ゆびさきと恋々

ちょっと韓流っぽい!

ゆびさきと恋々
干し芋
干し芋
1年以上前

漫画家さんの細かい心遣いが感じられる。 『文字が薄くて読みづらいな』とか『横向きになっている文字はなんだろう?』って思って読み勧めていましたが、これは、雪の心の声だったり、話している相手の言葉が読み取れなかったりする時に使っているって知って、本当に感動しました。 手話についても専門な方の意見を聞きつつで、最終的に仕上げていく過程も素晴らしい。 雪は、繊細で人見知りだったけど、逸臣との付き合いの中で新しく知っていく感情や、経験が今後どのように発展していくのか?一緒にドキドキしながら楽しみたい♬

闇狩り師 キマイラ天龍変

「闇狩り師×キマイラ」コラボコミカライズ

闇狩り師 キマイラ天龍変
ANAGUMA
ANAGUMA
1年以上前

伊藤勢作品を追いかけているなかで読みました。このマンガ版は『闇狩り師』シリーズ本編の10年前、若かりし頃の九十九乱蔵の活躍を描きます。 異国の地で強大な力を持った怪物を追い、その身一つで大立ち回り!ド派手なアクションと緻密な舞台描写はまるで豪華なハリウッド映画を見ているかのようなワクワク感があります。 自分は原作シリーズいずれも未読の状態でしたがとっても楽しめました。キャラクターのその後も気になって原作もポチッてしまったので、シリーズ入門にもピッタリなんじゃないでしょうか。パワフルな退魔ものです!

制服ぬすまれた

あの「うちのクラスの女子がヤバい」作者の短編集

制服ぬすまれた
さいろく
さいろく
1年以上前

「制服ぬすまれた」は1話目のタイトルでした。 「うちのクラスの女子がヤバい」で一躍衿沢世衣子(えりさわせいこ)先生の短編集。 ファンタジーだけどファンシーでミステリーっぽさもあって、展開も急なものが多いものの心がちょっと温まったりする不思議な空気感が素敵。 ありがちな形できれいに収めようとしてない(と思う)のもまた良い。

戦国ごはんの丸根さん

お弁当は兵糧丸!? お家で戦国時代料理を楽しもう! #1巻応援

戦国ごはんの丸根さん
ぺそ
ぺそ
1年以上前

辛い前職を辞めて時間に余裕の出来た戦国時代好きOL丸根さんが、お家で戦国ご飯を作ったり仲間と武者行列に参加したり、充実した戦国ライフを楽しむお話です。 https://twitter.com/nosukenoiz/status/1346059589020598273?s=20 兵糧丸って子供の頃憧れましたよねー!それがまさかお家で作れるとは。 丸根さんが作る料理はどれも簡単に手に入る食材ばかりで、自分でも作れそうでワクワクしました。 特にいり酒…!日本酒に梅干しと鰹節を入れて煮るとか…そんなの絶対美味しい…! これ1冊で ・焼き味噌 ・兵糧丸 ・香の物 ・鯨汁 ・ニラ雑炊 ・こねつけ ・ほうとう ・金平糖 8つの戦国料理が楽しめるので、お家で変わったメニューが食べたいときは参考にしようと思います! また丸根さんが戦国にハマった理由が戦国鍋TVだと仄めかされていて思わず笑ってしまいました。確かにあの番組は面白かった…! 武者行列って日本各地で行われているのを知ってはいましたが、こんな感じで参加するのかと参考になりました。 丸根さんが料理やイベントを心から楽しんでる姿や、戦国仲間たちと盛り上がってる様子にほっこりしました。 トクサツガガガもそうですが、何かに夢中になっている人たちを描く作品って、それを読んでいるこっちまで楽しい気持ちになるので好きです。 単行本の発売を機にこの作品を知ったのですが、1巻で終わってしまったのが本当に残念です…。 元・武将隊だったという北大路の過去、めちゃくちゃいい感じに近づいた北大路と丸根さんの関係などなど、気になるところがたくさんあるので何らかの形で続きが読めたら嬉しいです!

