まじめだけど、したいんです!

未来永劫ピュアにイチャイチャしていてね

まじめだけど、したいんです!
野愛
野愛
1年以上前

まじめだけど、したいんです!ってそうですよね。まじめだろうとふまじめだろうとしたいもんはしたいんですよね。 まじめで優等生で髪サラッサラで目キラッキラなカップルである佳織と周藤くんだってもちろんしたいんです。ピュアでうぶでまっすぐだからこそ、したい気持ちにも素直なんです。 遠い昔に置いてきたような、それどころかそもそもなかったような、もどかしく可愛く切実なイチャイチャに心の柔らかいところをぎゅっと掴まれてしまいました。 ああ、いいなあ。 そんな心の声が思わず漏れてしまいそうになりました。 いいなあというのはうらやましいなあ、ではなく 尊いなあ愛おしいなあ願わくばこのまま誰にも傷つけられずにすくすくとエロの階段をのぼっていってほしいなあ避妊はちゃんとしてねこのまま結婚してね みたいなクソデカ感情全部ひっくるめて、いいなあ。 です。 佳織と周藤くんはこのまま結婚してふたりエッチの優良さんと真みたいな夫婦になってほしいよ。このまま優しい世界で生きていってほしいよ。お願いします。

リリウム・テラリウム

見てこの美しさを…

リリウム・テラリウム
ANAGUMA
ANAGUMA
1年以上前

前後編構成の短編が3本ずつと中編「メイちゃんとアキちゃん」シリーズ、最後に短編が1本収録されたオムニバス百合短編集。 キーカラーが各章ごとに一色配されたシンプルかつ美麗なアートワークがまず最高!引き込まれるようなスマートで繊細な表現が絵にも物語にも敷き詰められています。 そしてとにかく読みやすいです。各話のページ数も短くスッキリしている分、研ぎ澄まされた感情が無駄なくお届けされてくるのがありがたいですね。 話数の切れ目で視点人物の切替やキャラクターの関係性が変化したのがすごく分かりやすくて「前はああだったのに今はこう!!おあー!!」と鳴き声を上げやすい仕様になってます。 中編の「メイちゃんとアキちゃん」シリーズがやはり読み応えがありますが私のお気に入りは写真部の女の子・渚とギャル・鈴子の交流を描いた「ラブレター」。自分の写真は人に見せるようなものじゃないと自信なさげな渚を陽気な鈴子が励まします。 ここまではいい。ここまでは。 問題は渚の写真にはいつも鈴子が写っているんですよね〜!!しかも全部サイコーにカワイイ姿で!!あとは察してくれ〜〜〜!!!(放り投げ)

てけてけマイハート

こういう漫画をずっと読んでいたい

てけてけマイハート
nyae
nyae
1年以上前

なんだろう、この一生読み続けていられそうな良さ。ここだけのふたり!にも近いものがある。 外を歩けばすぐ補導される見た目が中学生(実際は立派な大人)ののぞみと、地味で大人しくて優しくて糸目の吉田くん。アンバランスなように見えるけど、この組み合わせじゃないと駄目なんだよな〜って感じの夫婦。これといった山も波もなく、気がついたら付き合ってて、気がついたら結婚してるみたいなのがいちばん理想的。

真!!男塾

男塾創立秘話マンガ

真!!男塾
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

憧れの職業である男塾の教師の鬼ヒゲ/飛行帽との出会いから始まり、名物直進行軍とかあってすごい期待したんだけど、途中からD・トランプなどの時事ネタ路線とバトル展開が続いていつのまにか終わった。今回読み返したが連載中とちょっと変わっているような気がする。宮下マンガのNo.1ヒロインでありこち亀の両津も褒めていた枢斬暗屯子が登場したのは嬉しかった 「ワシが男塾塾長、江田島平八である!」ではなく「俺が男塾塾長 江田島平八である!!」となっているのは若いからかな

北の土竜

情熱の芸術バトル漫画

北の土竜
hysysk
hysysk
1年以上前

後に描かれる『蒼き炎』と近い形で、主人公が色んな芸術家と出会い絵で勝負する。 いい絵を描くために必要なものが人間的な成長(労働の絵を描くために農作業する)ということや、芸術に全てを賭ける登場人物は昨今フィクションの世界でもあまり見られないので逆に新鮮。インテリに支配されハイコンテクストになってしまった現代美術に対して、こういったポリコレ無視の破天荒さ、愚直さが突きつけるものもある。 そんな感じなので現代的な感覚だとところどころに都合のいい女が出てきたり、こんなうまい話あるか!とつっこみたくなる場面があったりするけど、一気に読んでしまった。

星が原あおまんじゅうの森

深い森の物語

星が原あおまんじゅうの森
ナベテツ
ナベテツ
1年以上前

ファンタジーという言葉の示す範囲は非常に広いのですが、このタイトルは日本におけるファンタジーの一つの最高到達点と言っても良いと思っています。 人ならざるものと恋に落ちる。そう書いてしまうと月並みな物語ととらえられてしまうかもしれませんが、この作品では岩岡先生の巧さを感じることが多く、読み終えて良かったなあという感想を抱きます。 季節の移ろいを感じる物語なのですが、読み終えるときっと暖かな気持ちになる、そんな作品でした。

