが怖い方は試し読みもしない方がいいと思います。
ついに完結してしまいました! もっと読みたかったなぁ!
いい意味でなろう作品っぽくない。