もろこしの夜

家族の団らんのために密かに頑張るお父さんの話

もろこしの夜
ぺそ
ぺそ
1年以上前

お父さんが家族に冷たくされる切ない話なのかな…とドキドキしながら読んでいたのですが、ほっこりする素敵な読切でした! 家族の会話が少ないことに悩むお父さんは、話題を降るも子どもたちはすげなく席を立ってしまう。 しかしトウモロコシが出た夜は、子どもたちも食卓をすぐに離れず食べながら他愛もないことを話してくれたことから、トウモロコシを頻繁に買って帰るように。 そのうち旬が過ぎてしまい頭を抱えるけれど、栗やカニ、みかんといった別の食材にシフトして家族の団らんは守られたのでした。 旬が終わってしまい、あちこち探し回った挙げ句に真空パックのトウモロコシを手にしたお父さんの「過ぎゆく季節にしがみついてどうする」というセリフが好きです。 「彼氏いたのか。今度連れてこいよ」っていうセリフからも、このお父さんの人柄が伝わってきますね。絶対いい人だ…!

2gether

ウワサ超人気『タイBLドラマ』の奥嶋ひろまさ先生によるコミカライズがスタート!

2gether
天沢聖司
天沢聖司
1年以上前

「タイBL、特に2getherってのがすごいらしい」というのは、各所で頻繁に耳にしてはいました。というか何なら奥嶋ひろまさ先生がTwitterでハマってイラストをアップされてるのを見ていたので、それがまさか公式にコミカライズを担当されるようになるとはと感慨深いです…! 自分は原作ドラマを見ておらず前情報ゼロで読み始めたのですが、1話は「キャンパスライフ楽しそ〜!」、「グリーンめっちゃミッチーじゃん!」という感想でした。ここからどうイケメン・サラワットくんと仲が深まっていくのか楽しみです。 https://twitter.com/HiromasaOkujima/status/1316962740150407168?s=20 【連載ページ】 https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/612739/

女優

悪女だった

女優
名無し
1年以上前

子供の頃からの夢を叶えて国民的女優になるまでのサクセスストーリーというと聞こえがいいですが、主人公はかなりの策士なので悪女といった方がいいかもしれません…。20歳の時に共演者との嘘の熱愛疑惑を流されてしまい清純派のイメージを死守する手段として結婚したのには驚きましたが、これは大胆で面白い展開だと思いながら読みました。けれども2度目の結婚後に生まれた息子の薬物スキャンダルが原因で女優を一時的に引退し、更生させるまでの日々を感動のドキュメンタリーにして業界に復帰したのには流石にモヤモヤしました…。これを最後の山場にして「いい話」で終わるのはどうなんだろう。

サブスク彼女

愛されたいからこそ、愛されることを諦めた“病みかわいい”メンヘラたちの物語。

サブスク彼女
コニシ
コニシ
1年以上前

「繋がる個体」・「戯けてルネサンス」の山本中学先生の最新作。 ・あらすじ ちょっとメンヘラ気質の主人公のトモは、いつも男のエモい恋(感傷的な恋)に利用されてばかり。 自分の恋愛感情を男たちに搾取されることにうんざりしたトモは半ば自棄っぱちで月額定額制の彼女=サブスク彼女になることを決意。 もう恋愛なんかに振り回されないと決意したトモだったが、ずっと前からトモのことが好きだった高校時代の友人であるコースケと再会して・・・? ・推しポイントなど! 不器用で繊細な人間を描くことに定評がある山本先生の次なるテーマはなんと「メンヘラ」。 「男の人がエモいと感じる恋がキライ。」というキャッチコピーから始まる本作は、今流行りのこじらせ系の男女の悩みや葛藤をありありと生々しく、それでいてコミカルに描いている。 サブスクライブという今では当たり前となったサービスを恋愛に活かすアイディア、とにかくわかりみが深いキャラたちの心理描写が素晴らしい。 そしてなんといっても山本中学先生の描く女の子たちは相変わらず愛おしく、それでいてリアルに描かれているのがたまらない。 マンバさん主催のイベント「2020年オンラインマンガプレゼン大会」にて本作を紹介しているので、もっと具体的な内容が知りたい方はぜひそちらの動画をご覧になっていただけると幸いです。 https://www.youtube.com/watch?v=ZYK7RSvhwAQ&t=2763s&ab_channel=%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%90

