瑠璃宮夢幻古物店

妖しい力を持つ古物を手にした人間は…

瑠璃宮夢幻古物店
名無し
1年以上前

あまり普段読まないジャンルの漫画だったけど、アンリミで3巻まで無料で読めたので手を出してみた。購入した人間の境遇や感情によって様々な力が及ぼされる古物を売っている店が舞台。世にも奇妙な物語的なホラーやサスペンスっぽさもある、なかなか読みごたえのある話が多い。基本は1話完結だけど、キャラクターによっては再登場したり、その身近な人間が主役になったりするので、古物がもつ力以外のところでも物語として入り込める要素がたくさんあります。 なにより、古物店の店主・真央の正体がいちばん謎。見た目は若くてきれいな女性だけど、年齢不詳。経歴や生まれ、家族がいるのかも3巻の時点では何も明かされない。古物よりも妖しい存在です。

私立極道高校2011

懐かしすぎる感じ

私立極道高校2011
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

私立極道高校に登場した学帽政の息子が主人公で日の丸頑平の息子が出てきたり私立極道高校の総長が食事に牛一頭食うネタとか懐かしい話ばかりで始まった。最初の方のノリは私立極道高校に近く途中から魁!!男塾の「王大人」がでて歳をとった男塾のメンツが登場して次回作である「極!!男塾」へ続く感じで終わった。長岡鉄雄っぽいのも登場していたが特に紹介されなかったし俺の好きだった加藤梅造っぽいのは登場もしていなかった...

バキ外伝 拳刃

愚地独歩が主人公のスピンオフ

バキ外伝 拳刃
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

刃牙シリーズの名キャラクター「愚地独歩」が主人公のスピンオフで、微妙に古い時代で話が進む。刃牙シリーズの『範馬刃牙』にも登場した 地上最強の生物である範馬勇次郎の父親である範馬勇一郎などが登場している。虎を倒した時のエピソードとかが掲載されて面白い。一巻あるから続きが出るのかと思ったら5年ぐらい経っても続きが出ていない...

デビュー

漫画家の卵がデビューするまでッ!!

デビュー
名無し
1年以上前

スピリッツ40周年にふさわしい読切ではないでしょうか。 漫画が雑誌に掲載されるのに、意外とかんたんにいったものも無きにしもあらずでしょうが、この40年間スピリッツに載るために、この読切の主人公のように読者を"いい意味で殺す"という「殺意」をもって命がけで受賞、そして掲載へこぎつけた人が大勢いるんだろうと、ここに描かれていることは大げさでもなんでもないんだろうと思います。拍手。 しかし編集者は何度漫画家に脳内で殺されたんだろうな。大変な仕事ですよほんと。

ジェリービーンズ

CUTiE読んでたよ

ジェリービーンズ
nyae
nyae
1年以上前

ご近所と同じくらいファッションへの憧れや情熱、キラキラわくわくがもらえる名作。ちっちゃくて可愛いんだけどいまいちイモっぽさが抜けないマメちゃんが、どんどん垢抜けてくのを夢中になって追いかけてた。真似したいなーとか思うこともあったけどマメちゃんみたいな可愛さはなかったので無理でした。笑 今はもうないけど、あの頃のCUTiEもそういう憧れが詰まっていた最高の雑誌だったな…