どぶろくちゃん

これどこで連載してたんだろう

どぶろくちゃん
名無し
1年以上前

日本文芸社から出てるみたいだけど… それはいいとして、いま「どぶろく」ってワードを見ると勝手に「どぶろっく」になってしまうから困る。そのくらいどぶろくという酒は(私の中では)マイナーで、それを擬人化して漫画の主人公にするという発想は尖っている。キャラはみな個性的にみえるけど、酒の種類が違うだけでそこまで大きな違いもなく、みんなお節介でマイペースな性格。朝ドラのマッサンの放送時期と連載が被ってる話は面白かった。

さいとう・たかを賞レポートブック

マンガ賞選考の裏側

さいとう・たかを賞レポートブック
ひさぴよ
ひさぴよ
1年以上前

<さいとう・たかを賞>最終選考の過程を書き起こしたレポートブックで、たまたま検索で見つけて読んだところ、非常に勉強になる本でした。 さいとう・たかを賞をご存じない方は、公式の動画を観てみてください。 https://www.youtube.com/watch?v=5Tqi5eQB5EU&feature=emb_logo 主な選者は、やまさき十三、池上遼一、佐藤優、長崎尚志など。受賞作を決めるにあたっては、候補作品がリストアップされた状態から始まり、座談会形式で、各作品の品評がはじまります。 重視されるのは分業システムによる作品創り、また、社会的なリアリズムや歴史モノにチャレンジしている作品ほど評価が高いようです。 各人の意見はいずれもマンガ史の重みを感じさせるものばかりで、読み応えがありましたが、最終ジャッジは、さいとう・たかを先生が退席して残りの選者だけで決定されます。 こういった選考過程をきちんと公開することは、貴重な記録であると同時に、とてもフェアな態度であると思います。 電子書籍で無料で公開されており、誰でも読めますので興味のある方はぜひ。

知る辺の道

少女は佇む、生命のあわいに。

知る辺の道
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

紺野キタ先生の描く少女が好きだ。 一重で切れ長の目の彼女達は、繊細な感性の持ち主。その目で見つめるのは、難しい人の心や、少し人と違うモノ。 特にこの『知る辺の道』では、常人には見えない領域を見つめ、触れていく少女たちが、繊細に切なく描かれる。 命の生まれ・去りゆく場所を巡る、少女達の物語は残酷なのに優しくて、落ち着きたい時ふと、手に取っている。 ●『知る辺の道』『オランジュリー幻想』『Summer School』…死者の魂を体に「落とす」事が出来る少女は、父の命と引き換えに魂の管理人の仕事を手伝う。 ●『天女』…少女は祖父から天女を引き継ぐ!? ●『きつねの火』…母の元にはよく狐が来る。狐に親しみを感じるが、彼らと人の間で心は揺れる。 ●『匣〜はこ〜』…過酷な現実から、分身と共に匣に篭る。 ●『天使のはしご』…病弱な姉は傍若無人。「お前はわたしのスペア」と呪いをかける一方で、「雲間の光芒は自分の迎えだ」と言う。傷つけられ憎んでも尚、その儚い命に縋り付く。

横山光輝短編コレクション

ぶっそうな奴らがお気に入り

横山光輝短編コレクション
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

横山光輝短編コレクションの名前の通り黄金墓場/大暗黒/ぶっそうな奴ら/偏愛/闇の顔/偽りの偶像が収録されている。多少強引な展開もあるけどどれも物語が二転三転して読み応えがあり面白い。個人的に「ぶっそうな奴ら」がもっともよかったです。プロフェッショナルが5億円を運ぶ現金輸送車の強奪計画を行うために、仲間を集め計画を練り実行をするのだが、ちょっとづつ計画とのズレが発生してどうなるかと思っていたら、予想外にいい結末になった。昔から横山光輝のこのタイプのラストってすごい好きなんだよな

ラズウェル細木のグルメ玉手箱

現代のグルメブロガー的価値観の御大

ラズウェル細木のグルメ玉手箱
野愛
野愛
1年以上前

酒のほそ道よりもごく軽くさらりと読める短編集。 というか、酒のほそ道の合間に挟まるラズウェル先生のコラムとかページの下の方にたまに描いてある簡単レシピとかそういうものに近い感覚です。 盛り上がりはないけれどラズウェル先生の人となりとやりたいことは伝わる気がします。 自分で駅弁の再現をしたり幕の内弁当作るのはめちゃくちゃ楽しそう! 牛丼チェーンの食べ比べをしたり、崎陽軒のシウマイ弁当の食べ順のこだわりの話だったり、めちゃくちゃ現代のグルメブロガー的な価値観の漫画でした。 それをラズウェル先生という大御所が楽しんでやっちゃうのがいいよね。 だって現代のグルメブロガーの尊先だし御大じゃないですか、ラズウェル先生。 年末年始暇だしおせちのかわりに幕の内弁当作ろうかなあ

真冬のアイス

真面目女子×冷血モテ男子のクリスマスシーズンの恋

真冬のアイス
天沢聖司
天沢聖司
1年以上前

むちゃくちゃ良かった!真面目で敬語で話す女の子・山岸さんは、隣の席のイケメン・白石くんがバッサリ告白を断るシーンを見てあまりの酷さに最低だと罵る。 しかし白石くんがバッサリ振るのには理由があり、それを知ってから2人は少しずつ一緒に過ごす時間が増えていって…。 倉地よね先生の絵はすごく素敵で、真面目っぽく見えて恋に積極的な山岸さんのキャラもすごく魅力的でした。

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