浜翔 HAMASHO!

描写力がすごい

浜翔 HAMASHO!
ひさぴよ
ひさぴよ
1年以上前

1985年頃の静岡を舞台にした少年時代のノスタルジックなエピソードの数々。学校や帰り道での悪ふざけの流行だったり、当時の遊びが沢山出てくる。学校の先生も平気で生徒をブン殴る。70年代後半〜80年代前半生まれなら共感することの多い世代になると思う。 何気ない日常の話が多いが描写力がズバ抜けていて、泣かせる話もあったが転校してしまった女子と、別のチクリ女子の容姿が似過ぎで少し混乱してしまった。ちなみに、浜田省吾は出てこなかった。 1巻まで読了。

少年アシベ

ゴマちゃんもかわいいけどヒトシくんかわいい

少年アシベ
野愛
野愛
1年以上前

いつ読んでも変わらない面白さがあるんだよなあ、なんて言いたいところだけど、大人になって読んでみると新たな発見があってまた違った面白さがあるんだよなあ。 ゴマちゃんかわいいほのぼの漫画だと思ってたけどなかなか攻めてたり尖ってたりすることに気づく。 子どもの頃に少年アシベを読み、大人になって記憶がおぼろげなまま青少年アシベを読み、えーこんな感じだったっけ!?という状態で少年アシベを読んでいるのですがこれがまた味わい深い。 アシベとスガオくんとまおちゃん、なるほどたしかにわかるかもしれないユミコちゃん…と思ってしまったので思春期の頃に少年アシベを読み返さなくてよかったかもしれないなあ、と甘酸っぱい気持ちになった。 大人になった今、いちばん可愛いのはヒトシくんだと思っている。

がんばれ未来のお父さん

『がんばれ未来のお父さん』松浦準 ヤングジャンプGOLD 2017年 vol.1

がんばれ未来のお父さん
名無し
1年以上前

事故で死んでしまった男が、あの世にある次に生まれる場所を決めるお役所「転生省」でまともな生まれ変わり先を手に入れるために、現世のどこかで生きている青年にあの世から指示を送って幸せに導く「お父さんゲーム」をする話。成功するとその青年の子供として生まれ変われる。 この指示の送り方がまんまシミュレーションゲームで、選ばれた青年ものび太とスネ夫を混ぜてギャルゲーを与えながら育てたみたいな男で情けないやらズレてるやらで、なかなか操り甲斐のあるダメさ加減で面白い。

ジジゴク

老年下っ端ヤクザの生活

ジジゴク
hysysk
hysysk
1年以上前

ありそうでない(自分が知らないだけかも)年を取ったヤクザの日常を描いた作品。無年金だからシノギが必要なのだが、それらが絶妙にありそうな内容でギャグながらちょっと怖い。経理もしないといけないよね。。単にニッチを狙ってるのではなく、描きたいものがあるゆえの細かさな気がするし、他の作品も読みたい。ドラマ化とかされても良さそうな面白さ。 絵は独特で好きな感じだけど、キャラと背景がもっとはっきり分かれてると読みやすいのと、手描き文字がしっかり目に入ってくるともっとカタルシスがあったように思う。