火消しの鳶

江戸の魅力が濃縮された60ページ

火消しの鳶
なかやま
なかやま
1年以上前

350年前の江戸に住む人々を繊細に描きつつ、魅せるアクション部分は迫力のある見開きとセリフ回しで、非常に読み応えのある一作 江戸時代の「火消し」をテーマに取り扱った本作品 当時の江戸は紙と木で出来た世界的な人口過密都市 そのため、火事は人々の命取りです。そんな人々を火事から守るのが町火消でした、彼らは町人で構成された消防隊で、普段は大工などの本職をこなしつつ火事の際には現場へ急行します。 ※タイトルの「鳶」は「鳶職(とびしょく)」の事を表していると思います そんな町火消は江戸の人々のヒーローだった! ■この作品の魅力 『その1:画力とスピード感』 表紙にもなっているシーンが当時の消火方法 「建物を壊して火を止める」まさにそのシーンとなっています。 建物を壊すまでの流れがスピーディー&ダイナミック&カッコイイが揃っています。 流れるように壊していくのですが、そのスピードに自分も巻き込まれるような引き込み力があります 『その2:書き込みと読み応え』 もしお手元にこの作品があるのであれば、最初は勢いに任せて読み そのあと、ひとコマひとコマ絵画を見るように見てください おそらくこの作品にはモブと言われる登場人物は存在しません、描かれている江戸の人々全員に生活が見えてきます。 この部分は元々作者さんの二年間の火消しの研究成果としてアウトプットが本作品の出自ということがあると思います。 『その3:鳶の目線で描かれる江戸』 主人公たち火消しは「鳶職」をしているため、作中に高い目線での江戸の町並みがこれまた繊細に描かれます。 自分はあまり、江戸という町をこの目線で多く描く作品を見たことがなく新鮮でした。 ■こんな人にオススメ シンプルなヒーロー物作品としても読んでもいいですが、味わえば味わうほど味が出る作品で、1話読み切りでありながら色々な想像を膨らますことが出来る作品です。 普段同人誌読まな無いけど、読み切り作品が好きな人に是非読んでもらいたい一作です。 この作品は2020年2月のコミティア131にて発行された同人誌です ※同人誌にも関わらず登録してくださったマンバさんに感謝、ありがとうございます https://twitter.com/sakakky1090/status/1227121287186636800

イトイ圭作品集 ナインストーリーズ

これまでと、これからの、イトイ圭を感じる短編集。

イトイ圭作品集 ナインストーリーズ
名無し子
1年以上前

タイトル通り9つの短編が収録されていますが描かれた時期にはバラつきがあります。どうやら合間に「花と頰」の連載をされていたようです。これまでの作品は言葉にできない心のザラつきを形にしてくれてるといった感じでしたが、「花と頰」より後はそういうものもすくい取ってくれるような読み手に希望を与えてくれる作品になっていました。未来があるのは過去があってこそなので、これから大作家になるだろうイトイ圭の変化を読んで損はないと思います。

始祖鳥ちゃん

進化ってワクワクする

始祖鳥ちゃん
nyae
nyae
1年以上前

図鑑より(言いすぎ?)楽しいかも。自分は恐竜というかジュラ紀に詳しくないので、詳しくなってからまた読みたいと思った。ちゃんと参考にした恐竜の名前も明記されてるから、検索して(もしくは図鑑を見て)、実際のと比べてみたりして、知識がどんどん広がってく感じがなんだか嬉しい。ちょっと子どもに戻った気分。

戦国の天気予報士

戦国に天気予報士とな!

戦国の天気予報士
名無し
1年以上前

今は普通と言うか逆に外れるわけないほど正確な天気予報 戦国まで遡ると誰も100%把握できるほど周知されていないので戦術に活かせるのですね 地味そうで演出によってはマジックのように人を驚かせる漫画になるのでは!と思いましたが読み切りか〜! もっと規模が大きくなって大戦での天気予報&戦術を見てみたいなと思わせる読み切りでした!

うるわしの宵の月

「王子」♀×男性の「王子」♂

うるわしの宵の月
名無し
1年以上前

やまもり三香の新作〜! …好きです! もう顔がいい。 それに尽きる! 主人公の女の子「王子」も美女でいいんですけど、男の子のイケメン「王子」感は半端ないですね。 最近のイケメン男子高校生像を的確に射抜いている描写、絵のうまさ。 内容的には「王子」だけどちょっと男っぽい自分にコンプレックスな女子と、「王子」だけど喋るとヤカラっぽい男子のギャップ萌えだと思います。 何気に距離が近いスタートなので続巻が楽しみ。

