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登山家・冒険家の植村直己についての自伝漫画。大学で山岳部に入部するところから始まり、マッキンリー山で消息を絶つところまでが全4話で描かれています。
大学時代、始めのうち自らのことを何の取り柄もない風采が上がらない男だと思っていた植村が、自分の実力に気がついてからは「自分は誰よりも山が好きで、山のことでは誰にも負けたくない」と思うようになるところが熱かった。
自らを死のそば置き続ける登山家の尋常ならざる精神を垣間見ることのできるいい作品でした。
ちなみにこの単行本には一緒に「ラストシュート」と「ナイスゲーム」というサッカーとバスケをテーマにした、いかにも少年漫画っぽい読み切りも収録されています。
1960年──春。“世界のナオミ・ウエムラ”が、冒険への第一歩を踏み込んだ。そして、山の世界に導いてくれた友人・小林との出会いの時でもあった。同期で明大山岳部に入部した植村と小林。小林の存在に導かれるように、植村は山へのめり込んでゆく。「極限の世界に俺は“自分の王国”を見つけるのだ」。この物語は植村直己の明大山岳部入部からゴジュンバ・カン初登頂までの記録であるとともに、ふたりの友情の物語でもある。
1960年──春。“世界のナオミ・ウエムラ”が、冒険への第一歩を踏み込んだ。そして、山の世界に導いてくれた友人・小林との出会いの時でもあった。同期で明大山岳部に入部した植村と小林。小林の存在に導かれるように、植村は山へのめり込んでゆく。「極限の世界に俺は“自分の王国”を見つけるのだ」。この物語は植村直己の明大山岳部入部からゴジュンバ・カン初登頂までの記録であるとともに、ふたりの友情の物語でもある。