ワケあり男女のシークレットデイズ

話が進むたび"ワケあり"が増えていく社会人ラブコメ #1巻応援

ワケあり男女のシークレットデイズ
sogor25
sogor25
1年以上前

主人公の瀬島あかりは2.5次元俳優のオタクですが、そのことを会社では隠しながら働いていました。 しかも「彼氏と電話する」という口実で昼休みにランチの誘いを断って会社を抜け出し、近くの公園で推しの俳優の配信番組を見るという始末。 そんな彼女はある日、いつもの公園で配信に夢中になるあまり、お昼ご飯をカラスに食べられてしまいます。金欠で新しくお昼を買う事もできず困っているところ、見知らぬ男性に助けられます その際に会社を抜け出して推しの配信を見ていることを彼に話してしまうのですが、その日の午後にあかりは、さっき助けてくれた男性、風間律が今日から異動により自分の同僚になると人物だったいうこを知ります。 こんな感じで秘密を共有することになったあかりと律なのですが、そのまま社会人ラブコメのような展開に入っていくのかと思いきや、さらに驚きの展開が繰り返されていき、かなりコメディ寄りの作品であることがわかってきます。 加えて、あかりがオタクであること以外にも会社の同僚に秘密にしないといけないことが出てきて、さらに作品のドタバタ感が増していきます。 もちろん2人の関係性の進展もちゃんと描かれており、楽しめるポイントのたくさんある作品です。 1巻まで読了

日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし

知られざる傭兵の日常

日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし
名無し
1年以上前

マンガや映画のなかではかっこよく描かれている傭兵たちの実態がコミカルかつリアルに語られているエッセイ。過酷な環境の中で彼らが何を糧に生きて、戦っているのか、格好つけず誇張もしない等身大の姿で描かれるのが読みやすくて興味をそそられます。 意外だったのが日本人の傭兵が結構居るんだっていうこと。高部さんの所属部隊にも日本人の同僚が何人か出てきます。みな個性的な人物で読んでいるとくすっと笑えるのですが、もちろん戦場で命を落としている方のエピソードもあるわけで…。 高部さんが引退を決意した理由が「体がついてこなくなったから」っていうアスリートの言葉みたいなのも衝撃でしたが、その判断が出来るか出来ないかが生死を分けるんだろうなとという説得力がすごかったです。 縁遠いと思っていた世界が少し身近に感じられる一方で、自分の生活のすぐ隣で命のやり取りを行っているひとたちが居ることの重みを考えさせられました。

晃くんかもしれないし晃ちゃんかもしれない

ポップに見えて実はジェンダーに深く切り込む作品 #1巻応援

晃くんかもしれないし晃ちゃんかもしれない
sogor25
sogor25
1年以上前

ひょんなことから出会った同級生・晃と仲良くなるものの、晃の性別が男性なのか女性なのかわからず、それに翻弄される一真の様子を描いた作品 一読するとラブコメっぽい作品なんですが、解像度を少し上げて読むと、その第一印象とは違った側面が見えてきます。 仲良くなるにつれて一真が晃に直接性別を聞きづらくなってくる、という展開までは想像に難くないのですが、一真が晃の性別を探る中で露わになってくるのが、一真の内面に存在した“ジェンダーロール”の意識。 つまり、男性ならこういう行動をするはず、女性ならこういう行動をするはずという潜在的な意識を元に一真が晃の性別を見極めようとしている様が描かれます。 その結果、“ジェンダーロール”に囚われない振る舞いをしている晃、そして友人たちもそれを自然に受け入れている様子と、実は“男らしさ”という固定観念に縛られて生きていた一真の様子が対比となって浮かび上がってきます。 軽妙なタッチで描かれていますが、その見た目に反してジェンダーについて深いところに切り込んでいる作品です。 もちろん一真と晃の関係性の変化を追っていくだけで楽しく読める作品ですが、晃の性別がどちらかという2択だけではない、様々な可能性が散りばめられているので、そういう要素を汲み取っていくとより楽しめる作品だと思います。 1巻まで読了

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