純喫茶ねこ

猫と純喫茶の組み合わせは勝ちですね

純喫茶ねこ
名無し
1年以上前

なんか見たことある絵柄…と思ったらD・N・ANGELの人の漫画なんですね。 関西→函館!猫!純喫茶! 純喫茶漫画を読み漁っている自分からしたらあまり純喫茶みが少ない気がしたのですがでもまあ癒されるのでヨシ。 猫が人間の姿に見える主人公がひょんなことから猫いっぱいいる喫茶店で働く話。 う〜ん癒し。 ファンタジー要素もあって猫可愛いです。

太陽が見ている(かもしれないから)

究極の三角関係

太陽が見ている(かもしれないから)
名無し
1年以上前

家庭事情に難ありな3人が友情から恋愛に発展するまで。 と言う設定はあるあるですがいくえみ節にかかればこんな感じに料理されるんですね〜 好きだけど壊したくない関係。 大切だけど恋愛の好きとは違う。 感情の機微をここまで書き表せるのか、と感心してしまいます。 少しだけ二人の距離感が変わったとか、逆にうまくいかなくて表面上は取り繕っていても本心では離れてしまった、とか。 いくえみさんはそう言うのほんとうまいですね…。

本気のしるし

意欲作であり問題作

本気のしるし
ナベテツ
ナベテツ
1年以上前

以前読んだ本谷有希子さんの「イママン」で、星里もちる先生が賛否両論の激しい作品だったと答えていて、そうだろうなあと納得したものでした。 正直、もちる先生のファンが望むハッピーさよりもビターな感情を与えることが多く、連載当時に読んでいて自分もほろ苦い気持ちになることが多かった記憶があります。 数年前、自分が腑抜けてるなあと思い、いっちょ喝を入れようかと思い久々に読み返しました。記憶にあるよりは、登場人物達に対して受け入れられる気持ちになっている自分がいて、それは20歳くらいの頃の自分よりも成熟した証なのか、それとも中年になってくたびれたせいなのか、判断がつきませんでした。 この作品を読んで何を感じるか、それは読み手の年齢や人生経験に左右されるかもしれません。嫌悪感を覚える人のことも、理解出来る作品ではあります。ただ、ラブコメの名手が紡ぐ必要があったと記憶されるべき作品であることは、記しておきたいと思っています。

Y氏の隣人

どっちに転ぶかは自分次第

Y氏の隣人
野愛
野愛
1年以上前

ちょっと怖くなるような、ちゃんと生きようと考えさせられるような、教訓に満ちた作品。 うまくいかない人生を送る主人公が怪しい道具で一発逆転というところまではどのお話も割と一緒です。 ハッピーエンドになるかバッドエンドになるかがちょっと違っていて、自分の意志で勇気ある行動をした人だけが幸せになっているパターンが多い。 きっかけを掴んで前に進めるものだけが幸せになるのね…。 他の方も言っているように、世にもっぽいおもしろさがある作品集でした。

制服ぬすまれた

この突拍子のなさを楽しむ

制服ぬすまれた
影絵が趣味
影絵が趣味
1年以上前

個人的な衿沢世衣子との出会いは『コミックH』にて、原作:よしもとよしとも、作画:衿沢世衣子で発表された『ファミリー・アフェア』という漫画でした。話が好きなのはもちろんですが、コマのほとんどがアクションで構成されているような短編マンガとしては類い稀な躍動感にびっくりして、いまでも大好きなマンガのひとつにこの『ファミリー・アフェア』を挙げることがよくあります。 さて、このアクション的なコマ作りはよしもとよしともの資質でもあったわけですけど、当時のよしもとは衿沢世衣子にもこの資質を見出していたと思います。事実、のちに『ファミリー・アフェア』が収録されることになる単行本デビュー作の『おかえりピアニカ』は年頃の少年少女が描かれる青春群像のような体をなしているんですが、コマ作りはアクションそのものです。アックスでの連載になった『向こう町ガール八景』を経て、『シンプル ノット ローファー』ではアクションとともに絵柄も洗練されてきて、つぎの古地図というテーマを掲げた『ちづかマップ』でプチ・ブレイクを果たします。このテーマの新規性がウケたということがあると思うんですが、『ちづかマップ』においても屋台骨としてマンガを支えているのは、やっぱりアクション的なコマ作りだと思います。もっともこの時期には、アクション的なコマ作りというより、それを血肉にした衿沢世衣子ならではマンガ的呼吸のようなものに変質しているような気がしますけども。 衿沢世衣子のばあい、マンガを作るとき、これこれの話があって、頁がこれだけあるから、こんなふうにコマを割っていこう、みたいな作り方をおそらくしていないのではないかと思うわけです。というよりは、まずは活発なガールズに動いてもらう。それによって何らかのマンガ的事件が生じて、それに対してさらに活発なガールズが動きまわり、二転三転あって、当初からぼんやり思い描いていたこんなコマを描きたいという山場にのぼって、おりゃっと力業でフィニッシュする。有り体に言えば「ドタバタ」ということになるんでしょうけど、もっと力が入っているところは入っているし、抜けているところは抜けているし、「ドタバタ」よりも自然体でプリミティブな何か、強いて言うなら「ドタバタかわいい」とでもいうような何かが衿沢世衣子にはあるような気がします。 『うちのクラスの女子がヤバい』はタイトルからしてとても良く、衿沢世衣子の「ドタバタかわいい」さが全面に出ていると思います。そして、『制服ぬすまれた』これもまずタイトルがとても良い。このタイトルにこの表紙に、我が意を得たりって感じではないですかね。1ページ目をひらいてみれば、いきなり、まさにいきなりですよ、アイドルの衣装のようなフリフリの服を着ているガールがベンチにぽつんと座っている。もはや、ガールズに敢えて動いてもらわなくても、そこにガールズをぽつんと座らせておくだけで、コマがざわざわと躍動してしまう。この突拍子のなさ、これだけでこのマンガの楽しさは保障されたも同然だと思います。『制服ぬすまれた』という幾分かセンセーショナルなタイトルをアイドルのようなフリフリな衣装で軽~く飛び越えてしまう。で、行きずりの女性とフリフリの衣装で制服捜索に入るわけですけど、フリフリの衣装で校内を歩かせるだけでもうコマが躍動してしまうんですね。 あと、とっても好きなセリフがありました! 「私も 今日は自主練するつもりはなかったんです  でも なんか昨日の夜 燃えるボクサーの映画観ちゃって いてもたってもいられなくなって……」

領民0人スタートの辺境領主様 ~青のディアスと蒼角の乙女~

領民0、でも領主最強!

領民0人スタートの辺境領主様 ~青のディアスと蒼角の乙女~
名無し
1年以上前

領民0スタートってタイトル買いです。 領主になった!と言うと普通喜ばしいことですがこの場合は領民ゼロ。 生活する為の食料作物もナシ。 からのスタート でも不思議なツノのある少女、民族たちだけがいる。 一巻だけ読みましたがすごいほのぼのしていて好みでした! 最強領主もいい! 異世界で最強主人公と言うと頭がいいとか能力を持っている、ですが この漫画の場合はほぼ腕力! 脳筋で獣もモンスターも伸してしまいます。 それがスカッとして気持ちがいいですw 異世界ものが好きな人もそうでない人も勧めたい一冊。

ことり文書

快活お転婆お嬢様・ことりの日常

ことり文書
名無し
1年以上前

母を早くに亡くし、家族は留学中の兄と、仕事に忙しく留守が多い父。使用人はたくさんいるけれど、大豪邸にひとりぼっちのことり。だけど性格は明るく制服のまま野球をしてしまう遊びたい盛りのお転婆なお嬢様。そんな姿を執事・白石が眉間にシワを寄せながらもいつでも見守っています。まだまだ何をするにも半人前のコドモなことりが、すこしでも成長した姿が垣間見えると、こちらも嬉しくなる。お嬢様なのに少しも偉ぶらないで、メイドさんとも仲良くなれちゃう魅力的な主人公ですね。

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